泊まる
更新日:2025.11.27
【徳島県・鳴門】ゴッホの世界観に浸れる絶景宿 アオアヲ ナルト リゾート
四国の東の玄関口・鳴門に立つ、アオアヲ ナルト リゾート。周辺には世界最大級のうず潮や、世界の名画を原寸大で再現する『大塚国際美術館』など、一度は行ってみたい魅力的なスポットがたくさんあります。そんなアオアヲ ナルト リゾートでは、神戸・福島・東京で開催される『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』に合わせ、全身でゴッホの世界観に浸れる特別な体験を実施中! 7つのひまわりをテーマにした客室に、地元食材を使用したカフェメニューやフレンチディナーの数々…。アート好きにはたまらない、唯一無二のひとときをご紹介します。
アオアヲ ナルト リゾート『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』
アオアヲ ナルト リゾートは鳴門市にあるリゾートホテルで、鳴門北ICのすぐそばにあります。客室からは絶景のオーシャンビューが望め、カフェ含む5つのレストランが併設されており、宿泊ではなく立ち寄りでも楽しめます(要予約)。ホテル内では徳島名物の藍染体験や阿波おどり(宿泊者限定)、時期によっては芋ほり体験や生ワカメ収穫体験など、レアな体験会も実施されており、ホテルの中で一日中楽しむことができます。
アオアヲ ナルト リゾートでは、神戸市立博物館で開催されている『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』(2025年9月20日~2026年2月1日)の余韻を楽しめる体験を実施中(2025年9月1日~2026年3月31日 ※延長予定)。あの名画の陶板画を独り占め…なんて貴重な体験ですね!
絶景カフェでアートな美食を嗜む
アオアヲ ナルト リゾート1階にある「テラスカフェ オーゲ」は、海に向かって全面ガラス張りの絶景カフェで、なると金時のスイーツやアフタヌーンティーなどが楽しめます。ホテルの宿泊者でなくとも利用できるため、淡路島や徳島観光のついでにふらっと立ち寄れるのが嬉しいポイント。
「Soleil ソレイユ~太陽・ひまわり」870円 (提供時間10時~21時30分、数量限定)
ゴッホの作品から着想を得て、「ヒマワリの種が太陽の光を浴びて花開く」様を表現した一品。徳島県産の木頭柚子の香りを閉じ込めたタルト生地に、太陽のように黄色く染まったマスカルポーネムース、ヒマワリの種をイメージしたパールショコラと濃厚なシャンティショコラがのっています。さらに香りづけにはアブサンを使用しています。ゴッホ好きの方なら、あっ!と思ったかもしれませんが、アブサンはゴッホが愛飲していたとされるお酒です。意味が分かるとますます食べるのが楽しくなる、ゴッホ尽くしのスイーツですね♪
「The Starry Night ~星月夜」1200円(提供時間17~22時)
ゴッホ作品の中でも人気の高い『星月夜』をモチーフにしたカクテル。ゴッホの愛したアブサンとミントリキュールベースに、ブルーキュラソーと徳島県産の柚子を混ぜ合わせたショートカクテルです。ブルーキュラソーで幻想的な夜空を、散りばめた金箔で星を、柚子のピールで三日月を表現しており、ゴッホ独自の世界観を存分に味わえます。
「鳴門金時タルト」680円(手前)、ドリンクセット+700円
『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』とのコラボメニューのほかにも、徳島県の名物を使用した、見た目も華やかなカフェメニューがスタンバイ! 「鳴門金時タルト」は、長年愛されてきたアオアヲ ナルト リゾートの看板メニュー。なると金時本来の優しい甘さとまろやかな食感が絶妙で、シンプルながらも癖になる一品です。
「鳴門金時パフェ」1350円
なると金時のチップスや甘露煮、アイス、ペースト…と、なると金時をグラスの底まで贅沢に詰め込んだボリューム満点のパフェです。
ゴッホのひまわりに囲まれた優雅なひとときを
※写真は404号室
泊まれるアートギャラリーとして昨夏に誕生した「ゴッホのヒマワリルーム」。ゴッホ制作の『ひまわり』をイメージした色調で統一され、一部は陶板画(陶器の板に絵付けしたもの)が飾られています。花瓶に入った『ひまわり』は全7点とされていることから、「ヒマワリルーム」も7つあり、それぞれに違う『ひまわり』の絵と内装となっています。どの部屋になるかは当日のお楽しみです。
ゴッホにとってユートピアの象徴であるヒマワリを再現した陶板画は、大塚国際美術館と同じ陶板を使用しています。この陶板画は泊まった人だけが心ゆくまで眺めることができます。ゴッホの『ひまわり』を見つめながら、ゴッホの生きた時代に思いを馳せましょう。
ロクシタンのシャンプーやコンディショナー
部屋には、ロクシタンのシャンプーやコンディショナー、ReFaのドライヤーやシャワーヘッドといった美容アメニティをはじめ、豪華なアメニティが用意されています。
ヒマワリのハーブティーやアロマオイル、ゴッホに関連する書籍といったゴッホ愛をくすぐられるグッズもあります。
スパークリングワインとスイーツ(阿波菓子)
さらに嬉しいサプライズも! スパークリングワインは当日フロントに連絡すると、冷えた状態のものを部屋まで運んでくれます。旅の疲れも一気に癒やされますね!
地元食材で表現された絵画的ディナーとは
「ひまわりディナーコース」2万7150円~(2名1室夕・朝食付きの1名料金)
フランス料理「フォーシーズン」の店内の様子
夕食は、ホテル最上階にあるメインダイニングで、アルルのヒマワリ畑やサントマリーの海など、ゴッホの作品を彷彿とさせるスペシャルフレンチコースはいかがでしょうか? きめ細かい霜降りで肉本来の甘味と香りが特長の阿波牛や色鮮やかな阿波野菜など、見ても良し食べても良しの贅沢な地の食材を堪能できます。
~ゴッホ「日没:アルル近くの麦畑」から~かぼちゃポタージュ
~一輪の「ひまわり」~ 柚子のムース ひまわり仕立て
ゴッホ作品を特徴づける"鮮やかな黄色"をキーカラーとして、華やかなメニューに仕上がっています。見ているとゴッホの作品の数々が浮かんでくるようで、うっとりしてしまいますね。
ホテル内で文化体験! 阿波藍染め
3300円~(前日までの要予約)
徳島の伝統産業で、ジャパンブルーとも称される「阿波藍」。アオアヲ ナルト リゾートでは、そんな阿波藍を使った本格的な藍染め体験がホテル内でできます。宿泊者以外の日帰り体験も可能です。
化学薬品を使用せず自然由来の原料を用いた、天然灰汁発酵建てと呼ばれる江戸時代から続く染色方法で染めていきます。真っ白なハンカチに、輪ゴムや割りばしなどを使って、模様をつけるための下準備をします。数分藍液につけて、乾かして…という作業を6~8回ほど繰り返すと、だんだん深い藍色に染まっていきます。染料の独特な匂いや、藍液に手を入れた時の感触は体験してこそ分かるもの。忘れられない経験になること間違いなしです!
最後は流水で灰汁を洗い流し、脱水、アイロンをあてれば完成。完成した後は、ラッピングもしてくれるのでおみやげにぴったりです。
藍づくしの阿波藍ルーム
藍染体験のほかにも、「藍」に触れられる体験があります。阿波おどりや鳴門の渦がモチーフに使用されている阿波藍ルームは、徳島を代表する藍染職人が内装を手がけており、伝統工芸の粋をたっぷり感じる空間が広がっています。
「Awa Ai阿波藍ディナーコース」2万9150円~(2名1室夕・朝食付きの1名料金)
藍の茶葉などを使用した藍を味わうディナーなどもあり、阿波藍に染まる体験が盛りだくさんです。
ゴッホの世界観に一日中浸れる体験はいかがだったでしょうか。神戸市立博物館の『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』は2026年2月1日まで開催予定です。展覧会と合わせてぜひ足を運んでみてくださいね。
■アオアヲ ナルト リゾート
住所:鳴門市鳴門町土佐泊浦大毛16-45
TEL:088-687-2580
営業時間:10~22時(ランチ11~15時)
定休日:無休
アクセス:JR鳴門駅から車で13分
Text:佐藤伶香
Photo:白石卓也
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。