【静岡市】製茶点直営カフェ「茶の芽」で急須で淹れるお茶の美味しさを実感

【静岡市】製茶点直営カフェ「茶の芽」で急須で淹れるお茶の美味しさを実感

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静岡県は、日本を代表するお茶どころで、県内各地に茶の生産地があります。静岡市を流れる安倍川水系最大の支流である藁科(わらしな)川の山間部、大原地区もその一つ。「茶の芽(ちゃのめ)」は、この地で長年製茶業を営む森田製茶がてがけるカフェです。

Summary

静岡茶を代表する地域ブランド「本山茶(ほんやまちゃ)」の産地の一つ

急須に入った本山茶

「茶の芽」のある静岡市葵区大原をはじめとする安部川の上流域は、静岡茶発祥の地。この地域で栽培されるお茶は「本山茶」という名で静岡茶を代表するブランドの一つです。

本山茶の産地は昼夜の寒暖差が大きく、霧が発生しやすい山間地が多い地形。栽培されるお茶は口当たりがやさしく、甘みと旨みと渋みのバランスがよいのが特徴です。

「茶の芽」を営む森田製茶は、創業70年以上の老舗製茶会社。本山茶をはじめ、静岡県内各地から選び抜いた高品質の茶葉を仕入れて、お茶に仕上げています。

「茶の芽」の外観

そんな森田製茶が、ペットボトルのお茶が普及した今こそ、急須で飲むお茶のおいしさを伝えたいとオープンさせたカフェ兼ショップが「茶の芽」。

「急須でお茶を淹れる」その経験とおいしさを楽しむ

「茶の芽」のカフェスペース

店内に入るとショップスペースがあり、その奥がカフェスペースになっています。カフェスペースの一角には水琴窟(すいきんくつ)や茶室が設けられ、和の趣がたっぷり。

伝説セット880円
「伝説セット」880円

2016年のオープン以来、茶の芽ではお茶のほかに団子にもこだわっています。団子は、定番のみたらしやいそべ、あんこなど5種類ほどが揃います(団子は、別途お茶の注文が必要)。
「伝説セット」は、そんなお店のイチオシメニュー。世界緑茶コンテストで最高金賞を受賞した手摘みのお茶「伝説の彩(いろどり)」と、団子、季節の練り切りがセットになっています。

急須で淹れる日本茶

お茶はスタッフの説明に従って、自分で淹れます。「伝説の彩」の場合は、茶葉の入った急須に60℃まで冷ましたお湯を茶葉が隠れる程度注ぎ、1分ほど待ちます。それを最後の一滴まで杯に注ぎきればできあがり。

ひと口飲むと、濃厚なうま味と甘みが口の中に広がります。まるで「出汁のよう」といわれる味わいを、ぜひ一度試してみてください。二煎目以降は湯量を増やしていただきます。一煎目よりもお茶らしい香りや味わいがハッキリしてきて、お茶の味わいの深さを堪能できますよ。

抹茶パフェなどのスイーツも人気

抹茶パフェ980円
「抹茶パフェ」980円

自慢のお茶は単品でもオーダーできます。高級な「玉露」をはじめ、「煎茶」や「ほうじ茶」、「玄米茶」、「和紅茶」、「抹茶」など、種類は豊富(250円~)。また「抹茶ラテ」や「水出し煎茶」、「和紅茶アイスティー」などの冷たいドリンクも提供。

抹茶パフェ

スイーツは、「抹茶パフェ」が大人気。抹茶のラスクや粒あん、抹茶シフォンケーキなどが層になったパフェに、自園抹茶の濃厚なソースをかけていただきます。

また、夏期限定の静岡茶を使ったかき氷「茶氷」や、秋から春にかけてのアフタヌーンティー(要予約)がなど、季節限定のスイーツも話題を呼んでいます。

「茶の芽」へのアクセス

茶の芽は静岡市の中心部から車で約30分。新東名高速道路の静岡SAスマートICからは車で約10分。
公共交通機関を利用する場合は、静岡駅前からしずてつジャストライン(藁科線[往路久能尾]久能尾方面行きで約40分、夜打島下車、徒歩1分です。

山間の静かな環境の中で、絶品の静岡茶とスイーツを堪能してみてはいかがでしょうか。

■茶の芽(ちゃのめ)
住所:静岡県静岡市葵区大原1827
TEL:054-270-1313
営業時間:10~17時(16時30分LO)
定休日:月曜、第4火曜(月曜が祝日の場合は翌日)

Text:新間健介(エイジャ)
Photo:大塚七恵

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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