建築家のお家で朝ごはんを。大阪「ミスルトウ喫茶店」の静かな時間【きょん。のあの日この日のカフェダイアリー。】
朝の予定があるわけじゃない。でも、いい喫茶店があるなら少しだけ早起きしたくなる。大阪・西田辺にオープンした「ミスルトウ喫茶店」は、建築家が大切にしてきた空間を受け継ぐ一軒。トーストの焼ける香り、コーヒーの湯気、窓から差し込む朝の光。流行りのカフェとは少し違う、暮らしの延長線上にある心地よさがここにはありました。
建築家が大切にしてきた場所を受け継いだ喫茶店
大阪メトロ御堂筋線・西田辺駅から歩いて数分。
住宅街のなかに静かにたたずむ「ミスルトウ喫茶店」は、2026年にオープンしたばかりの喫茶店。
けれど、この場所の物語はオープンの日から始まったわけではないのです。
実は建物の主は、店主のお父様が主宰する「AOTO ARCHITECT & ASSOCIATES(青砥建築設計事務所)」。
一級建築士として数々の建築を手がけてきた青砥聖逸(あおとしょういつ)氏が長年大切にしてきた場所が、いま新たに喫茶店としてお客を迎え入れています。
店内に足を踏み入れた瞬間、どこか不思議な居心地のよさを感じたのはそのおかげでしょうか。
大きな窓から差し込む自然光。余白を生かしたレイアウト。
木の温もりを感じる家具たち。決して派手ではないのに、どの景色も美しく見えるからすごい。
それはインテリアの力というより、建築そのものが持つ力なのだろうなぁ、と。
人が長く過ごすことを前提に設計された空間には、自然と穏やかな時間が流れるものなのかもしれませんね。
最近は空間が映えることを意識したカフェも多いけれど、「ミスルトウ喫茶店」は少し違います。
ここにあるのは“見せるための空間”ではなく、“暮らしのための空間”。
だからこそ肩の力を抜いて過ごせますし、気づけば時間を忘れてしまうのです。
朝7時から始まる、ゆるやか喫茶時間
営業は朝7時からスタート。
まだ街が完全に目覚める前、トーストの焼ける香りとコーヒーの湯気が店内を満たしていく。
窓際で本を読む人。仕事前に立ち寄る人。静かに朝食を楽しむ人。
その光景はどこか海外のネイバーフッドカフェのようでもあり、昔ながらの日本の喫茶店のようでもあります。
おすすめメニューは好きなドリンクにプラスすることができる「ミスルトウのトーストセット」。
それぞれスープとサラダがセットとなっていて、好きなドリンクにプラスすることができ、7時から16時までオーダー可能です。
シンプルなバタートーストをはじめ計6種類がラインナップしていて、メニューによってはサンドイッチに変更することもできるそう。カスタマイズを含めれば全部で11種類になります。
なかでも推しのトーストは「ブリュレフレンチトースト」※ドリンク代にプラス600円。
理想的な黄金色をしたビジュアルで、ふんわりとした食感ととろけるようなやさしい甘さが絶妙。
初来店時にこちらをいただいたのですが、一度食べたらハマっちゃいますよ◎
こういう朝ごはんを食べるためなら、少しくらい早起きしてもいいと思えますね...!
何度でも通いたくなる“日常の居場所”
店内でコーヒーを飲みながらただただぼーっとしていると、時間の流れが少しだけゆっくりになります。
何かをしなければいけないわけではなく、ただここで過ごす。
それだけで十分だと思える、そんな場所です。
建築家の仕事場として、人々の暮らしを支えてきたこの建物。
いまは喫茶店として、新しい形で人の日常を支えているのだなぁと。
コーヒーがおいしい。朝ごはんがおいしい。空間が心地いい。
言葉にするとシンプルですが、そのすべてが自然に揃っているお店は意外と多くはありません。
休日の朝に少しだけ早起きして訪れるのもいいですし、息抜きにふらっと立ち寄ってコーヒーを飲むだけでもいい。
「ミスルトウ喫茶店」は、きっとこれから多くの人の日常になっていくはず。
■ミスルトウ喫茶店(みするとうきっさてん)
住所:大阪府大阪市阿倍野区阪南町5-8-21
TEL:080-6103-4632
営業時間:7~16時 LO
定休日:水曜
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。




