
【静岡・清水】エスパルスドリームプラザ/食もエンタメも充実! 港隣接の複合施設で一日中遊ぶ
静岡県静岡市清水区の「エスパルスドリームプラザ」は、平成11年(1999)の開業以来、清水のベイエリアを象徴する施設として人気を博しています。ミュージアムやショップ、レストランなどが集まっており、エンターテインメントが充実しているのが特徴です。今回は、エスパルスドリームプラザ(通称「ドリプラ」)に来たら、ぜひ訪れたいスポットを紹介します。
清水はさくらももこさんの出身地
ドリプラは、大きく2つの建物と遊園地「清水マリーナサーカス」で構成されています。建物のひとつ「SEA-side」には、ショップや飲食店のほかに映画館や体験型ミュージアムも入っており、3階には「ちびまる子ちゃんランド」があります。
清水は『ちびまる子ちゃん』の原作者である、さくらもももこさんの出身地で、作品の舞台でもあるんですよ。館内では、さくら家をはじめ、小学校の教室や公園などが再現されていて、まるでアニメの世界に入り込んだような気分を味わえます!
プロジェクションマッピングを利用した展示や、さくらもももこさんの私物や直筆イラストの展示などもあるほか、完全予約制(入場料とセットで大人1名3200円)でキャラクターになりきれる衣装のレンタルも実施。さまざまな楽しみ方で『ちびまる子ちゃん』の世界を満喫できます。
■ちびまる子ちゃんランド(ちびまるこちゃんらんど)
営業時間:10~20時(最終入館は19時30分)
定休日:施設に準ずる
入場料金:1200円(3歳~小学生は700円)
寿司の歴史と文化を学べる日本唯一の博物館
SEA-sid2階(入口は1階)には「清水すしミュージアム」があります。清水港は、冷凍マグロの水揚げ日本一を誇っており、清水は数多くの寿司店がある「寿司の街」。
館内に入ると、明治時代の清水港の街並みを再現した展示が続きます。どこかノスタルジックな雰囲気のなかを進むと、現れるのは寿司の屋台。江戸時代に誕生したにぎり寿司の模型が展示されています。
当時のにぎり寿司は、現在のものより2倍以上大きく、握りこぶしサイズ。今のファストフードのような存在で、立ったまま2、3個食べて帰るものだったそう。
ミュージアムの最後を締める「鮨学堂(すしがくどう)」コーナーでは、日本に伝来してきた古代からの寿司の歴史や、日本各地の寿司文化、駿河湾の漁業などを学べます。
■清水すしミュージアム(しみずすしみゅーじあむ)
営業時間:11~18時
定休日:施設に準ずる
入場料金:500円(4歳~小学生は200円)
清水すし横丁でお腹も大満足
清水すしミュージアムを出ると、そこは「清水すし横丁」です。ミュージアムと同じようなレトロな風情の店構えの寿司店が集まっています。本格的な江戸前寿司が味わえる店から回転寿司、寿司カフェ、海鮮屋台市場寿司など、ジャンルはさまざま。気になるお店に入って、おいしい寿司を堪能しましょう。
清水すし横丁の一軒、「横丁のへそ 清水ドリームプラザ店」は店舗内に5つの屋台を集めたようなユニークな店。にぎり寿司を一貫から注文することもできますし、セットや定食、丼など、さまざまな海鮮メニューを味わうこともできます。
「三保握り」はにぎり寿司10貫のセットです。ネタは時期により変わりますが、写真は本マグロの赤身やイカ、サーモン、しめさばなど。寿司以外にも、しずおかおでんや地あじフライなどの一品料理も揃い、お酒と一緒に楽しむのもおすすめです。
■横丁のへそ 清水ドリームプラザ店(よこちょうのへそ しみずどりーむぷらざてん)
営業時間:11~20時
定休日:施設に準ずる
静岡ならではのチョコレートに注目!
SEA-sid1階の「Conche」は、静岡生まれのチョコレート専門店。カカオの焙煎に静岡の製茶技術を応用し、余分な苦みや渋み、酸味を取り除いたチョコレートを生み出しています。さらに静岡県ならではの食材との組み合わせにチャレンジしており、店内にはここでしか出合えないようなチョコレートが揃っています。
「焼津マリンアージュチョコレート」は、温泉水で育てた「温泉美人トマト」と明治創業の老舗のかつお節という焼津の名物を組み合わせた逸品。トマトのほどよい酸味とかつお節の風味がチョコレートに絶妙にマッチしています。
静岡市の駿府城公園内には、徳川家康が将軍を辞して駿府に隠居する際に駿府城に持ち込んだとされるミカンの木があり、現在も毎年実をつけています。その貴重なミカンをドライフルーツにして使っているのが、「家康公のお手植えみかんチョコレート」。ハイチ産カカオのチョコレートをたっぷりコーティングしています(数量限定)。
■Coche(こんちぇ)
営業時間:10~20時
定休日:施設に準ずる
どれを選ぶ? 目移りするほどの缶詰とラムネ
最後に紹介するのは、SEA-sid1階で隣り合って並ぶ「清水ラムネ博物館」と「清水かんづめ市場」です。清水ラムネ博物館は、ひと味もふた味も変わった商品を開発・販売するラムネ・サイダーの老舗・木村飲料の商品を40種近く揃えています。
みかんやいちご、マスクメロンなど、静岡ならではのフルーツを使ったサイダーをはじめ、富士山サイダーにしずおか茶コーラ、カレーパンサイダー、うなぎコーラなどなど、見た目も味も楽しめるジュースは話題性抜群のおみやげになること間違いありません。
■清水ラムネ博物館(しみずらむねはくぶつかん)
営業時間:10~20時
定休日:施設に準ずる
お隣の「清水かんづめ市場」では、120種以上の缶詰を販売しています。なかでもその豊富さに驚かされるのがツナ缶です。清水はツナ缶発祥の地といわれ、静岡県内のマグロ・カツオの缶詰生産量は圧倒的なシェアを誇り、全国トップです。
おすすめは、創業から70年以上の老舗・由比缶詰所のツナ缶。オリーブ油漬と綿実油漬の2種類があり1個390円~。初めて目にするような高級なツナ缶も数多く、おみやげにはもちろん、自分用にも買っておきたくなります。
ほかにも富士宮やきそばや、清水もつカレーなどのご当地グルメの缶詰、釜揚げしたしらすや桜えびの缶詰など、静岡らしさあふれる缶詰に出合えます。
■清水かんづめ市場(しみずかんづめいちば)
営業時間:10~20時
定休日:施設に準ずる
ドリプラにはどうやって行くの? アクセス情報
エスパルスドリームプラザは、静岡市清水区の清水港にあり、電車でも車でもアクセスできます。
電車の場合は、JR東海道本線の清水駅または静岡鉄道の新清水駅から無料のシャトルバスを利用できます。平日は1時間に2本、土・日曜、祝日は1時間に4本ほど(時間により異なる)が運行しており、清水駅からは所要約8分、新清水駅からは所要約3分です。
車の場合は、東名高速道路清水ICからおよそ5kmです。駐車場は契約駐車場合わせて約1600台。
静岡市のなかでも清水駅東口や清水港周辺は、再開発事業が進む注目のエリアです。ランドマークとして長年愛され続けているエスパルスドリームプラザにぜひ立ち寄ってみてください!
■エスパルスドリームプラザ(えすぱるどりーむぷらざ)
住所:静岡県静岡市清水区入船町13-15
営業時間:10~20時(店舗、季節により異なる)
定休日:無休
Text&Photo:新間健介(エイジャ)、エスパルスドリームプラザ/©S.P/N.A
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。