金魚鉢カップのクリームソーダ!?「金魚カフェ」のディープな世界へようこそ
大阪のカフェ好き女子たちの間で密かに話題となっている「金魚カフェ」。古い長屋を改装した店内は、独特の空気感に包まれています。店主こだわりの、ディープでミステリアスな空間をご紹介します!
大正時代の長屋を改装したムードあふれるカフェ
大阪市阿倍野区の昭和町に店を構える「金魚カフェ」。大正14年に建てられた長屋を生かしたノスタルジックな空間で、クリームソーダやケーキなどを味わえます。
一歩足を踏み入れると、古めかしい家具や雑貨がそこかしこに並び、まるでタイムスリップしたような気分に。
カウンター横には、店名にもなっている金魚の水槽を設置。レトロで趣のある空間に、鮮やかな金魚の姿が際立ちます。
古道具に囲まれるノスタルジックな空間
もともとは洋裁店だったというこちらの建物。店内にはカウンター席とテーブル席のほか、仕事部屋として使用されていた和室も併設し、畳の上でゆったり過ごすことができます。
置いてあるのは、店主が個人的に集めた小物のほか、明治時代の人形や古びた書籍などお客さんからいただいたものも多いそう。「『ここにあったほうが良さそうだから』とお客さまが持って来てくださるんです」と店主。
壁の一角には、店主が大ファンだという江戸川乱歩に関する記事や古新聞が貼られたコーナーも。本棚には江戸川乱歩作品はもちろん、妖術や人形に関するものなど、マニアックな書籍が置かれ、ミステリアスなムードを一層高めています。
店内奥のショーケースには、不思議な実験道具や大小さまざまなグラスなど、店主が長年かけて収集した古道具がずらり。
ディープな世界観に映えるカフェメニュー
そんな独特な空気感に包まれながら味わえるのが、ほんのりレトロなカフェメニュー。
「クリームソーダ」は、金魚鉢をイメージした名物ドリンク。爽やかなメロンソーダが、クリーミーなバニラアイスと絶妙にマッチ!
食パンをカリカリに焼き上げて、メープルシロップや生クリームをたっぷりかけた「メープルトースト」。噛むたびに甘みがジュワッと広がります。
店主の好きなものを凝縮させた空間へ、ぜひ一度足を運んでみてください。ほかのどこにもないディープな世界観に惹き込まれてしまうはずです!
text:六車優花(TRYOUT)
photo:中村光明(TRYOUT)
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