4月24日デビュー!「GRAN 天空」で楽しむ高野山へのご褒美列車旅【試乗レポ】

4月24日デビュー!「GRAN 天空」で楽しむ高野山へのご褒美列車旅【試乗レポ】

食・グルメ おでかけ 列車旅 アフタヌーンティー モーニング ランチ
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2026年4月24日(金)、南海電鉄の観光列車「GRAN 天空(ぐらん てんくう)」がいよいよ運行スタート! 難波駅から高野山の玄関口・極楽橋駅までアクセスできる新たな列車が誕生しました。モーニング、ランチ、アフタヌーンティーから選べる食事付きの車両(4号車)をはじめ、ラグジュアリーな空間や大きな窓の向こうに広がる絶景など、心ときめくポイントが満載。移動時間そのものがご褒美になる、ぜいたくなひとときを過ごせます。デビューに先立ち行われた試乗会で、その魅力を実際に体験してきました。

Summary

✓「GRAN 天空」で難波駅の専用乗り場から出発!

「GRAN 天空」は、2026年3月まで運行していた観光列車「天空」の後継としてデビューした観光列車です。

以前の「天空」は橋本駅~極楽橋駅間を結んでいましたが、「GRAN 天空」は難波駅から高野山の玄関口・極楽橋駅へと直通し、乗り換えなしで約1時間30分の列車旅が楽しめます。

車体は重厚感のある深い赤色。通勤用として使用されていた車両を改造して、ラグジュアリーなテイストに仕上げています。南海電鉄の旧社章(通称「羽車マーク」)から着想を得たという、優美に羽を広げるラインをゴールドで描いています。

羅針盤をモチーフにしたエンブレムは、よく見ると、方位の部分が「N、K、W、K」になっています。これは、Namba(難波)、Koyasan(高野山)、Wakayama(和歌山)、Kansai International Airport(関西国際空港)という南海沿線地域の名称を当てはめたもの。沿線各地へ盛り上がりを波及させたいという願いを込めているそう。

駅名標も高級感が漂います
駅名標も高級感が漂います


✓食事付きで特別感たっぷり! 4号車「グランシート」「グランシートプラス」

4号車の「グランシートプラス」(手前)。こだわりのテーブルやソファで、「グランシート」より特別感があります。
4号車の「グランシートプラス」(手前)。こだわりのテーブルやソファで、「グランシート」より特別感があります

「GRAN 天空」は4両編成。車両ごとに個性的なシートが用意されているほか、ラウンジ車両もあり、大都市・大阪から山上の聖地・高野山の入り口へと向かう山岳路線を一度に体験できます。

「天空」よりもさらにグレードアップした観光列車として、専属アテンダントによるおもてなしや、料理の提供(4号車のみ)、車内販売も行われます。

内装デザインについて、南海電鉄の担当者は「終点の極楽橋は、俗世と聖域(高野山)を分ける場所だと言い伝えられています。観光列車の道中は、聖域とは対極的な俗世を体験いただく観点から、高級ホテルのように上品で洗練された空間で列車旅を楽しめることを第一に、ホテルライクな内装に仕上がるよう検討を進めました」と話します。

特に3・4号車はラグジュアリーホテルのロビーラウンジのように落ち着きのある雰囲気です。

4号車はグランシート3組とグランシートプラス1組。ゆったりと食事を楽しめるソファ席の最大4人掛けが設置されています。

室内装飾には、真田紐のパーテーション、組子細工ドアや柾割竹建具など、南海沿線で受け継がれた工芸品を随所に取り込んでいます。職人の手作業で仕上げられたインテリアに注目してみて。

グランシートはゆったりと食事を楽しめるソファ席。グランシートプラスは、高級感のあるテーブルや本革ソファを使ったより特別感のあるもの。グランシートプラスは極楽橋駅行きの場合、もっとも後部の座席となるため、プライベート感も確保されます。また、乗務員室側に施された装飾も楽しめます。

GRAN天空1号「モーニングプラン」やGRAN天空4号の「アフタヌーンティープラン」を2名で利用した場合、1名当たりの料金は、グランシートでは1万2730円、グランシートプラスでは1万4230円となります(食事、フリードリンク付き、運賃含む)。

アテンダントの制服は、沿線の岸和田市出身のコシノジュンコさんがデザイン。高級ホテルの接客係のような、洗練された上品なデザインです。

4号車は「食事付きフリードリンクプラン」と「食事なしワンドリンクプラン」が選択できます。せっかくの列車旅なら食事付きフリードリンクをチョイスしたいところ。

実は、南海電鉄は明治39年(1906)に日本の私鉄として先駆けて食堂車を導入した会社だそう。今回はその「食」へのこだわりを詰め込んでいます。泉州・南河内・和歌山の旬の食材をふんだんに使用し、季節ごとに新メニューを提供予定です。

監修は、南海電鉄の沿線に店舗を構えるレストラン「Genji」の元川篤シェフ。南大阪・和歌山の食材を生かした上質で記憶に残る創作料理で地域の食文化の魅力を表現。

メニューは列車によって変わります。例えば、アフタヌーンティーを体験したいなら、極楽橋駅14時58分発の「GRAN 天空 4号」を選びましょう。

2026年4月24日から2026年9月末頃まで提供予定の春・夏のメニューは以下の通りです。

アフタヌーンティー「GRAN 天空 4号」(極楽橋駅14時58分発)

アフタヌーンティーは紅南高梅、有田生山椒などを使ったデザート6種、金山寺味噌、地元野菜を使用したセイボリー(軽食)3種をケーキスタンドで提供します。

和歌山県産の梅や山椒を使った「紅南高梅と生山椒のプリン」、大阪のレストランが作る「GENJI BAKEのバターサンド」は断面萌えするご褒美感のスイーツ。「おやっさんの白胡麻豆腐~葉わさび金山寺味噌のせ~」といったヘルシーな和歌山名物もかわいらしく盛り付けられています。

車内でも食べやすい盛り付けで、車窓を眺めつつスイーツをいただくという優雅なひとときを過ごせます。

モーニング「GRAN 天空 1号」(難波駅9時発)

和歌山県北山村原産で華やかな香りが特徴の珍しい柑橘・じゃばらをはじめ、有田みかん、湯浅もろみ、地元野菜を使用した6種類の小鉢を、特製の「おかもち」にのせて、彩り豊かな2種類のサンドと生山椒と胡麻豆腐を使用したスープがセットになっています。

有田生山椒香る胡麻豆腐の冷製ポタージュをはじめ、「りくろーおじさんのおかげ食パン クラブケーキサンド」や「人参ムース有田みかんジュレ~鴨のスモーク添え~」など。ひとくちサイズで沿線の味を楽しめます。

ランチ「GRAN 天空 2号」(極楽橋駅10時46分発※土休日は10時47分発)、「GRAN 天空 3号」(難波駅12時45分発)

梅、金山寺味噌、湯浅醤油、有田みかん、じゃばらなど、和歌山名物が盛りだくさんのランチ。「泉州蛸のコンフィ~ししとうのソース~」、「国産ローストビーフ~じゃばらソース~」など、12種類の小鉢を「おかもち」で提供。季節の炊き込みご飯と土瓶蒸しがセットで付いて、大満足のランチです。「紅南高梅と生山椒のプリン」が特に美味!

提供ご当地ドリンクのイメージ
提供ご当地ドリンクのイメージ

4号車の食事付きプランではフリードリンク制なのもうれしいところ! 「あらかわのももジュース」、「じゃばら10%ドリンク」、「天空高野 ビール」、「紀州南高梅酒 熊野レッド」、「ジャパンズメイドブレンデッドモルトウイスキー 熊野」など、沿線にゆかりのあるドリンクが飲み放題になります。食事なしのワンドリンクプランもありますよ。またドリンクの一部は3号車でも販売します。

※仕入れ状況などにより一部メニューを変更する場合があります。

✓大きな窓で絶景を満喫! 2号車「ワイドビューシート」

友達やカップル、母娘などの2人旅におすすめなのが、2号車の「ワイドビューシート」。カウンター席や向かい合わせの席で語らいと眺望を楽しめます。グリーンのシート生地も素敵。

1号車寄りには4人掛けのボックス席があります。グループやファミリーにおすすめ。

✓ひとり旅にもぴったり! 1号車「リラックスシート」

1号車は、2席並びと独立した1席のリクライニングシートで構成。全席コンセント付きでひとり旅でもくつろげます。座席シートにはシャクナゲなどの沿線の植物をデザイン。
また座席前面テーブルもあるので、ちょっとしたお弁当を広げることもできます。

天井には沿線の工芸品や歴史が詰まったミニイラストが施されているのも要チェックです。

✓ほっとひと息つける空間♪ 3号車「ロビーラウンジ」

3号車のロビーラウンジは、車内販売カウンターとフリースペースからなり、すべての乗客が利用可能です。

「GRAN 天空 オリジナル 金平糖」300円や「GRAN 天空 オリジナル ハート最中」400円、「GRAN 天空 オリジナル果物ジャム」1000円などはおみやげにぴったり。「GRAN 天空 特別パッケージ ドルチェ缶(15枚入り)」1900円は完売必至!
「GRAN 天空 オリジナル 金平糖」300円や「GRAN 天空 オリジナル ハート最中」400円、「GRAN 天空 オリジナル果物ジャム」1000円などはおみやげにぴったり。「GRAN 天空 特別パッケージ ドルチェ缶(15枚入り)」1900円は完売必至!

お土産のほか軽食の販売もあり、「北極星 特製チキンオムライス(特製オムライスソース付)」1200円、「会津屋 元祖ラヂオ焼き(12個入り)」1000円などは沿線でおなじみの味。和歌山県民に愛されている「玉林園 グリーンソフト」300円も販売しています。

実はこの3号車には、南海電鉄や鉄道の歴史にまつわるものがたくさん使われています。
カウンターの奥にあるレンガは、以前難波駅で使われていたもの。ドアの両脇にある手すりなどは、かつて森林鉄道で使われていた本物のレールを活用しています。

コーヒーでほっとひと息。「天空ブレンドコーヒー(ホット)」や「天空ブレンド水出し(アイス)」は各500円。
コーヒーでほっとひと息。「天空ブレンドコーヒー(ホット)」や「天空ブレンド水出し(アイス)」は各500円
床には列車の羅針盤モチーフのエンブレムも。
床には列車の羅針盤モチーフのエンブレムも

他にも、3号車には伝統的工芸品の大阪浪華錫による錫製手洗い鉢や御堂筋イチョウ柄錫製プレートなどがあり、一点モノのフォトジェニックな南海沿線アートが見られます。

✓極楽橋駅から高野山駅まではケーブルカーで5分!

極楽橋駅
極楽橋駅

途中、紀の川などみどころに差し掛かると、車内放送でアテンダントが案内をしてくれます。橋本駅から極楽橋駅までは単線になり、山岳鉄道らしい斜面をのぼっていきます。険しい山の中でカーブが連続し、秘境感が増していきます。

九度山駅の踏切では地元の人やハイカーたちが手を振ってくれました。こんなコミュニケーションも旅の魅力ですね。

橋本駅から極楽橋駅、さらにはケーブルカーでの高野山駅までは、路線に「こうや花鉄道」の愛称がつけられています。
橋本駅から極楽橋駅、さらにはケーブルカーでの高野山駅までは、路線に「こうや花鉄道」の愛称がつけられています

終点極楽橋駅に到着です。標高539m。試乗会が行われた4月中旬、大阪市内は夏のような暑さでしたがこちらは爽やかな空気でした。
「GRAN 天空」は極楽橋駅まで。高野山駅へはケーブルカーで乗り換えになります。

乗り換えの際は鮮やかな天井画も見逃さないで!

極楽橋駅から高野山駅まではケーブルカーで約5分。金剛峯寺などがある高野山内までは高野山駅からバスが出ています。実はこのルート、首都圏から公共交通機関で高野山へ向かうもっともラクなルートでもあります。

「GRAN 天空」の座席は全席指定。好みの座席タイプを選ぶなら、週末などは早めの予約がおすすめ。
俗世の列車旅を楽しんだあとは、聖域・高野山を訪ねてみて。

■GRAN 天空(ぐらん てんくう)
TEL:050-3090-2608(南海電鉄コールセンター 8~21時)
運行日:水曜、第2・4木曜日を除く、毎日運行 ※祝日の場合は変動あり
運行本数:1日4便(2往復)
運行区間:難波駅~極楽橋駅間
停車駅:新今宮、天下茶屋、堺東、金剛、河内長野、林間田園都市、橋本、九度山
所要時間:約1時間30分

●「GRAN 天空」運賃料金
【1号車リラックスシート・2号車ワイドビューシート】
 乗車券(運賃)と特急料金が必要。
・難波~極楽橋 特急料金 大人1700円、子ども850円
・その他区間  特急料金 大人1100円、子ども550円
(大人料金例:難波~高野山 乗車券 1430円+特急料金 1700円=3130円)
【4号車(グランシート/グランシートプラス)】
 料金は人数・列車号数により変動。料金には南海電鉄各駅(一部除く)~高野山間の運賃を含む ※1シート:2名から利用可 ※2・3号(ランチ)を例に記載
① 食事付き(フリードリンク)※4名利用時の1名料金
・グランシート 大人1万3430円~、子ども1万1870円~
・グランシートプラス 大人1万4180円~、子ども1万2620円~
② 食事なし(ワンドリンク付き)※4名利用時の1名料金
・グランシート 大人5510円~、子ども3950円~
・グランシートプラス 大人6260円~、子ども4700円~

●発売
1・2号車特急券および4号車各種プラン(2026年5月1日以降)は乗車日(当日含む)の30日前から発売。
4号車の「食事付き(フリードリンク)各プラン」は指定列車利用日の4日前23時59分まで。「食事なし(ワンドリンクプラン)」は指定列車利用日の前日23時59分まで受付。
1・2号車は指定列車が当該駅を発車する3分前まで発売。

●販売・詳細
「GRAN 天空」特設サイト
https://www.nankai.co.jp/traffic/kankoutrain/grantenku/


Text:星裕水
Photo:星裕水、南海電気鉄道

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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