
「道の駅八千穂高原」で南佐久の自然と高原グルメを楽しむ|長野
2025年9月に開業1周年を迎えた「道の駅八千穂高原」。自然豊かな八ヶ岳を控え、アウトドア好きや愛犬家に嬉しい施設やサービスが揃っていると評判です。どんなところ?ワンコと一緒に訪ねてみました。
八千穂高原の旅の拠点にしたい道の駅
長野県東部、北八ヶ岳の山麓に広がる高原に、県内54番目の道の駅として2024年9月27日にオープンした「道の駅 八千穂高原」。 中部横断自動車道・八千穂高原ICから約2㎞とアクセスが便利なこともあり、グリーンシーズンは高原のハイキングやキャンプ、秋は紅葉、冬はスキーが楽しめるこのエリアにうってつけの拠点です。
道の駅の敷地内には、電源を備えた車中泊エリアやアウトドアグッズが揃うモンベルストアがあり、エリアの資料が揃う「八千穂高原ビジターセンター」も高原遊びの強い味方です。
アウトドアショップや車中泊スペースなどバラエティ豊かな施設が大集合
ここでは遊びの拠点としてオススメな理由を具体的にご紹介します。
やちホイール
まずレンタルEバイクの「やちホイール」。モンベルが独自に開発した、スポーツバイクで初心者でも乗りやすい「シャイデックTR-E」と自転車先進国デンマークのメーカーMATE BIKEで街乗りの性能に定評のある「MATE CITY」の2種があり、いずれも電動アシスト付き。料金にはヘルメット、ポータブル充電器、佐久穂のサイクルマップ、オリジナルサコッシュが含まれるほか、やちカフェでドリンク10%オフまたはソフトクリーム1巻き増量の特典付き。事前予約が必要です。
■やちホイール(やちほいーる)
料金:2時間3000円(追加料金は1時間1000円)、1泊1万円
利用時間:9~17時
レンタル場所:八千穂高原ビジターセンター
利用資格:身長140㎝以上
やちステーション
道の駅では珍しい車中泊スペース「やちステーション」が設けられています。区画内ではタープOK。電源もあり区画内ならBBQも可能(焚火は禁止)。コンビニにはコインシャワーがあり、道の駅だから24時間トイレが利用できます。やちステーションの利用には、事前予約が必要です。
■やちステーション(やちすてーしょん)
料金:1台1泊2700円(延長料金は1時間300円)
利用時間:チェックイン:13~17時/チェックアウト:12時
ルール:焚火禁止、ゴミは持ち帰り、21時~翌7時は静寂を心掛ける、アイドリングストップ
無料ドッグランや犬連れOKのテラス席
車中泊が人気の理由は、ペットと一緒に旅する人が増えていることもあるかもしれません。「道の駅 八千穂高原」はペットフレンドリーなところも特徴です。
パーキングの一画には全犬種ゾーンと小型犬ゾーンに分かれたドッグランがあります。ノーリードで自由に過ごす時間は、長時間ドライブした犬たちにとってもすばらしい気分転換! 足洗いなどの設備も完備しています。
レストランやカフェの外には渓谷の風が心地よいテラス席があり、ここならペット同伴OKです。
モンベル佐久穂店
モンベルストアがあることも「道の駅 八千穂高原」の大きな魅力のひとつです。実はこのショップは東信エリア初出店。外光が注ぐ広い店内にはザックやシューズ、BBQにも役立つアウトドアギア、機能的でかわいいウエアがずらり。犬と共にアウトドアを楽しむためのアイテムも揃います。
店舗の一角には人工の岩壁・クライミングピナクルがあり、ハーネスとクライミングシューズを着用して安全に本格的なロッククライミングを体験することもできます。予約は不要で先着順。利用可能なのは小学生以上で、クライミング体験は土・日曜、祝日の10時30分~17時。ヘルメット、クライミングシューズ、ハーネスのレンタル込みで利用料金は20分間1500円。
■モンベル 佐久穂店(もんべる さくほてん)
TEL:0267-78-3147
営業時間:10~19時
定休日:無休
そばや信州サーモン、佐久穂豚など、「BISTRO8」で旬の地元産食材を味わう
「BISTRO8」の名前からは意外ですが、メニューは地元食材を活かした和食が中心。信州ひすいそば、信州サーモンや大王イワナ、佐久穂豚など、地元が誇る食材のおいしさを最大限に引き出す料理を提供しています。店内で供給される水や調理に使われる水は、信州大学が開発した信大クリスタルで水中の金属イオンなどを除去したスウィーswee(Shinshu Water for Ecology and Environmentの略)の浄水を採用しています。
ニジマスとブラウントラウトを交配した信州サーモンと、透き通るように美しく刺身でもおいしい大王イワナという、信州が誇る2大ブランド魚が一緒に食べられる贅沢な丼です。特製だししょうゆで食べればうま味もアップ!
淡い翡翠色が特徴の佐久穂町産ソバ「長野S11号」を100%使って手打ちした「信州ひすいそば」(二八そばで提供)は、香り高く喉ごしも最高。天ぷらは小海町産のハクレイダケが人気です。
道の駅八千穂高原オリジナルの「りんごロールケーキ」は口どけ軽やかなクリームと佐久穂産信州リンゴの風味と食感を味わえる人気の品。売店ではホールで販売。「みなさくマルシェBloomin」のおみやげとしても人気があります。
■BISTRO8(びすとろえいと)
営業時間:11~15時
定休日:季節により異なる
地元農家の新鮮野菜や佐久穂の地酒が揃う直売所「みなさくマルシェBloomin」
なかでもプルーンの栽培は国内では佐久地域が発祥の地。全国1位の生産量を誇る長野県内でもその4割が佐久地域産。7〜10月頃の収穫期には、さまざまな品種のプルーンが入れ代わり立ち代わり入荷します。
「BISTRO8」が手作りする「セロリのドレッシング」は、わざわざ他県から買いに来る人がいるほどの人気商品。野菜サラダにはもちろん、肉料理やパスタ、冷や奴などにも合い、使い方はアイデア次第。
地元産のエノキやシメジのうま味をギュッと凝縮したスープと味噌汁は、「道の駅 八千穂高原」でしか手に入らないヘルシーな逸品。忙しい朝でもお湯を注ぐだけで本格的な味を楽しめます。
酒どころ佐久らしく、地酒も豊富に揃います。なかでも佐久穂町の造り酒屋・黒澤酒造が看板銘柄「㋣(マルト)」を、「道の駅 八千穂高原」の開駅一周年を記念して造った限定品「純米酒生酛づくり㋣(マルト)爽秋 道の駅」は、この時期、要チェック。もちろん黒澤酒造だけでなく、佐久エリアにある酒蔵の四季折々の地酒が並びます。訪れた時季にある一期一会の出会いをお楽しみに。
白樺の群生で知られる八千穂高原らしいおみやげといえば、「白樺バーム」。ホワイトチョコでコーティングしたしっとりした生地には、特産のリンゴ果汁が入っています。道の駅八千穂高原での限定販売です。
道の駅と地元の「ミート アンド デリカやまぐち」がタッグを組んで開発したのが、佐久穂豚のオリジナルフランク。あらびき、ピリ辛、ハーブの3種類があります。
■みなさくマルシェBloomin(みなさくまるしぇぶるーみん)
営業時間:9~18時
定休日:不定休
八千穂高原ビジターセンターは併設の「やちカフェ」もおすすめ
先にご紹介した八千穂高原ビジターセンター内にある「やちカフェ」は、焙煎士が監修した本格的な「やちブレンド」はもちろん、牛乳の濃厚な風味と味わいを楽しめる「ミルクソフト」をはじめとして、季節限定で登場してくるインスタ映えするキュートなスイーツも人気です。コーヒーやスイーツを味わいながら、地域のおいしい観光情報を入手することができます。
■やちカフェ(やちかふぇ)
営業時間:9〜17時(16時LO)
定休日:無休(年数回のメンテナンス日除く)
さわやかな高原の風や大石川のせせらぎが心地よい「道の駅 八千穂高原」。立ち寄るだけでなく、滞在して楽しみたい、新しいスタイルの道の駅でした。
■道の駅 八千穂高原(みちのえき やちほこうげん)
住所:長野県南佐久郡佐久穂町畑1190-1
TEL:0267-88-8901(道の駅代表)
TEL:0267-88-8902(ビジターセンター)
営業時間:施設により異なる
定休日:施設により異なる
駐車場:普通車155台、バイク15台、大型9台、有料車中泊スペース「やちステーション」5区画
アクセス:中部横断自動車道八千穂高原ICから約2㎞
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