まるでお花畑。63種の野菜と花と野草のサラダが美しいフレンチコース

まるでお花畑。63種の野菜と花と野草のサラダが美しいフレンチコース

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フランスの伝統的なソースに、モダンな技法を織り込んだフレンチが人気の「La Part Dieu(ラ パール デュー)」。いまやLa Part Dieuを象徴するメニューとなった63種の野菜と花と野草のサラダをはじめ、一皿ごとにサプライズのある料理をワインペアリングとともに味わえば、この上なく贅沢な1日になります。

Summary

今日の日を特別な日にしてくれる幸せな空間

叡山電鉄、元田中駅から歩いて2分ほどの住宅街、ペパーミントグリーンの壁が目を引きます。こちらが、フレンチの名店「ベルクール」の松井シェフから店を任された白波瀬シェフが手がける「ラ パール デュー」です。伝統のフランス料理に最先端の技巧を取り入れた、モダンで洗練されたフレンチが評判のお店。料理は昼も夜もコースのみで、ランチ4000円、ディナー6000円、特別ディナー8500円の3つが用意されています。

柔らかい照明、清潔感あふれる真っ白なクロスに大胆に木の枝を置いたテーブルセッティング。長年多くのお客さんに愛されてきたお店特有の空気感で、肩肘はらずに食事を楽しめます。

お待ちかね。63種の野菜と花と野草のサラダ

お昼のコースは、「〜ちいさな遊び〜」と名付けられた小さな一口サイズのアミューズブーシュから。そして季節のポタージュと続き、お待ちかねの63種の野菜と花と野草のサラダへ。生、焼く、蒸す、茹でる、揚げる、茹でてから焼く、焦がすなどそれぞれの植物の個性にあった調理がほどこされています。

「せっかくの外食だから、家で作るのが難しいたくさんの素材を使ったもの、丁寧に時間をかけて下準備をしたものをお出ししたい」と話すシェフの気持ちが凝縮されています。

今日のサラダの中に入っている草花の名前。メニューリストの裏に載っています。ひと口ごとに違う味が感じられるのは、これだけの種類が入っているから。こんなにたくさんの植物の恵みをカラダの中に取り入れることができたんだと思うと感激です!メニューリストは記念に持ち帰ります。

昼のコース料理4皿に合わせる、4種類のワインペアリング

料理に合わせてワインを選ぶのはなかなか難しいですよね。そんなときにおすすめなのが「ワインデギュスタシオン 70ccずつ四種のワイン」2000円。ワインデギュスタシオンは、ワインペアリングと同じ意味。4皿の料理それぞれに合うワインを、少しずつ味わうことができます。

こちらは4月のランチコース2皿目の「筍のムニエル」。食材はそのとき出回っている一番美味しい素材を使うことをこだわりとし、自らの舌が最高と思うものを仕入れているそう。

合わせたワインはリースリング。きれいな酸味が舌に心地よく、焦がしバターの料理によく合います。

愛らしいフランスの伝統菓子をモダンな一皿に

コースの最後は、フランスに春の訪れを告げるイチゴのケーキ「フレジェ」をLa Part Dieu流にアレンジしたデザート「フランス伝統菓子フレジェを分解・再構築」。フランボワーズのチュールで造形した筒のなかにはキャラメルとほうじ茶のアイス、あしらいにはミントの代わりにかたばみの酸味を。ベリーの甘酸っぱさがここちよいピンク色のもこもこの泡やお皿に描かれた桜の花がとってもキュート。

誕生日や結婚記念日のお祝いにも人気のLa Part Dieu。一度足を運べば、誰かに教えたくなる、誰か大切な人を連れて行きたくなる素敵なお店です。

text&photo:小西尋子

  • 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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