築60年超のビルが丸ごと喫茶店&ショップに! 蔵前「SUNDAE APART」のレトロ空間に沼る
喫茶店やカフェ激戦区として知られる蔵前に、ひと際目を引くお店があります。それは2025年11月にオープンした「SUNDAE APART(さんでー あぱーと)」。築60年超のレトロビルを丸ごと改装しており、ハンドドリップでいただくコーヒーや特製の今川焼きが楽しめる喫茶店&ビンテージショップなんです。地下1階から4階まで、フロアごとに顔が変わる空間構成は、名前のとおり"レトロなアパート"を冒険するような楽しさがあります。
蔵前の大通りで異彩を放つビル

都営浅草線蔵前駅から徒歩約1分。江戸通りを浅草橋方向へ歩いたところに見えてくるのが「SUNDAE APART」です。
縦に細長い建物で、一見すると通り過ぎてしまいそうな喫茶店らしからぬ佇まい。

お店は地下1階から4階の構成で(3階はスタッフルーム)、1階でオーダー後、地下1階か1階、4階で食事やドリンクを楽しむことができます。
2階はオーナーがセレクトしたビンテージアイテムがずらりと並ぶショップになっていて、買い物だけの利用もOK。

お店を手がけるオーナーの木村知弘(きむらともひろ)さんは、地元和歌山県で美容師として活躍する傍ら、神奈川県川崎市の鷺沼の「喫茶SUNDAE」など複数の喫茶店やカフェを手がける異色の経歴をお持ちの方。
たまたまこのビルを見つけ「蔵前で落ち着ける場所を」という思いでオープンさせたのだそう。
一体どんな空間が広がっているのか、早速お店の中をご紹介しましょう。
いざ「アパート」の中を探検!

赤いカーペットがレトロなアメリカのモーテルを思わせる1階は、数席のカウンターがあります。
喫茶利用の場合は、ここでまずドリンクなどのオーダーを済ませましょう。

カウンターでは、フレンドリーなスタッフとのおしゃべりはもちろん、ハンドドリップで丁寧に淹れるコーヒーの香りや、今川焼きがジュワ〜っと焼ける心地いい音、お店から流れるラジオなど五感でカフェタイムを楽しめます。

1階を奥へと進んでいくと、なんだか怪しげなスペースを発見。地下の席へと続く階段でした。
人ひとりがやっと通れる細い階段を降りていきます。

こちらが地下1階の喫茶スペース。薄暗い隠れ家バーのような雰囲気で、友人とのおしゃべりやひとり時間を集中して堪能できそう。
朝や昼間でもこの暗さなので、時間感覚がなくなり異空間に迷い込んだような気さえします。

店内に配されているチェアやテーブなどのインテリアもレトロな雰囲気がたまりません。

2階へ上がるとそこは所せましとレトロなアイテムが並ぶ、ビンテージショップ。
オーナーの木村さんが国内外から集めた、どこか懐かしくキュートなアイテムが揃っています。眺めているだけでもワクワク。

商品は常に入れ替わるため、気に入ったものがあれば即買いがマストです。

ミカンが連なった姿がユニークな貯金箱4800円。

ソーサー付きのレトロなマグカップは2600円。

最上階の4階はイートインスペース。地下とはうって変わって大きな窓から光が差し込むさわやかな空間です。
ひとりでも複数人でもリラックスした雰囲気でコーヒータイムを満喫できそう。
絶品プレートメニューと特製今川焼きは外せない

空間の魅力はもちろんですが、お店で仕込むフードメニューへのこだわりも見逃せません。モーニングメニューでいただける「SUNDAE PLATE」1400円は名古屋の名店「KISO(きそ)」のパンを使用したプレートで、目玉焼きにベーコン、野菜のデリ、マッシュポテトが付くボリューム満点プレート。
筆者のお気に入りは、和歌山産の醤油を使用したマッシュポテト。シンプルながらコクのある塩味がじんわりクセになります。
ハンドドリップで淹れるコーヒー各850円は熊本県の「Gluck Coffee(ぐらっぐ こーひー)」から仕入れるグアテマラの豆、木村さんが手がける神奈川県「喫茶SUNDAE」のブラジルの豆から選べます。

11時以降のカフェタイムからオーダーできる「今川焼き」480円は、「SUNDAE APART」の看板メニューのひとつ。
せっかく蔵前にお店を出すなら蔵前らしい和のスイーツを、と木村さんが試行錯誤を重ねてたどり着いたのがこの今川焼きだそう。フレーバーは「あんこ」と「クリーム」の2種です。

あんこは厳選した国産豆を扱う築地の「丸勝商店」に特注。グレードの高い小麦を使用し、もちっとした食感を出すため生地の配合にもとことんこだわったという皮と、甘さ控えめのあんこは、驚くほどコーヒーとの相性が抜群です!
軽くてもたれないので、何個でもパクパク食べられそう。テイクアウト各480円ができるので、手みやげに買っていくお客さんも多いのだとか。
モーニングからカフェタイム、ビンテージ雑貨まで、1軒でいくつもの顔を持ち、ゆるりと楽しめる「SUNDAE APART」。
フロアをめぐるたびに新しい発見があり、気づけば長居してしまうはず。蔵前を訪れる際は、ぜひ"レトロなアパート"の扉を叩いてみてください。
◼️ SUNDAE APART(さんでー あぱーと)
住所:東京都台東区蔵前2-3-4
TEL:なし
営業時間:8時30分〜17時
定休日:無休
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Text&Photo:原万有伊
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