道後温泉

【愛媛】道後温泉ってどんなところ? 3000年の歴史ある温泉地の魅力を徹底ガイド

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道後温泉への旅行を考えているけれど、「どのホテル・旅館に泊まる?」「周辺の観光や食べ歩きは?」と迷っていませんか。約3000年の歴史をもつ道後温泉は、湯めぐりはもちろん、レトロな街歩きやご当地グルメも楽しめる、旅のスタイルを選ばない温泉地。この記事では、歴史から主要な観光スポット、グルメ、おみやげまで、道後温泉への旅行前にチェックしたい情報をまとめて紹介します。

Summary

道後温泉ってどんなところ? まずは基本情報をチェック!

道後温泉アーケード

道後温泉は、愛媛県松山市に位置する日本を代表する温泉地。国内外から多くの観光客が訪れ、温泉だけでなく周辺の観光スポットや、ご当地グルメも充実しています。

ここでは、道後温泉の歴史や泉質、アクセスなど、旅行前に知っておきたい基本情報を詳しく解説します。

道後温泉の歴史と由来

道後温泉は、有馬温泉(兵庫県)・白浜温泉(和歌山県)と並ぶ「日本三古湯」のひとつ。その歴史は『日本書紀』や『源氏物語』など、さまざまな文献にも記されていて、聖徳太子や多くの皇族が訪れたと伝えられています。古くは「伊予の温泉(ゆ)」や「熟田津の温泉(にきたつのゆ)」とよばれていました。

また、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の舞台としても知られていて、文学ファンにも人気のある場所。「道後温泉本館」の重厚な木造建築は国の重要文化財に指定され、明治時代の風情を今に伝えるシンボルとして多くの観光客を魅了しています。

道後温泉の泉質と効能

道後温泉の泉質は、肌への刺激が少ない「アルカリ性単純温泉」です。「美人の湯」ともよばれ、肌をなめらかに整える効果が期待できるとされています。

18本の源泉から約20~55℃の湯を汲み上げ、加温・加水なしの源泉かけ流しで42℃前後に調整しています。松山市の公式ホームページによると、神経痛・関節痛・冷え症・疲労回復などへの適応が認められています。肌に優しい湯質のため、子どもや高齢の方も安心して利用できます。

道後温泉へのアクセス方法

道後温泉へは、松山空港またはJR松山駅・松山市駅を起点にアクセスするのが一般的。おもなアクセス方法は下記のとおりです。

交通手段
ルート
所要時間
伊予鉄バス 空港リムジンバス
松山空港 → 道後温泉駅前(直通)
約43分
伊予鉄道市内電車(路面電車)
JR松山駅前電停 → 道後温泉駅(乗換なし)
約25分
伊予鉄道市内電車(路面電車)
松山市駅前電停 → 道後温泉駅(乗換なし)
約20分

※表は左右にスクロールできます

道後温泉駅に到着すれば、「道後温泉本館」までは徒歩約5分とアクセスしやすい立地です。また、市内電車は「坊っちゃん列車」の愛称でも親しまれていて、レトロな車両で移動自体を観光として楽しむこともできます。

道後温泉で楽しむ外湯めぐり

道後温泉には「道後温泉本館」のほか、「道後温泉 椿の湯」、「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」と、それぞれ異なる魅力をもつ3つの外湯施設があります。
3館すべてで源泉かけ流しの湯を楽しめるのが特徴。また、3館を2日間で巡れる「周湯チケット」(大人1400円、子ども640円)も販売されていて、通常料金よりお得に利用できます。

道後温泉 椿の湯

道後温泉にある本館の姉妹湯。20~55℃の源泉を混合して約42℃に調節してから湯船にかけ流しで供給しています。

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉

「道後温泉本館」、「椿の湯」に続く、道後温泉3つ目の外湯。飛鳥時代に聖徳太子の来浴があったとされる道後温泉の歴史にちなんだ湯屋は、飛鳥時代の建築様式を取り入れていて、朱と白のコントラストが華やかです。大浴場、露天風呂のほか、道後温泉本館の皇室専用浴室・又新殿の浴室を再現した特別浴室もあります。

道後温泉の人気観光スポット

道後温泉周辺には、温泉以外にも歴史・文化・自然を楽しめる観光スポットが充実しています。いずれも「道後温泉本館」から徒歩圏内に位置していて、浴衣姿でそぞろ歩きしながら巡ることができます。ここでは下記の観光スポットを紹介します。

  • 道後ハイカラ通り
  • 放生園・坊っちゃんカラクリ時計
  • 伊佐爾波神社
  • 湯神社
  • 道後公園・湯築城跡
  • 松山市立子規記念博物館
  • 道後温泉 空の散歩道
それぞれ解説していきます。

道後ハイカラ通り(道後商店街)

ノスタルジックな雰囲気あふれる、道後温泉駅から「道後温泉本館」までのびるメインロード。夕暮れ時は旅館の浴衣を着た観光客が繰り出し、風情あふれる情景になります。名物の坊っちゃん団子や道後ビールを片手に散歩してみたい!

放生園・坊っちゃんカラクリ時計

道後温泉駅前にある「放生園(ほうじょうえん)」のシンボルになっているカラクリ時計。「道後温泉本館」の振鷺閣(しんろかく)を模したもので、「道後温泉本館」改築100周年を記念して、平成6年(1994)に作られました。

8~22時の1時間ごとに、定時になるとせり上がり、小説『坊っちゃん』の登場人物の20体の人形が次々に現れます。土・日曜、祝日、3・4月、8月、11月、ゴールデンウィークと年末年始は30分ごとに人形が出てきます。足湯(6~23時、無料)も併設。

伊佐爾波神社

創建は平安時代にさかのぼる古社。現在の社殿は、寛文7年(1667)に当時の藩主・松平定長が、江戸城で行われた流鏑馬(やぶさめ)の必中祈願成就のお礼に建て替えたものです。

京都の「石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)」を模したもので、金箔貼りの柱と細密な彫刻が施された総檜皮葺の本殿など、八幡造りの社殿(重要文化財)は、安土桃山時代の建築様式を現代に伝えています。重要文化財の太刀も所蔵しています(県美術館に寄託)。

湯神社

大国主命と少彦名命を祭り、昔から地震などで温泉の湧出が止まった時に湯祈祷をしてきました。成人の日とその前日に初子祭が行われ、餅まきなどで賑わいます。

道後公園・湯築城跡

中世まで伊予の国を支配した河野氏の居城跡。現在は国史跡庭園として整備されています。出土品や遺構を保存する資料館・復元武家屋敷にはボランティアガイドも常駐しています。

松山市立子規記念博物館

松山出身の正岡子規の直筆原稿や著書、書簡などを展示している博物館。「道後・松山の歴史」「子規とその時代」「子規のめざした世界」の3つのコーナーで構成され、松山の風土や子規の交友関係などを詳しく紹介しています。愚陀佛庵(ぐだぶつあん)の一階が復元されています。

道後温泉 空の散歩道

「道後温泉本館」の南側、道路を挟んだ高台の冠山にある人気スポット。道後温泉駐車場に隣接して整備されていて、遊歩道やベンチの置かれた東屋、足湯、足湯のための更衣ブースなどが設けられています。足湯でのんびりと寛ぎながら、本館や温泉街を空から見下ろすような爽快な気分を一緒に味わえると好評。藤棚や桜、アジサイ、寒椿など、四季折々の花も楽しめ、俳人・正岡子規が詠んだ句碑も設置されています。

道後温泉の旅行スタイル別おすすめの楽しみ方

道後温泉は、旅行スタイルによってさまざまな楽しみ方ができる温泉地。それぞれのスタイルに合った過ごし方を紹介します。

  • ひとり旅におすすめの過ごし方
  • 女子旅におすすめの過ごし方
  • 子連れ・家族におすすめの過ごし方
  • カップルにおすすめの過ごし方

ひとり旅におすすめの過ごし方

ひとり旅には、道後温泉の歴史や文化を自分のペースでじっくりと楽しめる過ごし方がおすすめ。「道後温泉本館」は、早朝の空いた時間帯に訪れると落ち着いた雰囲気のなかでゆっくりと湯を楽しめます。

入浴後は「道後ハイカラ通り」をひとりでのんびりと散策しながら食べ歩きを楽しんだり、「松山市立子規記念博物館」で正岡子規や夏目漱石の足跡をたどったりするのもおすすめです。

女子旅におすすめの過ごし方

女子旅には、道後温泉ならではの「美人の湯」をじっくり堪能しながら、フォトジェニックなスポットを巡る楽しみ方がおすすめ。「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」では、昔の浴衣「湯帳(ゆちょう)」を着て入浴体験ができ、非日常感あふれる写真撮影も楽しめます。

入浴後は「道後ハイカラ通り」でみかんスイーツや坊っちゃん団子を食べ歩きしながら、縁結びのパワースポットとして人気の「伊佐爾波神社」を巡るコースがおすすめです。

子連れ・家族におすすめの過ごし方

子連れ・家族旅行には、道後温泉駅前の「放生園」からスタートするのがおすすめです。「坊っちゃんカラクリ時計」のからくり上映は子どもに人気があり、隣接する足湯も無料で楽しめます。

入浴は肌に優しいアルカリ性単純温泉のため、子どもや高齢の方でも安心して利用できます。「道後公園・湯築城跡」では武家屋敷の見学や広い園内の散策が楽しめ、歴史にふれながらゆったり過ごせます。

カップルにおすすめの過ごし方

カップルには、道後温泉の風情ある夜の街並みを浴衣で散策する過ごし方がおすすめ。夕暮れ時に「道後温泉 空の散歩道」で、「道後温泉本館」を見下ろしながら足湯に浸かり、日が暮れたら浴衣姿で「道後ハイカラ通り」をそぞろ歩きするコースが人気です。

縁結びのご利益があるとされる「伊佐爾波神社」への参拝を組み合わせるのもおすすめ。「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」の2階特別浴室(家族風呂)は事前予約制で利用でき、プライベートな時間を楽しめます。

道後温泉のグルメ・食べ歩き

鯛めし

道後温泉周辺には、愛媛ならではのご当地グルメが充実!「道後ハイカラ通り」を中心に、湯上がりの散策がてら気軽に楽しめる食べ歩きグルメも多く、道後グルメを目当てに訪れる観光客も少なくありません。道後を訪れたらぜひ味わいたい、定番グルメをそれぞれご紹介します。

  • 鯛めし(松山鯛めし・宇和島鯛めし)
  • じゃこ天・じゃこカツ
  • みかんスイーツ(ジュース・ジェラートなど)
  • 坊っちゃん団子

鯛めし(松山鯛めし・宇和島鯛めし)

鯛めしは愛媛県を代表する郷土料理で、2種類の食べ方があります。松山を中心とした「松山鯛めし」は鯛を土鍋で炊き込んだもの、宇和島を中心とした「宇和島鯛めし」は鯛の刺身を卵とだし醤油のタレに絡めてごはんにかけるスタイルです。

道後温泉周辺の飲食店では両方を提供する店も多く、食べ比べも楽しめます。

じゃこ天・じゃこカツ

じゃこ天は、愛媛県南予地方発祥の郷土料理で、近海の小魚を骨・皮ごとすり身にして油で揚げた魚肉練り製品です。じゃこカツは、そのすり身にニンジンや玉ねぎを加え、パン粉をつけて揚げたコロッケ風のアレンジで、注文後に揚げてくれる揚げたての味が、道後温泉の食べ歩きの定番となっています。

みかんスイーツ(ジュース・ジェラートなど)

みかん王国・愛媛ならではのみかんスイーツも、道後温泉の食べ歩きに欠かせません。「道後ハイカラ通り」には愛媛産柑橘を使ったジュース専門店やカフェが充実していて、搾りたてのみかんジュースやジェラート、ソフトクリームなどを楽しめます。温州みかんや伊予柑など、季節ごとに異なる柑橘の食べ比べもおすすめです。

坊っちゃん団子

坊っちゃん団子は、夏目漱石の小説『坊っちゃん』に登場する団子にちなんだ道後温泉の銘菓。緑、黄、茶の3色の餡を柔らかな求肥で包み、3個を串に刺した愛らしい見た目が特徴。「道後ハイカラ通り」の各店舗で購入できます。食べ歩きはもちろん、おみやげとしても広く親しまれています。

道後温泉のおみやげ

道後温泉周辺には、愛媛の定番銘菓から伝統工芸品まで、バリエーション豊かなおみやげが揃っています。

  • 今治タオル・道後温泉オリジナルグッズ
  • みかん関連みやげ
  • 砥部焼

どれも愛媛を代表するおみやげとして広く親しまれています。

今治タオル・道後温泉オリジナルグッズ

愛媛県今治市は、国内屈指のタオル産地として知られていて、今治タオルは吸水性・速乾性の高さで全国的な人気を誇ります。

各温泉施設のオリジナルタオルのほか、道後温泉をモチーフにしたグッズも多く販売されています。実用的で品質の高いおみやげとして、幅広い年代に喜ばれます。

みかん関連みやげ

真鯛と並ぶ愛媛の特産品・みかんを使ったおみやげも豊富に揃っています。みかんジュースやみかんゼリー、みかんを使ったコスメ・化粧水など、さまざまな種類があり、「道後ハイカラ通り」のみやげ物店でまとめて購入できます。愛媛産柑橘の豊かな風味は、地元ならではのおみやげとして人気です。

砥部焼(とべやき)

砥部焼は、愛媛県伊予郡砥部町を中心に作られる陶磁器で、昭和51年(1976)に国の伝統的工芸品に指定されています。

乳白色の厚手の磁肌に、呉須(ごす)とよばれる藍色の顔料で手描きされた図案が特徴。厚みがあって割れにくく、日常使いに適した実用的な焼き物として知られています。道後温泉周辺のみやげ物店でも購入でき、湯のみや小皿など、日常使いできるアイテムが揃っています。

まとめ|道後温泉の魅力を存分に楽しもう

道後温泉

道後温泉は、日本三古湯のひとつとして長い歴史を誇る温泉地で、時代を超えて多くの人々に愛されてきました。歴史ある外湯施設での入浴はもちろん、「道後ハイカラ通り」での食べ歩きや周辺の観光スポット巡り、愛媛ならではのおみやげ探しなど、温泉以外の楽しみも充実しています。

ひとり旅から家族旅行、カップルまで、どんな旅行スタイルにも対応できるのが道後温泉の魅力。浴衣姿で風情ある温泉街をそぞろ歩きしながら、日本の温泉文化を存分に味わってみてください。


Photo:pixta

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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください

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