【京都・太秦】時代劇の世界に没入! リニューアルした「太秦映画村」を遊びつくす
2026年3月28日、「太秦映画村」が大規模リニューアルを経てオープン。江戸時代の町に迷い込んだかのような、リアルな体験ができる新スポットとして注目です。着物で街歩きを楽しんだり、物語の中に入り込んだりと、非日常にときめく体験がぎゅっと詰まっています。本格的な時代劇体験に加え、夜は18歳未満入場不可の刺激的なコンテンツも登場。昼も夜も、時代劇の世界を満喫できる新しい「太秦映画村」をじっくりレポートします。
入り口から没入! 江戸の世界へ

入り口を入ると目に飛び込んできたのは、壁一面に描かれた映画のオープンニングロゴ。荒々しい波を背にしたおなじみの構図に期待感が高まります。

中に入ると、リニューアルのコンセプト「江戸時代の京へ、迷い込む。」を実感するリアルな町並みが広がっています。

はやる気持ちをおさえて、まずは入り口付近にある「扮装屋」に立ち寄りましょう。ここでは時代劇の衣装やSOU・SOUのモダンな着物をレンタルできるんです。ここで衣装を身に付ければ、気分は一気に江戸の住人に。街歩きもより楽しくなり、写真映えもぐっとアップします。
■扮装屋
・着物レンタル料金:2500円(着付時間:約10~15分、20時までに返却)
・SOU・SOU×太秦映画村和装レンタル:2500円(別途保証金2000円)(着付時間:約10~15分、20時までに返却)
・時代劇扮装:5800円(着付時間:約30分、最終受付16時、18時までに返却)。子ども(身長110~145cm)

店先や広場では、役者さんたちが目の前で演じ始め、声をかけられたり、会話のやりとりを楽しんだりしながら、まるで自分たちも映画の登場人物になったかのような感覚に。
歩いて、出会って、巻き込まれる! 「360°リアルタイムドラマ」

かわら版売りの威勢のいい声に思わず足を止めると、手渡されたかわら版には「360°リアルタイムドラマ」の詳細が。これは、村全体を舞台にリアルタイムでドラマが展開されるもので、何時にどの場所でドラマが始まるのかが記載されています。今回のドラマ『花嫁道中 桜の宴』(内容は時期により異なる)を見るために、大手門広場へと向かいます。

ドラマは出立のシーンから始まりました。花嫁の母が花嫁衣装や嫁入りの意味などを解説して、豆知識が増えました。白無垢には「生まれた家の色を捨て、嫁ぎ先の色に染まる」という覚悟が込められていること、綿帽子には「新郎以外に顔を見せない慎み」や「魔除け」の意味があることなど、華やかな花嫁道中の裏にある、家族の思いや祈りを知る印象的なシーンです。

白無垢姿の花嫁がゆっくりと町を歩くなか、周囲ではさまざまな出来事が同時に展開。観客はただ眺めるだけでなく、好きな場所から物語を追いかけたり、村内を練り歩く花嫁行列に参加したりすることも可能。レンタル着物を着て加われば、より一層没入感が高まります。

ふと見上げると忍者が空中移動していてびっくり! 忍者ショーだけでなく、村のあちらこちらに忍者が現れるのも映画村ならではですね。

花嫁道中のクライマックスは、一本桜前のステージで大立ち回りが始まり、迫力満点の殺陣に思わず見入ってしまいます。
江戸の文化体験&遊びを満喫
日本の伝統文化を体験!

「御池町家」では、池坊流の華道体験をはじめ、茶道や三味線、お囃子、京舞、狂言、能など、日本の伝統文化を気軽に楽しめるコンテンツが充実。茶道は毎日開催され、そのほかの体験とあわせて、毎日2種類のコンテンツを各5回ずつ実施しています。ふらっと立ち寄って、日本文化に触れられるのも魅力。体験内容は公式サイトでスケジュールをチェックしてみて。
■文化体験
・場所:御池町家
・参加費:各2700円
・所要時間:各約35分
参加費ナシで遊んじゃおう!

「うずわく町家」では、「浮世ノ京あそび」と題して、お手玉や竹とんぼ、独楽などの昔遊びが楽しめます。童心に返って、どこか懐かしいアナログ的な遊びに夢中になってしまいます。
■浮世ノ京あそび
・場所:うずわく町家
・スケジュール:10時30分、11時30分、12時30分、13時30分、14時30分、15時30分、16時30分、17時30分、18時30分、19時30分
・所要時間:約30分

「武家屋敷」は、花札の世界観に包まれた幻想的な空間で、恋愛や金運を占う「京花占い」があります。ちょっと意地悪な言い回しでズバッとコメントしてくれる「京のイケずうらない」のクスッと笑ってしまうユニークさも楽しんで。
■京花占い
・場所:武家屋敷 弐之間
・スケジュール:10時~15時30分

「侍修練場」では剣術体験ができます。刀の持ち方から丁寧に教えてもらえるので、初心者も安心。侍の所作を体験できるので、アクティブ派にもおすすめで、実際に体を動かして体験するからこそ楽しさも倍増! しっかり思い出に残るアクティビティです。
■侍修練場
・場所:武家屋敷 壱之間
・スケジュール:10時15分、11時、11時45分、13時、13時45分
・所要時間:20分
R18指定! オトナの夜遊び体験

夜になると、映画村はガラッと表情を変えます。18歳未満入場不可の「丁半博打」では、江戸時代の賭場さながらの熱気を体験。男衆の呼び声で姐さん(あねさん)が登場すると場の空気は一気に高揚!

壺振りの威勢のいい掛け声が響き、「さあ張った張った!」の声に引き寄せられるように、参加者は手にした木札を丁か半にかけます。二つのサイコロの合計が偶数なら丁、奇数なら半。姐さんが壺を開ける瞬間、場内はため息や笑い声で熱気が最高潮に。かけるのはお金ではなく「心願」。負けてもどこか清々しく、ついもう一度挑戦したくなるおもしろさです。
■丁半博打(R-18)
・場所:武家屋敷 弐之間
・スケジュール:16時25分、17時10分、18時35分、19時20分、20時05分
・所要時間:約25分
※丁半博打(R-18)に参加する場合は、整理券(枚数制限有)が必要
・配付場所:案内処
・配布時間:【15時30分から配布を開始する回】16時25分、17時10分開催分
【17時35分から配布を開始する回】18時35、19時20分、20時05分開催分
※整理券1枚で5名まで参加可能

さらに「拷問屋敷」では、ちょっぴりスリリングな没入体験も楽しめます。江戸時代の取り調べを再現した空間に足を踏み入れると、薄暗い屋敷の中に満ちた独特の緊張感にドキッ。思わず身構えてしまう演出に、非日常感たっぷりの体験が味わえます。昼とはまったく違う大人の映画村は、特別感たっぷりです。取材時点では整理券などはなく、自由に訪れて楽しめました。
■大人しか入れない拷問屋敷(R-18)
・場所:武家屋敷 壱之間
・スケジュール:17時~20時30分
東映映画100年の歴史をたどる「太秦城」

「太秦蔵」は時代劇の裏側に触れられる注目のスポットです。東映太秦撮影所は約100年にわたり数々の時代劇を生み出し、現在も撮影が行われている場所。「太秦時代劇100年展」は、その歴史をたどります。

映画やテレビの時代劇の貴重な資料や、俳優・監督のインタビュー映像が流され、時代劇ファンはもちろん、役者ファンにとっても見応えたっぷりの内容です。

さらに、大道具や小道具、衣装も道具部屋さながらに展示。実際の撮影で使われるセットや道具、細部まで作り込まれた衣装を間近で見られるので、時代劇の世界観をよりリアルに感じられます。
映画村と名店のコラボグルメもはずせない
散策の楽しみといえば、やっぱりグルメですね。映画村内には話題のお店がずらりと並んでいます。
「朱色まぐろ」では、こだわりのマグロを使った寿司や海鮮メニューが楽しめます。脂のりがよく希少価値の高いミナミマグロは、南極近海で獲れる上質なマグロ。濃厚なうま味がたっぷりの竜田揚げとポテトフライのセットに加え、すし飯に漬けまぐろや中落ち、いくらを重ねた「まぐろのパフェ」もラインナップ。どちらも気軽に味わえる、ちょっと贅沢な軽食です。
「zarame-gourmet cotton candy-」では、抹茶金時や綿八ツ橋などの京綿菓子のほかに、太秦映画村限定の「黒糖わらび餅入抹茶ラテ」などのスイーツ系ドリンクも充実。お土産には箱入の「京綿菓子」510円、日本酒の綿菓子「綿酒」600円もおすすめ。
1716年、江戸時代に創業した京菓子司「笹屋伊織」の和カフェ「SASAYAIORI+太秦映画村」の上品な甘味はマスト。桜のシーズンには、バニラアイスや白玉に桜ホイップと桜の花の塩漬けを添えた華やかなどらやきが登場(2026年4月中旬まで。材料がなくなり次第終了)。季節の味の特別なスイーツが楽しめます。
「茶寮 京都仁王門 ござる。」では、湯葉のあんかけどんぶり(テイクアウト1400円、イートイン1500円)などの食事もののほかに、京都クラフトビールや日本酒も充実。すっきりした飲み心地が人気の「金柑ソーダ」もおすすめです。
限定品のお土産選びも楽しい
いろんな土産物が並ぶ本陣のなかで、ひときわ目立つのが「UZUUZU」シリーズのTシャツ。「太秦映画村」の新しいシリーズで、太秦の「うず」をモチーフにしたデザインです。撮影所の一部を切り取ったようなグラフィックも特徴で、さりげなく映画村らしさを感じられるのがポイント。お土産としてはもちろん、普段使いもしやすいデザインなので、長く着られる一枚です。

ほかにも頭にかぶればチョンマゲ風になる手ぬぐいなど、時代劇の世界観を取り入れた和風ポップな小物がずらり。思わず「これ見て!」と一緒にいる友達に見せたくなるような遊び心たっぷりのデザインは、オトナ女子の心をくすぐります。
リニューアルした「太秦映画村」は、以前よりぐんと女性が楽しめる仕掛けが増えていました。昼は江戸の街を歩きながら物語に入り込んで、文化体験やグルメを満喫。夜は大人だけの特別な世界へと一変し、昼とはまったく違うドキドキ感が楽しめました。一日中、時代劇の中で過ごしているかのような没入感に包まれ、気づけば時間を忘れてしまうほど。また訪れたくなる、新感覚のエンタメスポットです。
■太秦映画村(うずまさえいがむら)
住所:京都市右京区太秦東蜂岡町10
TEL:0570-064-349(ナビダイヤル)
営業時間:10~21時(入村は営業終了の1時間前まで)
定休日:火曜(3月、4月、11月、祝日は火曜も営業)
入村料:1DAY(10~21時)大人(中学生以上)2800円、子ども(3歳~小6)1600円/ ナイトタイム(17~21時)大人(中学生以上)2000円、子ども(3歳~小6)1300円 ※3歳未満無料
https://eigamura.com/
Text&Photo:松田きこ(ウエストプラン)
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