【韓国現地レポ】韓国の純喫茶を楽しむ!ソウルで訪れたいレトロなタバン(茶房)2選

【韓国現地レポ】韓国の純喫茶を楽しむ!ソウルで訪れたいレトロなタバン(茶房)2選

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韓国にはおしゃれなカフェだけでなく、人々の日常に寄り添いながら長く営業を続けてきた喫茶店「タバン(茶房)」があります。今回は、ソウル市の「オレカゲ」に認定された「学林(はんにむ)」と「乙支茶房(うるちたばん)」をご紹介。コーヒーや双和茶を味わいながら、韓国の喫茶文化にふれてみませんか?

Summary

ソウル市認定の「オレカゲ」とは?

「オレカゲ」とは、30年以上営業を続ける店や2代以上受け継がれた店などをソウル市が認定する制度です。

今回紹介する「学林」と「乙支茶房」もその認定店で、昔ながらのタバン文化を今に伝えています。訪れてみてわかったタバンの魅力を、ここから詳しく紹介していきます。

ソウルで最も歴史の長い老舗タバン「学林」

●学林を楽しむポイント
・クラシック音楽が流れる店内
・名物ウィンナーコーヒー
・店主手作りのクリームチーズケーキ
・人気ドラマ・映画のロケ地

1956年創業の「学林」は、大学路を代表する老舗タバンです。長い年月を経ても変わらない空気感は、学生や地元の人はもちろん、海外から訪れる旅行者も魅了しています。

大学路で70年の歴史を刻む「学林」。階段を上がって2階へ
大学路で70年の歴史を刻む「学林」。階段を上がって2階へ

地下鉄4号線恵化駅3番出口から徒歩約1分。入り口には「ソウル未来文化遺産」のマークや、「ブルーリボン」5年連続選定のシールが掲げられています。週末には階段に行列ができることもあるそうです。

創業当時の趣がそのまま残っている店内
創業当時の趣がそのまま残っている店内
会計カウンターの棚に並ぶLPレコード
会計カウンターの棚に並ぶLPレコード

古いピアノや木の家具、音楽家の写真、レコードが並ぶ店内には、どこか懐かしい空気が漂います。静かに流れるクラシック音楽を聴きながら、窓際の席では大学路の街並みを眺められます。

時間制限がないため、読書や会話をしながらゆっくりとくつろげるのもうれしいポイント。映画『バンジージャンプする』やドラマ『星から来たあなた』『応答せよ1988』などのロケ地としても知られています。

学林を訪れたらぜひ味わいたいのが、看板メニューの「ウィンナーコーヒー」と、店主手作りの「クリームチーズケーキ」です。

ウィンナーコーヒーW6500
「ウィンナーコーヒー」W6500
店主手作りのクリームチーズケーキW6500
店主手作りの「クリームチーズケーキ」W6500

コーヒーの上にたっぷりとのせられたクリームは、軽やかな口当たりで、少しずつコーヒーと混ざり合うことで味わいの変化を楽しめます。

チーズケーキはふんわりとなめらかな食感が特徴で、ブルーベリーまたはオレンジジャムを添えて提供。ブルーベリーを選ぶ人が多く、コーヒーとの相性も抜群です。

おみやげにも人気のオリジナル商品
おみやげにも人気のオリジナル商品

店内ではコーヒー豆やドリップバッグも販売しており、取材時には創業70周年記念の商品も並んでいました。おみやげに買って帰れば、学林の余韻を自宅でも感じられますよ。

■学林(はんにむ)
住所:韓国ソウル特別市鍾路区大学路119、2階
TEL:02-742-2877
営業時間:10〜23時(22時LO)
定休日:なし
アクセス:地下鉄4号線恵化駅3番出口から徒歩1分

昔ながらの情緒があふれる「乙支茶房」

●乙支茶房を楽しむポイント
・席まで運んでくれる昔ながらのサービス
・店主が作る双和茶とアイスコーヒー
・BTSゆかりのスポット
・午前11時までのラーメン

1985年創業の「乙支茶房」は、乙支路で営業を続ける老舗タバンです。再開発に伴って現在の場所へ移転しましたが、メニューや接客スタイルは創業当時からほとんど変わっていません。

ピンク色の看板が目印
ピンク色の看板が目印
レトロな雰囲気が漂う店内
レトロな雰囲気が漂う店内

印刷所が立ち並ぶ乙支路3街にあり、駅から徒歩約1分。店内は年配の人には懐かしく、若い世代には新鮮に映るノスタルジックな空間です。席で注文を受け、飲み物をテーブルまで運び、会計は帰る際に行うという創業以来のスタイルも受け継がれています。

店を手掛ける店主
店を手がける店主
創業時から使い続ける注文札
創業時から使い続ける注文札

色分けされた注文札も創業当時から使われているもの。色はメニュー、数字はテーブル番号を表しており、今では珍しい営業風景を見ることができます。

乙支茶房を代表するドリンクは、韓国の伝統茶である「双和茶」と、昔ながらの「アイスコーヒー」です。

双和茶W6000
「双和茶」W6000

「双和茶」をはじめ、梅シロップなど一部の材料は店主が自宅で仕込みを行っています。「卵の黄身は崩さずに飲むのがおいしいですよ」と、飲み方のコツも教えてくれました。

アイスコーヒーW4000
「アイスコーヒー」W5000

韓国の昔ながらのタバンで親しまれてきた、砂糖と粉末クリーム入りの「アイスコーヒー」。 長年の経験をもとに甘さのバランスを整えているため、そのまま飲む人がほとんどです。 一方、「ホットコーヒー」はブラックで提供され、テーブルの砂糖で好みの甘さに調整できます。

朝ラーメンW5000
「朝ラーメン」W5000

午前11時まで注文できるラーメンは、店主やスタッフの朝食から生まれたメニュー。近所の常連客に無料で振る舞っていたラーメンが評判になり、裏メニューとして提供するようになったそうです。

辛ラーメンに自家製キムチが付き、希望すればご飯も少量添えてもらえます。メニューには載っていないため、知る人ぞ知る一品です。

BTSが座った席の周辺には写真やサインが並ぶ
BTSが座った席の周辺には写真やサインが並ぶ

BTSが撮影で訪れたことでも知られていますが、店主によると、それ以前から幅広い世代が通う店だったそう。現在も多くの人が足を運び、店内はいつも賑わっています。

比較的ゆっくり過ごしたいなら、午前中または13~14時頃の来店がおすすめですよ。

■乙支茶房(うるちたばん)
住所:韓国ソウル特別市中区乙支路124-1、2階
TEL:02-2272-1886
営業時間:6〜21時
定休日:なし
アクセス:地下鉄2・3号線乙支路3街駅10番出口から徒歩1分

それぞれ異なる歴史と雰囲気を持つ「学林」と「乙支茶房」。旅の途中、少し足を止めてタバンでゆっくり過ごす時間が、ソウルの新たな一面を教えてくれるかもしれません。

text&photo:千智宣

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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