【新宿三丁目】コスパよくヴェネツィア気分! 「イル・バーカロ」で小皿料理とワインを楽しむ
イタリア旅行が少し遠く感じられる今こそ、食を通して本場の空気を味わってみませんか。今回ご紹介するのは、新宿三丁目にある「イル・バーカロ」。ヴェネツィアの酒場を思わせる店内で、小皿料理「チケッティ」とイタリアワインを気軽に楽しめる一軒です。立ち飲みでさくっと一杯飲むのはもちろん、テーブル席で本格的な料理をゆっくり味わうこともできます。
まるでヴェネツィアの街角! 立ち飲みとレストラン、2つの顔をもつ店
東京メトロ新宿三丁目駅からほど近いビルにあるヴェネツィア料理店「イル・バーカロ」。地下へ続く階段を下りて店内へ入ると、イタリア語の看板や写真、味わいのある木製家具などが並び、ヴェネツィアの店へワープしたかのような光景が広がります。

「バーカロ」とは、ヴェネツィアで地元の人々に親しまれている伝統的な酒場のこと。ワインを片手に「チケッティ」とよばれる小皿料理をつまみ、気軽に会話を楽しむのが本場のスタイルです。
店内の手前には、ミニテーブルを囲んで過ごす立ち飲みエリアがあります。ショーケースに並ぶチケッティを眺めながら、気になる料理を少しずつ選べるのが魅力。ひとりで軽く飲みたいとき、友人と待ち合わせる0次会、もう一杯飲みたい締めの一軒にもぴったりです。
さらに奥には、ゆっくり食事を楽しめるレストランエリアも。立ち飲みでさくっと一杯、本格的なヴェネツィア料理をテーブル席でじっくりと、その日の気分に合わせて使い分けられます。料理、ワイン、空間を通して本場の空気にふれられる、都内でも貴重な一軒です。
野菜から魚介、肉料理までが揃う約30種のチケッティ
立ち飲みエリアでまず目を引くのが、カウンターにずらりと並んだチケッティ。野菜、魚介、肉料理など、その数は約30種にも及びます。季節や仕入れによって内容が変わるため、訪れるたびに新しい料理に出合えるのも魅力。
注文は、立ち飲みエリアのカウンターでチケッティやドリンクを選ぶスタイル。最初の注文時に番号札を受け取り、追加注文の際にも同じ番号を伝えます。会計は帰りにまとめてレジへ。ショーケースを眺めながら「これをください」と選ぶ時間も、バーカロならではの楽しみです。
なかでもぜひ味わいたいのが、「バッカラ・マンテカート」260円。塩ダラをなめらかなペースト状に仕上げ、ポレンタにのせたヴェネツィアの郷土料理です。タラのうま味とほどよい塩気が、トウモロコシ粉をじっくり煮込んだポレンタの素朴な味わいと混ざり合い、ワインが自然と進みます。
もうひとつのおすすめは、牛肉100%で作る「ミートコロッケ」230円。衣の中には、肉のうま味を凝縮したような牛肉ミンチがぎっしり。小ぶりながら、肉料理らしい力強い味わいと食べごたえを楽しめます。
ほかにも、「ブロッコリー」180円や「エリンギのグリル」220円、「サバの燻製」220円、「ヤリイカ」1杯270円、「マテ貝」180円など、気になる料理が目白押し。
ほとんどのチケッティがワンスクープ(スプーン1杯盛り)単位で注文でき、100~300円台と気軽に試しやすいのも魅力です。最初から決めすぎず、食べ進めながら少しずつ追加していくのがおすすめです。迷ったら、予算や品数を伝えておまかせで盛り合わせもらうことも可能。過去には「端から端まで全部!」と注文するお客さんもいたとか。
料理に合わせる一杯目は、鮮やかなオレンジ色の「アペロール・スプリッツ」550円や、すっきりとした「プロセッコ」500円から。ヴェネツィアの人々のように、軽やかな一杯とチケッティでスタートしてみましょう。
レアなイタリアワインを驚きの価格で!
この店を訪れる大きな理由のひとつが、豊富なイタリアワイン。ワインは自社でイタリアから輸入していて、中間業者を介さないことに加え、グループの複数店舗で提供するスケールメリットも生かしているそう。

そのため、ボトルワインに関しては一般的な飲食店の半額ほど、銘柄によっては3分の1ほどの価格で楽しめるワインもあるといいます。日本ではあまり流通していない、珍しい銘柄に出合えることもあります。
ボトルワインは常時70~80種ほど。レストランエリアで料理とじっくり楽しむのはもちろん、立ち飲みエリアでは黒板に書かれた本日のグラスワインを気軽に味わえます。赤・白ともに軽めから重めまで幅広く揃い、ワインに詳しくなくても、「さっぱりした白が飲みたい」「しっかりした赤が好き」など、好みをスタッフに伝えれば提案してもらえるので安心です。
シェフやフロアスタッフは、現地イタリアで研修を受けることもあるそう。イタリアで飲むワインは、なぜあんなにもおいしく感じるのか。店長さんに尋ねると、料理やワインそのものに加えて、「空間」も大切だと教えてくれました。
同じワインでも、どこで、誰と、どんな空間で飲むかによって感じ方は変わるもの。ヴェネツィアを思わせる内装や、周囲から聞こえる楽しげな会話も、ワインをおいしくする大切な要素です。本場さながらの空間で料理とワインを少しずつ味わいながら、イタリアの酒場文化に浸ってみてください。
テーブル席では、ヴェネツィア料理をゆっくりと

店の奥には、落ち着いて食事を楽しめるレストランフロアもあります。立ち飲みエリアで待ち合わせをし、全員がそろったらテーブル席へ移動する、といった使い方も可能です。
レストランフロアでは、立ち飲みエリアとはまた違う楽しみ方で、前菜やパスタ、リゾットなどをゆっくりと味わえます。おすすめは、こちらの4品です。
イカから墨を取るところから丁寧に仕込む、うま味の深いイカスミソースが自慢。「イル・バーカロ」ならではの味わいを楽しめる、リピーターの多い人気の一皿です。
えんどう豆が苦手な人もファンになってしまうほど、甘くておいしいイタリア産のえんどう豆を贅沢に使ったリゾット。まろやかな味わいをお楽しみいただけます。
香草の豊かな香りと仔羊のジューシーなうま味が楽しめるグリル。ワインとの相性も抜群です。
アマレットの豊かな香りとザクザク食感のアマレットクッキーが楽しめる、新食感のティラミスです。
友人との食事やデート、家族でのディナーなど、時間をかけて料理とワインを楽しみたい日にはテーブル席がおすすめ。立ち飲みで軽く一杯の日も、じっくりヴェネツィア料理を味わう日も、その時々に合った過ごし方ができます。
今は海外へ出かけられなくても、料理やワイン、空間を通して旅気分は味わえるもの。イタリアが恋しくなったら、新宿三丁目の地下に広がる小さなヴェネツィアを訪ねてみてはいかがでしょうか。
■イル・バーカロ(いる ばーかろ)
住所:東京都新宿区新宿3-4-8 京王フレンテ新宿三丁目 B2F
TEL:03-5269-8528
営業時間:11時30分~15時(14時30分LO)、17時30分~23時(21時30分LO)
※土・日曜、祝日は11時30分~23時(21時30分LO)
定休日:月曜(祝日の場合は翌火曜休み)
Text:山田裕子(editorial team Flone)
Photo:斉藤純平(editorial team Flone)、イル・バーカロ
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