カラフルかわいい駄菓子がたくさん!川越小江戸・菓子屋横丁
埼玉県川越、小江戸にある菓子屋横丁。和の風情あふれる通りに、歴史がありそうな菓子店が立ち並んでいます。昔懐かしいカラフルな駄菓子あり、店頭に並んでいる様子は見ているだけでも楽しい。素朴なおいしさが魅力のお菓子を探しに行ってきました。
お菓子屋さんが立ち並ぶ「菓子屋横丁」
菓子屋横丁はJR川越駅の北側、車で約10分程度の場所にある通り。四角形にぐるりと一周回れる通りの両側に、お菓子屋さんを中心としたお店が20軒程度も立ち並んでいる地元の有名スポットです。
手作りにこだわるクマ最中入りのぜんざい
まず、訪れたのは甘味処「クマ甚」。ここで味わうのは、素材と手作りにこだわったクマ甚の名物、「甚くん」のぜんざいです。
「クマ甚」の店名にちなみ、「甚くん」と名づけられたクマ型のオリジナル最中が、ぜんざいの中にドッカリと鎮座しています。見た目だけでなく、もち米100%の「最中」と北海道産大納言を使って手作りされる「餡」を使用して味も上質。
カラフルな飴がたくさん!工場見学も楽しい
その昔、菓子屋横丁は「飴屋横丁」と呼ばれるほど、飴屋が軒を連ねていた場所として知られています。
戦後以降、衰退してしまった「組アメ」を今も作っているのが、「玉力製菓」。ここは、お店の外から実際に飴を作っているところを見学できるのも魅力です。
形を作り終えると、驚くほど速く作業が進められていきます。この日作っていたのは「さくら草」です。できたての飴は、まだほのかにあたたかさが感じられ、素朴でやさしい甘み。
店内には、さまざまな組アメのほか、薬草入りののど飴や、棒付きのくるくる飴も。見た目も華やかで、見ていてウキウキしてくる飴がたくさんありました。
素朴な味わいが魅力の駄菓子
お次に訪れたのが「稲葉屋本舗」。川越の名産である紫いもを使った素朴なお菓子が販売されていました。店頭で蒸されている紫いもまんじゅうは、ほかほかで自然な紫いもの甘みが感じられておいしい!
自然な甘みのいもようかんは串に刺さっているので食べやすい。稲葉屋本舗の店内には、メーカーが発売している駄菓子が並んだ、昔ながらの駄菓子屋ゾーンも。10円や50円で買える駄菓子は、何歳になっても楽しいですね。
こちらは同じ駄菓子でも、昔からある素朴なお菓子。「菓匠かとう」では、ポン菓子やボーロ、かるめなど、シンプルな材料で作られたお菓子がズラリ。
散策しているとついつい手が出てしまう、素朴でかわいいお菓子がいっぱいの川越・菓子屋横丁。情緒あふれる通りを散策しながら、昔懐かしいお菓子を探しにお出かけしてみましょう。
text:卯岡若菜
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