【沖縄・本部町】セレクトショップ併設の体験工房「Laboratorio 43 pottery」でやちむん金継体験♪
割れた器を美しく修復する日本の伝統技術“金継ぎ”。“壊れたから捨てる”のではなく“壊れたからこそ美しい”とされるとらえ方が最近、国内外で注目を集めています。そんな金継ぎを気軽に体験できるのが、沖縄県北部の本部町に店舗を構える「Laboratorio 43 pottery(らぼらとりお よんさん ぽってりー)」。店周辺には、美ら海水族館やジャングリア、古宇利島など、観光地が点在。観光の合間に立ち寄るのにもぴったりのロケーションで、ひと味違った沖縄文化体験を。
あえて傷を見せる!?「金継」とは?
「金継ぎ」は、割れてしまった器や欠けた陶器を美しく修復する日本の伝統技術。
壊れた部分を漆で接着し、そこに金粉などをあしらい、あえて「傷」を魅せることで、器に新たな命を吹き込みます。 ただ元に戻すのではなく「壊れたこと」を美しさとして受け入れ「欠けたところにこそ美が宿る」という価値観は、多様性の時代に寄り添っているのかもしれません。
そんな金継ぎをテーマに、体験プログラムを始めたのが「やちむん絵付け体験」で知られている「Laboratorio 43 pottery」。日々、器と向き合う中で「壊れたら捨てる」ではなく“使い続ける”という選択肢を伝えたいという想いから、この体験が生まれました。
「Laboratorio 43 pottery」で体験することができるのは、いわゆる簡易金継ぎである「現代金継ぎ」8800円(公式Webサイトから要予約)。その場で完成するため当日持ち帰ることが可能、また、体験に必要は道具はすべて貸し出しているので、手ぶらで体験OKなのも嬉しいですね。
体験の所要時間は約1時間半から2時間ほど。金継ぎ体験の工程を説明する動画を視聴後、早速体験のスタートです。
「集中して手を動かしている時間が心地よくて、頭の中がすっきりしていく感じがしました」「日常の忙しさを忘れることができて、心を整える時間になりました」など喜びの声が多く、ただ割れた器を直すのではなく、作業の過程に癒しを感じている方も多そう。
【体験レポ】気に入ったやちむんを修復してみよう!
1.器選び

さっそく体験スタートしてみましょう♪
店内の棚に並べられたやちむん(沖縄の焼き物)の中から、自分が直したい好きな器をひとつ選びます。豆皿やお茶碗、カップなど様々なやちむんが並んでいて、手に取りながら「どれにしようかな」とじっくり迷う時間も、体験の大切なワンシーンです。
2.やすりがけ

選んだやちむんの欠けた断面をやすりで削り、表面をなめらかに整えます。削る理由は、この後の工程で使う接着剤やパテがしっかりと密着し、剥がれにくくするため。
割れた断面を垂直に削るのではなく、斜めにあてて角を落とすイメージで行うのがポイントです。
3.接着

割れた部分を接着剤で貼り合わせたあと、空いている隙間にパテを塗り、欠けて足りなくなった部分を補っていきます。はみ出した余分な部分はカッターで削り落とします。割れた部分を接着剤で貼り合わせる際、ズレがないように正確に位置を合わせることが大切です。
4.金をのせる

金粉と薄め液を1対1で混ぜたものを細い筆にとり、接着部分に沿って塗っていきます。一度に多く取ると厚ぼったくなってしまいます。少量ずつ筆に取り丁寧にのせていくのが美しく見せるポイント!
5.金粉をまく

その後、太い筆に金粉を含ませ、その上から、指で軽くトントンと叩くようにして、金粉をまいていきます。
6.仕上げと完成


余分な金粉を払い落とし、エタノールを染み込ませた布で表面をなでるように拭き取ると、金のラインがくっきりと現れ、欠けていた部分が美しいアクセントへと変わります。

こうして、世界にひとつだけの金継ぎの器が完成! ここまで90分ほど。短い時間でもサクッと体験できるのが嬉しいですね。
やちむん絵付け・キッズやちむん絵付け
「Laboratorio 43 pottery」では、金継ぎ体験の他、3色の伝統的な釉薬を使って4寸皿、6寸皿、フリーカップなどの素焼きのやちむんに絵付けができる「絵付け体験」も開催。予約は公式Webサイトから。体験終了後、約2〜3カ月ほどでお手元に届きます。
また、3歳から8歳の子ども対象で10色のクレヨンタイプの釉薬で絵付けをする「キッズやちむん絵付け」体験も。この体験は“子どもたちの創造性を大切にしてほしい”という想いから、できるだけ子どもだけでの参加がおすすめ。絵付けが終わった後は設置されている窯で焼成後、約2〜3カ月で自宅に届きます。
「絵付け体験」「キッズやちむん絵付け体験」ともに、予約なしでも体験できるから、観光の合間に飛び入り体験OKです!
「Laboratorio 43 pottery」でおみやげ探し

自然光が差し込む広々とした店内の「Laboratorio 43 pottery」は、体験工房だけでなく、作り手の顔が見えるような陶器やガラス、島の風土を感じられる食品、お肌に優しいコスメグッズなど、沖縄ならではの良いモノを厳選したセレクトショップも併設されています。
ギフトに人気なのは、イタリア語で“小さな贈りもの”を意味する「Regalino(レガリーノ)」。やちむんのキャニスターに、食品(屋我地島の塩・やんばるマンゴーグラノーラ・今帰仁村のブラウンシュガー・今帰仁村の塩黒糖の中から好きな食品を1つ選ぶことができます)と、さらに巾着袋がセットになっています。
日本の沖縄県名護市で一番早く咲く桜、緋寒桜(ヒカンザクラ)からインスピレーションを得て作られた「Alba SAKURA」シリーズは、ワンランク上の暮らしを演出してくれるはず。

沖縄旅行の余韻を思い出させてくれるごほうびみやげに、友人へのみやげにもぴったりなお手頃アイテム、お世話になった方へ贈りたいギフトも揃っているので、体験を楽しんだ後にお買い物を楽しんでみて。
■Laboratorio 43 pottery(らぼらとりお よんさん ぽってりー)
住所:沖縄県国頭郡本部町字山川1421
TEL:0980-43-7789
営業時間:10時〜18時30分
定休日:なし
HP:https://www.laboratorio43pottery.com/
Text&Photo:舘幸子(沖縄未来企画)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。




