【韓国現地レポ】初めてでも迷わない! 韓国版新幹線「KTX」の乗り方完全ガイド

【韓国現地レポ】初めてでも迷わない! 韓国版新幹線「KTX」の乗り方完全ガイド

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ソウルから一歩足を延ばして日帰り旅や地方観光を楽しむなら、「KTX(韓国高速鉄道)」の利用が便利!「チケットの買い方は?」「改札がないって本当?」といった不安も、基本の流れを事前に知っておけば安心。初めてでも迷わずスムーズに移動できます。この記事では、KTXのチケット購入から乗り方、車内マナーやトラブル対処法まで徹底解説します!

Summary

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そもそもKTXとは? ソウル市内の主な発着駅も解説

連日多くの人で賑わうソウル駅
連日多くの人で賑わうソウル駅

KTX(けーてぃーえっくす)は、ソウルと韓国主要都市を最高時速300kmで結ぶ高速鉄道です。日本の新幹線に相当する交通機関で、韓国の地方都市へ短時間でアクセスできます。ソウル駅から水原(すうぉん)へは約30分、江陵(かんぬん)へは約2時間、プサンへも約2時間半と、ソウルから気軽に地方都市へ足を延ばせます。

チケットは全席指定で、座席には折りたたみテーブルや充電用のコンセント(またはUSBポート)、無料Wi-Fiを完備。足元にもゆとりがあり、大型スーツケースを置ける荷物ラックや清潔なトイレもデッキに備わっているため、長距離移動でも安心です。さらに車内アナウンスや電光掲示は日本語対応もしているため、初めてでも乗り過ごす心配がありません。

乗車券はWebやアプリでの事前予約はもちろん、当日に駅の有人窓口や自動券売機で購入することも可能です。事前にオンラインで購入しておけば、紙の切符の発券や改札ゲートを通る必要もなく、そのままホームに行って乗車することができます。言葉に不安がある旅行者でも、乗る列車を間違えなければ安心して利用できます。

改札なしでスムーズ! KTXのチケット予約から乗車までの流れ

KTXは全席指定のため、乗車には乗車券の購入(予約)が必要です。最も特徴的なのが、乗車券の購入から乗車までのシームレスさ。「チケットはどうやって予約する?」「改札はどこ?」と焦らないよう、予約の手段から当日の乗り方までのステップを押さえておきましょう!

STEP 1:チケット(乗車券)を予約・購入する
KTXのチケットは、あらかじめWebやアプリで予約しておくか、当日に現地で購入します。旅程が決まったら早めに予約しておくと安心ですが、空席さえあれば当日の出発直前でも購入可能です。買い方は主に2つのパターンがあります。

🌑 KORAIL公式サイト・アプリ「KORAIL Talk」で事前予約(おすすめ!)

KORAILのWebサイト(左)、もしくは公式アプリ(右)から予約を
KORAILのWebサイト(左)、もしくは公式アプリ(右)から予約を

韓国鉄道公社(KORAIL)のWebサイトや公式アプリから、日本語で予約・クレジットカード決済ができます。予約完了時に表示される画面(モバイル乗車券)がそのままチケットになるため、紙の切符に発券し直す必要はありません。
▶韓国鉄道公社(KORAIL)Webサイトはこちら
https://www.korail.com/global/jpn/main

🌑 当日に駅の窓口や自動券売機で購入

ソウル駅の有人窓口
ソウル駅の有人窓口

予定が確定していない場合や現地で急に行き先を決めた場合は、ソウル駅などのコンコースにある有人窓口や自動券売機で当日券を購入することも可能です。ただし、週末や行楽シーズン、通勤帯は満席になることが多いため、基本的には事前に予約しておくのが安心です。

ソウル駅の自動発券機
ソウル駅の自動発券機

ちなみに編集部は以前、行きのチケットだけを予約してプサンへ向かった際、現地で帰りのチケットを取ろうとしたところ、終日すべて完売していてとても焦ったことが……。スマホの画面を何度も更新しながらキャンセル待ちを続け、奇跡的に直前で1枠だけ空いた「立席(立ち乗り)」のチケットを購入し、なんとかソウルに戻ることができました。KTXは週末や夕方の時間帯を中心に、復路便から完売していくケースが多いため、旅程が決まっている場合は往復で予約しておくことを強くおすすめします。

STEP 2:駅に着いたら大型電光掲示板で「ホーム番号」を確認

電光掲示板には日本語表記も
電光掲示板には日本語表記も

当日は、発車時刻の15〜20分前を目安に駅へ到着しておくと安心です。駅のコンコースに着いたら、天井や壁面にある大型の電光掲示板で自分が乗る列車の「列車番号(便名)」を探し、「乗車ホーム」の番号を確認します。

STEP 3:改札ゲートを通らず、そのままホームへ!

エスカレーターを降りてホームへ
エスカレーターを降りてホームへ

KTXには、日本の新幹線にあるような自動改札機や切符を確認するゲートがありません。有効な乗車券を持っている前提で、自由にホームへ行き来できるようになっています。切符をかざす場所も係員に見せる場所もないため、電光掲示板で確認したホーム番号の案内表示に従って、そのままエスカレーターなどでホームへ降りればOKです。改札がないことに最初は少し戸惑いましたが、そのままホームへ向かうだけなのでとてもスムーズでした。

エスカレーター横のコンコースにはお弁当屋さんが並ぶ
エスカレーター横のコンコースにはお弁当屋さんが並ぶ

STEP 4:足元の「号車番号」を確認して乗車

車体の番号を確認して乗車
車体の番号を確認して乗車

ホームへ降りたら、号車番号を確認して乗車位置へ向かいます。ホームの足元やKTXの車体にも号車番号が表示されているので、確認も簡単です。列車が到着したら乗り込み、指定された座席に着席すればOK。車内では車掌さんが巡回していますが、正しい座席に座っていれば基本的にチケットの提示を求められることもありません。

STEP 5:アナウンスや電光掲示板を確認して降車

車内の電光掲示板
車内の電光掲示板

目的地が近づくと車内アナウンスが流れ、車両前後の電光掲示板にも次の停車駅が表示されます。韓国語・英語に加えて日本語のアナウンスや文字表示も流れるため、韓国語がわからなくても安心です。列車が駅に到着したら、改札を通らずそのまま出口へ向かいましょう。

乗車時と同じく改札はなし
乗車時と同じく改札はなし

【乗車レポ】快適な車内空間&座席での過ごし方

KTXの実際の座席まわりの設備や、車内の便利スポットをチェックしてみましょう。

🌑 ゆったり座れるリクライニング席&充電環境

座席前の折りたたみテーブル
座席前の折りたたみテーブル

一般室(普通車)の座席は2列+2列の配置で、足元にも十分なゆとりがあり、各座席には折りたたみテーブルも備えられています。編集部も足を伸ばしてゆったり過ごせました。

予約時に電源の位置をチェック
予約時に電源の位置をチェック

また、移動中に気になるのがスマホの充電問題。KTXの電源(コンセントや充電用USBポート)は窓と窓の間の壁面などに設置されており、すべての座席で利用できるわけではありません。座席の位置によっては電源が利用しにくい場合もあるため、移動中に充電したい方は、予約時にシートマップをチェックしておきましょう。

🌑 フリーWi-Fi完備で移動中も快適

赤のWi-Fiマークを押せば接続完了
赤のWi-Fiマークを押せば接続完了

車内では無料のフリーWi-Fiが利用できます。SSIDを選択して接続画面を開き、簡単な同意操作をするだけで接続可能。実際に接続してみると数十秒でつながり、移動中もSNSや地図を問題なく利用できました。

【飲食マナー】意外と知られていない車内エチケット

KTX内はとにかく静か
KTX内はとにかく静か

KTXでの移動中に、車内で食事を楽しみたい方も多いのではないでしょうか。ここでは、日本人には意外と知られていないKTXの飲食マナーやエチケットをご紹介します。

KTXの車内は原則として飲食自由で、食べ物を持ち込むこと自体はルール上問題ありません。しかし、実は韓国では公共交通機関での「食べ物の匂い」に対する周囲の目がかなりシビアなんです。駅弁やビール、おつまみなどを楽しむ日本の新幹線文化とは対照的に、韓国では車内での強い匂いは敬遠されがち。

実際に編集部が乗車した際も、車内で食事をとっている人はほぼおらず、ペットボトルの水やテイクアウトのコーヒーを飲んでいる人を見かけるくらいでした。日本の新幹線感覚で匂いの強いお弁当を開いてしまうと、周囲からの視線を集めて気まずい思いをしてしまうことも。

現地でも時折、「車内でハンバーガーを食べるのはマナー違反か?」といった話題がネットで議論になるほど、乗客の関心が高いテーマでもあります。そのため、食事は乗車前に済ませておくのが一番安心ですが、どうしても車内で軽食をとりたい場合は、選び方が重要です。

ドーナツとコーヒー。匂いや音の出にくい軽食がおすすめ
ドーナツとコーヒー。匂いや音の出にくい軽食がおすすめ

フライドチキンやトッポッキ、キムチを使ったお惣菜はもちろん、ハンバーガーやカップ麺なども匂いが充満しやすいため、避けるのが無難。また、揺れでこぼれやすいスープ類や、ボリボリと音の出るスナック菓子も控えるのがベターです。

おすすめは、パンやサンドイッチ、おにぎり、個包装の焼き菓子など、音や匂いが広がりにくくサッと食べられるもの。匂いが周囲に広がる前に短時間で済ませるのがKTXでのエチケットです。

乗り遅れたらどうする? KTX利用時のトラブル対処法

窓からの景色を楽しみながら目的地へ
窓からの景色を楽しみながら目的地へ

Q. 乗車時間の変更やキャンセルはどうすればいい?
A. 発車前ならWebやアプリから変更可能。乗り遅れた場合も、到着前なら駅窓口で返金してもらえます。会員登録をしない「非会員」で予約した場合でも、購入時の情報を入力すればキャンセル可能です。

万が一、発車後に乗り遅れてしまった場合でも、切符に記載された「目的地の到着時刻」までであれば、駅の有人窓口で払い戻し申請ができます(※申請のタイミングに応じた手数料が発生)。到着時刻を過ぎると返金できなくなるため、乗り遅れたらすぐに窓口へ向かいましょう!

Q. 指定席が満席で予約できない場合は?
A. デッキ立ち乗りの「立席券」を狙うのが手! 指定席が完売した場合のみ「立席券」が販売されます。車両間のデッキにある折りたたみ式の簡易チェアが空いていれば、座って移動できることもあります。

KTXは改札がないなど、日本とは異なる仕組みに最初は戸惑うかもしれませんが、実際に利用してみると驚くほどスムーズ。ソウルから地方都市へ気軽に足を延ばせるので、韓国旅行の楽しみ方がぐっと広がります。次の旅では、ぜひKTXに乗って少し遠くまで出かけてみてください!


Text&Photo:内田薫穂

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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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