桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

【おとなのソロ部】初心者向け&単発!京都「桃草舎」のインド料理教室でスパイスの魅力に開眼

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「スパイス料理にチャレンジしてみたい!」「レシピ通りに作ってみたけど、何か違う?」…そんな人におすすめなのが、京都で開催されている、1回限りの初心者向けインド料理教室「桃草舎(とうそうしゃ)」。先生は、今も年に2~3回現地の家庭で料理を学ぶというMOMO(もも)さん。素敵なアトリエから学びの多い座学、まるでショーのようなデモンストレーション、できたての美味に驚く食事タイムまで、実際に体験してきた感動をお伝えします!

Summary

レシピを増やすのではなく、土台を学ぶインド料理の教室

桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

「桃草舎」は、「おいしさとアーユルヴェーダ(人間の生理機能のバランスを整えるインドの伝統医学)の考え方を日常生活に取り入れてほしい」と、MOMO先生が2016年にオープン。月に10回以上、インド各州の家庭料理のレッスンやアーユルヴェーダのワークショップを開催しています。

 アトリエは阪急嵐山駅と松尾大社駅の間、山の麓に立つ古民家を南インドの建築様式を取り入れて改装しています。写真はアトリエ内のキッチン。スパイスの棚や現地の調理器具がズラリと並んでいます。

ソロおすすめPoint
詳しい地図はレッスンを予約した人に送られてきます。山裾の住宅街のなかの一軒を訪ねていく道中にもワクワク。まるでソロ旅のように気持ちが盛り上がります。
桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

こちらは座学や調理後の食事をいただく場所。現地のエキゾチックなインテリアや調度品が飾られ、現地の民族音楽が控えめに流れています。まるで現地の素敵なおうちにお呼ばれしたかのよう。

桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

室内からはバナナの葉が生い茂り、南国を感じさせるテラス席も見えます。

桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

料理を教えてくれるのは、小学生の時にはフレンチのフルコースを作っていたというMOMO先生。各国の料理店で働いた後、アーユルヴェーダと出合い、インド料理に開眼。インド料理のレストラン勤務を経て、教室を開講しました。

 今回参加するのは、インド料理の基本を学ぶ「単発 ビギナークラス」7000円です。毎月2回程度の開催で、インド各地の料理を月毎に変え、12カ月で一巡します。野菜と魚のみで、肉は使わないのも特徴です。

「ビギナークラスはレパートリーを増やすのではく、例えば素材の切り方や火加減、味の組立といった、インド料理の基礎を学びます。日本料理のように完成された調味料を使うのではなく、油やスパイス、タマネギ、トマトなどを炒めることで、鍋の中で香りやコクを作っていく感覚を味わってください」とMOMO先生。

ソロおすすめPoint
「単発 ビギナークラス」の定員は10人。9割がおひとりさまで、3~4割が初心者です。座学とデモンストレーションが中心で調理が少なめなので、料理の初心者でも安心して参加できます。
桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

集合すると、ウエルカムドリンクとして、今回はパティムガムというスパイスで煮出したピンクウォーターが出ました。巡りを助け、熱を冷ます効果が期待できるそう。飲みながら自己紹介し、和やかな雰囲気のなか、座学が始まります。

まずは座学で料理の基礎や文化的背景をしっかり学ぶ

桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

前半の約30分の座学がスタート。今回は南インドのタミル・ナードゥ州の定食「ミールス」を学びます。暖かい南インドの料理は、野菜を主体に豆やスパイスを加えたシンプルなものが多いそう。「ミールス」は、野菜や魚介を使った数種類のおかず(カレー含む)を一皿に盛り、少しずつ混ぜて食べるのが特徴です。

桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

わかりやすいテキストも用意されています。

桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

今回作る料理は、カレー1種とおかず3種。サラサラ食感の「かぼちゃの豆カレー」、モグモグと噛む「オクラのスパイス炒め」、ぼってりドロドロ系の「茄子のジャガイモのつぶし煮込み」、うま味のパンチが利いた「海老のペッパーフライ」。それぞれ食感や味わいが異なるおかずを1皿に盛り合わせます。

 ほかにも「金融・輸入業で財を成した大金持ちが住む南インド・チェティナードの伝統料理は、スパイスを大量に使い、香りも味も芸術的で驚くほどおいしい!」など、知識豊富なMOMO先生が文化や背景も含めて熱量を持って説明され、興味が尽きません。

 「インドでは食の思想が深遠で、現地の人と話しているとよく『何のために食べるのか、そして何のために生きるのか』といった哲学的な話になります」というのも印象的でした。

ソロおすすめPoint
年に2~3回、現地の家庭料理を学ぶべくインドを訪れるMOMO先生の話は、リアルタイムのインドが感じられ、引き込まれるほどおもしろい! ひとり参加なので、座学にもしっかり集中できます。


調理のデモンストレーションでコツを体感

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座学の次は調理のデモンストレーション。生徒による調理はほぼなく、MOMO先生が立つキッチンを囲み、調理風景を間近で見て学びます。

桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

テーブルにはカットされた野菜や調味料が並んでいます。野菜はどれも新鮮でピカピカ。

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「海老のペッパーフライ」

それでは調理の一例を紹介しましょう。「海老のペッパーフライ」ではまず背開きにしたエビに塩とターメリックを混ぜ、冷蔵庫で約30分休ませます。

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「海老のペッパーフライ」

次に鍋に菜種油を熱し、マスターシードを投入。「パチンッ!と音がしたら適温の合図です。スパイスを炒めるにはそれぞれ適温があるんですよ」とMOMO先生。スパイシーな香りが一気に広がります。

その後にタマネギと塩を加えて炒め、ニンニク・ショウガ・カレーリーフを投入。MOMO先生いわく「タマネギはうま味の宝庫です。塩を入れて水分を抜き、多めの油で強火でしっかり炒めることでうま味を引き出します。この料理では、タマネギのフチが黒くなるまでしっかり炒めてください」。

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「海老のペッパーフライ」

鍋に先ほどのエビを入れ、ブラックペッパー・クミンシード・パプリカを加えて炒め、仕上げにレモン汁・ギー(バターから不純物や水分を取り除いた純粋な脂肪分)・香菜(パクチー)を加えたらできあがり。炒める時の音やスパイシーな香りがたまりません。

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「かぼちゃの豆カレー」
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「かぼちゃの豆カレー」

「かぼちゃの豆カレー」は、ほぼできてからと、味を整えた後と2度味見タイムがありました。マメ科の植物・タリマンドを浸けた水や塩、ギー、香菜(コリアンダー)で味を整えると、酸味や塩味がはっきりし、まろやかでありつつもご飯が進みそうな味わいに。

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「オクラのスパイス炒め」

「オクラのスパイス炒め」「茄子のジャガイモのつぶし煮込み」もポイントを説明しながら調理が進みます。香りや音を立てつつ、目の前で次々と料理ができあがるライブ感がたまりません。

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「アパラム」

最後は豆粉や米粉が入った、南インド地方のせんべいを生徒全員で1枚ずつ揚げていきます。油に入れたらアッという間に広がってカリッと揚がり、おもしろい!

ソロおすすめPoint
先生が調理するデモンストレーションにより、火力やそれによるスパイスの香りの立ち方などがダイレクトに伝わります。ポイントをメモしながらひとりで集中する、充実した時間が流れます。


スパイスが香り立つ、できたての料理に感動

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料理が完成したら、現地と同じ皿に各自で盛り付け、ひとつの大テーブルでいただきます。

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まずはお互いの労をねぎらい、今日の出会いに乾杯!

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MOMO先生いわく「ミールスは混ぜることを前提にして作られていますが、全部を一気に混ぜるのはNG。まずはご飯とカレーを混ぜて土台を作り、オクラで噛み心地を足します。さらにナスとジャガイモで口当たりを変化させ、香りの強い主役のエビはアクセントとしてつまみながら食べます」。

 言われた通り、自分で混ぜながら丁度いいおいしさを探ります。辛くなく、複雑な味の重なりがミールスの醍醐味であることを実感!

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最後は、チコリというハーブをコーヒー豆に混ぜた南インドの濃いコーヒーと、ルバーブジャムを添えた自家製のアイスクリームを(デザートはない場合あり)。レストランよりさらにできたてが味わえる、作りたての香り豊かなスパイス料理にすっかり魅了されました。食後でも体が軽いのが驚きです。

ソロおすすめPoint
座学とデモンストレーションに食事タイムが加わり、五感で南インド料理を体感する学び多きレッスン。ひとりで参加すると、味覚にも集中できてより理解が深まりました。
桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室
桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室

アトリエの棚にはスパイスや豆類、現地で使われるステンレスなどの器が並び、購入することも可能。特にスパイスは小分けて少量で販売されているので、自宅で試すのに丁度いいサイズです。

インド料理の基礎が体感で理解でき、インドの文化的背景も知って楽しく学べる「桃草舎」の料理教室。MOMO先生からインド各地の話を聞くうちに、旅心もそそられます。スパイス料理を暮らしに取り入れ、おうちご飯をもっと楽しむきっかけにも最適です。

■桃草舎 アーユルヴェーダとインド料理教室(とうそうしゃ あーゆるゔぇーだといんどりょうりきょうしつ)
住所:京都府京都市西京区嵐山 ※レッスンを予約した人のみ、詳しい場所をお知らせ
TEL:なし
営業時間・定休日:公式サイト(https://www.tososha.com)を確認
アクセス:阪急松尾大社駅、または嵐山駅から徒歩10分
※レッスンの開催日時は公式Instagram・サイトでお知らせ。予約は公式サイトから(キャンセル待ち登録も可)
※問い合わせは公式サイトに記載のメールアドレスへ
※小学生・幼児連れでの参加は不可

ソロ Memo
■取材時のソロ率:90%
■おすすめの利用シーン:インド料理の基礎が知りたいとき、スパイス料理を日常に取り入れたいとき、インドの文化を旅気分で楽しく学びたいとき、1回きりのワークショップで料理を学びたいとき


Text:こばやしみもざ
Photo:小川康貴

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
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