元祖インスタ映えスイーツ⁉安くてかわいいロシアケーキってなに?
京王線笹塚駅から徒歩8分の場所に、製菓メーカー直営のかわいいカフェが誕生。看板メニューはロシアケーキ!リーズナブルかつ見た目も華やかで、おみやげにもぴったりのお菓子です。ロシアケーキの成り立ちとともにカフェをご紹介します。
そもそもロシアケーキってどんなお菓子なの?
ロシアケーキは昭和6年(1931)に来日したロシア皇帝お抱えの製菓技師によって伝えられたといわれ、特徴は二度焼きという製法にあります。まず土台となる生地を半焼きし、その上に円形や花形に生地を絞り出して二度焼き。さらにジャムやチョコレート、ナッツなどをのせて仕上げます。
昭和27年(1952)に渋谷区笹塚で創業した中山製菓。翌年にロシアケーキの製造販売をスタートしました。
定番だけで6種あり、マカロンストロベリー、リッチビター、フラワーキウイ、ピーナッツチョコ、ホワイトチョコ、ミルクチョコというラインナップ。60年以上前から愛されているロングセラー商品ですが、手のひらサイズで見た目もかわいく、元祖インスタ映えスイーツといえるかもしれません。
工場直送の焼き菓子が1個から買える
現在、栃木県の佐野工場を生産拠点とし、2018年に笹塚に直売所兼カフェ「Trois~とろわ~」をオープン。1個60円~と、驚くほどリーズナブルなのは工場直送だから。加えて、創業の地に恩返ししたいとの思いから、手に取りやすい価格設定にしているそう。
ロシアケーキの他、タルトケーキやサンドクッキーなども揃え、1個から購入できます。詰め合わせ用ボックスも用意され、プレゼントにするのにもぴったり。
ロシアケーキをアレンジしたカフェスイーツ
店内には10席のカフェスペースも。大きな窓から日が差し込み、ナチュラルテイストの家具、淡いブルーの壁、吊り下げランプやかわいい小物がゆったりと寛げる空間を演出しています。
購入した焼き菓子をカフェスペースで食べることもできますが、オリジナルメニューも充実。ロシアケーキのプレートは、クッキー生地にストロベリー、ブルーベリー、マーマレードから選んだ2種のジャムとナッツを自分でトッピングしていただきます。
トッピングは他に渋谷ハチミツや小豆あん、バニラアイス、生クリーム、レモンバターもあり、追加してカスタマイズするのも楽しいですね。
ロシアケーキを大胆にのせたパフェも。濃厚なチョコレートアイスや生クリーム、カクテルフルーツ、砕いたクッキーが層になり、ワンコインとお手頃価格ながら食べ応え満点です。
ドリンクは地域社会への貢献というコンセプトに賛同してくれたブランドをセレクト。東京・日本橋で創業した「ミカド珈琲」から厳選したコーヒー豆、国産紅茶発祥の地と呼ばれる静岡・丸子の「丸子紅茶」の茶葉を使って淹れたてを提供してくれます。
ロングセラー商品だけあって、味も申し分なし!の昭和生まれのハイカラなお菓子。自分用にも贈り物にも断然おすすめです。
text:伊藤あゆ
photo:浦田真行
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