高速道路で江戸の町へ!鬼平犯科帳の町並みを闊歩しよう
東北自動車道上り線・羽生パーキングエリアには、瓦屋根の木造建築風の建物が軒を連ねるレトロな町並みが。そう、ここは池波正太郎氏の時代小説「鬼平犯科帳」の舞台となった江戸の町並みを再現したテーマパークみたいなPA。埼玉のパーキングエリアに江戸の町並みがあるのも異色ですが、そもそもなぜ鬼平?そんな気になるスポットにドライブしてきました!
パーキングエリアに入ると、そこは江戸の町
東北道上り線を走ると見えてくる「羽生PA」の文字。「休憩でもしようかな」と駐車場へと入っていくと、目に入るのが昔の江戸の町並みです。
ここは鬼平犯科帳の舞台となった江戸の町並みを再現したテーマパーク「鬼平江戸処」。普通にパーキングエリアを利用したくて入る人もきっと多いはずなので、突如現れたレトロ空間に「なんだここは!」と衝撃を受ける人も多いことでしょう。
埼玉県羽生市で、江戸の町並みを散策!
そもそもなぜ羽生市で鬼平なのかというと、江戸時代に羽生PAのそばに関所があったので、ここを江戸の入口として見立て、江戸庶民の人情味あふれる男の代表として「鬼平」こと長谷川平蔵に着目したからだそう。
鬼平江戸処では、鬼平が生まれた1745年から最も栄えた1829年までの江戸の町並みを再現し、人情味あふれたおもてなしを提供しています。
鬼平名物!これが本物の「一本うどん」
江戸の町散策で小腹が空いたら、当然食事も江戸グルメを。『鬼平犯科帳』にも出てくるお店「五鉄」では、かの有名な「一本うどん」を発見!名前のとおり、太くて長い一本のうどんが器に盛り付けられている一品です。見た目の迫力もさることながら、インパクトがあったのは、その重さ。
箸を持つ手がぷるぷるします。極太…!食感はもっちもち。麺が太すぎて、うどんを食べているのかお餅を食べているのかわからない感覚に…。一本を食べきる頃には、すっかりおなかがいっぱい。食べ応え十分です。
町並みを眺めながらスイーツを堪能
江戸の町並みでの食べ歩きも楽しみのひとつ。江戸ソフトクリームには、貨幣を模したクッキーが添えられています。町並みをバックに写真を撮ると、江戸時代と現代とが入り混じった雰囲気に。
定番のバニラのほか、季節限定フレーバーも随時販売されているそうです。
江戸の町にいるのだから、スイーツも和甘味を!という方は、串に刺さったくず餅をどうぞ。こちらも、年間通じて味わえるこしあんのほか、期間限定品が数種類販売されています。品の良いちょうどいい甘さで、パクパクいけちゃいます。
おみやげにもできる“江戸”も
店内の「みやげ処屋台連」では、鬼平江戸処のおみやげがいっぱい。かわいくて江戸らしいのは、九谷焼箸置き。花柄や手まり柄といった女子向けのもののほか、浮世絵柄も。
何の変哲もない高速道路に突然現われる江戸の町・鬼平江戸処。一般道からも入れるので、高速道路の利用者以外でも立ち寄れます。
鬼平を知っている人はもちろん、知らなくってもプチ江戸散策が誰でも楽しめるスポット。ぜひ江戸の町にタイムトリップしてみましょう!
text:卯岡若菜
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