湯河原温泉ってどんなところ? “美肌の湯”の魅力と楽しみ方を徹底ガイド
湯河原温泉を訪れようと考えたとき、どんな温泉地なのか、どう楽しめばいいのか、何を食べればいいのか迷うことはないでしょうか? “美肌の湯”としても知られる湯河原温泉は、観光スポットやグルメも充実しています。この記事では、湯河原温泉の基本情報から、旅行スタイル別の過ごし方まで詳しく解説します。
湯河原温泉ってどんなところ?
湯河原温泉は、神奈川県足柄下郡湯河原町にある温泉地。読み方は「ゆがわらおんせん」で、『万葉集』にも詠まれた歴史があり、多くの文人墨客に愛されてきました。千歳川沿いに温泉街が広がり、落ち着いた雰囲気が特徴です。奥湯河原や浜湯河原など、エリアによって異なる魅力があります。
日帰り入浴施設も充実していて、宿泊はもちろん日帰りでも楽しめます。豊かな自然に囲まれた環境で、ゆったりと温泉を満喫できる温泉地です。
湯河原温泉へのアクセス方法
湯河原温泉へは、電車または車でアクセスできます。東京・横浜方面から湯河原温泉へのおもなアクセス方法は下記のとおり。
JR湯河原駅から温泉街へは、路線バスまたはタクシーで移動します。多くの宿泊施設で送迎サービスを提供しています。
“美肌の湯”といわれる理由
湯河原温泉が“美肌の湯”といわれる理由は、石膏成分にあります。石膏成分は肌を柔軟になめらかにする働きがあり、含まれる硫酸イオンが皮膚の真皮の弾力線維を強化して、シワを防ぐ効果が期待できます。
2番目に多い源泉がアルカリ性を示すことも美肌効果を高めています。アルカリ性の温泉は皮膚の古い角質を落とす石けん効果があり、湯に入ると肌がつるつるすべすべに。塩化物泉の成分が肌の表面に膜を作り、保湿効果も発揮します。入浴後も肌がしっとりと潤った状態が続くため、乾燥肌の改善にも効果的です。
湯河原温泉の泉質と特徴

湯河原温泉には109本の源泉があり、すべて療養泉です。泉質は大きく分けて塩化物泉、単純温泉、硫酸塩泉の3種類。より細かく分類すると5種類の泉質(神奈川県温泉地学研究所調べ、2009年)が揃っていて、温泉地として非常に恵まれた環境です。
湯量も豊富で、71.1℃(令和元年平均度)の高温泉に恵まれています。温泉街の中心部では、湯けむりが上る温泉井やぐらが見られます。泉温が高く湯量豊富なため、温泉本来の特色や効能をよく味わえる温泉地です。
泉質と効能
湯河原温泉のおもな泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。塩分を主成分とする特徴として、体の芯までよく温まり冷めにくい効果があります。保温効果に優れているため、冷え性の改善にも効果的。
副成分の石膏成分には鎮静効果があり、心身ともに安らぎます。江戸時代から“傷の湯”として評判が高く、打ち身や傷、手術後の回復が早いことで知られていました。
日清・日露戦争の際には、傷病兵の療養地に指定されました。塩分の量がほどほどなので、刺激が少なく肌ざわりのいい湯です。
湯河原温泉の人気観光スポット

湯河原温泉には、自然と歴史を楽しめる観光スポットが点在しています。おもな観光スポットは下記のとおり。
●万葉公園
●幕山公園(湯河原梅林)
●奥湯河原温泉
温泉街の散策とあわせて、これらのスポットを巡ることができます。
万葉公園
幕山公園(湯河原梅林)
奥湯河原温泉
湯河原温泉の旅行スタイル別おすすめの過ごし方

湯河原温泉は、旅行スタイルに合わせてさまざまな楽しみ方ができます。日帰りで気軽に温泉を楽しむ過ごし方から、カップルや家族、女子旅まで、それぞれに適した温泉体験が可能です。東京から約1時間30分というアクセスの良さも魅力。
日帰り温泉
湯河原温泉は、日帰りで気軽に温泉を楽しめます。町営の「こごめの湯」など、複数の日帰り温泉施設があります。大浴場や露天風呂、無料休憩室を備えていて、タオルの販売もあるため手ぶらで訪れることができます。
貸切風呂を利用できる施設も多く、プライベートな時間を過ごせます。食事付きの日帰りプランを提供している旅館もあり、温泉と食事をセットで楽しめます。「万葉公園」の散策などと組み合わせれば、充実した日帰り旅行になります。
カップル旅行
カップルには、貸切風呂や露天風呂付き客室がおすすめ。プライベートな空間で温泉を楽しめる施設が多く、ゆったりとした時間を過ごせます。温泉街の散策では、浴衣を着てそぞろ歩きを楽しむこともできます。
“さがみの小京都”ともよばれるしっとりとした雰囲気が、特に女性に人気。「万葉公園」や奥湯河原の自然散策も、カップルでの滞在を彩ります。
日帰りプランでは、個室利用と温泉、食事がセットになったプランも用意されています。
家族旅行
家族旅行には、アクティビティと温泉を組み合わせた過ごし方がおすすめ。「幕山公園」ではアスレチック施設や、季節ごとのイベントを楽しめます。貸切風呂がある施設では、小さな子ども連れでも周囲を気にせず温泉を楽しめます。
「万葉公園」では自然散策や足湯体験ができます。日帰り温泉施設には無料休憩室もあり、家族でゆっくり過ごせる環境が整っています。宿泊施設によっては、子ども向けのサービスや料理も用意されていますよ。
女子旅
女子旅には、“美肌の湯”として知られる湯河原温泉が最適。温泉街の散策や、カフェでのんびり過ごす時間が楽しめます。「万葉公園」の惣湯テラスでは、日帰り温泉と読書、カフェを組み合わせた過ごし方ができます。
温泉の美肌効果を実感しながら、リラックスした時間を満喫して。色浴衣を着ての散策も、女性グループに人気です。湯河原グルメや地元のスイーツも充実していて、食べ歩きも楽しめます。
湯河原温泉のおすすめグルメ

湯河原温泉には、地元の食材を生かしたグルメが揃っています。おもなグルメは下記のとおり。
●担々やきそば
●海鮮料理
●きび餅
温泉街の散策と合わせて、湯河原ならではの味覚を楽しんでくださいね。
担々やきそば
担々やきそばは、湯河原温泉のご当地B級グルメです。タヌキが温泉を見つけたという伝説にちなみ、「たんたんたぬき」の歌から考案されました。練りごまや豆板醤を使った香ばしいピリ辛の味付けが特徴です。
湯河原柑橘系と温泉玉子系の2タイプがあり、店によってアレンジが異なります。温泉街の複数の飲食店で味わえます。
海鮮料理
相模湾でとれた新鮮な海鮮料理が楽しめます。福浦漁港から直送される地魚を使った海鮮丼や刺身定食が人気。金目鯛の煮付けやアジの干物など、旬の魚を使った料理が充実しています。
鮮魚店に併設された食事処では、市場直送の魚介を味わえます。
きび餅
きび餅は、湯河原の和菓子として親しまれています。もち米ときび粉を練り上げた食感と、香ばしいきなこの風味が特徴。添加物を使わず、昔ながらの製法で手作りされています。食べ歩き用にも、手土産にも人気があります。
湯河原温泉のおすすめ土産

湯河原温泉には、温泉地ならではのお土産が揃っています。おもなお土産は下記のとおり。
●湯河原みかん
●みかん最中
●干物
温泉街の散策と合わせて、湯河原ならではのお土産を購入できます。
湯河原みかん
湯河原みかんは、温暖な気候で育てられた特産品。みかんそのものはもちろん、みかんを使った加工品も豊富に揃います。湯河原みかんジュースや手作りみかんジャム、マーマレードなどが人気。
「ちぼりスイーツファクトリー湯河原本店」の「サブレサンドみかんジャム」は、湯河原ブランド認定品です。
みかん最中
昭和23年(1948)創業の和菓子店「和菓子処味楽庵」のお土産。ひとつずつ職人が手作りした、ミカンを輪切りにした形の可愛らしい最中です。中にはミカンを煮詰めたマーマレードを練り込んだ白餡が入っていて、柑橘系の風味とさわやかな口あたりが特徴。
干物
相模湾でとれた新鮮な魚の干物は、湯河原温泉の定番のお土産です。アジの干物が特に人気で、温泉街の鮮魚店や専門店で購入可能。地方発送を受け付けている店もあります。鮮度と質の高さから、手土産としても喜ばれています。
湯河原温泉のベストシーズン
湯河原温泉は四季折々の魅力があり、一年を通じて楽しめます。各季節のイベントや自然のみどころが充実していて、訪れる時期によって異なる湯河原の魅力を体験できます。
春(2~5月)
春の湯河原では、あちこちを彩る花々を楽しめます。2月上旬~3月中旬には「幕山公園」で「梅の宴」が開催されます。約4000本の紅梅・白梅が山麓斜面に咲き誇る光景は見物。期間中はライトアップも実施され、夜の梅林も楽しめます。
3月には椿ラインで椿が見頃を迎え、春の新緑も美しい時期です。
夏(6~8月)
夏の湯河原は海と山の両方を満喫できます。6月には「万葉公園」で「ほたるの宴」が開催され、幻想的なホタルの光を鑑賞できます。
7・8月は湯河原海水浴場が開設され、海水浴を楽しんだ後に温泉で疲れを癒せます。
秋(9月~11月)
秋の湯河原は紅葉と温泉を堪能できる季節。11月中旬~12月上旬にかけて、奥湯河原や「万葉公園」で紅葉が見頃を迎えます。10月上旬~12月中旬にはみかん狩りも楽しめます。
冬(12月~1月)
冬の湯河原は温泉で心身を温められる季節。寒い季節だからこそ温泉の温かさが格別で、ゆったりとした時間を過ごせます。1月下旬からは早咲きの梅が咲き始め、春の訪れを感じられます。温暖な気候のため、冬でも過ごしやすいのが特徴です。
まとめ|湯河原温泉の魅力を存分に楽しもう
湯河原温泉は、『万葉集』にも詠まれた歴史ある温泉地。“美肌の湯”として知られる泉質、四季折々の自然、温泉街の風情が魅力です。東京や横浜から約1時間30分とアクセスも良好で、日帰りでも宿泊でも楽しめます。
担々やきそばなどのご当地グルメ、みかんや干物のお土産も充実しています。梅の花や紅葉など、季節ごとのイベントに合わせて訪れるのもおすすめです。
心身ともにリフレッシュできる湯河原温泉で、癒しのひとときをお過ごしください。
Photo:pixta
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