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代々木公園 チェアリング

【おとなのソロ部】人気ベーカリー「365日」&「代々木公園」へ。“パン飲み時間”でチェアリング

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ピクニックやキャンプがしたいけど、道具を揃えるのも少し面倒。そんな方におすすめしたいのが、思い立ったらひとりでも気軽に楽しめる「チェアリング」。今回は人気ベーカリー「365日」でパンを買って、都心のオアシス「代々木公園」で“チェアリング”を楽しみます!

Summary

公園すぐのベーカリー「365日」。ピクニックのお供をテイクアウト

コの字型の棚にパンがずらり。スタッフとの距離が近く、気になるパンのことも気軽に聞ける
コの字型の棚にパンがずらり。スタッフとの距離が近く、気になるパンのことも気軽に聞ける

東京・小田急線代々木八幡駅から徒歩2分の場所にあるのが、朝から焼きたてパンの香りが漂う人気ベーカリー「365日」。店名には、“毎日おいしいものを”という思いが込められています。

こちらのお店には80種類以上のパンが並び、同ブランド4店舗のなかでも最多の品揃え。その日に販売するラインナップは固定されており、開店時にはほとんどのパンが並ぶように準備されています。定期的に焼きたてが追加されるため、時間帯を問わず同じパンが楽しめるのもうれしいポイントです。

今後、種類を増やしていく予定だという惣菜メニュー
今後、種類を増やしていく予定だという惣菜メニュー

お店を率いるのは、オーナーシェフの杉窪章匡(すぎくぼ あきまさ)さん。かつてはフランス・パリの星付きレストランで研鑽を積み、“ガストロノミー(美食)”の精神をパンづくりに取り入れた職人です。

料理もデザートも、そしてパンも作れる料理人を目指して奮闘したという杉窪さん。帰国後、その経験を生かして「ガストロノミーなベーカリー」として「365日」をオープンしました。

棚に並ぶ「365日」のパン

パンはどれも、素材の味を引き立てる“クリアな味わい”が特徴。小麦粉の配合や粉砕の仕方をレシピごとに変え、発酵時間をあえて短めにすることで、具材の味がしっかりと感じられる仕上がりになるのだとか。パンと具材がバランスよく溶け合い、ひと口ごとに奥行きのある風味が広がります。

「365日」411円
「365日」540円

そんな「365日」でぜひ味わってほしい3つのパンがこちら。まずは店名を冠した定番「365日」540円。北海道産小麦〈前田さんのキタノカオリ〉と〈梅野製粉のミナミノカオリ〉を使用し、同じく北海道産ブランド「よつ葉乳業」の〈よつ葉バター〉の塩気がアクセントになった、もちもちの塩パンです。

「クロッカンショコラ」443円
「クロッカンショコラ」454円

続いてはシグネチャー的存在の「クロッカンショコラ」454円。濃厚なショコラガナッシュとサクサク食感のチョコレートが重なり合う、上品な“大人のおやつパン”。

「エメンタールフランセ」465円
「エメンタールフランセ」486円

そしてチーズ好きにおすすめなのが「エメンタールフランセ」486円。有塩バターと香ばしいナチュラルチーズのコクが広がる、満足感のある一品です。

「365日」で使うチーズは、すべてナチュラルチーズ。ベーカリー業界では珍しいこだわりなのだそう。その味わいをしっかり感じてもらうためにも、チーズ系のパンはぜひひとつ試してほしい——杉窪さんのイチオシです。

野菜販売コーナー
調味料や雑貨販売コーナー

店内にはパンのほかにも、“おいしい生活”を彩るアイテムがたくさん。提携農家から届く季節の野菜や乳製品、厳選された調味料、フランスやイタリアのナチュラルワイン、そして自家焙煎コーヒー(テイクアウトもOK)まで。食にまつわる上質なものが揃っています。

かわいいイラストが描かれた「365日」の「紙袋」77円(小)
かわいいイラストが描かれた「365日」の「紙袋」77円(小)

杉窪さんと相談して決めた、チェアリングにおすすめのパンとナチュラルワイン(抜栓も可)を手にしたら、次は「代々木公園」へ! ここから、“ひとりチェアリング”の時間が始まります。

おひとりさまPOINT
ひとりだからこそ、じっくりと棚の前でパンを吟味できます。気になる商品はスタッフさんに気軽に質問しながら、自分だけの“今日のごちそう”を選ぶ楽しさを感じて。


好きな景色を自分でつくる。“ひとりチェアリング”の道具たち

「代々木公園」の中央広場

「365日」でパンとドリンクを購入し、「代々木公園」までは徒歩4分ほど。原宿や渋谷、表参道からもアクセスしやすい都会のオアシスです。

23区内の都立公園で5番目に広く、芝生広場や噴水池、森林エリアなど多彩なゾーンがありますが、今回は中央広場でチェアリングを楽しむことに。場所を探しながら歩いていると、それだけで心がゆるんでいくのを感じます。

トートバッグひとつ程度の荷物で手軽に楽しめる「チェアリング」

「チェアリング」とは、“chair(椅子)”に行動を表す“~ing”をつけた造語。その名の通り、持ち運びしやすいアウトドア用チェアを持って、公園や川辺、海、山など好きな場所でくつろぐ遊びのスタイルです。

左から、折りたたみ式アウトドアチェア、割れないコップ、カッティングボードとカトラリー、折りたたみ式ミニテーブル。下に敷いてあるのはポケッタブルなレジャーシート
左から、折りたたみ式アウトドアチェア、割れないコップ、カッティングボードとカトラリー、折りたたみ式ミニテーブル。下に敷いてあるのはポケッタブルなレジャーシート

キャンプのように本格的な装備はいらず、アウトドアチェアのほかカップ、皿、カトラリーなど、身近なアイテムがあればすぐに始められます。写真のようにトートバッグひとつで公共交通機関を使って移動できるのも、おひとりさまにはうれしいポイント。思い立ったときにふらりと出かけられる手軽なアウトドアです。

アウトドアチェアを組み立てる様子

アウトドアチェアは、軽くて組み立ても簡単。数分もあれば完成し、ひとりでも迷うことなく扱える手軽さが魅力です。

折りたたみチェア

今回は公園で食べたり飲んだりしながらくつろぐため、地面との距離が近く、リラックス感のある低めのチェアを選びました。

軽量素材のミニテーブルは、マジックテープで留めるだけの簡単仕様
軽量素材のミニテーブルは、マジックテープで留めるだけの簡単仕様
チェアリングをする場所が完成
芝生の上にチェアを置き、ミニテーブルやコップなどを並べれば、ひとりのための小さな居場所が完成します!

おひとりさまPOINT
近頃は軽くてコンパクトなアウトドアアイテムが豊富。ひとりで持ち運べるものを普段からチェックしておくのもおすすめです。ロングトレイルを楽しむ人向けのUL(ウルトラライト)スタイルの軽量ギアも注目。


パンとワインを片手に、ひとり時間の心地よさを味わう

この日は人が少なくて最高のひとりチェアリング日に!
この日は人が少なくて最高のひとりチェアリング日に!
テーブルに「365日」のパンを並べ眺めている

テーブルに「365日」で選んだパンと惣菜を並べて、いよいよお楽しみタイム。まずは、テイクアウトした商品を紹介します。

「365日」の「クロワッサン」●●●円

バターの風味がしっかりありながら、軽やかな口どけが魅力の「クロワッサン」357円

「365日」の「自家製ベーコン×クリームチーズサンドイッチ」638円

「自家製ベーコン×クリームチーズサンドイッチ」702円。ベーコンは店で仕込み、噛み切りやすいパンに仕上げたこだわりの一品。

「365日」の「焼きバナナのアーモンドトースト」378円

「焼きバナナのアーモンドトースト」432円。北海道産の小麦を使った食パンにアーモンドクリームとバナナをのせて焼き上げ、仕上げにアプリコットジャムを塗ったスイーツトーストです。

「365日」の惣菜2種

左から、ナッツの食感も楽しい「パン釜で焼いたかぼちゃのサラダ」(100g 432円)。紫キャベツを赤ワインビネガーでマリネした「紫キャベツのマリネ」(100g 432円)。惣菜は量り売りなので、食べたい分だけ購入できます。

「365日」のナチュラルワイン

ナチュラルワインは、イタリア・エミリア=ロマーニャ州の「DESPINA 2023」3905円をセレクト。微発泡の白ワインで、アロマティックな香りと心地よいタンニンが印象的。

パンを食べるところ

食べやすさや味のバランス、パン飲みにぴったりのおつまみ惣菜——。これらはすべて「365日」の杉窪さんからの提案です。パンや惣菜を自然の光のなかで味わうと、より豊かな香りを感じられるから不思議です。

低めのチェアなら、ノートを広げて書き物をするのにも快適
低めのチェアなら、ノートを広げて書き物をするのにも快適

食後は、残ったワインを片手にゆったりとジャーナリングの時間。ノートを広げ、今日買ったパンの名前や味の印象、チェアリングで感じた空気を書き留めてみます。小さな思い出を手書きで残すひとときが、心を整えてくれるよう。

電子書籍リーダーで読書タイム

さらに青空の下でのんびり読書タイム。誰にも気兼ねすることのない、心地よい集中時間が過ぎていきます。

目の前に広がる中央広場

ふと顔を上げると、歩いてゆくカップルやフリスビーで遊ぶ人たちの姿が。そんな光景を眺めていると、穏やかな幸福感が広がっていきます。

チェアリング中にウトウトしてしまう

気づけばウトウトとまどろみの世界へ。貴重品はショルダーバッグにまとめているので、うっかり寝落ちしても安心。

すべて片付けて帰るところ

心ゆくまでくつろいだあとは、使った道具を片づけ、夕方の光に包まれながら公園をあとにします。まるでフランス映画のラストシーンのように、“Fin”の文字が浮かぶ瞬間。ひとりの休日が、静かに幕を閉じます。

おひとりさまPOINT
屋内で過ごすひとり時間もいいけれど、広い空の下で過ごす時間はやっぱり格別。アウトドアチェアがひとつあれば、自分の“居場所”をどこにでもつくれます。ひとり時間にも、誰かと過ごす時間にも活躍してくれる心強いアイテム。


風や光、草や土の香りを感じながらリラックスできるチェアリング。ひとりでも“ぼっち”じゃない、ひとり“だからこそ”楽しめるぜいたくな時間。過ごしやすい季節に、チェアを持って自分だけの時間を見つけに出かけてみませんか?

■365日(さんびゃくろくじゅうごにち)
住所:東京都渋谷区富ケ谷1-2-8
TEL:03-6804-7357
営業時間:7~19時
定休日:無休

■代々木公園(よよぎこうえん)
住所:東京都渋谷区代々木神園町2-1(代々木公園サービスセンター)
TEL:03-3469-6081

ソロMemo
■ソロ率:90%(金曜午前)
■おすすめの利用シーン:ひとりでアウトドアを楽しみたいとき、ひとりでおいしいパンを味わいたいとき、広々した空間でリラックスしたいとき、ひとり飲みがしたいとき


Text:山田裕子(editorial team Flone)
Photo:斉藤純平

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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