【長野・飯綱高原】 絵本の世界のような「おかしの家 くるみぼーる」でこだわりの焼き菓子を!
飯綱高原の一角に、まるで絵本の世界から抜け出してきたようなカラフルな家が立っています。新潟県上越市出身・牧野嶋良巳さん、智佳子さん夫婦が、長い年月をかけてこつこつDIYしたメルヘンな建物で、素朴で滋味深い焼き菓子を販売しています。そんなお菓子の家を訪ねてみませんか。
20年以上かけてDIY。童話に出てくるようなお家が誕生
東京方面からは長野ICより約50分、新潟方面からは信濃町ICより約30分。そばや戸隠神社で知られる戸隠にもほど近い飯綱(いいづな)高原に、絵本から飛び出したような色彩豊かな建物が現れます。
ここは、2025年6月にグランドオープンした焼き菓子店「おかしの家 くるみぼーる」。春〜秋の週末だけ、期間限定で営業するお店です。
ゆるやかに弧を描く、色とりどりの壁と屋根。よく見ると、なにやらツリーハウスまで。この愛らしい建物群は、24年もの歳月をかけて、良巳さんが独学でこつこつ造り上げたというから驚きです。
「近くにある友人のログハウスに遊びに来るうちに、飯綱高原が気に入って。2001年、当初は別荘にするつもりで、この土地と母屋、牛小屋、作業場の3棟を購入。週末のたびに新潟から通って、DIYで少しずつリノベーションしました」と良巳さん。
智佳子さんは「老後の楽しみにお菓子を作りたい」と子育てが一段落後、基礎から菓子作りを学ぶため製菓学校へ。卒業後は病院の喫茶コーナーや自宅の一角、マルシェなどで焼き菓子を販売。そのおいしさは評判を呼び、ファンが増えていきました。
そこで、せっかく飯綱高原に素敵な家ができたのだからと、本格的にお店にすることを決意。ふたりで焼き菓子店を開いたのです。
滋味あふれる手作りの焼き菓子がずらり
中央の建物に入ると、カラフルな内装に心が躍るお菓子売り場が広がります。
「見た目の華やかさはないけれど、滋味深い生地のおいしさを楽しんでほしい」と智佳子さん。平飼い卵やフルール・ド・セル(塩の花)、発酵バターなど材料を吟味し、それぞれの持ち味を生かして作る焼き菓子が並びます。
1日に100個焼くという人気のシフォンケーキは、バナナや抹茶などの6種各300円。マドレーヌ・フィナンシェ各2種280円、パウンドケーキ3種330円をはじめ、シュークリーム、プリン、チーズケーキ、ガトーショコラ、渋皮栗ケーキなどをラインナップ。
おすすめは、表面を高温でカリッと焼き上げ、中はとろけるようなやわらかさのバスク風チーズケーキ。ラム酒が香る大人の味わいがたまりません。カスタードと生クリームがたっぷり詰まったシュークリームも人気のおやつです。1時間かけてじっくり焼き上げたサクッ、フワッのシュー生地は、香ばしいアーモンドがアクセントに。
店名にもなっている、くるみぼーるは店の看板商品です。生地の中のクルミは、ひとつひとつ手作業で渋皮を取り除いたもの。口の中でほろほろっと崩れる食感が楽しめる、発酵バターの風味豊かなクッキーです。
シンプルでもコクがある、昔ながらの固めのプリンも評判です。新潟産の平飼い卵はプリンに、長野産の平飼い卵はマドレーヌにと、スイーツごとに素材も使い分けています。
ギフトにぴったりなのが1日10缶限定の、この店の建物が描かれたオリジナルのクッキー缶。くるみぼーるやフロランタン、岩塩がアクセントのごま塩ガレット、お酒にも合うチーズスティックなど、10種33個のお菓子がぎゅっと詰まっています。
好きな焼き菓子を詰めてプレゼントにするなら、建物を描いたイラストがかわいいギフトBOXもおすすめです。
ユニークな建物にワクワク! お菓子のイートインもOK
購入したお菓子は、建物内で味わうこともできます。売り場のある建物にはテーブル席のほか、隠れ家のようなベンチの部屋も用意。絵本も揃い、子どもたちと一緒につい長居してしまいそうな、やさしい雰囲気が広がります。
靴を脱いで階段を上がると、2階には広々としたフローリングスペースが。秘密基地のような感覚に、思わず気分も上がります。
売り場の右側に建つ、カラフルな煙突のある建物でも、購入したお菓子が楽しめます。こちらは元々住居だった建物なので、キッチンスペースが残っていたり、こたつの部屋があったりと、お店というより家に招かれたような気分で、ゆっくりくつろげます。
ほかにはない唯一無二の空間で、素材を見極めて丁寧に作られた、素朴で気取らない焼き菓子を味わうひととき。
2026年4月中旬までは冬季休業中なので、春になったらぜひ訪れたい、飯綱高原の注目ポットです。
◾️おかしの家 くるみぼーる(おかしのいえ くるみぼーる)
住所:長野県長野市上ケ屋2471-889
電話:080-1292-3714
営業時間:金・土・日曜11〜17時
定休日:月〜木曜
※11月下旬〜4月中旬は冬季休業。再開日はインスタグラムを確認
Text:塚田真理子
Photo:宮崎純一
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