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【両国】リニューアルした「東京都江戸東京博物館」で、見て・聞いて・ふれて・味わって、楽しみながら歴史を学ぶ

【両国】リニューアルした「東京都江戸東京博物館」で、見て・聞いて・ふれて・味わって、楽しみながら歴史を学ぶ

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平成5年(1993)に開館した「東京都江戸東京博物館(とうきょうとえどとうきょうはくぶつかん)」が、2022年4月から約4年の大規模改修期間を経て、ついに2026年3月31日にリニューアルオープン!設備の改修に加え、新たな大型模型やデジタル技術を使った展示も登場しました。今回は、見て・聞いて・ふれて・味わって楽しめる、進化した館内の魅力をご紹介します。

Summary

約4年の大規模改修を経て、ついにリニューアルオープン

JR両国駅西口から徒歩約3分。「東京都江戸東京博物館」が見えてきます。約4年の長期休館を経て生まれ変わった館内には、江戸時代から現代まで、約400年にわたる東京の歴史と文化がぎゅっと詰まっています。

今回のリニューアルでは、新たな大型模型やデジタル技術を活用した展示が増設。歴史や文化を見て学ぶだけでなく、実際にふれて体験できるコーナーもあり、子どもから大人まで楽しむことができます。

細部まで見ごたえたっぷり! 迫力満点の大型模型をじっくり鑑賞

「服部時計店」
「服部時計店」

5・6階の2フロアにわたって広がる常設展示室は、広さ約9000㎡。

6階にある常設展の入り口を入ってすぐ目にとまるのは、中央の時計が目印の、高さ26mもある大型模型「服部時計店」。リニューアル前は、明治7年(1874)に建てられた「朝野新聞社」の実物大模型が展示されていましたが、新聞社の社屋を建て替えて「服部時計店」が誕生した史実に基づき、新しくこちらの展示がスタートしました。

当時は個人で時計を持ち運ぶ人が少なかったこともあり、「服部時計店」が町民に時刻を知らせる重要な役割を担っていたのだそう。こちらの模型は1時間ごとに時計の鐘が鳴る仕かけになっています。展示室内ではあえて時間を確認せず、鐘の音に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

「服部時計店」の正面から建物の中へ入ると、「朝野新聞社」や明治の街並みを再現した縮尺模型を鑑賞することができます。建物はもちろん、人も細かく作りこまれていて、当時の風景をそのまま切り取ったよう。

「中村座」
「中村座」

「服部時計店」の大型模型の向かいには、幅約20mと存在感あふれる芝居小屋「中村座」が展示されています。

当時、芝居小屋では江戸を代表する娯楽である歌舞伎が上演されていました。身分に関係なく、多くの人々が楽しんだ歌舞伎。改修前から人気の展示でしたが、来館者の声に応えて中へ入れるようになりました。

中を進むと、歌舞伎で使う鳴り物小道具が展示されています。

「服部時計店」と「中村座」は、5階と6階のどちらのフロアからも鑑賞できるところが大きな魅力。上から見下ろしたり、下から見上げたりと、視点を変えることで楽しみ方も変化します。

「浅草花屋敷の門」
「浅草花屋敷の門」

5階の東京ゾーンにあるのは、「浅草花屋敷の門」。「浅草花やしき」は日本初の遊園地として有名ですが、元々は植物園として始まったのだそう。その後、見せものや芝居なども楽しめる複合型の娯楽施設へと発展し、人々に親しまれていました。

看板にはライオンやトラ、ゾウといった動物たちの姿が描かれています。当時の日本ではまだ珍しかったこれらの動物を一目見ようと、多くの人々が集まりました。

「同潤会代官山アパートメント」
「同潤会代官山アパートメント」

東京ゾーンで新たに登場したのが、「同潤会代官山アパートメント」の大型模型。関東大震災後の復興住宅として建設された集合住宅を、UR都市機構から解体時の部材提供を受けて再現。実際に使われていた素材を使用することで、よりリアルな質感に仕上がっています。

関東大震災をきっかけに、「同潤会代官山アパートメント」のような防災性の高い鉄筋コンクリート造の住宅が多く建てられていきました。木造建築が主流だった街並みから、現在の都市に近いかたちへと移り変わっていく歴史を感じられるアパートです。

室内は、昭和10年代の暮らしをリアルに再現。家具や小物も当時の生活をイメージしたものが揃い、まるでタイムスリップしたかのよう。

部屋の入り口から室内を覗くことも可能。あらゆる角度から立体的に空間を感じることができ、余すことなく展示を楽しめます。現代の部屋と比べてみると、生活スタイルや間取り、インテリアの違いを感じられ、新たな視点で昭和初期の暮らしを学ぶことができます。

「円太郎バス」
「円太郎バス」

関東大震災のコーナーでは、震災で被災した街が徐々に復興していく様子を展示を通して実感できます。

一番の目玉は、日本最古の公営乗合バスとして国の重要指定文化財に指定されている「円太郎バス」。震災後、アメリカからの車両購入によって誕生した「円太郎バス」は、関東大震災の翌年から運行を開始。当時の映像も併せて展示されていて、バスの実際の動きや街の様子、復興の流れを知ることができます。

ソロおすすめ Point
常設展時室内にはさまざまなところに二次元コードが記載されていて、スマートフォンで読み込むと、解説を読んだり、音声ガイドを聴いたりすることができます。周りを気にせず、ひとりで落ち着いて展示を楽しめるところがうれしいポイント。


ここでしか体感できない、五感で楽しむ体験コーナー

5階には江戸の表通りの街並みを再現したコーナーもあり、さまざまな体験を通して当時の暮らしを身近に感じることができます。

ここでは、魚や野菜をザルに入れて売り歩いた商人の道具「棒手振(ぼてふり)」の体験ができます。実際に棒手振を肩に担いでみると、重さやバランスの取り方の難しさを感じられて、まるで江戸の商人になったかのような気分。

カゴの中身は季節ごとに変化し、市場で販売されていた旬の食材や品物が再現されています。展示内容も四季によって楽しめるこだわりが詰まった展示で、見るだけでなく実際にふれて江戸の暮らしを体感できるところが大きな魅力です。

こちらは、忠実に基づいて再現された江戸時代の天ぷら屋台。外食が盛んになった江戸時代は、屋台や移動式のお店で食べ物を販売することも多かったのだそう。

エビやアジといった香ばしい天ぷらや、湯気まで感じられそうな温かい汁物まで丁寧に再現されていて、まるで江戸時代の庶民の生活を体験しているかのよう。

こちらは、江戸時代の時間の捉え方を体感できる展示。江戸時代では、現代のように1日を24時間で均等に分ける制度とは異なり、日の出と日没を基準に昼夜が決められ、季節によって1時間の長さが変わる「不定時法」が採用されていました。

ボタンを押すと円の中にある仕かけが作動し、その季節の不定時法を視覚的に確認することができます。夏は日が長いため昼の時間が長く、反対に冬は日没が早いため夜が長くなることが一目でわかるようになっています。

江戸の美コーナーで期間限定で展示されているのは、歌川広重の「名所江戸百景」。四方の壁一面に広がる展示は四季ごとに分かれていて、江戸の町をぐるりと回るような臨場感があります。

それぞれの作品には江戸の風景や人々の暮らしが描かれていて、季節ごとの情景の違いを楽しめます。春から順に、じっくり見て回りたくなるほど圧巻です。

「大はしあたけの夕立」歌川広重
「大はしあたけの夕立」歌川広重

額縁はガイドブックから着想を得た、本を開いたようなデザイン。百景を巡り旅をするような気分が味わえます。

各作品に記載された二次元コードをスマートフォンで読み取ると、作品の描かれた場所をGoogleマップ上で確認できるという仕組みも。江戸時代の風景と現在の街並みを見比べながら、現代ならではの方法で鑑賞することができます。

ソロおすすめ Point
場所を確認して、実際に一人旅として訪れてみるのもおすすめです。

改修前から人気だった立体年表も、リニューアルを機にバージョンアップ。これまでは1960~2000年代の年表が展示されていましたが、新たに2010年代の年表を追加。社会の動きや都市の発展、文化や流行を実物を見ながら振り返ることができます。

各年代を象徴する給食やファッション、当時のCMの写真など、その時代ならではの展示物がずらりと並ぶほか、当時流行した音楽も聴くことができます。自分の世代にまつわる年表のコーナーで、懐かしいと盛り上がる来館者も多いのだそう。

館内で幕の内弁当&ミュージアムショップを満喫

「江戸〜令和 タイムトラベル 幕の内弁当」2500円
「江戸〜令和 タイムトラベル 幕の内弁当」2500円

じっくりと展示を見た後は、1階にある「和ダイニング レストラン こよみ」でごはんタイム。和モダンな空間で、日本人にとってなじみ深い料理を味わうことができます。

注目は、1日20食限定の「江戸〜令和 タイムトラベル 幕の内弁当」。江戸から令和までの日本の食文化を体感できるお弁当で、江戸時代に芝居の幕間に食べられた俵型のおむすびや、大正時代に庶民に広まったコロッケ、そして現代の健康志向に応えた発酵ピクルスなど、時代を代表する料理を一度に楽しむことができます。

1・2階と合わせて約120席以上あり、広々とした店内でゆったり過ごせます。春には窓から満開の桜を眺めることもでき、季節の景色とともに和の趣を感じられることも魅力のひとつ。
「ippuku cafe(いっぷく かふぇ)」は、展示を見て歩き疲れたときにおすすめのカフェ。店名は「ちょっと一息、どうぞご休憩ください」という想いから名付けられたのだそう。抹茶や餡を使った和スイーツだけでなく、おむすびなどの軽食も用意されていて、観覧の合間にぴったり。

ソロおすすめ Point
1人かけの席もあり、おひとりさまでも気兼ねなく利用できます。疲れを吹き飛ばすような甘味を楽しめる場所が博物館内にあるのはうれしいポイント。


1階チケット売り場の隣には、ミュージアムショップも。「東京都江戸東京博物館」限定のオリジナルグッズや図録が多数販売されています。展示を楽しんだ記念や、家族や友人へのおみやげを探しに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

リニューアルでさらに魅力が詰まった博物館「東京都江戸東京博物館」。自分のスマートフォンで解説や音声ガイドを楽しめるので、ゆっくりと展示を鑑賞したいおひとりさまにもぴったりです。ぜひ江戸から現代までの歴史を体験しに、足を運んでみてはいかがでしょう。

■東京都江戸東京博物館(とうきょうとえどとうきょうはくぶつかん)
住所:東京都墨田区横網1-4-1
TEL:03-3626-9974
営業時間:平日・日曜9時~17時30分、土曜は〜19時30分(入館は閉館の30分前)
定休日:月曜(月曜が祝日または振替休日の場合は、その翌日)


ソロ Memo
■ソロ率:40%(平日の昼間)
■おすすめの利用シーン:江戸の歴史をじっくりと学びたいとき、ひとりでゆっくり博物館を巡りたいとき


Photo・Text:鍛治美月(vivace)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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