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フィジーの大自然に心身を解き放つ! ヤサワ諸島で唯一無二のバカンスを過ごす

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南太平洋に浮かぶ300以上の島々からなる群島国家フィジー。本島のヴィチレヴ島はじめ、大小の離島には規模も個性も異なるリゾートホテルが点在し、青く澄んだ海と熱帯の植物が織りなす自然豊かなバカンス地として世界的な人気を集めています。そんなフィジーのなかでも手つかずの自然が残る秘境として知られるのがヤサワ諸島です。

Summary

ヤサワ諸島ってどんなところ?

静かに澄んだ海と険峻な岩山が秘境感を演出し、冒険心を盛り上げる
静かに澄んだ海と険峻な岩山が秘境感を演出し、冒険心を盛り上げる

フィジーの北西部に位置するヤサワ諸島は、6つの火山島とその周辺に散らばる小島群が約90kmにわたって一直線に並んでいます。ヤサワ諸島の南に位置するママヌザ諸島が比較的平坦な島が多いのに対し、ヤサワ諸島は全体的に山がちな地形。高いところでは標高600mにおよぶ荒々しい岩山がそびえ立つダイナミックな景観が特徴です。

ヤサワ諸島へのアクセス

ヤサワ諸島の美しい自然景観。諸島北部にあるナヌヤ・レブ島(タートルアイランド)が1980年公開の映画『青い珊瑚礁』のロケ地となり世界に知られた
ヤサワ諸島の美しい自然景観。諸島北部にあるナヌヤ・レブ島(タートルアイランド)が1980年公開の映画『青い珊瑚礁』のロケ地となり世界に知られた

日本からの直行便が到着するのはヴィチレヴ本島の西海岸にあるナンディ国際空港。空港から車で20分ほどの場所にあるデナラウ港から、ヤサワ諸島行きのフェリーが毎日1往復運航しています。デナラウ港の出航時間は朝の8時45分。ヤサワ諸島の島々に点在するリゾートホテルを南から順に経由しながら北側のタートルアイランドで折り返し、同じルートを通ってデナラウ港に18時頃に戻ってきます。デナラウ港から南端のクアタ島まで約1時間45分。北端のタートルアイランドまで約5時間。日本(成田)からの直行便はナンディ到着が早朝5時くらいなので、その日の午後にはヤサワ諸島に着くことができます。

デナラウ港のフェリーカウンター。チケットはネットから予約できる
デナラウ港のフェリーカウンター。チケットはネットから予約できる

また、フェリーの運航時間とスケジュールが合わない場合や5~6人程度のグループなら、プライベートボートをチャーターするのも一案です。ほかに、空港から小型飛行機やヘリコプターでアクセスすることも可能で、空路なら所要30分ほどでヤサワ諸島に到着。少々値は張りますが、ちょっとスペシャルな旅の思い出になるかもしれません。

ワイルドな自然派リゾートに滞在

ヤサワ諸島の南寄りに位置するナヌヤ・バラヴュー島周辺はマンタの生息地として有名
ヤサワ諸島の南寄りに位置するナヌヤ・バラヴュー島周辺はマンタの生息地として有名

ヤサワ諸島にはラグジュアリーな隠れ家リゾートから、素朴で安価なドミトリーまで、価格も雰囲気も様々なホテルが点在していますが、共通するのは自然との共生を重視しているところ。雄大な自然の中で静かなくつろぎの時間を堪能できる一方、シュノーケリングやカヤックなど、自然と一体となれるようなアクティビティが充実しているのが特長です。 そんなヤサワ諸島のホテルの中から、今回滞在した2軒をご紹介します。

マンタレイ・アイランドリゾート

Mantaray Island Resort

海の透明度はフィジーでも随一
海の透明度はフィジーでも随一

ナヌヤ・バラヴュー島の北端に位置するカジュアルなリゾートで、毎年5~10月くらいに目の前の海にマンタが回遊してくることで知られています。ここでのハイライトは、シーズン中は毎日催行される「マンタ・シュノーケリング」。小型のボートで沖に出て、マンタを探しながらシュノーケリングを楽しむツアーです。海ではホテル専属のインストラクターが先導してくれて、基本的にライフジャケットを着用するので初心者でも楽しむことができます。潮流に乗って移動するドリフトシュノーケリングなので泳ぐ必要はなく、体の力を抜いて浮いているだけでOK。体力的に楽なところも魅力です。

自然や文化と触れ合える多彩なアクティビティを用意している
自然や文化と触れ合える多彩なアクティビティを用意している
シュノーケリングはインストラクターがサポート。別のスタッフがボートで並走しながら安全をチェックしている
シュノーケリングはインストラクターがサポート。別のスタッフがボートで並走しながら安全をチェックしている

ツアーでは高確率でマンタに出合えるはずですが、たとえ遭遇できなくても、次々に現れる色とりどりの魚の群れや珊瑚礁の美しさは感動的。時間を忘れていつまでも眺めていたくなる絶景が広がっています。

小ぢんまりとしてくつろげるプールエリア。バーもある
小ぢんまりとしてくつろげるプールエリア。バーもある

アクティビティでほどよく疲れた後はプールサイドでのんびり。客室のテラスでビールを飲んだり、ハンモックで読書をしたりと、大自然の息吹を感じながら静かに過ごすのがおすすめです。

ビーチフロントヴィラの客室。朝日の輝きで目覚め、そのまま海にダイブできる
ビーチフロントヴィラの客室。朝日の輝きで目覚め、そのまま海にダイブできる
レストランでは定番の西洋料理のほか、土地の素材を生かしたフィジーらしい料理も楽しめる
レストランでは定番の西洋料理のほか、土地の素材を生かしたフィジーらしい料理も楽しめる

 

ベアフット・クアタ・アイランドリゾート

Barefoot Kuata island Resort

ヤサワ諸島の南端に位置するクアタ島にあるネイチャーリゾート。美しい砂浜に面してフィジーの伝統家屋ブレをモチーフにしたヴィラタイプの客室が立ち並んでいます。ブレのほかにバス&トイレが共用のドミトリータイプや、ワイルドなテントスタイルの客室もあり、予算やメンバー、好みに応じたステイが楽しめるのが魅力です。

島内を散策して絶景スポットを探したい
島内を散策して絶景スポットを探したい

また、島の北側には海から突き出た巨大な岩山があり、フェリーの到着に合わせて、その頂上に戦士姿のスタッフが登場。到着したゲスト迎え、去っていくゲストを見送るその姿は必見です。

リゾート北端の岬から戦士の姿を見ることができる
リゾート北端の岬から戦士の姿を見ることができる

リゾートではさまざまなアクティビティが楽しめますが、最も人気があるのがサメと一緒に泳ぐシュノーケリングツアー。リゾートからボートで20分ほどの場所にあるモイワリーフには10匹ほどのリーフシャークが生息していて、シュノーケリングで海面に浮かびながらその姿を間近に観察することができます。サメというと怖いイメージがありますが、ここにいるのは性格がおとなしく、人を襲うことはほとんどないホワイトチップシャークとツマグロザメの2種類。どちらも体調は1.5mほどですが、水中メガネを通してみるとより大きく見えるので迫力満点です。

経験豊富なスタッフが安全に注意しながら案内してくれる
経験豊富なスタッフが安全に注意しながら案内してくれる

今回訪れた2つのリゾートはどちらも客室数30程度の小規模な宿。島に地元住民が暮らす集落などはなく、リゾートだけがポツリと佇むようなロケーションでした。そのため、1日滞在すればほとんどのホテルスタッフと顔見知りになるほど。素朴で朗らかなスタッフとの何気ない交流もまた、秘境リゾートならではの醍醐味といえます。

フィジーには豪華で快適なリゾートが数多くありますが、ヤサワ諸島はそれとは別の魅力があります。多様な生物を育む澄んだ海や、南十字星がくっきりと浮かぶ満天の星空。そしてフィジーの人々の温かいもてなし。そんな純度の高い自然、究極のハイダウェイを求めるなら、ぜひヤサワ諸島まで足を延ばしてみてください。

リゾートを去る時にはスタッフ総出で別れの唄で見送ってくれる。詩情に満ちたメロディは短期の滞在でも涙があふれるほど
リゾートを去る時にはスタッフ総出で別れの唄で見送ってくれる。詩情に満ちたメロディは短期の滞在でも涙があふれるほど


Text&Photo:北原俊寛 ​​

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