菓子ogawa

【大阪】9席限定! 和菓子職人が手がける「菓子ogawa」のアシェットデセールのコースを体験。2025年7月オープン

大阪府 和スイーツ・和菓子 和カフェ 大阪のカフェ 日本茶 るるぶ&more.編集部
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JR北新地駅から徒歩5分。2025年7月、古美術や骨董のまちで知られる西天満に「菓子ogawa(かしおがわ)」がオープンしました。店主の小川貴大さんはかつて製菓専門学校で先生を務め、京都の鮨の名店でデザートシェフとしても活躍した経歴の持ち主。「菓子ogawa」は予約制で、アシェットデセール(皿盛りデザート)中心のコースがスイーツラバーや美食家に注目されています。さて、一体どんなスイーツが味わえるのでしょうか。店内の様子やデザートを詳しくレポートします。

Summary

和と洋が織りなす大人のスイーツ体験を提供する「菓子ogawa」

菓子ogawa

「菓子ogawa」の店内に入ると、まるでファインダイニングのような洗練された空間が広がります。9席限定のカウンター席。青くて美しい椅子に座ると「菓子ogawa」のデザートコースの開演です。

店主の小川さんは辻製菓専門学校で講師を務めたことがある和菓子職人。また、老舗和菓子店や京都の「鮨さえ㐂」でデザートシェフを務めた経歴もあります。「菓子ogawa」では、和菓子の繊細さとフレンチパティスリーの美しさを掛け合わせた、唯一無二のコースが味わえます。

メニューはアシェットデセール(皿盛りデザート)中心で、スイーツ4皿&セイボリー1皿で構成されています。予約席で15時〜、19時〜、21時〜の回があります。所要時間は1時間ほど。また、19時から22時はスイーツカフェバーとしても営業されています。

メニューは月替わり。お茶やワインとのマリアージュを楽しんで

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アシェットデセールコースはドリンクが選べて、お茶のコースは9500円、ワインのコースは1万3500円です。今回はお茶とのマリアージュを楽しむコースをオーダーしました。ひと皿ごとに異なるお茶がセレクトされ、目の前で淹れていただけます。ちなみに今回紹介するのは2025年10月のメニューです。

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一杯目のお茶は中国福建省の特級茉莉花茶。飲んだ瞬間に香りが広がり、あとを引かないすっきりとした味わいが楽しめます。
淹れ方にもこだわりがあり、低めの温度でじっくり出すことで渋みや雑味を出さず、ふくよかな香りを引き出します。さらにワイングラスを用いることで、ジャスミンの心地いい香りを余すことなく満喫できます。

旬の食材を使って仕上げる芸術的なアシェットデセールコース

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ひと皿目のスイーツは、クラシカルな高台皿に麗しく盛り付けされた洋梨大福です。

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メレンゲを入れて、ふわっと歯切れよく仕上げられた餅。
餅の中には、山形県産の洋梨が入っています。洋梨のまわりの餡はバナナ餡。バナナ餡はオーブンで皮ごと焼いて甘みや香りを引き出したバナナを裏ごしし、白餡とあわせて炊き上げたもの。大福の下にはキャラメルクリームが敷き詰められています。
とろけるほどに芳醇な洋梨とこんがり焼きあげられたバナナの甘み、ほろ苦い大人なキャラメルクリームの風味が絶妙にマッチ。またこの大福に、すっきりとしたジャスミンティーがよく合います。

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二皿目は秋のおいしさを集めたような、風流な一品です。
いちばん下にはドイツ菓子で使われる、ザクザク食感のシュトロイゼル。シナモンが香るクッキーのような生地の上には、柿を使った餡がたっぷりとのせられています。この餡は白ワイン餡とカシス、豆乳を合わせた餡に柿を和えたもの。
その上には2時間蒸したサツマイモを濾してペーストにして、白餡とクリームチーズでこしらえた芋餡を。さらに紅葉はパイ生地に練切を貼って仕上げています。

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こちらのスイーツに合わせるのは、京都「柳桜園茶舗」の玉露。前日から氷出しでうま味を抽出した一杯です。氷で出すことにより、うま味やまろやかさを抽出し、味に苦みを出さないのだとか。

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サツマイモのほくほくとした甘さやトロリとした柿の食感、風味や香りをゆっくりと味わえば、至福の時間が訪れます。

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二皿スイーツが続いたあとに、セイボリーが運ばれてきました。
本日のセイボリーはハンガリー産の鴨の生ハムで食パンとバルサミコ餡を巻き上げたもの。うま味たっぷり、鴨の生ハムの塩気とバルサミコ餡の酸味、添えられたバジルの香り高さのハーモニーにハッとするひと皿です。

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この複雑なうま味を持つひと皿と合わせるのは、抹茶ラテ。ラテでうま味に甘みを補うことにより、さらにおいしさが深まります。

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秋のごちそう・モンブランの登場です。なんとモンブランは目の前で絞って仕上げてくれます。
丹波の栗・銀寄を鬼皮ごと蒸して栗餡を作ります。白餡も入っていますが、実質ほぼ栗。かなり栗の配分が多く、上質な栗の味わいを満喫したい人のためのスペシャルデザートです。

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@菓子ogawa

皿を彩るのは芳醇な酸味と甘みをもつザクロのソース。
皿の一番下から栗餡、きなこクッキー、赤ワインブリュレ、ローズマリーを利かせたシャンティ、そしてたっぷりの栗餡で覆われています。栗餡は決して甘ったるくなく、素朴な甘みと豊かな風味が広がります。

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この贅沢なモンブランに合わせるのは「柳桜園茶舗」のほうじ茶・香悦。氷だしで雑味を出さずに香ばしさやうっとりするような香りだけを抽出しています。

目の前で職人技が見られる! 五感で味わう麗しのお菓子

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店主の小川さんは辻製菓専門学校で講師を務めたことがある和菓子職人です。美しい細工を凝らした練切は小川さんの得意技。

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カウンター越しに小川さんの手元を眺めていると、見惚れてしまう手さばきで繊細な花が生み出されていきます。

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見てください、この可憐さを。秋の花・秋桜の練切です。
こちらも和洋が織りなすスタイルで。ホワイトチョコレートを練り込んだ練切で、すだち餡を包んでいます。艶やかな漆の菓子皿と菓子楊枝はご近所・老松通りの骨董屋さんで手に入れたものだそう。
どのスイーツも器づかいが素敵で、お菓子の美しさが際立ちます。

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切に合わせる一杯は抹茶です。苦味や渋みが控えめで、うま味と甘みのバランスが絶妙な、京都の「一保堂茶舗」の抹茶を目の前で点ててくれます。

メニューは月替わり。一度来たらリピートされる方がほとんど、というのも納得です。カウンター越しにお客さんと和やかにお話しながら、体験したことのない味わいを繰り出す「菓子ogawa」の世界にどっぷり浸れます。

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人気店ゆえ、予約は必須です。ぜひ訪れてみてくださいね。

■菓子ogawa(かしおがわ)
住所:大阪府大阪市北区西天満4-12-22 第3青山ビル101
TEL:なし
営業時間:アシェットデセールコース15時〜・19時〜・21時〜(予約制) 、スイーツカフェバー19〜22時(予約不要)
定休日:木曜
アクセス:JR東西線北新地駅11-43番出口から徒歩約5分


Text:鴨 一歌
Photo:沖本 明

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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