【有明】本格フレンチとともにお気に入りのコーヒーを見つける「HORIGUCHI COFFEE à la table」
東京・有明の複合エンタテインメント施設「東京ドリームパーク」にオープンした「HORIGUCHI COFFEE à la table(ほりぐち こーひー あ ら たーぶる)」は、スペシャルティコーヒー専門店「堀口珈琲」が初めて手がけるフレンチカフェ。フランスの街角のカフェのような空間で、ランチやデザートなど、食とともに広がるスペシャルティコーヒーの魅力にふれてみませんか。
食卓に寄り添うスペシャルティコーヒー

「HORIGUCHI COFFEE à la table」は、スペシャルティコーヒー専門店「堀口珈琲」にとって7店目にして、初のフレンチカフェです。
店名の「à la table」はフランス語で「食卓へ」を意味し、“テーブルの上に、堀口珈琲がある。”という思いが込められています。目指すのは、コーヒーだけを主役にするのではなく、食事や会話を楽しむひとときのなかで、自然とスペシャルティコーヒーに親しめる場所。食文化を入り口に、スペシャルティコーヒーの世界を伝えていきたいのだそうです。
メニューを手がけるのは、フランスで経験を積んだ中田周志(なかたしゅうじ)シェフ。フランスのカフェやビストロで愛される料理をベースにしたメニューとともに、個性豊かなコーヒーを味わえます。

店内は、フランスの街角にあるようなクラシックなカフェをイメージ。真鍮のペンダント照明を取り入れるなど、モダンなエッセンスを加えた落ち着きのある空間になっています。

壁には抽出後のコーヒー豆を練り込んだ漆喰(しっくい)を使用し、什器にはエスプレッソに使った豆で染色した吹付剤を採用するなど、「堀口珈琲」ならではの要素も盛り込まれています。

大きな窓からは通りのグリーンを眺められ、窓際の席はまるでテラス席のよう。都会の真ん中にいながら、とてもぜいたくなひとときを過ごせます。
スペシャルティコーヒーのパイオニア

平成2年(1990)に世田谷でオープンした「堀口珈琲」は、生豆の買い付けから焙煎、喫茶、豆の販売と、スペシャルティコーヒーを一貫して手がけるだけでなく、産地開拓、温度管理、輸送にまでも注力した、日本でのスペシャルティコーヒーの草分け的存在です。

「堀口珈琲」のこだわりはブレンド。全店舗で9種類のスペシャルティコーヒーブレンドの「CLASSICシリーズ」を提供していて、浅煎りから深煎りまで、好みやそのときの気分に合わせてコーヒーを選ぶことができます。これは素材となるシングルオリジンの種類が多いからこそ実現すること。定番ブレンドの種類がここまで多いのは珍しいのだとか。

ブレンドは、後味まで設計できるなど、シングルオリジンにはない複雑な味わいを生み出せるのが魅力。シングルオリジン自体の質が高いからこそ、ブレンドがさらにおいしいものに仕上がるのだそうです。
コーヒーと味わうビストロランチ
ランチでは、「キッシュ・ロレーヌ」「クロックムッシュ」や「リヨン風サラダ」など、フランスのビストロの定番メニューをセットでいただけます。プレートやカトラリーもビストロ風で気分を盛り上げてくれます。

ロレーヌ地方の郷土料理「キッシュ・ロレーヌ」は生地から手作り。サクサクとした生地に、軽やかな口当たりながらベーコンのうま味、タマネギの甘み、チーズの風味をしっかりと感じられる卵のアパレイユ(フィリング)を楽しめます。たっぷりのサラダもうれしいポイント。スープは季節によって替わり、取材時(2026年7月)は、冷製のマッシュルームスープでした。

ランチに付くコーヒーは日替わりです。この日は、柑橘やトロピカルフルーツ、若草の風味を感じられるインドネシア産のシングルオリジン「マンデリン“オナンガンジャン”カルドン・エステート シティロースト」。追加料金で、9種類から選べる「ハンドドリップコーヒー」+440円や「カフェオレ」+330円などに変更も可能です。
スイーツとコーヒーのペアリングを
デザートは、「クレームブリュレ」880円、「クネルショコラ(チョコレートのムース)」1210円、「アマンディーヌタルト(アーモンドのタルト)」1045円などを用意。なかでもおすすめは、「HORIGUCHI COFFEE à la table」らしさを感じられる「コーヒーブランマンジェ」。
コーヒー豆を漬け込み、コーヒーの香りを移した牛乳で作ったブランマンジェ。真っ白な見た目とは裏腹に、芳醇なコーヒーの香りが広がり、ほどよい甘さとコクを楽しめる一品です。ミルクソースと一緒に食べれば、味わいや食感の違いも楽しめます。
「コーヒーブランマンジェ」に合うとおすすめしてもらったのが、「CLASSICシリーズ」から「#2 FRUITY & LUSCIOUS(ふるーてぃ&らしゃす)」。柑橘やトロピカルなフルーツなど、さまざまな果実のニュアンスを感じる中深煎りで、「コーヒーブランマンジェ」の甘さを引き立ててくれます。軽やかなコーヒーのほうがブランマンジェのコーヒー風味を感じられ、ほどよく調和するのだそうです。
食事もワインもコーヒーも堪能
14時からは、前菜とメインのアラカルトメニューが登場。「クロックムッシュ」1320円や「キッシュ・ロレーヌ」1045円で遅めのランチ、「ウフ・マヨネーズ」や「シャキュルトリー盛り合わせ」などとワインでアペリティフという楽しみ方もできます。
ディナーのメインには「鴨のコンフィ、フライドポテト」や「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、じゃがいものピュレ」3960円、「リブロースステーキ、フライドポテト」3960円などを。「鴨のコンフィ」は低温でじっくり火を入れ、うま味を閉じ込めた一品。外はパリッと中はしっとりジューシーな味わいです。
食事のあとにはもちろんコーヒーを。どんな時間帯でも「コーヒーおいしいね」と言えるのが「HORIGUCHI COFFEE à la table」の魅力。デカフェのコーヒーも充実しているので、時間帯を気にせずにコーヒーを楽しむことができます。
お気に入りの一杯を自宅でも


エントランスには、コーヒー豆、テイクアウトのドリンクを販売するカウンターがあります。
人気のコーヒー豆は、「堀口珈琲」の象徴ともいえる「CLASSICシリーズ」の「#7 BITTERSWEET & FULL-BODIED(びたーすうぃーと&ふるぼでぃど)」。しっかりとした苦みの中にほのかな甘みを感じられます。ミルクともよく合い、カフェオレにもぴったり。アイスにしてもおいしく飲めるそうです。
「コーヒーブランマンジェ」に合わせた「#2 FRUITY & LUSCIOUS」もおすすめのひとつ。実際に店内で飲んで、おいしかったからと買って帰る人も多いのだとか。
どんな時間帯やシーンにも寄り添ってくれる「堀口珈琲」のコーヒー。スタッフの中川紗彩(なかがわさあや)さんのおすすめを聞くと、朝はすっきりと軽やかな浅煎りの「#1 BRIGHT & SILKY(ぶらいと&しるきー)」、午後はランチ後のぼんやりした頭に心地よい苦味を感じられる深煎りの「#7 BITTERSWEET & FULL-BODIED」、夜はゆったりと音楽を聞いて過ごすのに、さまざまな香りと洋酒のようなニュアンスがある「#4 AROMATIC & MELLOW(あろまてぃっく&めろう)」がぴったりだと教えてくれました。
「HORIGUCHI COFFEE à la table」ならではのコーヒーが欲しいなら、限定ブレンドの「ARIAKE(ありあけ)」のドリップバッグを。苦味がしっかりとしながら華やかな味わいの深煎りコーヒーです。ドリップバッグの容量は8~12gが一般的ですが、「堀口珈琲」のものはたっぷりと15g。注ぎ終わりまでしっかりとした味わいを楽しめます。
「堀口珈琲」のロゴが入ったオリジナルカラーのKONOの名門ドリッパー、サーバー、メジャースプーン、ペーパーフィルターのセットも販売。
中川さんにおいしい淹れ方もお聞きしました。最初はお湯が粉全体に浸透するように少量を注ぎます。濃厚なコーヒーの液体がポタポタと落ちてきたら、中心から500円玉くらいの大きさに「の」の字を書くようにお湯を注ぎ、少しずつ注ぐ量を増やしていきます。コーヒーの膨らみが落ち着いたらお湯を注ぐのを繰り返し、抽出量に達したらドリッパーを外して完成です。
コーヒーを味わうだけでなく、料理との組み合わせや会話、空間まで含めて楽しめるのが「HORIGUCHI COFFEE à la table」の魅力。「東京ドリームパーク」でエンタテイメントを楽しんだ際の休憩はもちろん、本格的なビストロメニューをお目当てに足を運ぶのもおすすめ。お気に入りの一杯を見つけながら、自分らしい時間を過ごしたい場所です。
■HORIGUCHI COFFEE à la table
(ほりぐち こーひー あ ら たーぶる)
住所:東京都江東区有明3-3-8 東京ドリームパーク2階
TEL:03-5579-4125
営業時間:11~19時(フード、一部デザートは18時LO、ドリンク、デザートは18時30分LO)
定休日:不定休
Text:河部紀子(editorial team Flone)
Photo:yoko tajiri
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