本とグルメを満喫。神保町・街歩きおすすめ6時間コース【るるぶ&more. おさんぽ部】
グルメの街、本の街…、さまざまな魅力をもつ神保町エリア。今回はそんな神保町のよさを集めた街歩きモデルコースをご紹介。おいしいグルメを楽しみつつ、本屋さんをはしごするぜいたくな時間が過ごせます。リラックスした午後のお散歩を、このコースでかなえましょう。
こんにちは。『るるぶ&more.』編集部員の“かわちゃん”です。今回おさんぽするエリアは神保町。水道橋や御茶ノ水、皇居の近くに位置し、グルメや古本屋が並ぶ独自の個性が光る街です。
定番のレトロ喫茶や、最近リニューアルしたあの本屋さんまで、神保町には魅力的なスポットが盛りだくさん。今回は編集部が厳選して、おすすめ6時間のモデルコースをご紹介。夏の暑い時期ですが、日差しの照り付けるお昼時を避けて、ゆっくりと楽しんでみませんか?
【コース紹介】
神保町駅
↓ 徒歩1分
16:00 さぼうるでクリームソーダとピザトーストでカフェタイム
↓ 徒歩3分
17:00 リニューアルした三省堂書店 神田神保町本店へ
↓ 徒歩1分
18:30 BOOKSHOP 無用之用でユニークな本にもふれる
↓ 徒歩6分
20:00 ブックバー リリパットで絵本とお酒をたしなむ
↓ 徒歩1分
神保町駅
クリームソーダとピザトーストでカフェタイム/さぼうる

今回のおさんぽは、お昼時を過ぎたあたりから。夕方になるにつれ、神保町ってどこか郷愁的な気持ちにさせられますよね。そんな懐かしい気持ちを抱えたまま、向かった先は「さぼうる」。創業71周年を迎えた、老舗の喫茶店です。外観は赤い公衆電話と大きなトーテムポールが印象的。丸太やレンガを使った趣あるつくりになっていて、どこかタイムスリップしたような感覚。

名物はなんといっても、「クリームソーダ」。初代から受け継がれてきた“遊び心”を大切に、見た目にも楽しいクリームソーダが楽しめます。フレーバーは、ブルーハワイ、イチゴ、レモン、メロン、オレンジ、巨峰、カルピスの7種類。トッピングはバニラアイスのみという、あえてシンプルな仕立てです。
ひと口飲んだ瞬間に、炭酸がシュワシュワと弾けてさわやかな気分に。アイスクリームと合わせればミルクのコクと香り、甘みが加わって、よりスイートな味わいを楽しめる一杯です。カルピス味もあるので、ぜひ試してみて。2021年に発売された絵本『なないろのクリームソーダ』から着想を得て2021年に生まれたフレーバーです。

そしてフードにも注目。人気の「ピザトースト」は、厚切り食パンにピザソースを塗り、玉ねぎ、ベーコン、ドライサラミ、ピーマン、マッシュルーム、チーズをたっぷりとのせた具だくさんで満足度が高い1品。注文が入ってからカットとトーストを行っているため、外はカリカリ、中はふわふわとメリハリがあります。
店内には「さぼうる」のオリジナルグッズも置かれています。気になったものがあったらスタッフに声をかけましょう。
↓徒歩3分
生まれ変わった本屋で本の絶景に出合う/三省堂書店 神田神保町本店

2026年3月リニューアル! 世界が広がる本屋
カフェでゆっくりしたら、神保町の代名詞・本を探しに行きましょう。2022年に閉店した「三省堂本店神田神保町本店」が、2026年の3月にリニューアルオープン。「歩けば、世界がひろがる書店。」というコンセプトのもと、“知のおさんぽ”にぴったりの場所が完成しました。3フロアに約50万冊を揃える店内は、書棚の配置にも工夫が施されています。

店内に入ってまず目に飛び込んでくるのは、段差のある立体的な書棚。まるで谷を歩くような空間で、「知の渓谷」とよばれています。フロア全体を見渡せる「世界の展望台」から、渓谷のように広がる本の風景を一望することができます。
圧巻の眺めを堪能したあとは、展望台にある書棚にも注目。「三省堂書店」が古書店から始まったことを体現するかのように、アウトレットと古書の棚が並びます。神保町らしい一冊に出合えるチャンスがあり、まさに一期一会。

2階に上がるとまず目に入るのが、「発見のさざ波」と名付けられた書棚。通路に対して斜めに書棚が並び、寄せては返す波のように視線が奥へと導かれます。「発見のさざ波」をぐるりと囲むように配置されているのが「探求の洞窟」とよばれるくぼんだ空間。壁に囲まれたようなつくりで、思わず中に入り込みたくなる没入感が魅力です。
3階の主役、「みちびきの渦」もぜひその目で見てみてください。中心から放射状に広がるレイアウトで、ぐるぐると巡るように歩きながら本を探せる、ユニークな空間です。

喫茶店やオリジナルブランド「OASISEND(おあしすえんど)」の商品も揃った文具や雑貨を扱うコーナー「神保町いちのいち」も入っています。特に、オリジナルブランド「OASISEND」は「三省堂(SANSEIDO)」のアナグラムから生まれた名前で、“読み終えたあとに残る余韻”をイメージしているのだそう。本を愛する人の暮らしに寄り添うアイテムが揃い、ここでしか出合えない魅力が詰まっています。
神保町の街歩きとあわせて、世界を少し広げる時間を楽しんでみてください。
▼「三省堂書店 神田神保町本店」についてさらに詳しく!▼
↓徒歩1分
いつか役に立つ本が並ぶ。新たな本屋の楽しみ方/BOOKSHOP 無用之用

夕焼けがまぶしい時刻になったら、続いてはブックカフェへ。「BOOKSHOP 無用之用」は書店として本の購入はもちろん、カフェバースペースも設けているため、ドリンクやフードを楽しみながら読書にふけることができる場所。店内は人の思考を邪魔しないラフな空間をイメージした、白をベースに温かみを感じる木のインテリアや観葉植物が配置された心地よい空間です。カフェバースペースは、カウンター席が11席、テーブル席が3席となっています。

「無用之用」の特筆すべきポイントは、本の陳列と選書の仕方。ジャンル分けせず、さらに各棚にキーワード(テーマ)を掲げて、それに合った本を陳列しているので、好み関係なくさまざまな本に出合うことができます。本棚は店主だけでなくお客さんにも作ってもらっていて、全体の半分がお客さん制作の棚だとか。キーワードに惹かれて直感的に選ぶのは珍しい本との出合い方で、どこかロマンチック。店内の本棚は、すべてリンゴ箱でできていて、使い込まれた感じがとてもエモーショナルで素敵です。

店内奥のスペースでは、アルコールやソフトドリンク、フードのオーダーができ、読書をしながらカフェ利用もできます。また、ドリンクを注文すればお菓子やカップラーメンなど好きな食べ物を持ち込んでも大丈夫!
普段は読まないジャンルの本と出合えるほか、お酒やフードをつまみながら読書もできる珍しいスタイルの書店「無用之用」。ひとりでリラックスするのにぴったりな場所でした。
↓徒歩6分
絵本を読みながらお酒を楽しむ/ブックバー リリパット

絵本を片手に、バーで楽しく懐かしく童心に帰る
最後にもう一軒、「ブックバー リリパット」へ。本を読みながらお酒やフードメニューを楽しむことができ、気になった本があればその場で買って帰ることができるバーです。閉店後の平日20時〜営業しているバーで、知る人ぞ知る隠れ家のような雰囲気。ドアを開けると、外観からは想像がつかない本格的なバー空間が広がります。

バーの奥へと進むと、そこには閉店後の書店。まるで『ナイトミュージアム』のような雰囲気が漂います。テーブル席は40席と広々としているためゆったりと過ごすことができ、おひとりさまでも周りの目が気になりません。店内には約1万2000冊が並んでいるので、本に囲まれながらお酒を味わいたいという人には特におすすめです。
「ブックバー リリパット」では100冊以上あるサンプル本の中から好きな絵本を手に取り、テーブル席で読みながらお酒を楽しめます。ただ、販売棚に置かれている本はテーブルには持ち込めないので注意が必要です。

お待ちかねフードメニューで人気の「焼きハヤシ」は、ハヤシライスにチーズをトッピングしてこんがりと焼き上げたドリア風の1品。注文が入ってからオーブンで焼いているので、熱々のルーととろとろのチーズを堪能できます。
ご飯とデミグラスベースのルーの相性が抜群で、次々と口に運んでしまうほどやみつきに!チーズと合わせて食べることでまろやかさが加わり、また違った味わいになります。ついついお酒もオーダーしたくなる濃厚さが魅力です。
夕方に出かけても、存分に本やグルメを堪能できる神保町。6時間という長時間でもあっという間に感じられたのではないでしょうか?神保町を満喫できる、おすすめのおさんぽコースでした。
Text:川嶋洸生
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