【屋久島】島人おすすめ !とっておきベストシーン
緑濃い屋久杉のイメージが強い屋久島ですが、実はそれ以外にも魅力がたくさん。驚くほど透明度の高い海、秘境の滝、雪景色など、あまり知られていない絶景をご紹介。
幻想的なリフレクション絶景/春田浜海水浴場
隆起珊瑚礁が作り出す広々とした海岸。無風時には、海面に空が映り込む「鏡張り」が見られることがあります。干潮時には大小のタイドプール(潮溜り)が現れ、生き物観察も楽しめます。足元が不安定なので、マリンシューズや濡れてもよい靴で訪れて。
■春田浜海水浴場(はるたはまかいすいよくじょう)
屋久島空港から車で約20分。散策自由。駐車場あり
生命力あふれるガジュマル/西部林道
世界自然遺産地域の「核心地域」の一部を、唯一車両で通行できる区間です。林道沿いの照葉樹の森には熱帯植物のガジュマルが自生し、力強い景観を構成しています。ヤクザルやヤクシカとの遭遇も魅力です。
海に直接落ちる美しい滝へシーカヤックで接近/トローキの滝
日本でも珍しい、海に直接流れ落ちる滝。岩肌と青い海、白い飛沫を上げる滝のコントラストは、まさに自然が作り出した芸術です。通常は展望台からの見学ですが、シーカヤックなら至近距離まで行くことができます。
■トローキの滝(トローキのたき)
展望台まで屋久島空港から車で約35分(向かいのぽんたん館駐車場を利用)。散策自由
秘境の森の先に現れる エメラルドグリーンの滝つぼ/蛇之口滝(じゃのくちのたき)
尾之間温泉裏手の蛇之口滝ハイキングコース入口からジャングルのような森を歩き、2時間ほど沢沿いを進みます。最後に沢をまたぐと到着! 巨大な花崗岩の岩を滑るように水が流れ、その滝つぼは透明度の高い水をたたえて輝いています。暑い時期はヤマビルが多いので注意を。
■蛇之口滝(じゃのくちのたき)
屋久島空港から車で40分。駐車場なし
※屋久島公認ガイドのツアー参加を推奨。山岳部環境保全協力金の納入を
世界遺産の森が育む水鏡/淀川
宮之浦岳へ行く淀川登山口から歩くこと約1時間、世界遺産の森に抱かれた透明な沢にたどり着きます。澄んだ水面が苔むした原生林を映し出し、まるで幻想の世界に迷い込んだよう。屋久島の自然美を象徴する癒しのスポットです。
■淀川(よどかわ)
淀川登山口まで宮之浦港から車で約1時間30分。安房港からは車で約1時間。駐車場5台程度
※山岳部環境保全協力金の納入を
干潮時だけのお楽しみ 自然と一体になれる/平内海中温泉
海中に湧き出る天然温泉で、干潮の前後2時間程度のみ入浴できます。目線が海面と同じ高さで、自然と一体になれる開放感が魅力です。夜は満天の星空も楽しめます。
■平内海中温泉(ひらうちかいちゅうおんせん)
屋久島空港から車で40分。駐車場20台程度
※混浴で、水着はNG、タオル、ムームーは利用可。石鹸・シャンプーは海へ影響のないものを使用のこと。入浴料として協力金300円。地元の方への配慮を忘れずに
冬も楽しめる! 屋久杉の森

青々とした夏場のイメージが強い屋久島の森ですが、冬の季節には、ガイドと一緒に雪景色のなかを歩くこともできます。苔と雪が織りなす森の世界は、いっそう幻想的。屋久島ならではの冬の楽しみです。
白谷雲水峡
鬱蒼とした森は昼間でも日が入らないので、苔は常にみずみずしい状態を保っています。
有名映画のモチーフになったともいわれている美しい苔が一面を覆う空間は幻想的でまさに非日常空間です。
■白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)
屋久島交通、まつばんだ交通利用。宮之浦港から白谷雲水峡行きで35分。宮之浦港から入口の白谷広場まで約25分
縄文杉
悠久の時を経てたたずむ屋久島のシンボルで、現在確認されている中では最も大きい屋久杉です。圧倒的な存在感と風格はまさに森の王者。
■縄文杉(じょうもんすぎ)
屋久島自然館へは宮之浦から45分、安房から6分。屋久島自然館から荒川登山口へは荒川登山バスで約40分
ウィルソン株
大正3年(1914)に調査のため屋久島を訪れたイギリスの植物学者 アーネスト・ウィルソン博士の名が由来。切り株の中は10畳ほどの空洞で空を見上げるとハート型に見えます。
注目! 「近自然工法」による登山道整備
屋久島では、自然との共生を図るため、一部の登山道で、生態系の回復を試みながら、「近自然工法」による登山道保全に取り組んでいます。屋久島公認ガイドが中心となり、主に登山道周辺の石や倒木などの現地資材を活用して、世界自然遺産の島に相応しい登山道整備を行っています。

定番のスポットを訪れるのもよいですが、島人おすすめのスポットを訪れて新たな屋久島の魅力に触れてみるのはいかが?
この記事の掲載スポットについての問合せ
TEL:0997-46-2333(屋久島観光協会)





