【秋田】男鹿半島&三種町で、じゅんさい摘み、アジサイを愛でる初夏のドライブ

【秋田】男鹿半島&三種町で、じゅんさい摘み、アジサイを愛でる初夏のドライブ

アジサイ 収穫体験 動物に会える サウナ 絶景 ドライブ
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青一色のアジサイが境内を埋め尽くす秋田県男鹿半島の雲昌寺、三種町の緑の沼で摘む夏の味覚、じゅんさいなど、日本海に面した男鹿半島周辺でこの時期ならではの体験が楽しめます。ほかにも、秋田犬とおさんぽできるプログラム、干潮時の海岸線に夕景が映り込む“秋田のウユニ塩湖”、国の登録有形文化財をリノベーションした宿とサウナなど、まだまだ知らない秋田の魅力をご紹介します。

Summary

人気の秋田犬、マサくんと森や公園をおさんぽする、癒しのヘルシーツーリズム

左は365日、マサくんのお世話をする田中さん、右はインストラクターの鎌田さん
左は365日、マサくんのお世話をする田中さん、右はインストラクターの鎌田さん

ことおか中央公園入口で、6歳のオスの秋田犬マサくんがさっそく出迎えてくれました。ヘルスケアデザイン秋田が主催する“クオルト健康ウォーキング”は自然を活用したドイツの運動療法を取り入れたウォーキングプログラムで、三種町に3つのコースがあります。その一つ「琴丘クアの古道コース」で”秋田犬と散歩”する健康ウォーキング”を体験します。マサくんとおさんぽしながら“癒し”と“リフレッシュ”を目指すプログラム。マサくんはカメラを向けたり名前を呼びかけたりすると、こちらに顔を向け、撮影が終わるまでじっと待ってくれます。穏やかな性格とその落ち着いた様子から、まるで人の言葉を理解しているかのように感じられます。

三種町の3つの公式コースの一つ、全長約3kmの「琴丘クアの古道コース」を歩きます。

鎌田さんがその日の天候や参加者の体力などを見ながら「琴丘クアの古道コース」から歩きやすい道を選んで案内してくれます。参加者は順番にマサくんのリールを持ちながらおさんぽします。

コースの途中にはさまざまなお楽しみポイントがあります。クマに遭遇しないように、看板を打ち鳴らして大きな音を立てたり、みんなで「ヤッホー」と大きな声で叫んだり。自然の中でリフレッシュ! その間、マサくんはじっと待っていてくれます。

犬は暑さに弱いので、途中の水飲み場で給水したり、、、

芝生公園の木陰で休憩しながら、ゆっくり進みます。

自然のなかを歩きながら、マサくんと癒しの時間を過ごせました♪

■ことおか中央公園(ことおかちゅうおうこうえん)
住所:秋田県山本郡三種町鹿渡盤若台75-1外
TEL:080-5663-4606(ヘルスケアデザイン秋田 9~17時、土・日曜、祝日は休み)
営業時間:9時30分~、13時30分~の1日2回 ※1週間前までに要予約
定休日:不定休、年末年始
料金:3000円(保険料含む、散歩後の記念撮影写真1枚付き)。散歩前のオリエンテーションなどを含め約1時間、1~4名くらいまで
アクセス:秋田自動車道琴丘森岳ICから約2km

木製の四角い小舟に乗って、初夏~夏の味覚、じゅんさいの摘み採り体験

一面にハスのような丸い葉が浮かぶ緑の沼。葉っぱの下に伸びる茎の先には、つるんとしたゼリーをまとったじゅんさいの新芽が付いています。

秋田県北西部に位置する三種町はじゅんさいの産地として知られ、町内8農園で摘み採り体験ができますが、今日は「阿部農園」で体験します。

まずはレクチャー。この道のプロのお母さんが、じゅんさいを手に「葉っぱの下にこんな風に新芽が付いてるんだよ」と教えてくれます。茎と葉から親指の爪で切り離すのだそう。

沼の深さは60cmほど、カラフルな救命胴衣を着用します。

一畳ほどの広さの小舟に乗ったら、バランスを崩さないよう身をかがめながらそっと前の方に移動し、前方のイスに腰掛けます。心配な人は濡れてもいい履物で。

四角い小舟で沼に漕ぎ出したら、じゅんさい摘み体験スタートです! 水がきれいな場所を選んで、沼地に棒を差して船を固定しながら、片手でじゅんさいを探して摘み取ります。小さなバケツがいっぱいになるか、最長3時間まで体験できます。

葉っぱの間にじゅんさいを見つけました!

摘み採ったじゅんさいは、ビニール袋に入れて持ち帰れます。保冷袋があると便利です。

涼やかな器に入れて、ポン酢や三杯酢などでいただくのがおすすめです。新鮮なじゅんさいはみずみずしく、しゃきしゃきと歯ごたえ。※現地での試食はなし

■三種町じゅんさい摘み採り体験
TEL:観光情報センター0185-88-8020(9~17時)
mitanekanko@leaf.ocn.ne.jp(体験申込専用アドレス)
営業時間:5~8月、9時〜15時30分。摘み取り体験は最大3時間まで
定休日:期間中8月13日
アクセス:ことおか中央公園から阿部農園まで約12km
※予約は観光情報センターの公式サイトから体験日の3日前までに。阿部農園をはじめとした三種町内の8農園で体験できる(農園の希望はできない)

日本酒の酒蔵とは思えない、オシャレなカフェ!
 “ピエール・エルメ・パリ”のここにしかないマカロンが味わえる

三種町から青森方面に北上した、青森県境の白神山地の麓の町、八峰町。日本海からも近い国道沿いに山本酒造があります。ランチやお茶に立ち寄りたいおしゃれなカフェが隣接されています。

エントランスは杉材の天井のS字のアーケード、周辺や小さな中庭には白神山系の植物が植えられます。

店内は両サイドに窓が大きくとられ、自然光がふんだんに入る明るい雰囲気。個性的なテーブルやイスは6代目店主の山本さんがこだわってオーダーしたものだそう。酒蔵とはおよそかけ離れた印象のカフェを、山本さんは「たとえば東京の代官山なんかにふだん行っている人も、ここを“おしゃれ”と感じて楽しんでもらえるような場所にしたい」と語ります。

天気のよい日はテラス席もおすすめです。中庭の池のような水盤には酒造りの仕込みにも使われている白神山系の湧き水が張られ、この地域の自然を凝縮したようです。

酒粕風味のクリームのマカロン「シラカミ」はLABO&CAFE YAMAMOTO店舗限定。ほか、フランボワーズ風味のクリーム「アンフィニマン フランボワーズ」(右)、パッションフルーツ風味とガナッシュショコラオレの「モガドール」(奥)など各402円
酒粕風味のクリームのマカロン「シラカミ」はLABO&CAFE YAMAMOTO店舗限定。ほか、フランボワーズ風味のクリーム「アンフィニマン フランボワーズ」(右)、パッションフルーツ風味とガナッシュショコラオレの「モガドール」(奥)など各402円

店頭にはあの、「ピエール・エルメ・パリ」のマカロンが販売されています。酒粕を使った世界でもここでしか味わえない特別なマカロンです。3個入りテイクアウトボックス1705円には持ち帰りに便利な保冷剤が付いています。

定番の日本酒は同じ酒米と仕込み水で、酵母だけを変えて造った2本。「ゴージャス山本酵母」(左)はやや甘口でしっかりと旨みがあり、「セクスィー山本酵母」(右)はキリっと辛口で酸味があるタイプ、各720ml 2200円。ネーミングもユニークです!

ポップなパッケージのクラフトビール「YAMAMOTO IPA」各350㎖680円
ポップなパッケージのクラフトビール「YAMAMOTO IPA」各350ml 680円

■LABO&CAFE YAMAMOTO(らぼあんどかふぇ やまもと)
住所:秋田県山本郡八峰町八森八森13-1
TEL:070-1146-9430
営業時間:10~16時(15時30分LO)
定休日:火・水曜
アクセス:阿部農園から約27km

ブルー一色に覆われた境内は、秋田県随一のアジサイ寺、「雲昌寺」
本堂前の花天井、かわいいお守り、御朱印などみどころ満載!

男鹿半島北部に位置する雲昌寺は、秋田県随一のアジサイの名所として知られます。今年もブルーのアジサイが境内を鮮やかに彩る季節がやってきました。雲昌寺は江戸時代前期に始まったとされる歴史あるお寺ですが、アジサイは現在の副住職、古仲さんが1株から接ぎ木して20年で約2000株にまでなったそうです。

境内にはユニークな表情のお地蔵さまがあちこちにあったり、敷石の中にハート形の石が埋め込まれていたりと、楽しい仕掛けがいろいろ。アジサイを愛でながらゆっくり歩いて見つけてみてください。

本堂前の天井は、日本初となるドライフラワーで作られた「立体天井絵」が設置され、参拝の際に鑑賞することができます。こちらも古仲さんがドライフラワーから手作りで創作されたそう。時折ライトアップされ、右手にある水鉢に幻想的な雰囲気で映し出されます。

ライトの色によって映り方が変わる水鉢は、正面に向かって右手にあります。

寺務所で販売される「お守り」1200縁(円)にも古仲さんの思いが。「昔ながらのお守りって、あまりかわいくないですよね。ひとつの生地からアジサイのイメージでお守りを作ったのですが、生地の出方によって模様が異なるので好きな模様を選んでいただけたら」と。

御朱印500円も境内のお地蔵さまの表情によって異なる6種類があります。アジサイの花だけでなくみどころ満載の雲昌寺を訪れてみてください。

■雲昌寺(うんしょうじ)
住所:秋田県男鹿市北浦57
TEL:0185-33-2537
営業時間:9~17時(最終入場16時30分)、2026年のアジサイ拝観は~7月20日
定休日:無休
料金:拝観料700円(一部、土・日曜は900円)、アジサイ観覧期間外は500円
アクセス:LABO&CAFE YAMAMOTOから約63km

標高355mの寒風山から
男鹿半島の地形と火山の歴史を知る

男鹿半島の付け根に位置する寒風山は、半島きっての展望スポットとして知られます。北部には白神山地、半島の両サイドに日本海、南側には山形県境の鳥海山など360度の展望が魅力です。

頂上付近には寒風山回転展望台があり、円形の建物のなかには床ごと回転するスペースが。2階に上がって展望台の外からでも眺められます。

男鹿半島北部

男鹿半島北部の輪郭がよくわかります。沿岸には風力発電の白いプロペラが連なります。

火山である寒風山は、3万年以上前に火山活動が始まり溶岩が積み重なって大きくなり、今の形になったのだそうです。3つの火口があるなかで、こちらは第一火口。左隣りに第二火口を望むことができます。

■寒風山回転展望台(かんぷうざんかいてんてんぼうだい)
住所:秋田県男鹿市脇本富永寒風山62-1
TEL:0185-25-3055
営業時間:8時30分~17時(季節により変動あり)
定休日:無休(12月上旬~3月中旬は冬期休業)
料金:550円
アクセス:雲昌寺から約14km

築100年の登録有形文化財をリノベーションした宿とサウナ
懐かしさに機能性が加わり、新たな旅の拠点に

JR男鹿線の終着駅、男鹿駅から徒歩1分と公共交通機関で旅する人にはうれしい立地。国の登録有形文化財に登録されたかつての森長旅館の建物は、往時の面影を残しながらも、現代の使いやすさを考えてリノベーションされました。町と旅人をつなぐ男鹿半島の観光の拠点となっています。

敷地内には本館(右)、離れ(奥)、土蔵(左)があり、いずれも国の登録有形文化財に指定されています。

サウナは宿泊客だけでなく立ち寄り湯ならぬ、“立ち寄りサウナ”もできます。ここ土蔵サウナは男性用がメインで、月に2回だけレディースデイが設定されます。女性用がメインの本館サウナもあります。

入り口を入ると建物の中に土蔵の重厚な扉が、雪国で見られる「内蔵」です。このなかがサウナになります。蔵を丸ごとサウナに使われるのは全国でも珍しいそうです。

内装には青森ヒバを、サウナストーンは男鹿の“金石(かないし)” を使用しているそう。

男鹿の名水“滝の頭”をかけ流し水に使った木桶の水風呂。2階のロフトスペースにはチェアーが置かれ、ゆっくりと整うことができます。

本館入ってすぐの食堂兼リビング。シンプルなイスとテーブル、カウンターと調理スペースが設置され、中庭を挟んだ向かいには土蔵サウナが見えます。

客室はツインなどの個室が9室、1階に10名収容可能なドミトリーもあります。

2階の一角に設けられたイスとテーブル。旅の夜に語らいの時間を持てそうな空間です。

■蔵サウナと文化財の宿 「森長」(くらさうなとぶんかざいのやど もりちょう)
住所:秋田県男鹿市船川港船川栄町82
TEL:0185-47-7716
定休日:無休
料金:宿泊1泊朝食付1万9,800円~(2名1室利用)
サウナ(土蔵・本館)
宿泊客:15時30分~22時、翌6~9時 (時間帯で男女入れ替え)※宿泊客はデイユース時間帯も利用可能
デイユース:15時30分~22時(20時最終受付)。金・土曜、祝日は土蔵サウナ11~22時(20時最終受付)、本館サウナ11~15時男女混浴(水着着用)、15時30分~22時(20時最終受付)女性専用。※土蔵サウナはレディースデイ、本館サウナはメンズデイを月2日ずつ設定。利用料2000円(2時間まで)。利用可能人数が限られているので事前の電話予約がおすすめ
アクセス:寒風山回転展望台から約13km

“秋田のウユニ塩湖”で話題、
干潮時の「鵜ノ崎海岸」でリフレクションの絶景写真に挑戦!

鵜ノ崎海岸は、男鹿半島南部に位置する約1.5kmの海岸線。干潮時には200mに渡って遠浅となり、穏やかな海面に青空や雲、夕日が反射した写真が、SNSなどで“秋田のウユニ塩湖”と話題になりました。撮影には、風のない穏やかな日がおすすめです。

遠くにうっすらと見える雪山の頂は、山形県境の鳥海山。

水がこんなに透明!

■鵜ノ崎海岸(うのさきかいがん)
住所:秋田県男鹿市船川港台島鵜ノ崎
アクセス:蔵サウナと文化財の宿 「森長」から約5km

男鹿半島といえば、“なまはげ”を見ずには帰れない!足を延ばして男鹿温泉郷で大迫力の太鼓パフォーマンス

男鹿半島は至るところ“なまはげ”だらけ! 観光地のなまはげの立像や看板、すれ違った消防車の車体にも…。男鹿半島の先にある男鹿温泉郷で行われる「五風なまはげ太鼓ライブ」がおすすめです。「男鹿のナマハゲ」はユネスコ無形文化遺産に登録されています。

なまはげが会場の後ろから登場し、舞台に上がって和太鼓のパフォーマンスが始まります。恐ろしい形相と、荒々しい太鼓のパフォーマンスに目を離せません。

司会進行を担当する女性も見事な演奏でした。

後半は雰囲気が一転、地元の若者による迫力ある和太鼓演奏が聴けます。仕事の傍らふるさと男鹿を元気にするため活動しているそうです。

男鹿温泉街にある公演会場。

■男鹿温泉交流会館 五風(おがおんせんこうりゅうかいかん ごふう)
住所:秋田県男鹿市北浦湯本草木原21-2
TEL:0185-33-3191
営業時間:20時30分〜(開場20時)、演奏は30分程度。※公演日は公式サイトで確認
料金:700円
アクセス:鵜ノ崎海岸から約24km


Text&Photo:るるぶ情報版(国内)編集部

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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