京都・西本願寺の元宿坊を生かした和カフェ「京町家いづも 花のか」。築120年の京町家で抹茶スイーツづくし
失われつつある、かつての姿をそのままに留めた京町家。今回ご紹介する「京町家いづも 花のか(きょうまちやいずも かのか)」は、まるで大正時代から時を止めたかのような築約120年の京町家で営まれる和カフェです。大正浪漫の風情あふれる店内でランチ、カフェ、ディナーを提供。正絹の着物レンタルもあり、京都らしいさまざまな時間を過ごすことができます。
大正ロマンに包まれる美しい京町家は、西本願寺の元宿坊

「京町家いづも 花のか」があるのは西本願寺から2本東に入る東中筋通沿い。京都駅から徒歩12分ほどの、駅前の賑わいからは少し外れた場所にあります。

間口が狭く、奥行きが深いことが特徴のひとつである京町家。「京町家いづも 花のか」も例にもれず、細長い通路の奥に母屋の玄関が見えてきます。一歩踏み入れるごとに外の喧騒がふっと遠のき、重厚なガラス戸が現れます。

部屋に通された瞬間、息を呑むほど美しいこの建物は、西本願寺の元宿坊。天井や欄間、ガラスや格子などできる限り約120年前の姿で残しています。その佇まいに合わせて選ばれた東西のアンティーク家具が、この空間を唯一無二のものに。
ディテールまで見逃さないで! レトロカフェの注目ポイント

レトロ建築好き、レトロカフェ好きなら感動しそうな空間。見事な建築やアンティークな調度品の一部を写真でご紹介します。訪れた際には、どこにあるか、ぜひ探してみてください。

2階席もあり、1階、2階それぞれにみどころがあります。2階はイベントや撮影などでのレンタルスペースとしても利用可能。本格的な着物をレンタルできるプランもあるので(完全予約制、着物レンタル・着付け・ヘアメイクのセット2万2000円~)、気になる方は問い合わせてみては。
京都らしい甘味を楽しむ「厳選抹茶の甘味セット」
大正ロマンに包まれた空間にしっくりとくる人気メニューは「厳選抹茶の甘味セット」。京都を訪れたならぜひ味わいたい抹茶と和の甘味を、一度に楽しめる贅沢なセットです。

主役となる宇治抹茶は、香り高く奥深い味わい。朱色の器と抹茶色のコントラストも美しく、思わず頬がほころびます。口に含むと、ほろ苦さとまろやかなうま味が広がり、甘味のやさしい甘さを引き立てます。

6種類の甘味が並ぶ「厳選抹茶の甘味セット」は、宇治抹茶を使ってさまざまにアレンジされたスイーツが少しずつ添えられ、見た目にも華やか。まるで小さな和菓子のコースを楽しむように、ひと口ずつ味わいながら空間と時間を満喫。

マカロンやパウンドケーキといった洋風のものから調布やわらび餅といった和スイーツまでバリエーションが豊かで飽きません。内容は固定ではなくて、日によって少しずつ変更あり。

さまざまな味わいの抹茶スイーツを、特別感のある町家空間の中で味わう時間は、京都旅のひとときをより特別なものにしてくれるはずです。
今回ご紹介したのは、定番スイーツの「厳選抹茶の甘味セット」ですが、季節ごとに内容の変わる「花音茶会 -彩りアフタヌーンティー」(4000円)やメイン料理(おつけもん丼・鶏ゆず丼・米粉うどんのいずれか)が選べて9種類のおばんざいとドリンクor甘味の付く「京町家ランチ」(3300円)も人気。レトロカフェ好き、建築好きの方にもぜひ足を運んでみてもらいたい一軒です。
■京町家いづも 花のか(きょうまちやいずも かのか)
住所:京都府京都市下京区東中筋通北小路上がる紅葉町364
TEL:075-432-8193
営業時間:11~22時(LO21時)※平日は完全予約制、予約は電話または公式サイトで
定休日:木曜
アクセス:JR京都駅から徒歩約12分
Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子
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