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春の季語を一覧でチェック!|2月・3月・4月の時期にあわせた分類と使いやすい季語

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春の挨拶文を書くとき、俳句を詠むとき、素敵な季語を使いたいと思うことはありませんか? 三春や初春など、時期別の分類を知っていれば、場面にぴったりの季語が見つかります。この記事では、春の季語の一覧や俳句例、目的別の選び方まで詳しくご説明。大人のたしなみとして、美しい季語の世界にどっぷり浸ってみてくださいね。

Summary

春の季語って? 使える時期と基本知識

桜

春の季語とは、俳句や手紙で春の情景を表現する言葉のこと。季語を使うことで、短い文章の中に季節感を込められます。ここでは、季語の役割や使える時期について紹介していきます。

季語の役割

季語の役割は、俳句に季節感を与えること。俳句は五・七・五の十七音で構成されています。ここに季語をひとつ入れることで、読み手に季節の情景を伝えることができます。
また、手紙やあいさつ文でも、季語によって文章に季節の風情を添えることが可能。季語は、限られた言葉の中で豊かな情景を表現するための大切な要素といえます。

春の季語が使える時期

春の季語が使える時期は、立春から立夏の前日までです。暦の上では、2月4日頃の立春から5月5日頃の立夏の前日までが春に該当します。つまり、2月・3月・4月の3ヵ月間が春の季語を使う期間。
実際の気候とは多少ずれがあるためご注意を。季語を使う際は、暦に基づいた季節区分を意識することが大切です。

季語と時候のあいさつの違い

季語と時候のあいさつは、使用する場面と目的が異なります。

季語
時候のあいさつ
おもな使用場面
俳句
手紙の冒頭
目的
季節の情景や風物を表現
礼儀的な季節のあいさつ
桜、春風、花曇
春暖の候、桜花の候
表現の自由度
自由に選べる
定型的な言い回し
※表は左右にスクロールできます

例えば「桜」は季語ですが、「春暖の候」は時候のあいさつです。両者は季節を表す点では共通していますが、使い方や役割が異なっています。

 

春の季語の分類と使い分け

手紙

春の季語にはさまざまな分類方法があります。時期による分類と、対象による分類の2つを理解しておけば、適切な季語を選ぶことができます。ここでは、春の季語の代表的な分類方法について説明していきます。

三春と、初春・仲春・晩春

春の季語は、時期によって初春・仲春・晩春の3つに分類されます。また、春全体を通して使える季語を三春とよびます。

分類
時期
特徴
三春
春全体
春の期間すべてで使える季語
初春
2月頃
立春から啓蟄の前日まで
仲春
3月頃
啓蟄から清明の前日まで
晩春
4月頃
清明から立夏の前日まで
※表は左右にスクロールできます

三春は「春」や「花」など、春全体を通して使える季語。初春は「梅」や「鷽(うそ)」など早春の趣を、仲春は「初桜」や「雛祭」など春の盛りを、晩春は「春惜しむ」や「行く春」など春の終わりを感じさせる季語が中心です。

俳句を詠む際は、実際の季節に合わせた分類の季語を選ぶことが大切です。

天文・時候・動植物などの分類

春の季語は、対象によっても細かく分類されています。

分類
説明
代表的な季語
天文
空や天体に関する季語
春の月、春の星、朧月
時候
気候や季節感を表す季語
春暖炉、麗か、春寒
地理
地形や自然環境を表す季語
春の海、春の山、雪解
生活
人々の暮らしに関する季語
卒業、入学、春休み
行事
年中行事を表す季語
雛祭、彼岸、花見
動物
春の生き物を表す季語
燕、蝶、雲雀
植物
春の草木を表す季語
桜、梅、菜の花
※表は左右にスクロールできます

この分類を理解しておくと、表現したい情景に合った季語を選びやすくなります。例えば、空の様子を詠みたい場合は天文の季語を、花の美しさを詠みたい場合は植物の季語を選ぶといいですね。

三春(春全体)の春の季語一覧

夜桜

三春の季語とは、春全体を通して使える季語のこと。初春・仲春・晩春のどの時期でも使用できるので、季節の区分を気にせず俳句に取り入れることができます。

分類
季語
天文
淡雪、朧、朧月、陽炎(かげろう)、霞、風光る、鐘霞む、東風(こち)、佐保姫、春陰、春光、春塵、春霖、霾(つちふる)、斑雪、春北風、春雨、春時雨、春の雨、春の霰、春の風、春の雲、春の空、春の月、春日、春の雹、春の星、春の霙、春の闇、春の夕焼、春北斗、春の雪、春の雷、春疾風、春三日月、ようず
時候
春、暖か、麗か(うららか)、朧月夜、木の芽時、春暁、春昼、遅日、長閑(のどか)、春の朝、春の暮、春の霜、春の日、春の夕、春の宵、春の夜、春日和、日永
地理
春園、春潮、春泥、春田、春の池、春の海、春の湖、春の川、春の土、春の堤、春の波、春の野、春の水、春の山、山笑ふ
生活
青饅、胡葱膾、朝寝、伊勢参、磯菜摘、団扇作る、風車、雉笛、木の芽和、木の芽田楽、木の芽味噌、慈姑掘る、蜆汁、蜆取、石鹸玉、鞦韆(ぶらんこ)、春愁、春装、春燈、春眠、白子干、耕、凧、種俵、摘草、畑打、春炬燵、春障子、春暖炉、春の炉、春火鉢、風船、目刺
行事
開帳、春祭、遍路
動物
赤貝、浅蜊(あさり)、虻、磯巾着、鶯(うぐいす)、鷽(うそ)、亀鳴く、蛙、雉、桜貝、栄螺(さざえ)、さより、潮吹、蜆(しじみ)、雀の巣、巣箱、蝶、燕の巣、鳥の巣、蜂、蛤(はまぐり)、春の鹿、春の鳥、春の蠅、雲雀(ひばり)、雲雀の巣、古巣、百千鳥(ももちどり)、諸子(もろこ)
植物
石蓴、青海苔、青麦、いぬふぐり、海髪、漆草、搗布、樺海苔、茎立、クレソン、黒海苔、黒布、木の芽、桜海苔、シクラメン、春菊、沈丁花(じんちょうげ)、菫(すみれ)、芹(せり)、種芋、萵苣(ちしゃ)、角叉、椿、鶏冠菜、薺(なずな)の花、香菫、ネーブル、春椎茸、春菜、春の苺、春の草、春の蜜柑、鹿尾菜、雛菊、古草、へご、防風、三葉芹、海松、海雲、蓬(よもぎ)、若布(わかめ)
※表は左右にスクロールできます

ここでは、代表的な三春の季語とその使い方について解説していきます。

代表的な季語と意味

三春の代表的な季語とその意味を紹介します。

季語
読み方
意味
はる
春という季節そのものを表す
はな
一般的に桜を指す
朧月夜
おぼろづきよ
春の夜のぼんやりとした月
春風
はるかぜ
春に吹くやわらかな風
春の雨
はるのあめ
春に降る穏やかな雨
春昼
しゅんちゅう
春ののどかな昼間
かすみ
春に遠くの景色がぼんやり見える現象
※表は左右にスクロールできます

これらの季語は春全体の雰囲気を表現するため、特定の時期に限定されません。はじめて俳句を作る方にも使いやすい季語といえます。

三春の季語を使った俳句例

三春の季語を使った有名な俳句をご紹介します。

「春」を使った俳句
「春の海 終日のたり のたりかな」(与謝蕪村)
春の海が一日中ゆったりと波打っている様子を表現した句。

「花」を使った俳句
「花の雲 鐘は上野か 浅草か」(松尾芭蕉)
満開の桜を雲に見立て、遠くから聞こえる鐘の音を詠んだ句。

「春風」を使った俳句
「春風や 闘志いだきて 丘に立つ」(高浜虚子)
春風を受けながら、闘志を抱いて丘に立つ姿を詠んだ句。

 

初春(2月頃)の春の季語一覧

クロッカス

初春の季語とは、立春から啓蟄の前日まで、暦の上で2月頃に使える季語のこと。まだ寒さが残る早春の趣を表現する言葉が多く含まれます。

分類
季語
時候
魚氷に上る(うおひにのぼる)、雨水、おれづみ、獺魚を祭る(かわうそうおをまつる)、寒明、旧正月、冴返る、春寒、初春、早春、遅春、二月、二月尽、春浅し、春まけて、春めく、余寒、立春
地理
薄氷(うすらい)、荻の焼原、堅雪、焼野、焼山
生活
藍蒔く、磯竃(いそかまど)、鶯笛、鶯餅、梅見、絵踏、桑植う、建国記念日、山椒の皮、芝焼く、春聯(しゅんれん)、白魚飯、剪定、針供養、鳴鳥狩、二月礼者、野焼く、海苔掻き、畑焼く、花菜漬、針供養、麦踏、山焼く、猟名残、渡り漁夫
行事
安吾忌、一夜官女、会陽、御灯祭、橿原祭、かの子忌、祈念祭、句仏忌、三汀忌、謝肉祭、逍遙忌、常楽会、節忌、多喜二忌、立子忌、初午(はつうま)、バレンタインの日、不器男忌、鳴雪忌、茂吉忌、餅花煎る
動物
飯蛸(いいだこ)、白魚(しらうお)、猫の恋、孕み鹿、鮒の巣離れ、雪虫、鷽(うそ)、公魚(わかさぎ)
植物
岩海苔、梅、黄梅、鬼縛の花、片栗の花、桔梗の芽、如月菜、烏芋、クロッカス、黒文字の花、紅梅、駒返る草、桜島大根、山茱萸の花、下萌(したもえ)、羊歯萌ゆ、末黒の芒、洲浜草、節分草、ちゃるめる草、蓴生ふ、猫の目草、猫柳、海苔、はこべ、薔薇の芽、赤楊の花、蕗の薹(ふきのとう)、菠薐草、牡丹の芽、盆梅、松雪草、真菜、金縷梅(まんさく)、水灌菜、壬生菜、ミモザ
※表は左右にスクロールできます

※「建国記念日」「バレンタインの日」などの現代的な行事は、歳時記により季語としての扱いが異なる場合があります。本記事では「季語と歳時記(きごさい)」を参照しています。

ここでは、代表的な初春の季語とその使い方について解説していきます。

代表的な季語と意味

初春の代表的な季語とその意味を紹介します。

季語
読み方
意味
立春
りっしゅん
二十四節気のひとつで、春の始まりを告げる日
うめ
早春を代表する花で、寒いなかに咲く
紅梅
こうばい
紅色の梅の花
猫柳
ねこやなぎ
柔らかい銀白色の花穂をつける柳
蕗の薹
ふきのとう
早春に出る蕗の花芽
春浅し
はるあさし
春になったばかりで、まだ浅い春の気配
余寒
よかん
立春を過ぎてもなお残る寒さ
※表は左右にスクロールできます

これらの季語は、春の訪れを感じながらも、まだ冬の名残がある早春の情景を表現します。

初春の季語を使った俳句例

初春の季語を使った有名な俳句を紹介します。

「梅」を使った俳句
「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」(服部嵐雪)
梅の花が一輪咲くごとに、少しずつ暖かさが増していく様子を詠んだ句。

「猫柳」を使った俳句
「山里の 雛の花は 猫柳」(高浜虚子)
猫柳のふわふわした花穂が雛飾りのようだという、素朴で愛らしい春の情景を描いた句。

「余寒」を使った俳句
「魚市に 魚少なき 余寒かな」(正岡子規)
春になっても、まだ寒さが残る時期の様子を表現した句。

これらの俳句は、初春の季語を使うことで、春の兆しと冬の名残が混在する早春の情景を巧みに表現しています。

 

仲春(3月頃)の春の季語一覧

ぜんまい

仲春の季語とは、啓蟄から清明の前日まで、暦の上で3月頃に使える季語のことです。春の盛りを迎え、桜や雛祭など華やかな季語が多く含まれます。

分類
季語
天文
貝寄風(かいよせ)、酒星、涅槃西風(ねはんにし)、初電、初雷、春一番、彼岸西風、比良八荒、雪の果
時候
如月、啓蟄(けいちつ)、三月、春社、春分、鷹化して鳩と為る、仲春、初朔日、彼岸、龍天に登る
地理
木の根明く、氷解、残雪、雪崩(なだれ)、残る氷、春出水、彼岸潮、水温む、雪しろ、雪解(ゆきげ)、雪解雫、雪間、流氷
生活
麻蒔く、鮎汲、芋植う、植木市、五加飯、厩出し、苗床、阿蘭陀渡る、外套脱ぐ、垣繕ふ、南瓜蒔く、観潮、雁風呂、菊の根分、北窓開く、木流し、木の芽漬、胡瓜蒔く、枸杞茶、枸杞飯、草餅、桑解く、挿木、四月馬鹿、白酒、進級、卒業、橇しまふ、種井、種池浚ひ、種選、種物、接木、釣釜、出替、取木、苗木市、苗木植う、苗札、茄子蒔く、入学試験、根分、農具市、萩の根分、初筏、花種蒔く、春ごと、春場所、春鮒釣、春休、一日正月、雛遊、雛あられ、雛市、雛納め、雛流し、雛の使、雛祭、瓢箪蒔く、二日灸、糸瓜蒔く、干鰈、牧開、甜瓜蒔く、蒸鰈、目貼剥ぐ、物種蒔く、桃の酒、桃の節句、屋根替、夕顔蒔く、雪囲とる、雪晒、雪割、嫁菜摘む、嫁菜飯、落第、山葵漬、蕨狩、蕨餅
行事
赤彦忌、飴山忌、粟島祭、浦佐の堂押、大石忌、御告祭、踊念仏、お水取り、鹿島祭頭祭、春日野御田植祭、春日祭、妓王忌、祇園御八講、其角忌、季御読経、気多平国祭、兼好忌、元政忌、光悦忌、事始、西行忌、犀星忌、嵯峨の柱炬、時宗踊念仏、四旬節、積塔会、修二会、春季皇霊祭、春分の日、丈草忌、治聾酒、誓子忌、聖ヨセフ祭、園韓神祭、太子会、薪能、竹冷忌、東京大空襲忌、道明寺祭、涅槃会、灰の水曜日、初午芝居、彼岸会、日迎、比良八講、河豚供養、摩耶詣、御影供、緑の週間、薬師寺造華会、八幡初卯神楽、遺敎経会、湯祈祷、湯立獅子、利休忌、列見、六阿弥陀詣、若狭のお水送り
動物
蟻穴を出づ、海猫渡る、雁帰る、熊穴を出づ、子持鯊、こやまがえり、棹姫鷹、地虫穴を出づ、燕(つばめ)、蜥蜴穴を出づ、鳥帰る、鳥雲に入る、白鳥帰る、初蝶、孕雀、彼岸河豚、蟇穴を出づ、引鴨、引鶴、蛇穴を出づ、雪代山女
植物
胡葱、蘆の角、虎杖(いたどり)、萍生ひ初む、鶯菜、五加、海老根、黄連、楓の芽、菊の苗、菊の若葉、ぎしぎし、雉蓆、黄水仙、木五倍子の花、枸杞、草青む、草の芽、慈姑、君子蘭、けしの若葉、紫雲英(げんげ)、小水葱、辛夷(こぶし)、三月大根、三月菜、山椒の芽、四月大根、枝垂桜、春蘭、諸葛菜、酸葉、薇(ぜんまい)、玉巻く甘藍、たらの芽、蒲公英(たんぽぽ)、土筆(つくし)、蔦の芽、角組む荻、芽立ち、茅花、土佐水木、苗代茱萸、韮、蒜、野蒜、貝母の花、榛の花、初桜、初花、花簪、春大根、彼岸桜、蘖(ひこばえ)、一人静、姫踊子草、房咲水仙、双葉、真菰の芽、松菜、水草生ふ、三椏の花、木蓮(もくれん)、ものの芽、柳の芽、楊梅の花、雪間草、雪柳、嫁菜、喇叭水仙、柳絮(りゅうじょ)、令法、連翹(れんぎょう)、若紫、分葱、蕨(わらび)
※表は左右にスクロールできます

ここでは、代表的な仲春の季語とその使い方について解説していきます。

代表的な季語と意味

仲春の代表的な季語とその意味を紹介します。

季語
読み方
意味
啓蟄
けいちつ
二十四節気のひとつで、冬眠していた虫が地上に出てく頃
さくら
春を代表する花
彼岸
ひがん
春分の日を中心とした七日間
雛祭
ひなまつり
3月3日の女児の節句
残雪
ざんせつ
春になっても残っている雪
蕨餅
わらびもち
蕨粉で作る春の和菓子
春一番
はるいちばん
立春後にはじめて吹く強い南風
※表は左右にスクロールできます

これらの季語は、春の盛りを迎えた華やかな時期の情景を表現します。

仲春の季語を使った俳句例

仲春の季語を使った有名な俳句を紹介します。

「桜」を使った俳句
「さまざまの 事思ひ出す 桜かな」(松尾芭蕉)
桜を見ながら、さまざまな思い出が蘇ってくる心情を詠んだ句。

「雛祭」を使った俳句
「おびただしく 古雛祭る 座敷かな」(正岡子規)
古い雛人形が広い座敷にいっぱいに飾られている、華やかで荘厳な様子を詠った句。

 

晩春(4月頃)の春の季語一覧

鳥

晩春の季語とは、清明から立夏の前日まで、暦の上で4月頃に使える季語のことです。春の終わりを惜しむ情景や、初夏に向かう季節の移ろいを表現する言葉が多く含まれます。

分類
季語
天文
油風、梅若の涙雨、桜まじ、蜃気楼、鳥曇、菜種梅雨、逃水、鰊曇、初虹、花曇、花の雨、春驟雨、春の露、風炎、忘れ霜
時候
蛙の目借り時、暮の春、穀雨、三月尽、四月、清明、田鼠化して鶉と為る、夏近し、苗代時、八十八夜、花冷え、春暑し、春惜しむ、春深し、晩春、弥生、花時、行く春
地理
凍解、潮干潟、苗代、弥生山
生活
藍植う、朝顔蒔く、畦塗、海女、磯遊び、磯開、甘藷苗作る、鶯袖、独活和、遠足、風除解く、果樹植う、数の子制す、鐘供養、寒食、聞茶、菊植う、球根植う、桑売、桑摘、桑の花、鶏頭蒔く、蚕飼、小袖納、炬燵塞ぐ、小弓引、牛蒡蒔く、ゴールデンウィーク、蒟蒻植う、竿躑躅、桜狩、桜衣、桜漬、桜人、桜餅、三の替、汐干狩、霜くすべ、霜除とる、十三詣、種痘、春窮、上巳、新社員、西瓜蒔く、製茶、鯛網、大試験、田打、種案山子、蚕卵紙、種浸し、種蒔、暖炉納む、茶摘、躑躅の衣、踏青、鶏合、鳥持網代、苗売、入学、野遊、蓮植う、花軍、花篝、花車、花衣、花疲、花盗人、花の宴、花の鈴、花の都、花の宿、花見、花筵、花守、春鱚釣、春日傘、菱餅、羊の毛刈る、蕗味噌、ボートレース、松の緑摘む、みどりの日、柳重、柳の鬘、山吹衣、夜桜、吉原の夜桜、炉塞
行事
蘆辺踊、東をどり、甘茶、稲荷祭、石清水臨時祭、梅若忌、桜花祭、大原野祭、大和神幸祭、お国忌、お札流し、御身拭、荷風忌、鴨川をどり、観学会、義士祭、北野菜種御供、行基詣、経供養、御忌、曲水、虚子忌、鞍馬の花供養、憲法記念日、光太郎忌、興福寺文殊会、御灯、小町忌、西大寺大茶盛、嵯峨大念仏、榊伐、三鬼忌、山王祭、島原の太夫の道中、受難節、棕櫚の日曜日、白き日曜日、俊寛忌、聖金曜日、聖週間、聖土曜日、聖武祭、清明祭、聖木曜日、聖霊会、須磨の御禊、釈奠、浅間祭、先帝祭、善導忌、泉湧寺開山忌、千本念仏、宗因忌、高山祭、啄木忌、達治忌、龍田祭、東大寺授戒、どんたく、長崎の凧揚げ、浪花をどり、日光強飯式、花換祭、鎮花祭、花祭、花御堂、般若寺文殊会、人丸忌、平泉藤原祭、比良祭、復活祭、仏生会、放哉忌、品川寺鐘供養、松尾祭御出、水屋の能、水口祭、水俣忌、峯入、巳の日の祓、壬生念仏、都踊、薬師寺最勝会、靖国祭、康成忌、やすらゐ祭、柳祭、吉野の花会式、吉野の餅配、蓮如忌
動物
いかなご、岩燕、魚島、浮鯛、鶯の巣、雲丹、馬の仔、蠅生る、落し角、蚕、蝌蚪(かと)、雉の巣、ぎんぽ、子持鮒、桜鰔、桜蝦、桜鯛、鰆(さわら)、山椒喰、雀の子、仙台虫喰、鳥の卵、鳥屋際、菜種河豚、菜の花蝶に化す、鰊(にしん)、猫の子、残る鴨、乗込鮒、初鮒、花烏賊、花見虱、春駒、春蝉、春の蚊、春の雁、春の蚤、ひがい、頬白、蛍烏賊、鱒、麦鶉、むつごろう、戻り鴫、藪雨、呼子鳥、若鮎
植物
青木の花、通草の花、薊(あざみ)、明日葉、蘆の若葉、梓の花、アスパラガス、東菊、畦青む、馬酔木の花、アネモネ、甘菜、あらせいとう、荒布、杏の花、錨草、イキシア、蚊母樹の花、一位の花、苺の花、銀杏の花、一輪草、岩梨の花、独活(うど)、苜蓿の花、蟒草、エリカ、豌豆の花、扇葛、桜桃の花、黄心樹、オキザリス、翁草、荻の若葉、遅桜、苧環の花、海棠(かいどう)、楓の花、垣通、樫の花、数の子草、霞草、鉄引草、纈草、髢草、榧の花、枸橘の花、かりんの花、かわぢしゃ、木苺の花、狐薊、狐の牡丹、金盞花、金鳳花、金蘭、銀蘭、茎立菜、草の若葉、口紅水仙、熊谷草、桑、華鬘草、楮の花、苔龍胆、こでまりの花、鷺苔、桜、桜蘂降る、桜草、座禅草、さるとりの花、残花、山帰来の花、さんざしの花、三色菫、山椒の花、樒の花、しどみの花、シネラリア、芝桜、十二単、猩々袴、松露、白樺の花、スイートピー、杉菜、杉の花、鈴懸の花、雀隠れ、雀の帷子、雀の鉄砲、スノーフレーク、李の花、仙台萩、蚕豆の花、大根の花、田芥子、竹の秋、種漬花、稚児百合、父子草、チューリップ、長春花、黄楊の花、蔦若葉、躑躅(つつじ)、ていれぎ、天南星の花、灯台草、満天星の花、梨の花、菜の花、二輪草、郁李の花、接骨木の花、葱の擬宝、ねぢあやめ、野漆、野大根、蚤の衾、旗竿の花、巴旦杏の花、花、花筏、花筏、紫荊、花水木、母子草、浜簪、浜大根の花、春落葉、春蓼、春の筍、春竜胆、蛙の傘、ひさかきの花、姫烏頭、姫萩、ヒヤシンス、藤、二人静、冨貴草、筆龍胆、フリージア、ヘリオトロープ、木瓜の花、松の花、蝮蛇草、豆の花、まるめろの花、水菜、耳菜草、都忘れ、茗荷竹、葎若葉、むしかりの花、郁子の花、群雀、桃の花、八重桜、柳、山桜、山梨の花、山吹、山吹草、山桜桃の花、ライラック、羅生門蔓、落花、林檎の花、ロベリア、若草、若菰、若芝、若緑、山葵、勿忘草
※表は左右にスクロールできます

※「ゴールデンウィーク」などの現代的な行事は、歳時記により季語としての扱いが異なる場合があります。本記事では「季語と歳時記(きごさい)」を参照しています。

ここでは、代表的な晩春の季語とその使い方について解説していきます。

代表的な季語と意味

晩春の代表的な季語とその意味を紹介します。

季語
読み方
意味
行く春
ゆくはる
過ぎ去ってゆく春を惜しむ気持ち
花の雨
はなのあめ
桜の花が咲く頃に降る雨
花見
はなみ
桜の花を愛でること
雀の子
すずめのこ
春に生まれた雀の雛
春深し
はるふかし
春が深まり、盛りを迎えた様子
八十八夜
はちじゅうはちや
立春から数えて八十八日目で、茶摘みの時期
遠足
えんそく
春の行楽として野外に出かけること
※表は左右にスクロールできます

これらの季語は、春の終わりを惜しみながら、季節の移ろいを感じる情景を表現します。

晩春の季語を使った俳句例

晩春の季語を使った有名な俳句を紹介します。

「行く春」を使った俳句
「行く春や 鳥啼き魚の 目は泪」(松尾芭蕉)
春が過ぎ去ることを、鳥や魚までもが惜しんでいるかのように詠んだ句。

「雀の子」を使った俳句
「雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る」(小林一茶)
雀の雛に向かって道を開けるよう呼びかける、ユーモラスで温かい句。

これらの俳句は、晩春の季語を使うことで、春の終わりの情景や感慨を豊かに表現しています。

 

目的別に選ぶ! 使いやすい春の季語

桜餅

春の季語は数多くありますが、使う場面や目的によって適した季語を選ぶことが大切。ここでは、美しい表現を求める場合、初心者でも使いやすい季語、そして春を代表する桜に関する季語を紹介していきます。

美しい春の季語

手紙やあいさつ文で使える美しい春の季語を紹介します。

季語
読み方
使い方のポイント
朧月夜
おぼろづきよ
春の夜のぼんやりとした月の美しさを表現
春光
しゅんこう
春の明るく暖かな日差しを表す
かすみ
遠景がぼんやりと見える春特有の情景
陽炎
かげろう
地面から立ち上る揺らめく空気の美しさ
風光る
かぜひかる
春風が光を帯びているような爽やかな表現
山笑ふ
やまわらう
春の山が草木の芽吹きで明るく見える様子
花の雲
はなのくも
満開の桜が雲のように見える情景
※表は左右にスクロールできます

これらの季語は、春の自然の美しさを繊細に表現できるため、手紙やあいさつ文に適しています。視覚的なイメージが鮮やかで、読み手に春の情景を伝えやすい言葉です。

簡単で覚えやすい春の季語

初心者でも使いやすい春の季語を紹介します。

季語
読み方
意味
はる
春という季節そのもの
さくら
春を代表する花
うめ
早春に咲く花
菜の花
なのはな
春の野に咲く黄色い花
たんぽぽ
たんぽぽ
春の野原に咲く身近な花
ちょう
春に舞う昆虫
つばめ
春に渡ってくる鳥
雲雀
ひばり
春の空で囀る鳥
かえる
春に活動を始める生き物
若草
わかくさ
春に芽生える若い草
※表は左右にスクロールできます

これらの季語は日常生活でもなじみ深く、意味もわかりやすいため、俳句を初めて作る方におすすめ。自然の中で実際に目にする機会がある季語が多く、実感を持って使えるでしょう。

桜に関する春の季語

春を代表する桜には、さまざまな関連季語があります。

季語
読み方
時期・意味
初桜
はつざくら
仲春・その年初めて咲いた桜
彼岸桜
ひがんざくら
仲春・彼岸の頃に咲く桜
枝垂桜
しだれざくら
仲春・枝が垂れ下がる種類の桜
山桜
やまざくら
晩春・山に咲く野生の桜
八重桜
やえざくら
晩春・花びらが重なって咲く桜
遅桜
おそざくら
晩春・遅く咲く桜
はな
三春・桜を指す最も一般的な表現
桜狩
さくらがり
晩春・桜を見に出かけること
花見
はなみ
晩春・桜の花を愛でること
夜桜
よざくら
晩春・夜に見る桜
桜餅
さくらもち
晩春・桜の葉で包んだ春の和菓子
花筏
はないかだ
晩春・水面に散った桜の花びらが流れる様子
落花
らっか
晩春・桜の花が散ること
残花
ざんか
晩春・散り残った桜の花
※表は左右にスクロールできます

桜に関する季語は、咲き始めから散るまでの過程それぞれに名前があります。時期や状況に応じて使い分けることで、春の移ろいを繊細に表現できます。

春の季語に関するよくある疑問

春の季語を使う際に、多くの人が疑問に感じる点について解説します。ここでは、特によくある疑問とその答えを紹介していきます。

似た季語の使い分けは?

春には似た意味をもつ季語がいくつかあります。代表的なものの使い分けを紹介します。

季語
意味・使い分け
春雨(はるさめ)
春に降るこまやかなに降り続く雨
春時雨(はるしぐれ)
一時的に降ってすぐ止む通り雨
春一番(はるいちばん)
立春後にはじめて吹く強い南風(年に一度のみ)
東風(こち)
春に吹く東からの風全般
霞(かすみ)
春に遠景がぼんやり見える現象
陽炎(かげろう)
地面から立ち上る揺らめく空気
※表は左右にスクロールできます

使い分けに迷ったときは、自分が表現したい情景に最も近い言葉を選びましょう。

春と間違えやすい季語は?

春以外の季節の季語を、春の季語と間違えやすいものがあります。

間違えやすい季語
正しい季節
春に使う季語
若葉
初夏(5月頃)
木の芽、草の芽
夏(収穫期)
麦踏、青麦
新緑
初夏(5月頃)
若草、草青む
暑し
暖か、春暑し
※表は左右にスクロールできます

季語を使う前に、その季語がどの季節に属するか確認することが大切です。

 

まとめ|春の季語を俳句や手紙に活用しよう

春の季語は、立春から立夏の前日までの期間に使える言葉。三春、初春・仲春・晩春という時期別の分類があり、それぞれの時期に合った季語を選ぶことが大切です。

「桜」「梅」「蝶」「燕」などの身近な季語から始めて、徐々に「朧月夜」「霞」「陽炎」といった表現も取り入れてみましょう。俳句を詠む際は、季語をひとつだけ使い、五・七・五の形式で自分の感じた春の情景を表現します。

春の季語を理解することで、俳句だけでなく手紙やあいさつ文にも季節感を添えることができます。まずは身近な春の風景から、季語を使った表現を楽しんでみてくださいね。

Photo:pixta


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