万座温泉

【群馬】万座温泉の魅力を徹底解説! “天空の温泉郷”の泉質・観光・グルメまで

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群馬県嬬恋村にある万座温泉は、標高1800mの高地に湧く硫黄泉で、白濁の湯と大自然の景色が楽しめる温泉地。アクセスや泉質・効能はもちろん、宿の特徴、日帰り入浴の条件、冬のスキー場や道路状況も気になりますよね。そこでこの記事では、“天空の温泉郷”ともよばれる万座温泉の観光スポットやグルメ・お土産、混雑回避のコツや豆知識まで、まとめて紹介します。

Summary

 

万座温泉ってどんなところ?

万座温泉

万座(まんざ)温泉は、群馬県嬬恋村に位置する温泉地。万座温泉のおもな特徴は下記の3点です。

●標高約1800mの、「上信越高原国立公園」内に湧く高山温泉郷であること
●日本屈指の硫黄成分を含む乳白色の湯が楽しめること
●四季折々の自然景観に恵まれた観光地であること

万座温泉は、白根山の中腹、「上信越高原国立公園」内に位置しています。標高約1800mという高地にあり、“星に一番近い温泉”ともよばれています。春は新緑と高山植物、夏は避暑、秋は紅葉、冬はスキーと、一年を通じてさまざまな楽しみ方ができる温泉地です。

 

万座温泉へのアクセス方法

万座温泉へのアクセスは、車または電車+路線バスの利用が一般的。

アクセス方法
ルート
所要時間

(渋川伊香保IC経由)
関越自動車道→国道・県道→万座ハイウェー
東京から約3時間10分

(碓氷軽井沢IC経由)
関越・上信越自動車道→鬼押ハイウェー→万座ハイウェー
東京から約3時間10分
電車+バス
(軽井沢駅経由)
北陸新幹線(軽井沢駅)→西武観光バス(JR万座・鹿沢口駅)→西武観光バス
東京から最短約3時間
電車+バス
(長野原草津口駅経由)
特急草津・四万(長野原草津駅)→JR吾妻線(万座・鹿沢口駅)→西武観光バス
東京から最短約3時間40分
※表は左右にスクロールできます

最寄り駅はJR吾妻線万座・鹿沢口駅で、駅から万座温泉までは西武観光バスで約40分です。電車とバスを利用する場合、バスの本数が限られているため、事前に時刻表を確認することをおすすめします。

また、冬季(11~5月)は積雪・凍結が予想されるため、車で向かう際はスタッドレスタイヤまたはチェーンの準備が必要。温泉地内にガソリンスタンドはないため、事前に給油を済ませておきましょう。

 

万座温泉の泉質と特徴

風呂桶を持つ人

万座温泉の泉質には、ほかの温泉地と一線を画す大きな特徴が2つあります。

●硫黄泉の効能が豊富であること
●標高1800mの高地温泉ならではの環境であること

それぞれご説明します。

硫黄泉の効能

万座温泉の最大の特徴は、日本一ともいわれる高濃度の硫黄泉。泉質は酸性硫黄泉で、1日あたり540万ℓという豊富な湧出量を誇ります。源泉は27種類が知られていて、施設によって泉質が異なるのも万座温泉ならではの楽しみ。また、2024年の温泉総選挙「秘湯・名湯」部門では、全国1位に選ばれています。

万座温泉公式ホームページによると、硫黄泉のおもな適応症は下記のとおり。

カテゴリ
おもな適応症
神経・筋肉系
神経痛・筋肉痛・関節痛・運動器傷害
血行・冷え
冷え症・疲労回復・リウマチ
内臓・呼吸器系
呼吸器病・胃腸病
皮膚・美容
皮膚病・美肌効果
※表は左右にスクロールできます


泉質が強い酸性に傾いているため、極度の乾燥肌の方や肌が敏感な方は、入浴前に各施設に確認することをおすすめします。

標高1800mの高地温泉

万座温泉は、標高約1800mという高地に位置する温泉地。この高度では、平地に比べて気圧が低く、血行が促進されやすい環境にあります。硫化水素成分が毛細血管の拡張を促すことと相まって、温泉効果がより高まるといわれています。

また、夏でも平地より気温が低く、関東平野部が30℃を超える日でも、万座温泉は20℃前後であることが多く、避暑地としても高い人気があります。

冬は一面の雪景色のなかで雪見露天風呂が楽しめる点も、高地温泉ならではの魅力です。

 

万座温泉の人気観光スポット

雪山

万座温泉周辺には、自然の迫力を体感できるスポットが数多くあります。おもな観光スポットは下記の5つです。

●空吹(からぶき)
●万座温泉湯畑
●牛池
●万座温泉スキー場
●嬬恋牧場

それぞれ説明していきます。

空吹(からぶき)

白根山南西麓の標高1800mに位置する万座温泉の名所。噴火口跡という荒涼とした地で、一帯には硫黄の匂いが立ち込め、草一本生えていない岩場からは水蒸気を含んだ白い火山性ガスが勢いよく吹き出しています。

万座温泉湯畑

約80℃と高温の温泉が湧き出す、万座温泉のいちばん大きな源泉。白濁した温泉が大量に湧く様子が見られますが、硫化水素ガスが出ているため、立ち入り禁止地区には入らないこと。

牛池

万座温泉の「万座プリンスホテル」のすぐそばにある小さな池。水は湖底が見えるほど澄んでいます。周囲200mほどの池の周りには遊歩道が整備されていて、20分ほどの散歩が気軽に楽しめます。遊歩道沿いでは時期により色々な種類の高山植物が見られ、秋は紅葉のスポット。

万座温泉スキー場

標高1800mの上質なパウダースノーと、日本有数の硫黄含有量を誇る温泉が自慢の「万座温泉スキー場」。コンパクトなゲレンデ構成ながらコースには緩急があり、初級者から上級者まで楽しめます。

嬬恋牧場

万座・鹿沢口から万座温泉へ至る万座ハイウェー沿いにある観光牧場。標高約1400m、広さ約70ヘクタールという広大な草原が広がる牧場からは、噴煙を上げる浅間山をはじめ、四阿山から万座までの山並みや、嬬恋平野などを一望する素晴らしい景観が楽しめます。ポニーやウサギが出迎えてくれる牧場内には、レストハウスが立ち、愛妻の鐘が設置されて、家族連れや夫婦でドライブ途中に訪れる人が多数。夏には気軽にバーベキューも楽しめます。

万座温泉の旅行スタイル別おすすめ

万座温泉は、旅行スタイルを問わず幅広い層が楽しめる温泉地。下記の4つの旅行スタイル別に、それぞれおすすめの過ごし方をご紹介します。

●ひとり旅
●女子旅
●子連れ・家族
●カップル

ひとり旅

ひとり旅には、万座温泉の湯治文化がよく合います。古くから湯治の歴史がある万座温泉では、1日540万ℓもの豊富な湯量を源泉かけ流しで楽しめます。湯治プランや自炊プランを設ける宿もあり、3泊以上の長期滞在にも対応しています。「万座温泉湯めぐり手形」を利用すれば、27種類の源泉を複数施設でめぐることも可能。

地区内にコンビニはなく、各宿の売店のみとなるため、必要なものは事前に用意しておくと安心です。

女子旅

万座温泉の酸性硫黄泉は、殺菌力が高く、皮膚病への効能が古くから伝わっています。美肌効果を期待して訪れる女性も多い温泉地で、女性専用の露天風呂を設けている宿もあります。

6月下旬~8月上旬にはコマクサなどの高山植物、秋には標高1800mならではの紅葉が楽しめます。温泉と自然景観を両方楽しみたい方におすすめです。

子連れ・家族

万座温泉は、温泉とアクティビティを組み合わせたファミリー旅行に向いています。標高1800mに位置するため、夏でも平地より涼しく避暑地として人気です。夏は牛池の木道(約20分で一周)などで自然体験が楽しめます。

冬の「万座温泉スキー場」は、最高標高約1994mのパウダースノーが特徴で、ゲレンデから徒歩圏内で温泉に入れる点も魅力。
貸切家族風呂を備えた宿もあるため、家族で一緒に入浴することも可能です。

カップル

万座温泉には、混浴露天風呂を設けている宿があります。乳白色の湯と山々のパノラマを2人で楽しめます。

万座温泉へのドライブ途中にある「嬬恋牧場」(標高約1400m)には、2010年に設置された「愛妻の鐘」があります。浅間山と四阿山を見渡せるロケーションで、カップルや夫婦に人気のスポットです。
夜は光の少ない万座ならではの満天の星を、露天風呂から眺めることもできます。

 

万座温泉の日帰り入浴

風呂桶

万座温泉は、宿泊しなくても日帰りで温泉を楽しめます。多くの施設で日帰り入浴を受け付けていて、気軽に立ち寄れるのが特徴です。

利用時間・料金

万座温泉の日帰り入浴は、多くの施設で受け付けています。ただし施設によって受付の有無や時間帯が異なるため、事前に確認が必要です。

項目
目安
受付開始
8時30分~11時頃
受付終了
15~17時頃
大人料金
700~1700円(施設により異なる)
こども料金
400~850円(施設により異なる)
繁忙期加算
あり(GW・お盆・年末年始など)
※表は左右にスクロールできます

複数施設をめぐる場合は「万座温泉湯めぐり手形」(1枚1300円)が便利。手形を購入すると各施設500円で入浴でき、年内であれば何度でも使えます。

営業時間・料金は変更になる場合があるため、訪問前に各施設の公式サイトでご確認ください。

混浴のルールとマナー

万座温泉では混浴露天風呂を設けている施設が複数あります。混浴には施設ごとのルールがあるため、事前に確認するようにしましょう。

多くの施設では、男性は腰にタオルを巻く、女性はバスタオルを巻くか湯浴み着(ゆあみぎ)を着用して入浴します。水着は不可としている施設がほとんどです。湯浴み着は施設の売店で購入できます。更衣室は男女別に設けられているため、入浴前の着替えは安心して行えます。

また、万座温泉の硫黄成分は強酸性のため、入浴後は必ず体を洗い流してから上がることが推奨されています。

 

万座温泉のグルメ

畑のイメージ

万座温泉では、地元食材を使った料理が楽しめます。特に注目したいグルメは下記の4つ。

●嬬恋高原キャベツ料理
●上州牛
●山菜料理
●花豆を使ったスイーツ

それぞれ詳しく解説します。

嬬恋高原キャベツ料理

ロールキャベツ

嬬恋村は、夏秋キャベツの出荷量が全国1位! 標高700~1400mの高冷地で育てられ、6月下旬から11月上旬にかけて収穫されます。昼夜の気温差が大きい環境で育つため、甘くみずみずしい味わいが特徴です。

万座温泉の各施設では、このキャベツを使った天ぷらやロールキャベツなど、旬の料理がメニューに並びます。収穫期には宿泊施設のバイキングでも、嬬恋産キャベツを使ったメニューが提供されます。

上州牛

上州牛

上州牛は、群馬県内で育ち、群馬県食肉卸売市場で取引された牛肉の総称。和牛肉質等級「上」以上のものだけに使用が認められていて、2007年に地域団体商標として登録されました。

放牧による運動で筋肉が発達した赤身は、引き締まった食感とほどよい脂のうま味が特徴。万座温泉の宿泊施設では、上州牛のすき焼きやステーキがコース料理に組み込まれていることが多いです。

山菜料理

天ぷら

標高1800mの万座温泉周辺では、春から秋にかけてさまざまな山菜が採れます。フキノトウ・タラの芽・ワラビ・コゴミなどが代表的。

万座温泉の宿泊施設では、山菜の天ぷらや煮物椀、鍋料理が季節のメニューとして提供されます。嬬恋村観光協会のサイトには、フキノトウから秋のモミジまで約70種類の山菜料理を楽しめる飲食店も紹介されています。

花豆を使ったスイーツ

甘納豆

花豆(ベニバナインゲン)は、標高700m以上の高冷地でないと実がつかない希少な豆。嬬恋村では昭和中ごろから栽培が始まり、長径約3cmにもなる大粒が育ちます。

この花豆を使った甘納豆や甘露煮が、万座温泉周辺のお土産として人気。万座温泉公式ホームページでも「特産の花豆を使ったスイーツ」として、地産地消の取り組みのひとつに紹介されています。

 

万座温泉のお土産

万座温泉では、嬬恋村の特産品を使ったお菓子や温泉由来のスキンケア商品など、ここならではのお土産が揃っています。特におすすめのお土産は下記の4つ。

●花豆甘納豆・花豆薄皮まんじゅう
●笹まんじゅう
●万座温泉の湯の花(入浴剤)
●温泉せっけん・温泉マスク

それぞれ詳しく解説します。

花豆甘納豆・花豆薄皮まんじゅう

嬬恋村産の花豆を使ったお菓子は、万座温泉を代表するお土産。花豆甘納豆は、控えめな甘さとほくほくした食感が特徴で、日本茶との相性が良く贈り物にも向いています。

花豆薄皮まんじゅうは、花豆餡を薄皮で包んだまんじゅう。いずれも宿泊施設の売店等で購入できます。

笹まんじゅう

笹まんじゅうは、熊笹のエキスを練り込んだ鮮やかな緑色の皮が特徴のまんじゅうです。中にはうぐいす豆を使った粒あんが入っています。

ふかふかとした食感と笹の風味が山の温泉地らしい雰囲気。個包装で配りやすく、万座温泉の宿泊施設の売店等で販売されています。

万座温泉の湯の花(入浴剤)

万座温泉の温泉分析値をもとに作られた入浴剤は、白濁した湯色と硫黄の香りが再現されていて、自宅で万座温泉の雰囲気を楽しめます。

万座温泉観光協会が発売元の商品(内容量250g・約10回分)が各宿泊施設の売店等で取り扱われています。なおこちらは源泉ではなく、あくまでも雰囲気を楽しむことを目的とした商品です。

温泉せっけん・温泉マスク

万座温泉の温泉水を使って作られた温泉せっけん(万美泉)は、オリーブ油・温泉水・水酸化Naのみを使用した無添加の枠練り石けんです。美容効果が期待できる温泉成分をそのまま活かした処方が特徴。

あわせて、温泉水配合のフェイスマスクも販売されています。こちらは美容液が入ったシートマスクで、美容を重視する方へのお土産向いています。いずれも宿泊施設の売店等で購入できます。

万座温泉の豆知識

万座温泉には、知っておくと旅がもっと楽しくなる豆知識が3つあります。

●硫黄含有量は日本屈指
●映画『私をスキーに連れてって』のロケ地
●GW・お盆・年末年始は混雑しやすい

それぞれ説明していきます。

硫黄含有量は日本屈指

万座温泉の硫黄含有量は、日本屈指の高さを誇ります。万座温泉のお湯は、1日540万ℓという豊富な湧出量と、日本一ともいわれる高濃度の硫黄泉であることが特徴です。

万座温泉の中でも源泉は施設ごとに異なるため、硫黄の含有量もさまざまです。硫黄含有量が最も高い源泉は、硫黄泉として認められる基準値(1kgあたり2mg以上)と比べても100倍以上の硫黄成分含有量を誇ります。

映画『私をスキーに連れてって』のロケ地

万座温泉スキー場は、1987年公開の映画『私をスキーに連れてって』のロケ地として知られています。原田知世さん・三上博史さんが主演したこの映画のおもなロケ地は、長野県の志賀高原スキー場と群馬県の万座温泉スキー場です。

劇中では、バレンタインデーに万座温泉スキー場でスキーウェアブランドのお披露目会が開催されるシーンなど、万座温泉が重要な舞台として登場します。この映画の大ヒットにより、それまで若者に敬遠されがちだった万座温泉スキー場に、若いスキーヤーが一気に押し寄せるようになりました。

GW・お盆・年末年始は混雑しやすい

万座温泉は、観光シーズンに合わせて混雑しやすい時期があります。GWやお盆の時期は日帰り入浴客も増え、施設によっては繁忙期料金が適用される場合があります。また、年末年始はスキー目的の利用者が集中するため、宿泊施設も早めに満室になる傾向があります。

混雑を避けるには、平日や紅葉シーズン(例年10月上旬)を狙うのがおすすめです。

 

まとめ|万座温泉の魅力を存分に楽しもう

万座温泉は、標高1800mに湧く日本屈指の硫黄泉と、四季折々の雄大な自然が楽しめる温泉地。

神経痛や冷え症、美肌効果など豊富な効能をもつといわれる温泉は、ひとり旅から家族旅行、カップルまで幅広いスタイルで楽しめます。空吹・湯畑・牛池といった自然スポットや、冬のスキーも万座温泉ならではの魅力。

訪れる際はGW・お盆・年末年始の混雑時期をできるだけ避け、事前に公式サイトで営業情報をご確認のうえおでかけください。

 



Photo:pixta


●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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