食・グルメ
更新日:2025.11.25
表参道「たまごぐらし」で、ブランド卵の絶品卵かけご飯を食べ比べ!
卵とご飯だけで、サッと食べられるメニューとして親しまれている卵かけご飯。表参道にある「たまごぐらし」は、そんな卵かけご飯をとことん追求し、新しいおいしさを提案する卵かけご飯専門店!厳選されたブランド卵を使った卵かけご飯を心ゆくまで堪能できるお店です。
バーの空間を生かした“卵かけご飯専門店”
東京メトロ表参道駅から徒歩約2分の場所にある「たまごぐらし」は、卵かけご飯のおいしさを追求し、日本の食文化を世界に発信している「日本たまごかけごはん研究所」監修の卵かけご飯専門店です。表参道交差点の角にある、白いビルの5階にあります。
「たまごぐらし」は、昼間は営業していないバーの空間を生かしたお店。黒をベースにしたおしゃれなバーの雰囲気のなかで卵かけご飯を食べるという、ちょっとユニークな体験ができるのがポイントです。
お店の奥には広々としたソファ席も。ゆったりくつろぎながらランチタイムが楽しめます。
「たまごぐらし」のメニューは、卵やご飯、お味噌汁がセットになった「基本のセット」1400円をベースに、お好みで日替わりの「小鉢」400円や「おばんざい料理」500円などを追加できるスタイル。日替わり料理のラインナップは店内の看板で確認してくださいね。
おひつご飯や味噌汁がセットになった定食で、卵かけご飯のおいしさを堪能
注文が終わったら、ブランド卵が並ぶカウンターへ。「基本のセット」では卵を2個選ぶことができ、追加したい場合は1個300円で追加できます。
「日本たまごかけごはん研究所」が厳選した、卵かけご飯にぴったりな卵だけが取り揃えられていて、取材時(2025年10月)には6種類の卵がありました。卵の種類は約2週間ごとに変更され、訪れるたびに違った卵との出合いも楽しめます。
卵の横には「わさび」や「日本たまごかけごはん研究所」が監修している「公式七味」、「公式マヨネーズ」など、全8種類の無料トッピングが勢揃い! どの卵にどのトッピングを組み合わせるか迷ってしまいます。今回は「ブラックペッパー」と「サクサクしょうゆアーモンド」をセレクトしてみました。
ブランド卵や「公式マヨネーズ」など、一部メニューは販売も行っているので、お気に入りのものを見つけたら購入してみるのもおすすめです。
「基本のセット」1400円
卵とトッピングを選び終わったところで、「基本のセット」が到着。おひつには、卵かけご飯に合うように硬めに炊かれたごはんがお茶碗約3杯分も入っています。やさしい味わいの味噌汁がセットなのもうれしいポイント。
「ブランドたまごサラダ」
「基本のセット」のなかでひときわ目を引くのが、「ブランドたまごサラダ」。新鮮な野菜の上に、ふわふわの炒り卵のサラダがたっぷりのっています。カウンターに並ぶブランド卵を使ってお店で手作りしていて、取材時(2025年10月)には卵黄のコクと卵白の味わいのバランスがよい、兵庫県の「播州地卵」が使われていました。
左から「夢王」、「たまごかけ御飯専用たまご」
まずは今回選んだ卵を割ってみました。左は、世界最大級の卵かけご飯のイベント「たまごかけごはん祭り」にて3連覇を達成して殿堂入りを果たした、兵庫県の「夢王」。
右は「たまごソムリエ」として活躍されている小林真作さんが、卵かけご飯や生食で食べるために作った「たまごかけ御飯専用たまご」です。見比べてみると、卵黄の色や卵白の弾力に違いがあって驚きです!
まずは「たまごかけ御飯専用たまご」からいただきます。座席には「日本たまごかけごはん研究所」が考案した卵かけご飯の食べ方一覧「TKG style」の案内もあるので、普段と違った食べ方をしてみるのもおすすめです。1杯目はシンプルに、白米に窪みを作って卵をそのまま落とす「The Fall(ザ フォール)」で食べてみました。
「The Fall」の特徴は、卵黄と卵白、白米の味わいをそれぞれ味わったり、混ぜたりしながら楽しめること。ほんの少し醤油を垂らしたら、まずは卵白と白米だけで食べてみました。さらっとした淡白な味わいのあとに、ほんのりと醤油の香ばしさが引き立って想像以上においしい!
さっぱりとした味わいを楽しんだら、いよいよ卵黄を割ってひと口。濃厚でほんのり甘い卵黄の味わいが、口いっぱいに広がりま
す。普段食べている卵かけご飯とはまた違い、卵黄のおいしさをダイレクトに味わうことができました。
最後は卵と醤油をかけて混ぜる「Shooting Star(シューティングスター)」にしてみました。まんべんなく卵がかかったご飯は、間違いなくおいしい!
味変として「サクサクしょうゆアーモンド」をのせてみると、アーモンドのカリカリ食感と醤油の香ばしさがプラスされてたまらない味わいに。ピリッとしたスパイシーな味わいがアクセントになる「ブラックペッパー」も、卵かけご飯と相性抜群! あれこれ味変を楽しんでいたら、あっという間に食べ終えてしまいました。
2杯目の「夢王」は、先に卵白とご飯を混ぜて最後に卵黄を落とす「Typhoon(タイフーン)」でいただきます。「卵白とご飯だけを食べる」という点では「The Fall」と同じですが、こちらは混ぜているのでまるでメレンゲのようなふわふわ食感が楽しめました。どちらの卵も臭みなどはまったくないので、卵白のさっぱりとしたシンプルな味わいだけを堪能できます。
鮮やかなオレンジ色の卵黄はトロッとしていて、とってもおいしそう! 濃厚な甘みとコクがありながら、後味はスッキリしているのでとても食べやすかったです。殿堂入りするのも納得の味わいでした。
どれも食べてみたい!厳選されたブランド卵が勢揃い
「能勢おうはん」
今回食べた卵以外にも、おすすめの卵はまだまだたくさん! 大阪府能勢町の卵屋がつくる「能勢おうはん」は、大きな卵黄が特徴の卵。うまみと塩味のバランスがよいだけでなくコクがある卵なので、卵かけご飯にすると卵本来の濃厚な味わいを堪能できます。
「天草タマンゴ」※「基本セット」の卵2個で選ぶ場合は追加料金+500円、3個目以降として追加する場合は+800円
こちらは「たまごぐらし」で取り扱っている卵のなかでも、特に希少価値が高いブランド卵の「天草タマンゴ」。熊本県南西部に浮かぶ島・天草のファームが作っていて、なんとマンゴーなどフルーツを飼料にして育った鶏の卵なんです!
生臭さはいっさいなく、濃厚なうまみとほのかな甘みが特徴で、どこかフルーティーな味わいも楽しめます。入荷してもすぐに無くなってしまう日もある、大人気の卵なんだとか。
カウンターにはどの卵を選んだか見分けがつくように、シールが用意されています。食べ比べするときにわからなくならないよう、シールをつけるのもお忘れなく。
ブランド卵を使った卵かけご飯を心ゆくまで堪能できる「たまごぐらし」をご紹介しました。卵の種類やトッピング、食べ方など、自由に組み合わせてできるおいしさは無限大! 慣れ親しんだ卵かけご飯の新しいおいしさを見つけに、ぜひ訪れてみてください。
■たまごぐらし
住所:東京都港区南青山3-18-19 フェスタビル 5階
TEL:080-7498-1614
営業時間:11〜17時(16時30分LO)
定休日:不定休
Text&Photo:増田朱音(vivace)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。