日本初上陸! 大阪ミナミをとことん楽しみたい人におすすめなホテル「キャプション by Hyatt なんば 大阪」【すみずみ宿泊ルポ】
2024年に日本初上陸した、アメリカのホテルチェーン、ハイアットのホテルド「キャプション by Hyatt なんば 大阪」。2025年10月には国内2軒目として東京にも開業し、ますます注目が高まるホテルブランドのひとつです。 地域密着を掲げ、地元に根ざしたルームデザインやさまざまな体験を用意するなど、その土地ならではのおもしろい工夫がたくさん施されていることも特徴的です。ステイはもちろん、周辺観光もより楽しみやすくなる「キャプション by Hyatt なんば 大阪」をたっぷりご紹介します。
観光スポットにもほど近い「キャプション by Hyatt なんば 大阪」

「キャプション by Hyatt なんば 大阪」があるのは、Osaka Metro日本橋駅および近鉄難波線近鉄日本橋駅から徒歩5分ほどのところ。大阪・ミナミを代表する観光スポット、黒門市場をはじめ、少し歩けば道頓堀や、お買い物スポットも多い繁華街です。
ハイアットのなかでも、比較的リーズナブルで使い勝手の良いホテルブランドとして生まれたこちらのブランド。大阪・なんばに日本初上陸しました。
特徴的なのは、ホテルの1階全体を占める「トークショップ」というスペース。チェックインまでの待ち時間を過ごしたり、ラウンジのようにティータイムに使ったり、また宿泊者でなくても気ままに訪れられる場所としても、さまざまな人が交差するスペースです。

トークショップの天井付近に見えるのは、雲をイメージしたアート。雲の下では雷や雨、美しい晴れ模様などと天気がコロコロ変わることに着想を得て、この場所でいろんな出来事が巻き起こり、訪れた人にさまざまな楽しみ方を発見してもらいたい、との意図も込められているそう。
チェックイン前に自家製ランチでホッとひと息

トークショップの奥にはソファ席が設けられ、より落ち着いた雰囲気で過ごすことができます。食事をゆったり楽しみたいときにはこちらの席がよさそうですね。

チェックインまでに少し時間があれば、トークショップでランチをいただくのもおすすめです。ランチタイム(オールデイメニュー)が11~17時とゆったり設けられているのもうれしいポイント。カウンターでオーダーし、呼び出し後に自分で席まで持っていくセルフ式が採用されています。

今回チョイスしたのは、黒門市場から届く新鮮な魚介のどんぶりを中心にした「うまいもんグルメランチ」1700円。肉うどんや自家製豆腐のお出汁あんかけなどもセットになった、ボリューム満点の御膳です。

大きめにカットされた新鮮な魚を口いっぱいに頬張るうれしさ! 白ご飯と新鮮なお魚の組み合わせは、やっぱり格別です。
だしのうま味がしっかり生きた肉うどんも、“大阪のうまいもん”をたしかに感じる完成度。日本人はもちろん外国人ゲストからも人気の、まずは食べておきたいメニューのひとつです。
メニューはほかにも、パスタやピザ、サラダ、フィッシュ&チップス、カレーライスなど多様なラインナップなので、「これ食べたい!」がきっと見つかるはず。

料理の受け取りカウンターの近くには自家製サンドイッチやドリンク類。

オリジナルの紅茶など、ちょっとつまみたい時にぴったりな飲食物の販売も。客室でのくつろぎタイムなどにぜひ選びたいです。
■トークショップ
場所:ホテル1階
TEL:06-6649-4321(代表)
営業時間:朝食7~11時、ランチ11~17時 (2025年12月現在)
定休日:無休
ドレスコード:なし
サステナブルな要素を取り入れた客室。大阪弁のデザインにもワクワク

館内や客室にも遊び心たっぷりのデザインが施されています。廊下のカーペットは幾何学模様でありながら、遠くから見ると千鳥格子をイメージさせるデザインで、ワクワク感を後押し。
客室は全167室で、20㎡のスタンダードと30㎡のデラックスの2種類。まずご紹介するのは、こちらのデラックスタイプ。2人並んでゆったり座れるソファとテーブル、椅子が設けられるほか、ミニバーやバスルームも大きめ仕様です。

ダブルシンクの洗面台は、2人以上で旅行する際にはかなり便利。鏡大きめ&ライト付きでスキンケアもメイクもはかどります。

浴室内にバスタブはなく、シャワーのみ。水滴が直線に流れ落ちるレインシャワーを採用し、心地よいバスタイムが楽しめます。

ミニバーコーナーの隣には座面の広いソファスペース。

フリードリンクは、緑茶に紅茶にドリップバッグにネスプレッソにと、欲しいものは十分揃っています。サステナブルに配慮したホテルなので、ペットボトル入りのお水はなく、写真中央のクリアなボトルを持って各階にあるウォーターサーバーに行き、汲んでくる仕様です。

ソファとともに配置されたこちらのテーブルは、なんと海洋プラスチックゴミで作られたものなのだそう。サステナブルを大切にしているホテルらしい取り組みです。スタイリッシュなデザインが部屋にマッチして素敵なのはもちろん、しっかりした質感でかなり丈夫そうなのも新鮮でした。

アメリカ・シーリー社製のベッドはダブルサイズで心地よく、ごろごろくつろぐ際にも◎。読書灯にあんどんをイメージしたデザインのライトが設けられていたり、ヘッドボードの上にあるアート(大阪出身アーティスト・ZAnPon氏作)は大阪をイメージして制作されていたりと、楽しさ満点のデザインがあちこちに施されています。

ルームウェアはホテルスタッフが「ずっと着ていたいものを」とこだわって作ったオリジナル。ちょっと厚めのデニムのような生地はボディラインを拾いにくく、おやすみ前のリラックスタイムにも安心して着られます。
デラックスルームには無料でエキストラベッドが1台入れられ、最大5名(大人3名・子ども2名)まで宿泊可能です。
続いてこちらは20㎡のスタンダードルーム。クイーンサイズのシーリー社製ベッドを中心に、奥にはひとりがけのソファ・椅子・テーブル、手前にはミニバーコーナーもあります。
クローゼットには和服のイラスト、読書灯付近には巻物のイラスト、バッグをかけておける壁には巾着のイラストなど、絵でそれぞれのコーナーを表現しているのもおもしろポイントです。
バスルームはコンパクトながら使いやすく、1、2名での利用なら十分な設計。壁に描かれたツッコミの言葉に、大阪エッセンスを感じてついフフッと笑っちゃいます。
24時間利用可能なジムや、ランドリーなども充実

館内には宿泊者だけが24時間使えるフィットネスセンターもあり。陸上のトラックをイメージしたデザインになっていて、まるでトラックを走っている感覚で運動に邁進できそうです。

有酸素マシンが複数用意されているほか、ダンベルやボール、ヨガマットなどもあり、自分のやりたい運動に合わせて充実したフィットネスが満喫できます。汗拭き用のタオルも用意されているので、客室から持ち込まなくてもOK。

またランドリールームも24時間利用可能。2台のコインラインドリーを備え付け、洗剤不要で洗濯から乾燥まで全自動で利用できます(有料)。なお、決済はコインではなく二次元バーコード(PayPayやd払い、楽天ペイなど)のみで受け付けているため、二次元バーコード決済が使えない場合はフロントまで申し出ましょう。
トークショップで本を読んだり、ワークショップを体験したり

客室でひとまず落ち着いた後は、ぜひ再びホテルの顔でもある「トークショップ」へ訪れてワークショップなどにも参加したいです。

大きなテーブルには、大阪のカルチャーを長年支えてきた本屋さん「スタンダードブックストア」の店主がセレクトした本が並びます。大阪出身作家の小説をはじめ、アートブックや目で見て楽しめる本など、感性に引っかかった本を広げて自由に読書を楽しんで。
もちろん、ゆっくりカフェタイムを満喫するも◎。コーヒーや紅茶など定番ドリンクはもちろん、「抹茶ラテ」や「抹茶シェイク」なども人気です。ショーケースにはシュークリームやシフォンケーキ、ドーナツなどスイーツも並び、「ドリンク(指定のもの)とケーキのセット」1100円でひと息つくのもあり。

またホテルに入ってすぐのところには、これから開催するワークショップの予定がずらりと並んでいるので、チェックするのをお忘れなく! ワークショップ開催日はランダムなので、ちょうど訪れる日に開催されていたらぜひ参加してみてはいかがでしょう。
ワークショップは、ハロウィーンなど季節の行事に合わせたイベントのほか、お好み焼きやたこ焼きなど大阪を代表するグルメの体験なども。ワンドリンクオーダーのみで楽しめるワークショップもあるそうなので、見つけたらラッキーです♪
元気になれる朝食セットを食べて、レッツおでかけ!
朝食もトークショップでの提供で、ビュッフェはなくすべてセットまたは単品で。テラスでもソファでも好きな席に持ち込んでいただけるのが特徴です。
「おはようさんプレート」は、卵のオープンサンドイッチ、スモークサーモン、ポークソーセージ、ポテトフライ、ヨーグルト、ドリンク各種がセットに。
ほかにも、スープまたはライスメニューの中から好きな1品が選べる「ええもんグルメプレート」や、ふわっふわの生食パンをサンドイッチに仕立てた「生食パン サンドイッチプレート」など、魅力的なメニューがずらり。朝からしっかりおなかを満たせ、大阪観光もはかどりそうです。
宿泊者以外も朝7~11時は同様の朝食がいただけるので、ぜひ訪れて大阪の“うまいもん”をおなかいっぱい召し上がってくださいね。
ホテルからすぐ行ける、周辺のおすすめ観光スポット3選
【ホテルから徒歩3分】黒門市場

「ナニワの台所」とよばれる市場。鮮魚店をはじめ、八百屋・飲食店など約170軒が並ぶ通りの総延長は580m。早朝から、多くの料理人たちが食材の仕入れにやって来ます。
【ホテルから徒歩4分】なんばグランド花月

お笑いの殿堂「よしもと」の劇場。連日、舞台公演が行われ、人気の芸人さんが登場。間近で漫才・落語・新喜劇などを楽しむことができます。劇場のほかに、飲食店やおみやげ物ショップもあり、地元のファンのみならず全国からたくさんの観光客が訪れます。
【ホテルから徒歩4分】千日前道具屋筋商店街

なんばグランド花月の南手に掲げられた、大きく「道」と書かれた真っ赤な看板が目印。この看板から南のなんさん通りまで約160m続くアーケード街です。ここにはプロの料理人が使う調理器具、厨房設備、看板などを扱う専門店が約50店舗並びます。もちろん一般客も気軽に利用可能。大阪の食文化には欠かせない、たこ焼やお好み焼用の道具類が大小さまざまに並べられていて、見て歩いているだけでも楽しいです。ロウで作った食品サンプルを扱う店で、握り寿司や野菜といったサンプルキーホルダーをおみやげに買って行く人も多いです。
リアルなおすすめタイムスケジュール
【1日目】
11:00 大阪着。Osaka Metroで日本橋駅へ
11:30 「キャプション by Hyatt なんば 大阪」へ。荷物を預けがてら今日・明日のワークショップをチェック
12:00 なんばのお好み焼き店でランチ
13:00 黒門市場へ移動して市場見学&食べ歩き
14:00 「キャプション by Hyatt なんば 大阪」へ移動。チェックイン前にトークショップでカフェタイム
15:00 チェックイン。客室でひと休み
17:00 トークショップで気になったアートブックを眺めつつ旅気分に浸る
18:00 道頓堀周辺へおでかけ。散策しながらディナーを楽しむ
21:00 客室に戻っておやすみなさい
【2日目】
7:00 起床。支度をして朝食へ。生食パンのふわふわ食感に感動!
9:00 フィットネスセンターで軽く運動
10:00 客室に戻ってひと息
11:00 チェックアウト
12:00 なんばグランド花月でお笑いライブに大爆笑
14:00 「キャプション by Hyatt なんば 大阪」へ戻って、ワークショップに参加。そのままトークショップでカフェタイム
16:00 荷物をピックアップして帰路へ

ハイアットのなかでも比較的リーズナブルで、気軽に利用しやすい「キャプション by Hyatt なんば 大阪」。1階のトークショップではおしゃべりしたりPC作業をしたり、ワークショップに参加したりと、さまざまな楽しみ方が見出せるのも魅力です。大阪観光を満喫するならぜひおすすめ! 新しいライフスタイル型ホテルで素敵なステイをお楽しみあれ♪
■キャプション by Hyatt なんば 大阪
(きゃぷしょん ばい はいあっと なんば おおさか)
住所:大阪府大阪市中央区日本橋2-7-5
TEL:06-6649-4321
チェックイン:15時/チェックアウト:11時
料金:1泊素泊まり1室 3万6300円~(サービス料込)
アクセス:Osaka Metro日本橋駅、なんば駅から徒歩約5分
Text&Photo:木村桂子(ウエストプラン)
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