【長野・善光寺門前】「川上庵」の新形態!「善光寺表参道 たき澤」で風味豊かなそばとかしわ料理、甘味を粋に楽しむ
「一生に一度は善光寺参り」といわれる名刹・善光寺の門前には、信州そばを供する店が点在しています。そのなかでも注目を集めているのが、2025年6月にグランドオープンした「善光寺表参道 たき澤(ぜんこうじおもてさんどう たきざわ)」。100年以上の歴史がある建物を再生したモダンな空間で、香り高いそばとかしわ料理が楽しめます。お参りの前後に粋な時間を過ごしてみませんか?
歴史ある建物を受け継ぎ、現代的にリノベーション
長野駅と善光寺を結ぶ中央通り、風情ある石畳の門前エリアにオープンしたのが、そばとかしわ料理の店「善光寺表参道 たき澤」です。軽井沢や都内で人気のそばの名店「川上庵」が手がける新店です。
信州といえば、そばどころ。川上庵グループでは、伝統と現代的な魅力が調和する善光寺門前でいつかそば店を、と考えていたところ縁があり、かつて国内外で14店舗を展開していたガラス店「瀧澤商店」の築100年を超える建物を受け継ぎました。
奥に長い敷地に立つ建物は、昔ながらの蔵、金魚が泳ぐ池のある中庭など、当時の面影を残しながら現代的にリノベーション。
高い天井に心地いい音楽が響き、とりわけ夜は暖かな灯りが映えて、ムーディな空気がいっそう深まります。
回廊を抜けて奥に進むと、落ち着いた雰囲気のテラス席が。こちらは犬連れでも利用できます。
テラスの右手奥は、古い蔵をリノベーションした趣あふれるスペース。長野県ゆかりの作家による絵画や工芸品が飾られ、アーティスティックな雰囲気が漂います。
信州産そば粉を使った田舎そばとかしわ料理を味わう
店は通し営業で、16時(一部のメニューは15時)で昼と夜のメニューが切り替わります。
お昼の人気は、昼の前菜付きセット「季節薫る信州前菜六種とかしわ天そば」。前菜6種とかしわ(鶏肉)の天ぷら、せいろまたはかけそばが付きます。
まずは、自家製すくい豆腐、信州サーモン漬けサラダ、海老真丈大葉のつつみ揚げなど、手の込んだ前菜が登場。お酒のアテとしても楽しめる味わいで、昼飲みにもぴったり。
ふたつ付く大ぶりのかしわの天ぷらは、衣がサクッと歯切れよく、鶏肉はやわらかくてジューシー。さすが店自慢の逸品です。季節の野菜天が付いてくるのも魅力です。
そばは、石臼挽きの信州産そば粉を中心に使った細めの田舎そば。喉越しのいい二八そばを基本に、+375円で香り豊かな十割太打ち田舎せいろに変更も可能です。3種類の節類と北海道産の昆布、信州の醤油でつくる、やや甘めのつゆで味わいます。
ランチのそば単品メニューは「かしわ天せいろ」1870円や「信州きのこぶっかけそば」1430円、濃厚でクリーミーな「くるみたれせいろ」1265円など15種類ほど。また、信州のブランド鶏を使った「福味鶏の親子丼」1870円などの丼や、「野沢菜の天ぷら」715円といった一品料理も用意されています。
夜は、気の利いた肴と地酒を楽しみ、最後にそばで締めるのが「たき澤」流。
おすすめの一品料理は、噛むほどにしっかりとした鶏のうま味が広がる信州上田のブランド鶏、真田丸の焼き鳥。「串焼き五種盛り合わせ」は、真田丸のねぎま、むね、せせり、つくねに、そばの実が香ばしい豆腐田楽が付きます。盛り合わせの内容は仕入れ状況により変わるため、訪れるたびに違った味わいが堪能できます。
日本酒は、信州の地酒8種、全国の地酒4種をラインアップ。迷ったら、「本日の利き酒三点セット」2200円で、お気に入りを見つけるのもいいかもしれません。また、グランドメニューにはない「店長の隠し酒」も用意。取材時の隠し酒は、フレッシュな香りの長野県内限定酒「神渡(みわたり)無濾過生原酒」グラス990円。その時期だけの貴重な一杯を、ぜひ試してみてください。
散策に疲れたら自家製の甘味はいかが?
営業時間中は、いつでも自家製の甘味メニューが味わえるのもうれしいポイント。香ばしい「そば団子」770円、果物たっぷりの和製フルーツパフェ「あんみつ」1210円など4種類をラインアップ。食事をした方は、甘味をハーフサイズでの注文も可能。食後に甘いものを少しだけ、というときにぴったりです。
なかでも、蕨粉ときび糖を毎朝練ってつくる「名物 わらび餅」は、もっちりぷるぷる、儚い口どけ。まずはそのままで、次に自家製の黒蜜をかけて味わってみて。
コーヒーは、軽井沢の自家焙煎所「沢村ロースタリー」のブレンドを用意。なめらかな味わいとほどよいコクが広がります。
善光寺門前は夜が早いため、22時まで営業しているこの店は貴重な存在。和モダンな空間と心づくしのメニューでもてなしてくれる「善光寺表参道 たき澤」は、さまざまなシーンで利用できる、覚えておきたい一軒です。
◾️善光寺表参道 たき澤(ぜんこうじおもてさんどう たきざわ)
住所:長野県長野市大門町530
電話:026-217-2415
営業時間:10〜22時(20時30分LO)、ランチタイム〜16時LO
定休日:無休
Text:塚田真理子
Photo:宮崎純一
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