【豪徳寺】「FIKAFABRIKEN」で、スウェーデンならではのコーヒー文化“フィーカ”を楽しむ
スウェーデンでは、コーヒーと甘いものを囲んでゆっくりと過ごす時間が日常に取り入れられ、豊かな暮らしの一部になっています。東京・豪徳寺にある「FIKAFABRIKEN(ふぃーかふぁぶりーけん)」は、そんなコーヒー文化を届けるカフェ。忙しい毎日のなかで、誰かとおしゃべりしながらひと休み。そんなシンプルな幸せを味わってみませんか。
スウェーデンのコーヒー文化を伝えるカフェ

「FIKA(フィーカ)」とは、スウェーデンのコーヒーブレイクのこと。単なる休憩ではなく、コーヒーと甘いものを囲みながら、家族や職場の同僚とのコミュニケーションを楽しみます。大学時代にスウェーデンへ交換留学していたオーナーの小原愛(こはらあい)さんは、そのフィーカの魅力を日本に広めたいと帰国後にブランドを立ち上げました。
イベント出店などを経て、2017年に「FIKAFABRIKEN」をオープン。店名は、「FIKA」に留学時代の友人がスウェーデン語で“工場”を意味する「FABRIKEN」を組み合わせてつけてくれたのだとか。



店内は、ブルーグレーを基調に、スウェーデン国旗を思わせるブルーをアクセントにした空間。入り口付近にはカウンター席があり、壁にハンドペイントされたロゴの女の子・フィーカちゃんが印象的です。奥にはゆったりとくつろげるソファ席が広がります。
フィーカのお供といえばシナモンロール

フィーカに欠かせないのは、気取らず毎日でも楽しめるお菓子。スウェーデンでは家庭で手作りされることも多く、「FIKAFABRIKEN」でも素朴でやさしい味わいを大切に、一つひとつていねいに焼き上げられたお菓子を味わえます。
定番の「シナモンロール」は、オープン当初からの人気メニュー。シナモンに加え、石臼で挽いたカルダモンを使い、スパイスの香り豊かに仕上げています。薄巻き型でパールシュガーをあしらったスタイルも本場さながら。経堂にあるスペシャルティコーヒーショップ「Raw Sugar Roast(ロー シュガー ロースト)」の豆を使用したコーヒーは、お菓子との相性もぴったりです。
スウェーデンの今を感じられるケーキたち
ショーケースには、「キャロットケーキ」550円や「バナナブレッド」500円といった定番商品に加え、フルーツなど季節の素材を使った限定ケーキも並びます。3月の取材時には、「セムラ」や「桜のチーズケーキ」680円、「ピスタチオのチーズケーキ」680円などが登場していました。
「セムラ」は、カルダモン香るブリオッシュにアーモンドペーストとホイップクリームをたっぷり挟んだ伝統菓子。かつてはイースター前の断食前夜、栄養を蓄えるために食べられていたもので、現在は年明けから3月頃までベーカリーやカフェに並び、“春を告げるお菓子”といわれています。
年に1度はスウェーデンを訪れてカフェをチェックするという小原さん。「FIKAFABRIKEN」では、昔ながらのものだけでなく、現地で見かけたケーキなども取り入れ、“今のスウェーデンのカフェシーン”を再現しているそうです。
なかでもひときわ目を引くのが、スウェーデンでは誕生日をはじめお祝いの場で食べられるという「プリンセスケーキ」。通常はグリーンのマジパンで覆われていますが、「FIKAFABRIKEN」ではかわいらしいピンクにアレンジ。中はふんわりとしたスポンジに、ホイップクリーム、ラズベリージャム、カスタードクリームを重ねています。
スウェーデンの家庭で、朝食やブランチによく食べられている「スウェーデンワッフル」は、イートインのみで提供しているメニュー。薄くカリッと焼き上げた甘さ控えめのワッフルに、たっぷりのホイップクリームとラズベリージャムつけて食べるのがおすすめです。食事として楽しみたいなら、ソーセージと目玉焼きをのせてメープルシロップをかけて食べる「ソーセージ&エッグ」もぜひ。
贈り物にぴったり! キュートでおいしいクッキー
ブランド立ち上げ時から人気の「ラズベリージャムクッキー」や、幸せを運んでくれるとされる木彫りの馬の形をした「ダーラナホースの紅茶サブレ」など、クッキーの種類も豊富に揃います。季節によってラインナップが変わることがあり、訪れるたびに新しい出合いがあるのも楽しみのひとつ。クッキーはバラ売りのほか、缶やボックス入りのアソートもあり、大切な人への手土産やギフトにしても喜ばれるはずです。
コーヒーとお菓子を囲みながら、人と人とがゆるやかにつながる時間。「FIKAFABRIKEN」で、その温かな文化を感じたら、日々の暮らしに小さなフィーカの習慣を取り入れてみたくなるはずです。
■FIKAFABRIKEN(ふぃーかふぁぶりーけん)
住所:東京都世田谷区豪徳寺1-22-3
TEL:なし
営業時間:9〜18時(土・日曜は〜19時)※夏期変動あり
定休日:無休
Text:河部紀子(editorial team Flone)
Photo:斉藤純平
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