
【ハワイ】ビショップ ミュージアムでハワイの歴史を深く! 面白く!知る!
ハワイ諸島を中心に、太平洋諸島全域の自然や文化、歴史についての収蔵品が展示されているビショップミュージアム。ハワイの歴史を深く知ることができる日本語館内ツアーをはじめ、敷地内には新たに「Tūtū's Place by Highway Inn」というカフェがオープンしたり、楽しめるスポットがたくさんあるんです。そんなビショップミュージアムの楽しみ方をご紹介します。
ビショップ ミュージアムとは? 日本語館内ツアーを体験!
カメハメハ大王のひ孫にあたる、バニース・パウアヒ王女の夫チャールズ・リード・ビショップ氏によって建てられた博物館。バニース・パウアヒ王女が受け継いでいた王族の貴重な品や、太平洋諸島全域の自然や文化、歴史についての収蔵品をみることができます。ワイキキから少し離れた「カリヒ」という地域にあるので、ザ・バスを利用するかUberやレンタカーなどを使用して訪れましょう。
古代ハワイアンの生活用品や王族にゆかりのある品などを展示している「ハワイアンホール・コンプレックス」がメインの建物。日本語ツアーは、午前10時30分と11時30分、午後は13時30分と14時30分から開催しています。日本語ガイドがいるときに限られているため、メールか電話で問い合わせしたほうがベター。ツアーは約30分で追加料金はかかりません。日本語ツアーの予約も不要で、開始時間にホール1階に集合していればOK!
まずは、入口左手にあるカーヒリルームから。鳥の羽で作られた「カーヒリ」を展示したエリアで、王族の威信と存在を示す存在を象徴するこれらをハワイ語で「カーヒリ」とよびます。他にも18世紀から19世紀のハワイ王族の肖像画や写真なども展示されています。
次は、期間限定展示のエリアです。取材時には深海の中を撮影した映像をスクリーンに映し出した展示が開催されていました。時期によっては、楽器の展示やカヌーの展示があったりとテーマは多岐にわたるそう。1つの展示は半年〜約8ヶ月間開催されることが多いので、訪れる際は公式サイトで開催中の展示を確認してみてくださいね。
次は、ハワイアンホールへ。3階構造のホールで、中央が吹き抜けになっています。1階はハワイの神様などがテーマ、2階は古代ハワイの生活で使用していた道具の展示、3階は王族と歴史にまつわる展示を行っています。各階の展示の手すりにも、ぐるりとフロアに関連のある資料が並び、見ごたえ抜群の展示ボリュームになっています。
天井から吊るされたマッコウクジラの標本は全長17mで重さは2tにも及びます。ビショップミュージアムのみどころのひとつ。ハワイの捕鯨の記録を残す貴重な展示となっています。
展示のなかには、カウアイ島の当時の家がそのままの形で展示されているものも。当時の館長が、このままではハワイで使われていた家の記録もなくなってしまうとして、実際に使われていたものをそのままビショップミュージアムへ移動させました。家の内部などは劣化を避けるため、変わっている部分もありますが、当時のままの姿が残る、こちらも大変貴重な展示品です。
ハワイの展示が主になっていますが、こちらでは太平洋諸島全域の航海の歴史なども学ぶことができます。ハワイに住む祖先は、太平洋の島々からやってきたとされていて、その関連性を見ることができます。
その他にも楽しめる施設・体験が盛りだくさん!
ハワイアンホール・コンプレックスを出て右側に広がるのが、ネイティブハワイアンガーデン。「Nā Ulu Kaiwiʻula(なー うる かいゔぃうら)」という名前のついたエリアで、イエローハイビスカスなどのハワイ固有種をはじめ、日本では見られない稀少な植物が栽培されています。
ハワイアンガーデンにある、こちらの「Kamālaʻulahiwa ʻOhana Learning Center(かまーらうらひゔぁ おはな らーにんぐ せんたー)」では、自由にアクアポニックスなどの体験ができるんです。こちらは無料で特に申し込みなども不要のため、お子さんに大変人気なんだとか。
ハワイアンホール・コンプレックスの正面にあるのが、サイエンス・アドベンチャーセンタ ーです。ここでは、ハワイ諸島とは切り離せない火山や溶岩について学ぶことができます。火山を模したアスレチックがあったり、その下には近所の学生が作った生き物が展示された「クムリポトンネル」とよばれるトンネルが。そのトンネルをくぐった先に、ホットスポットシアターがあり、岩を溶岩にするデモンストレーションを行っていることも。
ポリネシアの人々が航海するために必要だった天文学の知識を学ぶことできるプラネタリウムも。
「Tūtū's Place by Highway Inn」がNEWオープン
2025年9月27日にグランドオープンを迎えた「Tūtū's Place by Highway Inn」は、伝統的なハワイアンフードが楽しめる老舗レストラン、ハイウェイ・インの3号店になります。
こちらの店舗は、プランテーション時代のハワイの家の雰囲気を表現していて、家具ひとつひとつも可愛くて、昔のハワイのお家に遊びに来たような懐かしい気分になります。
ハワイ語で「Tūtū」とは、おじいちゃん、おばあちゃんを意味しているので、孫が遊びにくるためのキッズスペースなんかも設置されているんだそう。細かい部分まで世界観が表現されていて、心おどります。
3号店限定のメニューも。こちらは、「燻製した野菜のピザ」で$15.99。一緒にいただくのは、「プランテーションアイスティー」$3.99。パイナップルジュースの入ったアイスティーでさわやかな味わいがとても美味しいです。
もちろん、ハイウェイ・インで味わいたい「ハワイアンプレート」$16.99も。ハワイのローカルフードの紫芋とハウピア、カルアピッグなどが一緒に味わえるプレートで、はじめてハイウェイ・インに訪れた人には、ぜひ食べてもらいたい一皿。
ミュージアムを利用せず、カフェのみの利用も可能とのことなので、ぜひ訪れてくださいね。
■Tūtū's Place by Highway Inn
住所:ビショップミュージアム施設内
電話:808-954-4951
時間:10時30分〜15時30分
休み:なし
「ショップ パシフィカ by ナー メア ハワイ」でおみやげをゲット
最後に訪れたいのが、「ショップ パシフィカ byナー メア ハワイ」です。ビショップミュージアムのチケットを販売している場所と同じ建物にあります。メイド・イン・ハワイにこだわった衣類やアート雑貨、カルチャーグッズの専門店の「ナー メア ハワイ」が、こちらに移転オープンしました。
こちらの「デュフューザー」も、もちろんメイドインハワイ。ガーデニアの香りで、ハワイの空気を持ち帰ることができます。
こちらもハワイローカルで「NOHO HOME」というブランドの商品。ビショップミュージアムで自然のインスピレーションを受けてデザインされたものなんだそう。
いかがでしたか? ハワイの歴史を学んで、ローカルフードを楽しんで、メイドインハワイのローカルなおみやげを買って、1日充実した時間を過ごせること間違いなしです。次回のハワイ滞在の際に、検討してみてくださいね。
■ショップ パシフィカ by ナー メア ハワイ
住所:ビショップミュージアム施設内
時間:9〜17時
休み:なし
■ビショップ ミュージアム
住所:1525 Bernice St,
電話:808-847-8291(日本語)
時間:9〜17時
休み:なし
料金:$38.95(変更の可能性あり)
Text:るるぶ編集部
Photo:田尻陽子、ビショップ ミュージアム
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