【静岡】2025年いちば館リニューアル!「清水魚市場 河岸の市」最新レポ

【静岡】2025年いちば館リニューアル!「清水魚市場 河岸の市」最新レポ

静岡県 るるぶ情報版(国内)編集部 市場 食・グルメ 魚介系ラーメン 海鮮料理
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日本三大美港の一つである清水漁港に隣接する「清水魚市場 河岸の市」は、静岡の海鮮グルメが堪能できる人気スポット。食事に買い物、どこに入ろう? 何を買おう? と初めて訪れる人だけでなく、リピーターも必見の情報を最新レポでお伝えします。

Summary

仲卸業者が直接販売する、日本初の漁港の市場「清水魚市場 河岸の市」

仲卸業者が直接販売する日本初の施設として、2001年にオープン
仲卸業者が直接販売する日本初の施設として、2001年にオープン

静岡県静岡市にある「清水魚市場 河岸の市」は、清水漁港沿いに建つ魚市場。食事におみやげにテイクアウトなど、地元民にも観光客にも人気のグルメスポットです。

清水魚市場 河岸の市には、主に食事ができる店が入った「まぐろ館」と、鮮魚やテイクアウトグルメなど買い物が楽しめる「いちば館」の2棟があります。

日本一の水揚げ量を誇る清水港のまぐろを目当てに、連日多くの観光客や地元の人が訪れています。

清水港を楽しむなら1周する水上バスを利用(利用料金**円)
清水港を楽しむなら1周する水上バスを利用。江尻〜三保の往復で利用料金 大人1600円、子ども800円

また、清水港は日本三大美港の一つであり、その景色を眺めながらクルージングができる駿河湾フェリーや、水上バス乗り場も併設。駿河湾フェリーは、伊豆の土肥港行きで、水上バスは清水港周辺を一周します。どちらも、世界遺産の三保の松原と富士山が一緒に見られるという贅沢なクルージングです。
清水港のグルメだけでなく、世界遺産が見られる観光も河岸の市です。

新しくなった「いちば館」で買い物

「いちば館」は2025年4月にリニューアルオープンし、JR清水駅東口からいちば館2階が直結になりました。雨に濡れずアクセスでき、横断歩道で待つこともないので、駅を降りてから段差もなくスムーズに最短ルートで行けます。
新しい館内の1階には、鮮魚や加工食品、テイクアウトグルメ、イートインなど、全18店舗の店が並び、2階にはカフェと河岸の市限定のクレーンゲームやプリクラが撮れるゲームセンターがあります。

1階の店舗は、どの店も個性的で目移りするほど多くの商品が並んでいます。
静岡の特産品、漁港の魚市場だから手に入る品々、ここでしか食べられない商品をくまなく見てみてくださいね。

白いご飯にもお酒の肴にもぴったりの海鮮珍味専門店「海鮮組!!」

炊き立てのご飯はもちろん、お酒の肴にも合う珍味がずらり
炊き立てのご飯はもちろん、お酒の肴にも合う珍味がずらり

「海鮮組!!」では、色とりどりの海鮮珍味が10種類以上並んでいて、試食もさせてくれます。「巻貝キムチ」、「王様の紅鮭」、「イカクリーミーいぶりがっこ」など、名前を聞いただけで「おいしそう!」と思わせる品々ばかりです。

面白い店員さんが名物の蟹専門店「蟹縁(かにえん)」

買い物に悩んだら、名物店員さんたちに相談してみてください
買い物に悩んだら、名物店員さんたちに相談してみてください

各店舗の店員さんの声が飛び交う1階の市場ですが、その中でも「蟹縁」の店員さんたちは、揃いの赤いシャツを着て声をかけてくれる威勢の良さが目に止まります。こちらの店の名物とも言える店員さんは平均25~6歳の若者たち。商品はもちろん、海の生き物や地域のことなどを面白く教えてくれます。

「蟹縁」では、全国各地の蟹や清水のまぐろ、由比の桜えびやしらすなど、冷凍の魚介類を販売。季節にもよりますが、最長約8~10時間の保冷梱包をしてくれるため、遠くから来た人もおみやげにできます。

希少部位まで食べられるお惣菜が豊富に揃う、まぐろ職人目利き仲卸直営店「丸森水産(まるもりすいさん)」

丸兼水産の店頭にずらりと並ぶ惣菜
丸兼水産の店頭にずらりと並ぶ惣菜

丸森水産は、まぐろの惣菜が豊富に揃う店で、海鮮丼や地魚など定番の惣菜を始め、テール煮、テールステーキなど、ちょっと気になる部位の珍しい惣菜も並んでいます。
イートインスペースもあり、まぐろ丼や寿司などのランチもサクっと食べられる店です。

絶品まぐろフライが食べられる、天然まぐろ旬の地魚「うおかん」

うおかんの店舗は赤いのれんと紅白の提灯が目印
うおかんの店舗は赤いのれんと紅白の提灯が目印

「うおかん」はまぐろの惣菜が揃っていて、中でもおすすめなのが「マグロフライ」。日本の人気アーティストが食べたことで話題となった一品。食べ歩きにもちょうどいいサイズです!

好みのお店を探して「まぐろ館」でマグロランチ

お店がひしめくまぐろ館1階の通路
お店がひしめくまぐろ館1階の通路

まぐろ館には、1階と2階合わせて全14店舗の食事処が入っていて、通路両脇に店が並んでいます。店が多くどこにしようか悩む方も多いですが、まぐろが好きな方は無料で「トロまぐろかつ」が食べ放題の「マグロ王国大ちゃん」、静岡ならではのものが食べたいという方は「馬鹿貝」をおすすめします。

平日でもお昼時はどの店も混み合うので、ランチ利用の人は、早めの時間が狙い時です。

天然まぐろを存分に楽しむなら「まぐろ王国大ちゃん」

全部乗せ・大ちゃん丼(3172円)
「全部乗せ・大ちゃん丼」3172円

オープンの10時30分にはもう行列ができるお店が「まぐろ王国大ちゃん」。地元のリピーターも多く人気の秘密は、ボリュームたっぷりの海鮮丼とトロまぐろかつ食べ放題! 千切りキャベツもおかわり自由で、シーザードレッシングがかけられます。丼ものは800円台~で、まぐろがたっぷり入った「まぐろあら汁」が付いてきます。
海鮮丼はあふれそうなくらい切り身が敷き詰められ、見た目以上にボリュームがあります。とろとろのまぐろとやさしい酢飯との相性が抜群で、リピートする方が多い理由に納得です!

揚げたてがすぐ食べられるトロまぐろカツ
揚げたてがすぐ食べられる「トロまぐろカツ」

食べ放題の「トロまぐろかつ」は、どの商品を注文しても付いてくるサービスで、席に
着くとすぐに提供してくれます。最初の一皿は2人で5~6個ほど出てきます。3口ほどで食べられる大きさで、周りがサクサク中はホロホロ。「無料食べ放題!?」と疑うほどのクオリティで、ガッツリ食べたい人も大満足のお店です。

■まぐろ王国 大ちゃん(まぐろおうこく だいちゃん)
営業時間:10時30分~15時30分(土・日曜、祝日は~17時)
休業日:水曜

静岡名物朝ラーメンと浜焼きが楽しめる「馬鹿貝(ばかがい)」

「浜焼き(有頭海老250円、ホタテ580円、黒はんぺん2枚480円)」
「浜焼き(有頭海老250円、ホタテ580円、黒はんぺん2枚480円)」

もう一店、静岡ならではのグルメを楽しみたい人におすすめしたいのが「馬鹿貝」。こちらの店では、浜焼きと朝ラーメンが看板メニューで、座敷もあり、広い席でゆったり食事ができます。

注文した商品を自分で焼いて食べます
注文した商品を自分で焼いて食べます

浜焼きは、一つひとつのテーブルにコンロがセットされていて、ハマグリ、ホタテ、カキなどの貝類や、有頭海老の魚介類や静岡名物の黒はんぺんが選べます。
浜焼きのタレもついてきますが、バターやレモンなどトッピングも注文でき、塩などで好きな味付けを好きな焼き加減で楽しめます。貝や海老は焼いてもプリプリ。新鮮さもよく分かります。

黒醤油ラーメン(800円)
「黒醤油ラーメン」800円スープによく絡む細麺で、背脂が入っていますが、すっきりとしたスープであっさり食べられます

そしてもう一つの馬鹿貝の名物は「朝ラーメン」。朝ラーメン発祥の地とされている静岡ならではの地元グルメを食べてみたい人はぜひこちらへ。醤油ベースに海鮮だしがきいた店主こだわりのスープが特徴で、あっさりめの「醤油ラーメン」と、こってりめの「黒醤油ラーメン」があります。
どちらも開店時間の7時からランチ前の11時まで注文できます。朝7時からオープンしている店は、まぐろ館では「馬鹿貝」だけなので、朝ごはんで行きたいならぜひこちらへ。

■馬鹿貝(ばかがい)
営業時間:7~15時(14時30分LO)
定休日:水曜

河岸の市へのアクセス方法は?

まぐろ橋から見えるいちば館
まぐろ橋から見えるいちば館

電車の場合は、JR清水駅東口から直結の歩行者通路で徒歩4分、直結通路からいちば館へ繋がるまぐろ橋を渡れば目の前にいちば館が見えます。

車の場合は、東名・新東名共に清水ICから約15分で到着します。駐車場は11月末まで工事中のため、日によって状況が変わります。おでかけの際は詳細を公式ホームページでご確認ください。

河岸の市に実際に行くと、「あれもこれも食べたいと!」なります。少量で品数を多く食べたい方は、お店をはしごする楽しみ方もぜひ案にしてみてくださいね。食事を堪能した後は、2つの世界遺産を同時に見られる水上バスで清水港を巡ってみてはいかがでしょうか。

■清水河岸の市 いちば館・まぐろ館(しみずかしのいち いちばかん・まぐろかん)
住所:静岡県静岡市清水区島崎町149番地
TEL:054-355-3575
営業時間:9時30分~17時30分(いちば館)
店舗により異なる(まぐろ館)
定休日:水曜(まぐろ館の一部を除く)、火曜も休館の時あり。詳細をは公式ホームページでご確認ください。

Text:大倉麻衣子+くふうロコ
Photo: 大倉麻衣子+くふうロコ

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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