城崎温泉

城崎温泉で訪れたい! 6つの外湯めぐりとおすすめスポットガイド

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兵庫県北部に位置する城崎温泉(きのさきおんせん)は、1300年の歴史を誇る温泉地。浴衣姿で下駄の音を響かせながら、6つの外湯をめぐるのが城崎温泉流の楽しみ方です。柳並木が美しい温泉街には、松葉ガニや但馬牛などのグルメスポットも点在。外湯めぐりの方法からおすすめのスポット、モデルコース、アクセス情報まで、城崎温泉を満喫するための情報をまとめました。

Summary

 

城崎温泉とは? 開湯1300年の魅力

城崎温泉

城崎温泉は兵庫県豊岡市に位置する、開湯1300年以上の歴史を誇る温泉地。レトロな街並みと風情ある温泉情緒が楽しめる、関西屈指の温泉街です。城崎温泉の最大の魅力は、下記の3つ。

●“まち全体がひとつの宿”というコンセプト
●浴衣と下駄でそぞろ歩きを楽しむ
●効能豊かな泉質

それぞれ詳しく紹介します。

“まち全体がひとつの宿”というコンセプト

城崎温泉は“まち全体がひとつの宿”という独自のコンセプトで、訪れる人を迎えてくれます。

各旅館を客室に見立て、温泉街全体をひとつの大きな宿として楽しめる仕組み。宿泊客は自分が泊まる旅館だけでなく、街中にある6つの外湯を自由にめぐることができます。食事や就寝は旅館で、入浴は外湯でという過ごし方が城崎温泉流!

ひとつの宿に留まらず、街全体を楽しめるスタイルが城崎温泉ならではの魅力です。

浴衣と下駄でそぞろ歩きを楽しむ

城崎温泉といえば、浴衣と下駄でそぞろ歩きするのが定番スタイル。

旅館でチェックインしたら、色とりどりの浴衣を選んで着替えましょう。カランコロンと下駄の音を響かせながら柳並木の道を歩く時間は、日常を忘れさせてくれる体験です。温泉街には射的やおみやげ屋、食べ歩きができるお店も並んでいます。

夕暮れどきには街灯が灯り、情緒あふれる雰囲気が一層深まります。

城崎温泉の泉質と効能

城崎温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。複数の源泉から引湯されていますが、泉質は基本的に同じで、無色透明で塩分を含んだまろやかなお湯が特徴。

塩化物泉は保温効果が高く、湯冷めしにくいのが魅力。湯上がり後も体がポカポカと温まり、冷え性改善に効果的です。また、塩分が肌に膜を作ることで、保湿効果も期待できます。

おもな効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など。日頃の疲れを癒やし、心身ともにリフレッシュできる温泉です。

 

外湯めぐりの楽しみ方と基本ルール

城崎温泉 元湯

城崎温泉の最大の魅力は、6つの外湯めぐり。それぞれ異なる雰囲気とご利益をもつ外湯を、浴衣姿でハシゴするのが城崎温泉流の楽しみ方です。

外湯めぐりを満喫するための基本ルールとマナーを紹介します。

【外湯めぐりの基本】
●外湯めぐり券:1日パス1500円で7つの外湯に入り放題(宿泊者は旅館で無料または割引で入手可能)
●営業時間:外湯により異なるが、おおむね7~23時(最終受付は閉館30分前)
●定休日:各外湯で異なるため事前に要確認
●所要時間:1つの外湯あたり30分~1時間程度

【外湯めぐりのマナー】
●入浴前は必ずかけ湯をする
●タオルを湯船に入れない
●浴衣は旅館から借りた場合、濡れないように注意
●外湯内は撮影禁止

【外湯めぐりのおすすめの楽しみ方】
6つすべてを1日でめぐるのは意外とハード。無理せず2~3カ所を目標に、ゆっくり温泉街の雰囲気を楽しむのがおすすめです。

外湯によって営業時間が異なるため、事前にチェックしておくとスムーズ。夕方から夜にかけては混雑することもあるので、午後の早い時間帯が狙い目です。外湯めぐりの合間に食べ歩きやおみやげ探しを挟めば、城崎温泉を満喫できます。

 

城崎温泉の6つの外湯

城崎温泉の外湯めぐりで訪れたいのが、それぞれ個性あふれる6つの外湯。泉質はすべて同じですが、建物の雰囲気やご利益、設備が異なるため、めぐるほどに新しい発見があります。温泉街に点在する6つの外湯を、それぞれ詳しく紹介します。

鴻の湯

城崎温泉街のはずれ、城崎温泉ロープウェイ乗り場の前にある。1400年前の舒明天皇の御代に、コウノトリがこの場所で足の傷を癒していたことから温泉が発見されたという伝説が名前の由来。城崎温泉発祥の地とされる温泉。外湯の中でも最も古い謂われをもつ。不老長寿、夫婦円満のご利益で幸せを招く湯として親しまれている。閑静な地にあり、山の湯の風情を感じさせる素朴な様式の建築。男女別の浴場は、内湯と露天風呂があり、爽やかな緑を眺めての入浴が楽しめる。散策を兼ねて訪れるのもいい。

まんだら湯

温泉寺の開祖、道智上人の八曼陀羅の一千日祈願によって湯が湧き出たということから、この名が付いた城崎温泉の外湯。柔らかな薄緑の屋根はその仏縁から御堂を模したもの、入口には唐破風を配している。一生一願の湯とされ、商売繁盛のご利益がある。男女それぞれに内湯と露天風呂があり、露天風呂の陶器風呂が好評。

御所の湯

6つある外湯(のひとつ「御所の湯」は、京都御所風の豪華な造り。滝の流れる美しい庭園を露天風呂から愛でたい。

一の湯

温泉街のほぼ中央、大谷谿に架かる王橋脇に位置。桃山式の歌舞伎座を思わせるような城崎温泉の象徴ともいえる大きな外湯。江戸中期の医師・香川修徳が温泉の効用を讃え、修徳の著『薬選』に当時「新湯」といわれていたこの湯を「天下一の湯」として紹介したことから名付けられた。開運招福の湯で、男女別の浴場に自然の岩盤を生かした半露天の洞窟風呂が名物になっている。足湯もある。

柳湯

「一の湯」と同じく、城崎温泉街のほぼ中央にある外湯。子授安産の子授けの湯ともいわれ、中国の名勝・西湖から移植された柳の木の下から湧き出たことから命名された。格子のある趣のある小さな建物で、浴場内にはふんだんに木が使われ、木の香りが心地いい。男女別の浴場は、城崎の外湯の中でひとつだけの湯船が深いのが特徴。入口と建物の横には足湯がある。

地蔵湯

外観は燈籠、六角形の窓は玄武岩をイメージしたといい、破風造りの独特デザイン。泉源から地蔵尊が出たことから命名され、入口前庭園に地蔵尊を祀っている。衆生救いの湯ともよばれ、家内安全・水子供養の霊験あらたか。浴場は男女別に2つ、内湯があるだけだが、湯船は大きくゆったりと浸かれる。

 

城崎温泉の名物グルメ

カニ

城崎温泉は、日本海の海の幸と但馬の山の幸に恵まれたグルメの宝庫。旅館での本格会席から気軽な食べ歩きまで、さまざまなスタイルで味わえます。

●松葉ガニ
●但馬牛
●海鮮丼
●城崎プリン
●温泉たまご

松葉ガニ

11月6日から3月までが漁期の松葉ガニは、城崎温泉の冬を代表する味覚。城崎温泉近くの津居山港で水揚げされる「津居山(ついやま)ガニ」は、青いタグが目印で鮮度抜群。カニ刺しは透き通るような身の甘さが絶品で、焼きガニは香ばしさが際立ちます。カニすきはだしにうま味が溶け出し、カニ味噌は濃厚な風味。旅館のカニ会席から、飲食店のカニ丼まで、予算に合わせて楽しめます。

但馬牛

兵庫県産黒毛和牛のブランド牛「但馬牛」は、きめ細かい霜降りと上品な甘みが特徴。旅館ではステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶで、口の中でとろけるような食感を堪能できます。温泉街では但馬牛コロッケや串焼きなど、食べ歩きグルメとしても人気。外はサクサク、中はジューシーなコロッケは、外湯めぐりの合間にぴったりです。

海鮮丼

日本海で水揚げされた新鮮な海の幸をたっぷり使った海鮮丼は、ランチタイムに人気。マグロ、サーモン、イクラ、ウニ、甘エビなどが贅沢に盛られ、ボリューム満点。ネタの鮮度が抜群で、口の中でとろけるような食感を楽しめます。駅通りを中心に複数の飲食店があり、日替わりで旬の魚介が味わえる店も多数。

城崎プリン

地元の新鮮な卵を使用した濃厚プリン。なめらかな口当たりとコクのある甘さが特徴で、食べ歩きスイーツとして人気です。プレーン、抹茶、カラメル、季節限定フレーバーなど種類も豊富。テイクアウトはもちろん、イートインスペースを設けている店もあり、外湯めぐりの休憩にもぴったり。

温泉たまご

薬師公園の元湯付近で、温泉の熱を利用した温泉たまご作り体験ができます。とろとろの黄身が絶品で、温泉のうま味が凝縮された味わい。足湯に浸かりながら味わうのがおすすめです。自分で温泉たまごを作る体験も可能で、温泉街ならではの楽しみ方ができます。

 

城崎温泉のおすすめモデルコース

温泉街

城崎温泉は、コンパクトな温泉街だから、日帰りでも1泊2日でも楽しめる魅力的なスポット。外湯めぐりをメインに、食べ歩きや観光を組み合わせて、自分にぴったりのプランを立ててみてください。

ここでは、シーン別におすすめのモデルコースを紹介します。

日帰りコース

限られた時間でも城崎温泉の魅力をぎゅっと満喫できる、効率よくめぐる日帰りプラン。温泉街は駅から徒歩圏内にあり、歩いて回るのにちょうどよい規模なので、日帰りでも十分楽しめます。

10:00 城崎温泉駅到着。観光センターで荷物を預け、駅前の飲泉場で城崎の湯を味わう
11:00 駅通りでランチ。日本海の海の幸を使った海鮮丼や但馬牛グルメで腹ごしらえ
15:00 温泉街散策。柳並木が美しい大谿川沿いを歩き、温泉街をお散歩
14:00 城崎温泉ロープウェイで大師山の山頂へ。展望台から日本海と温泉街を一望し、かわらけ投げで願いごと
15:30 外湯めぐり。「御所の湯」や「一の湯」など2~3湯をめぐって城崎の名湯を満喫
17:00 食べ歩き・おみやげ選び。温泉街のスイーツやコロッケを食べ歩きながらおみやげ探し
18:00 城崎温泉駅から帰路。充実の日帰り旅を終えて帰路へ


1泊2日の王道コース

城崎温泉をじっくり味わう定番の1泊2日プラン。外湯めぐりと食べ歩き、観光スポットをバランスよく楽しめます。

【1日目】
11:00 城崎温泉駅到着。観光センターで荷物を預け、宿へ届けてもらう。下駄納板や飲泉場をチェック
11:30 駅通りでランチ。海鮮丼や但馬牛グルメで腹ごしらえ
12:40 「城崎文芸館」で志賀直哉をはじめ城崎ゆかりの作家の展示を見学。城崎限定の書籍もチェック
13:40 城崎温泉ロープウェイで大師山の山頂へ。山頂の展望台から絶景を楽しみ、温泉寺を参拝
15:00 宿にチェックイン。浴衣に着替えて、温泉街へ繰り出す準備
15:30 温泉街を散策。柳並木沿いを歩きながら、食べ歩きやおみやげ選びを楽しむ
17:00 外湯めぐり①。夕食前に1~2湯めぐって体を温める
18:00 宿で夕食。但馬牛や松葉ガニなど、季節の味覚を堪能
20:30 外湯めぐり②。夜の温泉街をそぞろ歩き。ライトアップされた柳並木が幻想的

【2日目】
8:00  朝食。宿でゆっくり朝食を済ませてチェックアウト準備
10:00 チェックアウト。宿に大きい荷物を預けて、午前中の観光へ
10:30 外湯めぐり③。まだ入っていない外湯をめぐる。朝風呂もまた格別
12:00 ランチ。思い残すことなく城崎グルメを味わう
13:30 「玄武洞」公園。城崎温泉駅からバスで約10分。国指定天然記念物の玄武洞を見学
15:30 城崎温泉駅から帰路。充実の1泊2日旅を終えて帰路へ

カップル向けデートコース

2人の距離がぐっと縮まる、ロマンチックな城崎温泉デートプラン。貸切風呂や夜の温泉街散策で、特別な時間を過ごせます。

【1日目】
11:00 城崎温泉駅到着。浴衣レンタルで2人お揃いの浴衣姿に着替えるのもおすすめ
11:30 「城崎マリンワールド」へ。城崎温泉から車で約10分。イルカショーやペンギンに癒される
15:00 宿にチェックイン。色浴衣を選んで、温泉街デートの準備
15:30 温泉街を浴衣で散策。柳並木をバックに記念撮影。足湯やスイーツの食べ歩きを楽しむ
17:00 貸切風呂。陶器風呂やひのき風呂、岩風呂などを楽しむ
18:00 宿で夕食。但馬牛のしゃぶしゃぶや旬の海の幸をゆっくり味わう。部屋食プランがおすすめ
20:30 夜の外湯めぐり。ライトアップされた温泉街をそぞろ歩き。幻想的な雰囲気が2人の気分を盛り上げる

【2日目】
8:00  朝食。宿でゆっくり朝食を楽しむ
10:00 チェックアウト。宿に大きい荷物を預けて、午前中の観光へ
10:30 城崎温泉ロープウェイ。山頂の展望台から絶景を眺め、かわらけ投げで2人の幸せを願う
12:30 ランチ。思い残すことなく城崎グルメを味わう
13:30 おみやげ選び。温泉街でおみやげを選びながら、最後の散策
15:00 城崎温泉駅から帰路。思い出いっぱいの城崎デートを終えて帰路へ

 


城崎温泉の四季とベストシーズン

城崎温泉は、四季折々の魅力があり、いつ訪れても違った楽しみ方ができるのが特徴。季節ごとのみどころとおすすめの過ごし方を紹介します。

春|桜と新緑

外湯「一の湯」を境に上流にかけて約1km続く大谿川(おおたにがわ)沿いの桜並木がみどころ。例年3月下旬から4月中旬にかけて見頃を迎え、柳の新緑と桜のピンクが織りなす景色が美しい季節です。桜並木を散策しながらの外湯めぐりや、浴衣姿で桜をバックに記念撮影を楽しむのがおすすめ。

夏|川沿いの涼

湯上がりに柳が揺れる夜風に涼みながら温泉街を散策するのが、夏ならではの楽しみ方。7月下旬から8月中旬の平日には「城崎温泉夏物語・夢花火」が開催され、温泉街から間近で見られる花火が夏の夜を彩ります。ライトアップされた大谿川沿いの散策や、夜の外湯めぐりがおすすめ。

秋|紅葉とカニ解禁

10月下旬から11月中旬にかけて紅葉が見頃を迎えます。そして9月1日には「香住(かすみ)ガニ(紅ズワイガニ)」が、11月6日には「松葉ガニ(ズワイガニ)」が解禁され、城崎温泉はカニシーズンへと突入。

香住ガニは繊細な甘みが特徴で、松葉ガニは身の繊維質が肉厚で弾力のある食感が魅力です。紅葉を眺めながらの外湯めぐりと、カニ料理の両方を楽しめる、城崎温泉のベストシーズンのひとつです。

冬|雪景色とカニ本番

12月下旬~3月中旬頃まで雪が降り、温泉街は白銀の世界に。雪が舞うなかでの外湯めぐりや雪見風呂は、冬ならではの贅沢な体験です。

松葉ガニは11~3月がシーズンで、特に12~2月にかけては身が最も詰まり、おいしさのピークを迎えます。カニの匂いが立ち込める城崎温泉で、心ゆくまでカニを堪能できる、城崎温泉が最も輝く季節です。

 

まとめ|城崎温泉を最大限楽しむために

1300年の歴史をもつ城崎温泉は、6つの外湯めぐりが最大の魅力。浴衣にげた履きで温泉街を散策し、そぞろ歩きを楽しみましょう。

但馬牛や松葉ガニなどのグルメも充実。食べ歩きから旅館の会席料理まで、さまざまなスタイルで味わえます。特に冬はカニシーズンで、多くの人が訪れる人気の時期です。

JR大阪駅から特急で約2時間40分、駅から温泉街までは徒歩圏内とアクセスも良好。コンパクトにまとまった温泉街は、日帰りでも1泊2日でも楽しめます。
歴史ある温泉街の風情に浸りながら、心も体も癒される旅をお楽しみくださいね。

 

Photo:pixta

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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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