ゴージャスな邸宅におよばれ気分!会員制クラブハウス「AIC秋津洲京都」で非日常なランチタイムを【ご褒美の新定番】
非日常な空間でコース料理をゆっくり楽しみたい人に足を運んでほしいのが、京都・上賀茂にある「AIC秋津洲京都(えーあいしーあきつしまきょうと)」。会員制クラブですが、レストランは一般公開されています。美しい庭園や美術品が飾られた豪華な空間を説明付きで見学でき、思わずため息が出てしまう……!世界的グルメガイドブックの星付きレストランで修業した経歴をもつシェフが、アットホームにもてなしてくれるフレンチにも感激です。普通のレストランとはひと味もふた味も違う、とっておきの隠れ家レストランを編集部が体験してきました。
一般利用できるレストランスペースを持つ、会員制クラブハウス

自然豊かな京都・鴨川の中流沿いに立つ、「AIC秋津洲京都(えーあいしーあきつしまきょうと)」。学校経営を行うオーナーが会員のために贅を尽くし、庭を含め約10年かけて造られたクラブハウスで、レストランは一般に開放されています。店に到着すると、古い茶室を移築したという茅葺き屋根が出迎えてくれます。

鴨川沿いに南北に広がる、長い竹垣が目印。約1000坪の広大な邸宅を覆っています。

茅葺き屋根の門からは予約者のみ入ることができます。門に足を踏み入れると、日本庭園を切り取った丸窓が。早々にハッとする美しい景色に出合えます。

高低差を利用した日本庭園は、オーナーが特に気合を入れて庭師とともに8年かけて作り上げたもので、「AIC秋津洲京都」はここから始まったといっても過言ではありません。清流が流れ、木々が生い茂り、まるで森の中にいるような野趣あふれる庭園です。
まずはゴージャスな空間をめぐって目の保養を

こちらでぜひ参加したいのが、食事の前もしくは後に、説明付きで周れる約30分の邸宅拝見ツアー(別途有料)。
まず目に飛び込んでくるのが、フェンディのランプやクメール王朝時代のトルソーが置かれたきらびやかなメインエントランス。早速、豪華な異空間にうっとり。
ゴージャスなヨーロピアン空間には、オーナーが世界各国から集めた和洋のインテリアや調度品、美術品があちこちに。それが美術館というより邸宅に自然になじむよう飾られています。しかしながら、コレクション数は圧倒されるほど膨大!

今回は、食事前にスタッフによる館内の案内がありました。先ほど外から見た庭は、建物の内側からだと、柱を極力少なくして部屋から庭がダイナミックに見える造り。ため息がでるほど素敵な空間です。

室内では座ったり写真を撮ったりしてもOK。せせらぎや折り重なる木々の葉音にも癒やされます。まずは庭園美や建築美をしっかり堪能してください。


1・2階に渡って見学できる部屋はいくつもあり、どの部屋も趣向を凝らされたものばかり。重厚な欧州のアンティークに、シノワズリー(中国風のデザイン)テイストが加味され、独特のエキゾチックな世界が繰り広げられています。蛇皮のテーブルやワニ皮のキャビネットなど、初めて見るものもたくさんあり、家具や調度品などの細部にも見入ってしまいます。

見学者が一様に声をあげるのが、絶景を臨む浴室。今は使われていないそうですが、庭園をダイナミックに望む自然と一体化したような浴室、憧れます。
シャガールの絵画やバカラのシャンデリアも見逃せない!

オーナーが収集した、西洋・東洋のコレクションを鑑賞するのも楽しみです。必見はフランスの画家、マルク・シャガールによる絵画。愛や結婚をテーマにした作品が多い画家で、こちらには喜びに満ちあふれた結婚式を描いた作品が飾られています。

可憐なデザインのシャンデリアは、珍しいバカラ製。この美しさが際立つよう、部屋の壁を黒くあつらえたそう。このように調度品や美術品に合わせて部屋作りをしている場所も多いとか。


天井の梁には、フランスのガラス工芸家、ルネ・ラリックによる小鳥が!アンティークの素敵な鳥カゴもいくつか置かれていて、“鳥カゴを抜け出した小鳥”というスト-リーにオーナーの遊び心が感じられます。
リゾート気分満載!プールを眺めながら旬食材のフレンチを

一般客としてランチが味わえるのは、別棟のプールサイドの部屋。一気にリゾート気分が盛り上がります!

料理を手がけるのは、フランスのミシュラン星付きレストランや「ホテルオークラ京都」などで研鑽を積んだ、上島(うえしま)康二シェフ。京都の地野菜や丹後の魚介など、地元の食材をふんだんに使った華やかなフレンチが味わえます。

今回味わったのは、ランチコース「Côte d'Azur(こーと だじゅーる)」8470円。アミューズ、前菜 2種、魚料理。肉料理、季節のデザート、カフェ、小菓子が盛り込まれたコースを美しいプールを眺めながらいただきます(メニューの内容は日替わりで変更。肉料理を和牛フィレ肉に変更する場合は+2420円)。

スタートのアミューズは、チーズをまとわせた小さなシュー。その次は、ホウレンソウのソースとコンソメゼリーが添えられた、赤エビの前菜サラダです。アブルーガ(スカンジナビアニシンをスモークしたもの)のプチプチ食感がアクセントとなり、最初から豪華!

次は、フォームミルクで包んだマッシュルームのスープ。フワフワ食感のフォームドミルクの下には、マッシュルームの濃厚なコクがたまらないスープが隠れています。

魚料理はふっくらとソテーされたマトウダイに、パリパリ食感のジャガイモ、炒めてトロリとした白ナスを詰めたピーマンを重ねたもの。魚と野菜の織り成す重層的な味わいに、赤ピーマンの深い甘みのあるソースがさらにうま味を加えています。魚料理には、琵琶湖の固有種・ビワマスやアユ、ハモを使うこともあるそう。

もう一つのメインディッシュは、軟らかなローストビーフ。仔牛の骨付き肉などを煮込んだフォンドボー(洋風だし汁)を加えた色鮮やかなビーツのソースがたっぷりかかっています。ふんだんに添えられた地野菜も味が濃くて美味!

デザートは黒イチヂクのパイ。コクのあるヤギのフレッシュチーズを生クリームでのばしたクリームとカスタードクリームがサンドされています。パリパリ食感のパイ皮、コクと酸味のあるチーズクリーム、黒イチヂクの甘くて濃厚な味わいが合わさり、まるでスイーツ専門店のようにハイレベルな味!黒イチヂクのシャーベットも添えられています。

特筆すべきなのは、シェフとの距離の近さ!「私が提供するのは日本風のエッセンスを利かせ、食べやすくアレンジした野菜たっぷりのフレンチ。料理・空間・サービス、すべての面から心づくしのおもてなしをお楽しみください」と上島シェフ。

シェフ自らがサーブしてくれ、メニューや食材についての話を聞くこともできます。
ランチコースは、華やかなバースデーケーキ付きのバースデーコース1万円や、「La Riviera(ら りびえら)」1万3310円、「フレンチウエシマ9周年記念特別コース」1万5000円~があります。ディナーコースは1万3310円~。
ゴージャスな邸宅鑑賞に華やかなフレンチが味わえる、とっておきのランチタイム。まずは庭園がしっかり鑑賞できる明るい昼間に訪れるのがおすすめです。通常のレストランで過ごすのとはちょっと違う、思い出深い特別な時間が過ごせるはず。
■AIC秋津洲京都(えーあいしーあきつしまきょうと)
住所:京都府京都市北区上賀茂朝露ケ原町10-55
TEL:075-712-3303
時間:11時30分~15時30分(13時30分LO)、17時30分~22時(19時LO)
定休日: 火曜(祝日の場合は営業、その週のどこかで休み)
アクセス:市バス西賀茂橋東詰から徒歩約4分、または京都市バス西賀茂車庫前から徒歩約5分、または市バス・京都バス柊野別れから徒歩約8分
予約:公式サイトか電話で前日15時までに予約(水曜の場合は月曜15時まで)。1日3~4組、計15名まで
※利用は中学生以上。
Text:こばやしみもざ
Photo:大﨑俊典
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