
【2025年トルコ最新情報】イスタンブールのおいしい店を厳選! 観光途中に、「トルコの朝食」、夜景などシーンで使える
世界3大料理の一つといわれるトルコ料理。日本人にはケバブなど肉料理が知られていますが、野菜や果物も多く食べられ、サラダや、チーズ、ソースをのせて焼いたり、ペースト状にしたりと調理のバリエーションも豊富です。庶民の味からおしゃれな店、ナイスビューが楽しめる店まで、トルコ最大の都市・イスタンブールでおすすめのお店を厳選してご紹介します。
必見の観光スポット、アヤソフィアや地下宮殿の近くにあるトルコ風ミートボール”キョフテ”の老舗「セリム・ウスタ」
イスタンブールで誰もが訪れる観光スポット、アヤソフィア。“ブルー・モスク”で知られるスルタンアフメット・ジャミィや地下宮殿も徒歩圏内にあり、世界中から多くの観光客が訪れます。アヤソフィアは保存プロジェクトの一環で、約3年にわたる修復と補強工事の真っ最中。クレーンや囲いが見られます。
トラムのスルタンアフメット駅からすぐの場所にある「セリム・ウスタ」は庶民的な街の食堂。店の前をトラムが行き来し、周辺は人通りが多く賑やかな雰囲気です。
自慢料理は牛挽き肉の細長い肉団子「キョフテ」。お皿に添えられた赤いソースをつけるとスパイシーな味わいになります。日本でおなじみのケバブと並んでトルコではメジャーな料理です。
食べやすく刻んだレタス、タマネギにトマト、その下に大量の白いんげん豆が盛られた豆のサラダ「ピヤズ」。あっさりとしたドレッシングにお好みでレモンを絞るとさらにおいしい!
スタッフも内装もカジュアルな雰囲気のお店です。
■セリム・ウスタ(Tarihi Sultanahmet Köftecisi Selim Usta)
住所:Divanyolu Cad.No.12, Sultanahmet
TEL:0212-520-0566
営業時間:10時30分~23時
定休日:なし
ブルーモスク、アヤソフィアを間近に望む、ホテルのレストラン「セブン・ヒルズ」
ホテルセブンヒルズの最上階とルーフトップにあるレストラン。アヤソフィアや、“ブルー・モスク”で知られるスルタンアフメット・ジャミィをすぐ近くに望めます。
メイン料理の「アダナケバブ」は中央にある挽き肉の長い串焼きのこと。ポテトフライやトマト、真っ赤なペッパー、パンなどが付きます。
小エビをガーリックの効いたトマトソースで煮て、チーズをのせた熱々鍋料理。シーフードメニューも充実しています。
ピクルス、ビーツ、ミニトマトなど色鮮やかな野菜をバルサミコ酢のドレッシングで味わうサラダも人気です。
ショーケースには魚の食材も。塩焼きなどのメニューもあります。
ホテルの入り口は、旧市街の観光エリア、スルタンアフメット地区の小道に面しています。
■セブン・ヒルズ(SEVEN HILLS)
住所:Tevkifhane Sk. No: 8, Kat:3
TEL:0534-522-3793
営業時間:8~23時
定休日:なし
エジプシャン・バザールの上階とは思えない、青色のタイル装飾が美しい「パンデリ」
「パンデリ」があるのは旧市街の入り口、エミノニュにあるエジプシャン・バザール。香辛料やお茶、菓子や工芸品などの店が軒を連ね観光客にも人気のスポットです。
エジプシャン・バザール入り口脇に階段があり、看板が掛かっています。
店内の壁は青いイズニック・タイルで飾られています。階下のエジプシャン・バザールの喧騒が嘘のような落ち着いた雰囲気で食事ができます。
天井のシャンデリアや家具にも注目! レトロで格調高い雰囲気です。
「ラム肉のシチュー、ナスのペースト添え」は香ばしく焼いたナスのペーストにラム肉の煮込みがのり、ペッパーが添えられた料理、「ドネルケバブ」はおなじみのラム肉のケバブ、薄切りのケバブを皿いっぱいに広げるインパクトのある盛付け。ほか、彩りも美しい「アーティチョークのオリーブオイルがけ」や、小さくカットされた野菜やクルミをスプーンでとり分ける「スプーンサラダ」などのトルコ料理が味わえます。
■パンデリ(Pandeli)
住所:Mısır Çarşısı No.1, Eminönü
TEL:0212-527-3909
営業時間:11時30分~19時
定休日:日曜
イスタンブールの東西を結ぶ海峡、ボスフォラス海峡を眺めながら「ロクマ」で朝食を
イスタンブールの新市街、タクシム広場から車で約20分、ボスフォラス海峡と第2ボスフォラス大橋を望む風光明媚な場所にある「ロクマ」。「トルコの朝食」で知られる店です。
トルコでは伝統的に朝食「カフヴァルトゥ」を大事にする習慣があり、テーブルに乗りきらないほどの料理を、時間をかけて食する文化があります。「ロクマ」の朝食メニューはアラカルトで、パンやチーズ、卵料理、郷土料理など100種類近くもあります。朝食メニューを中心に、お好きなものを召し上がれ!
「ピーマンのトマトソース」(手前)は、ソースに熟したトマトの旨みが感じられます。奥の「ビーフパイ」は朝食の定番メニュー、肉がしっとりしてパイ生地はパリパリです。
左奥から時計回りに、タマネギやトマトが入ったスクランブルエッグのような伝統的なトルコ料理「メネメン」、「ポテトフライ」、「目玉焼き」、ギリシャでもよく食べられるという「ヘリムチーズのソテー」。ヘリムチーズはシャキシャキとした食感でトマトとの相性抜群です。
左奥から時計回りに、香ばしいゴマのねじれパン「シミット」や、チーズ料理「ムフラマ」、濃厚な甘さの「ハニー&水牛のミルクを使ったカイマック」はパンにつけて食べるとおいしい! 「カイマック」は、クロテッドクリームに似た水牛や牛乳から作られる伝統的なクリームです。左手前は揚げパンのように周りはカリカリ、中はふわっとした「ピシ」。
「ムフラマ」はトウモロコシの粉をバターで炒め、水を加えて煮た中に、黒海地方のとろけるチーズを混ぜ込んだ珍しいチーズ料理。ご覧の通りのび~るチーズです。調理の仕上げをテーブルでやってくれることもあります。
飲み物は「チャイ」1杯75TLや「トルココーヒー」のほか、「フレッシュフルーツジュース」などもあります。
ボスフォラス海峡沿いの道路に面した立地で、周辺にもお店が数件あります。
■ロクマ(LOKMA)
住所:Rumeli Hisari,Yohya Kemal Cd.No:12 34470 Sarıyer
TEL:0212-265-7171
営業時間:8~24時
定休日:なし
おしゃれエリア・ニシャンタシュのワインバーで、カジュアルにトルコワインを楽しめる「フォクシー」
イスタンブール新市街、ニシャンタシュは高級ブランドショップが集まり、居住空間とカフェやレストランなどが共存するおしゃれなエリア。店の前には通り沿いにテラス席もあり、ワインと食事を楽しむのにぴったりのお店です。
トルコの白ワイン「ヤバン・スングルル」、カリっと焼いたパンにグリルした食べやすいサバと野菜、ルッコラペーストをのせた「フィッシュブレッドのルッコラペーストのせ」、濃厚なクリームチーズにイチゴがさわやかな「イチゴとチーズクリーム、ピスタチオとパースレサラダ」。
天井から日差しがふり注ぐ明るい店内。豊富なトルコワインが揃うセラーもあります。
店名にちなんでか、店内にはキツネの絵が何枚か飾られています。
■フォクシー(FOXY)
住所:Harbiye,Mim Kemal Öke Cd.No:1D,34365 Şişli
TEL:0531-484-3891
営業時間:12時~24時30分(日曜は~22時)
定休日:なし
対岸に旧市街の街並みを望む絶景ルーフトップは、レトロなホテルの「ザ・バンクホテル・ルーフバー」
新市街の入り口、カラキョイの銀行通りにあるクラシックなホテル。1870年代に建てられ、元銀行だった建物をリノベーションしたものだそう。エントランスを入って、ロビーを抜けた奥のエレベーターでR階(屋上)へ。そこから階段で1階上がります。
ドアの向こうには旧市街と金角湾を見渡す景観が待っています。
ルーフトップからは金角湾をはさんで旧市街の街並みを望めます。
おいしい料理も豊富に揃っています。ペリットチーズたっぷりの「ミートボールのタコス」は、お酒のおつまみにもぴったり。「ロメインレタスのサラダ」はレーズンと酸味のあるクリームドレッシングで。「イカのフライ」はアクセントのトウガラシと酸味が強いヨーグルトソースがさっぱりとよく合います。ブドウと、アニスというハーブからつくられる「ラク」はアルコール度数が高いトルコの地酒です。
夕暮れ時のトワイライトタイム。ちらほらと明かりがともり始め、ノスタルジックな雰囲気が漂います。
夜になるとモスクがライトアップされ、幻想的な雰囲気に。
■ザ・バンクホテル・ルーフバー(THE BANK HOTEL ROOF BAR)
住所:Arap Cami,Bankalar Cd.No:5 D:1,34421 Beyoğlu
TEL:0212-283-0055
営業時間:12時~翌2時
定休日:なし
※トルコではインフレの影響で、料金が激しく変動する場合があります。
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Text:るるぶ情報版(海外)編集部
Photo:小池彩子
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