箱根ドールハウス美術館に行ってみた!本物そっくりで遊び心満載。女子がハマるドールハウスの世界

箱根ドールハウス美術館に行ってみた!本物そっくりで遊び心満載。女子がハマるドールハウスの世界

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“小さな家”を意味するドールハウス。基準は実物の1/12サイズで、16世紀中頃、ドイツの貴族が娘のために職人に作らせたのが始まりだそう。箱根・芦之湯にある箱根ドールハウス美術館では、精巧な作りのドールハウスを、アンティークから現代、国内外のものまで多数コレクション。人形や衣服、食器、家具など、家の中にあるものは本物そっくり。細部までじっくり目を凝らして鑑賞していると、時間はあっという間です。展示作品のなかでも代表的なドールハウスと、その見どころをご紹介します。

Summary

古き良きアメリカ庶民の生活を再現

1930年代初期にアメリカで作られた「デイモン・バンガロー」。作者であるアレグラ・モッツの1932年当時の生活が再現されています。断面ではなく、平屋をそのまま縮小して作られているので、四方向から観賞でき、まさに生活をのぞき見ているような感覚に。

写真はキッチンで、後ろの壁や棚に今にも使えそうな調理器具が並んでいます。手前の男の子は当時流行していたというヨーヨーで遊んでいるところ。

こちらは子ども部屋。赤ちゃんをだっこしているのは、作者自身といわれています。ベビーベッドや揺りかご、鏡台、ランプ、壁紙など、目を見張る精巧さ!

ダイニングルームのシャンデリアは実際に点灯し、3枚の絵を照らしています。手前には瓶からこぼれたミルクを狙う猫も。

あの名作も見られるミニチュア美術館

1900年代初期のアメリカの作品「モトロポリタン美術館」。タイトルは作者であるモッツの名前とニューヨークにあるメトロポリタン美術館をもじって命名されています。6本の円柱は本物の大理石製です。

内部には「モナリザ」や「落穂拾い」といった絵画、「ダビデ像」や「自由の女神像」といった彫刻が飾られ、天井にも絵が描かれています。絵画の多くは雑誌「ナショナル・グラフィックス」などからの切り抜きで、油絵らしく見せるため釉薬が塗られています。

奥に犬を連れた女の子を発見。見上げている抽象画は、バーバラ・モッツ自身が描いたものです。

鑑賞後はショップとカフェへ

ショップには自宅に飾れるドールハウス作品や1点物のミニチュア小物、木工作品、関連本などが並び、ドールハウス専門館ならではの品揃えを誇っています。

めがね 1620円。指に乗るくらいのミニサイズ!
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シンデレラのガラスの靴とお城の飛び出す絵本 2160円
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外光を取り入れ、明るく開放的な雰囲気のカフェも併設。シャキシャキ感を残したリンゴを自家製パイ生地で焼き上げたアップルパイや、淹れたてのコーヒー、紅茶でひと休みしましょう。

箱根ホームメイド・アップルパイ 400円、富士山サイダーフロート 500円
箱根ホームメイド・アップルパイ 400円、富士山サイダーフロート 500円

箱庭療法という心理療法があるように、人間は小さく凝縮された世界に魅力を感じ、癒されるのかもしれません。1/12のドールハウスの世界、見れば見るほどハマること間違いなしです。

text:伊藤あゆ
photo:浦田真行

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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