【韓国現地レポ】韓国入国って難しい? SES・e-Arrival card・K-ETAをやさしく解説
韓国旅行で避けて通れない入国手続き。「難しそう……」と感じたことはありませんか? 韓国では近年、SES(Smart Entry Service)やe-Arrival card、K-ETAなどデジタル化が進んでおり、事前にポイントを押さえておけばスムーズに入国できます。今回は、それぞれの制度の違いや必要な手続き、実際の流れをやさしく解説します。
SESとは? 登録方法をレポート
SES(Smart Entry Service)とは、韓国の空港で利用できる自動出入国システムのことです。指紋と顔写真を登録すれば、専用自動化ゲートから出入国できるようになります。仁川国際空港(以下「仁川空港」という)をはじめ、2026年5月からは済州国際空港(以下「済州空港」という)でも登録が可能になりました。利用できる空港は今後も順次拡大予定です。登録自体は5分程度で完了し、パスポートにSESシールが貼られます。
一度登録すれば、パスポートを更新しない限り有効です。満17歳以上で、有効なパスポートを持ち、指定協定国の国籍を有する人が対象。日本は韓国の指定協定国です。
実際に編集部がSES登録した時の流れをお伝えします。
~SES登録の流れをレポート~
①飛行機を降りたら、SES登録カウンターへ(この時はT2を利用)。
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②カウンターに到着したら、入国審査レーンを目指します。SES専用レーン、SES登録レーン、外国人レーンがあります。SES登録レーンの付近にはSESの案内と登録できる国の国旗が表示された看板があるので、目印にしましょう。並ぶ前に、係員にパスポートを見せるように促されることがありますので、あらかじめ手に持っているとスムーズです。
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③列に並び、順番を待ちます(2026年5月上旬の土曜昼便では約20〜30分並びました)。
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④順番が来たら、係員にパスポートを渡し、機械の指示に従って指紋と顔写真の登録を行います。登録作業自体は数分で完了しました。
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⑤完了したらパスポートが返却されます。この時、パスポート裏にSESのシールが貼られました。
さらに左側のSES専用レーンに移動し、指紋認証と顔認証を経て入国審査完了です。こちらは比較的空いており、スムーズに入国できました!

SES登録前に知っておきたい! 3つのポイント
実際に登録してみて感じたのは、「どこでも登録できるわけではない」ということ。事前に知っておくだけで、空港で慌てずに済みます。
①登録できるのは仁川空港入国のタイミング!
SESを登録できるタイミングは、仁川空港と済州空港に到着した「入国時」のみ。出国時に「時間があるから登録しておこう」と思っても対応していないため、注意が必要です。
2026年5月からは済州空港でも登録が始まりましたが、ソウルの金浦国際空港や釜山の金海国際空港など、上記2空港以外では登録できません(2026年6月現在)。ただし、一度登録してしまえば、金浦国際空港や金海国際空港などの主要空港でも自動ゲートを利用できるようになります。
②仁川空港T1ではA・Fエリアだけで登録可能
仁川空港第1ターミナル(T1)では、SES登録に対応している入国審査エリアはAとFのみです。ほかのエリアに並んでしまうと通常の入国審査となり、SESの登録はできません。つまり、知らないまま並んでしまうと、次回の渡韓まで登録できなくなる可能性もあるので注意が必要です。
ターミナル2(T2)はA・Bどちらでも登録可能ですが、営業時間が異なるため注意しましょう。
③深夜便ならT2・Aの24時間窓口が頼もしい!
窓口の営業時間にも注意が必要です。
【仁川空港T1】
●A/F:7~22時
【仁川空港T2】
●A:24時間対応
●B:5~20時
深夜便や早朝便の場合、T1では営業時間外になってしまうこともあります。一方、T2のAは24時間対応なので、時間を気にせず登録できるのが心強いポイント。
フライト時間によって利用できる窓口が変わるため、渡韓前に確認しておくと安心です。
実際に登録してみると、指紋認証と顔写真の撮影だけで手続きは数分ほどで終了。想像していたよりも簡単で、韓国語がわからなくても係員が案内してくれるので、不安なく登録できました!
これで、次回からはSES専用レーンで楽々・素早く入国手続きができます。有効期限はパスポートと同じなので、これからも渡韓する予定がある人は、取得を検討してみてもよさそうです。
e-Arrival cardの申請方法を画像付きで解説
e-Arrival cardとは、電子入国申告のこと。2025年2月より制度が開始しました。対象者は入国審査前に登録が必要なため、出発前に済ませておくこと。
Q. SESを取得したら、e-Arrival cardの申請は不要?
A. 原則として不要! ただし、万が一に備えて申請しておくと安心。
→SESを取得したからといって、e-Arrival cardが必ず免除になるというわけではありません。SESを取得し、かつSES専用レーンで入国した場合のみe-Arrival cardが免除になります。そのため、
●認証がうまくいかなかった
●機械が故障していた
●なんらかの理由で有人カウンターに案内された
などの場合は、e-Arrival cardを提出する必要があります。
~画像で解説! e-Arrival card手続き方法~
e-Arrival cardの手続き方法を、画像を用いてわかりやすく解説していきます(今回はスマートフォンで申請します。PCからでも申請できますが、画面が多少異なりますのであらかじめご了承ください)。
1.サイトにアクセス

e-Arrival cardはオンラインで手続きが可能で、手数料なしで登録できます。
▶▶大韓民国電子入国申告書サイト
https://www.e-arrivalcard.go.kr/portal/main/index.do
まず、上記のサイトにアクセスします。上部の「Language」から日本語に変更できます。手続きは韓国入国の3日前から可能で、サイトの「申告可能入国日」の欄に日付が表示されていれば申告可能です。
2.電子入国申告をクリック

入国申告の「申告する」をクリック。個人情報の収集・利用に関する同意事項を確認し、「全体同意」をチェック。14歳未満の子どもは必ず代理人が申請する必要があるため注意してください。
その後、メールアドレスを登録します。
3.パスポート撮影・情報入力

3-1.パスポート撮影とアップロード
パスポートの顔写真ページ全体が写るよう撮影し、アップロードをします。アップロードすると、自動的に基本情報が入力されます。間違って読み取られることもあるため、必ず情報が一致しているか確認しましょう。また、読み取れなかった箇所は手動で修正する必要があります。
3-2.詳細情報を入力
①入国情報
入国日や利用する航空会社、便名、出発地などを入力します。

②出国情報を入力
入国情報と同様に入力します。
③入国目的の選択と滞在予定地を入力

滞在予定地は、韓国語または英語で場所やホテルを入力します。事前に予約サイトの表記をスクリーンショットしておくと入力がスムーズでした。
滞在地が複数ある場合は、代表的な場所もしくは最初に滞在する場所を入力してください。
④韓国での連絡先を入力
韓国での連絡先は、まず国番号81を入力し、その後に続けて滞在先の電話番号、もしくは自身の携帯電話番号の先頭の0を除いたものを入力します。
⑤メールアドレスを入力
入力が完了したら、間違いがないか確認をして「提出」をタップすれば申請完了です。
きちんと申請ができているかは、サイトの「照会・修正」で確認できます。

入国審査時に提示することはありませんが、念のためスクリーンショットや印刷をしておくと安心です。申告書の情報に誤りや変更があった場合も、入国審査前までは同サイトで修正可能です。
K-ETAは必要? 日本人の最新事情
K-ETAとは電子旅行許可証のこと。日本国籍者は2026年12月末までK-ETAの申請が免除されていますので取得の必要はありません。しかし、一度取得すると3年間有効(パスポートの有効期限が切れた場合はその時点で無効)、e-Arrival cardの申告が不要になるので、毎回の手間が省けるメリットもあります。頻繁に渡韓する人なら取得を検討してもよいかもしれません。
ただし、申請費用がW1万(オンライン手数料で別途3%必要)かかり、申請から登録完了まで3日以上かかるため、余裕をもって申請しましょう。申請は下記のサイトからできます。
▶▶大韓民国電子旅行許可証申告書サイト
https://www.k-eta.go.kr/portal/newapply/index.do?locale=JP
※高額な代行手数料を請求する偽サイトが存在するので注意が必要。韓国政府の公式サイトから登録するようにしましょう。
韓国入国をスムーズにする3つの制度をおさらい
今回は、SESの登録レポートとe-Arrival card、K-ETAについて解説しました。 まとめると、
●e-Arrival cardは対象者が入国前にオンラインで申請します。申請は入国3日前から可能
●K-ETAは、日本人は2026年12月まで免除のため申請不要
●SESは、自動出入国システム。取得すればSES専用レーンを利用でき、入国手続きがスムーズになる。これからも韓国に行く予定がある人は取得がおすすめ
となります。これらの制度やシステムは変更になることもありますので、旅行前に必ず最新情報を公式サイトでチェックしてください。
Text&Photo:アーク・コミュニケーションズ
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。




