嵐山駅がおしゃれスポットに!着物姿で散策したい「キモノフォレスト」
“嵐電”の愛称でおなじみ、京福電鉄嵐山本線嵐山駅の構内が、話題のおしゃれスポットに大変身。なかでも目玉は、京友禅の生地を使ったポール約600本が立ち並ぶ「キモノフォレスト」。その美しい世界は、着物姿で歩くのにぴったりです。
着物で歩きたい! 華やかな京友禅の小径
嵐電嵐山駅のホームや線路脇のいたるところに立ち並ぶ、色とりどりのポール。2013年7月のリニューアルで、嵐山駅に登場した「キモノフォレスト」です。
高さ約2mのポールに入っているのは、大正時代から続く老舗「亀田富染工場」の京友禅。全15種類の柄が、色違いで約600本、ずらりと並んだ様子は圧巻。
「キモノフォレスト」を手掛けたのは、世界で活躍するインテリアデザイナー・森田恭通(やすみち)氏。使用した京友禅の柄も、すべて同氏が厳選したものです。
小径の中央部には、パワースポットとして人気の「龍の愛宕池」も!水に手を浸せば、幸せになれるといわれています。
美しい景色を見ながら足湯タイム
嵐山駅のホームには、なんと足湯も完備されています。改札がないので、インフォメーションで利用料200円(タオル付)を払えば、誰でも利用できますよ。
熱めのお湯で足の先からポカポカと暖まりながら、京友禅の林を眺められる贅沢なロケーション!
足湯の前にちょこんと佇んでいるお地蔵さんを発見! この「ふれ愛地蔵」は、足湯での人々のふれあいと幸せを祈っているそう。おでこに彫られたハートをなでると幸せになれるのだとか!?
幻想的な夜のライトアップも必見
「キモノフォレスト」の魅力は昼だけではありません!毎日夕刻~21時に、ポールに埋め込まれたLEDが点灯します。
ライトに照らされた艶やかな京友禅の美しい光景は、まるで光の竹林のよう。光に誘われるように、夜でもたくさんの人が散策していました。
場所や角度を変えるだけで、さまざまな表情を見ることができます。駅にいるとは思えない、幻想的な空間が広がります。
昼の色鮮やかな京友禅が織り成す景色とは、また違った趣の夜のライトアップ。まるでファンタジーの世界に迷い込んだような感覚になれます。
嵐山駅付近にはたくさんのレンタル着物店があるので、手ぶらで訪れてもOK。「キモノフォレスト」で、美しい京友禅と着物のコラボレーションを楽しんでください。
Text:永元路夕(TRYOUT)
Photo:井上雅央(TRYOUT)
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