「RONMADOR(ろんまどーる)」

京都・烏丸「RONMADOR」で、古代小麦などこだわり素材を使用した“ドーナツ×料理”のユニークな食体験を

京都府 食・グルメ ドーナツ カフェ モーニング ランチ
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古代小麦や無農薬野菜などのこだわり素材を使用した料理を提供する「RONMADOR(ろんまどーる)」は、ドーナツと料理を掛け合わせた多彩なメニューで、朝食やランチからおやつまで楽しませてくれる京都の注目店です。

Summary

京都で新しいドーナツ体験ができるお店「RONMADOR」

「RONMADOR」外観

阪急京都線烏丸駅、地下鉄の四条駅と五条駅からそれぞれ徒歩9分ほどの場所に、ひときわ個性的なドーナツを提供するお店「RONMADOR(ろんまどーる)」があります。2022年秋にオープンしたこの店は「ドーナツと料理を掛け合わせる」というユニークな発想で、訪れる人に新しい食体験を届けています。

「RONMADOR」入口

店名の「RONMADOR」は、フランス語の「rond(輪)」、シェフの名前の頭文字とレストランBARMANE(1店舗目の屋号・現在店舗は持たずに活動中)から「MA」、 「d’or(金)」を掛け合わせた造語。シェフの味を中心に、黄金の輪が拡がっていきますように、との願いが込められています。

「RONMADOR」店内

天井の配管は剥き出しのまま白く塗り、床はコンクリの打ちっぱなし。そこに無垢材やアンティークの家具、照明などを組み合わせた温かみがあり、なんともセンスのある空間になっています。「小物類にいたるまで選び抜いたものを揃えていそう……」と感じた感覚が間違っていなかったことは後々再確認することになります。

素材のすべてにこだわる、デリ仕立てのドーナツモーニング

黒板メニュー

黒板にチョークで描かれたドーナツメニューもまるでポスターのようなのですが、よく読むと素材へのこだわりがたくさん書かれています。たとえば、ドーナツを揚げる油はすべて「米油」、小麦粉は「南イタリア産の古代小麦粉」、甘みをつけるのは「黒糖」で、卵は「平飼い卵」など……。本当においしくて、カラダによいものを提供しようという気持ちが伝わってきます。

「朝ごはんセット」

さて、そんな「RONMADOR」で少し遅めのモーニング。9時から10時30分の間は「朝ごはんセット」が用意されています。クロックムッシュ風に仕立てた特製ドーナツに、野菜サラダ、フライドポテト、季節野菜のスープを組み合わせたプレートは、ボリュームも満点。フィッシュ・ミート・ヴィーガンの3種類から選べ、好みに合わせて楽しめます。

クロックムッシュ風に仕立てた特製ドーナツの断面

今回選んだのは、ミート。猪肉は京都・舞鶴の猟師さんから仕入れたものを店で自家燻製しているのだとか。くせのない有機豆乳を選んで作る豆乳ベシャメルソースなどすべてにおいて手作りの手間を惜しみません。ドーナツ生地は古代小麦の天然酵母パンドーナツ。品種改良される前の、野生種に近い小麦を使っているからグルテンの質が違うそうです。

季節のスープ(ビーツ)

季節のスープの主役はビーツ。京都・亀岡のふくい農園さんから届いたビーツを使用しています。並の情熱ではできない、心のこもったモーニングは、ぜひ多くの人に味わってもらいたい逸品です。

古代小麦や天然酵母。生地も食感も選べる、奥深いドーナツ

左から「RONMADORソーダ」800円、古代小麦のオールドファッション「有機チョコレート」800円、米粉のオールドファッション「アンセストラルのお塩と有機抹茶のチョコレート」900円
左から「RONMADORソーダ」800円、古代小麦のオールドファッション「有機チョコレート」800円、米粉のオールドファッション「アンセストラルのお塩と有機抹茶のチョコレート」900円

おやつの時間のドーナツもいろいろ。定番の「オールドファッション」も米粉バージョン(自家製セロリ塩)、古代小麦バージョン(自家製スパイス塩)と素材の違いで選べるのが専門店らしくておもしろいです。ちなみに粉の違いで油の温度や揚げ時間を変えて、サクッとした食感になるように工夫しているのだとか。生地で選ぶか? フレーバーで選ぶか? お好み次第。

古代小麦のオールドファッション「有機チョコレート」、米粉のオールドファッション「アンセストラルのお塩と有機抹茶のチョコレート」

選んだドーナツは、古代小麦のオールドファッションから「有機チョコレート(乳化剤不使用)」。米粉のオールドファッションから「アンセストラルのお塩と有機抹茶のチョコレート(乳化剤不使用)」。京都府和束町の「Jack Farm」の抹茶、2億2千万年前の岩塩層を通って出てきた塩水を天日干しして抽出した塩など、ドーナツを構成するすべての素材が厳選されたものばかり。

ドーナツ断面

同じオールドファッションでも食感がまったく違い、ひと口かじれば、古代小麦のドーナツは香ばしくほろりと崩れ、噛むほどに小麦の風味が広がります。一方、米粉のドーナツはしっとりとした口あたりで、やさしい甘みが広がります。個性の違いをぜひ食べ比べてみて。

季節の果実が香る、爽やかな「RONMADORソーダ」

自家製ドリンク「RONMADORソーダ」

ドーナツといえばコーヒーが王道の組み合わせですが、メニューを見ていてどうにも気になった自家製ドリンク「RONMADORソーダ」をチョイス。

自家製ドリンク「RONMADORソーダ」2

季節の無農薬フルーツやスパイスを漬け込んだシロップを炭酸水で割った一杯は、すっきりとした味わいで食事にもスイーツにも合います。

自家製ドリンク「RONMADORソーダ」3

シロップは、シーズンごとに内容が異なるのですが、取材時のものはレモン、すだち、青みかん、カルダモンを漬け込んだもの。炭酸で割ったさわやかな味で喉の渇きがすぅっと引いていきます。後味がすっきりとしていて、柑橘とスパイスの余韻が残ります。

テイクアウト ドーナツ

1個からテイクアウトOK。おしゃれなパッケージで、手みやげにもぴったり。口に入れるものにはこだわりたい、本物志向の方にぜひオススメしたいお店です。

■RONMADOR(ろんまどーる)
住所:京都府京都市下京区柳馬場通松原下る杉屋町295 カーサデ河原町1F
TEL:なし
営業時間:モーニング9時~11時(10時30分LO)、12時~17時(ランチは12~14時)
定休日:不定休(公式SNSで告知)
アクセス:阪急京都線烏丸駅、地下鉄烏丸線四条駅から徒歩9分、地下鉄烏丸線五条駅から徒歩8分


Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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