【福井県・小浜市】港町トリップ! 町家ステイや海鮮市場での朝食を満喫♪

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敦賀駅から車で約1時間、関西方面からも小浜ICまで約2時間でアクセスできる港町・小浜市。かつては御食国(みけつくに)として、京の食文化を支えてきました。豊かな海の幸と、京文化の影響を残す町並みが魅力です。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された「三丁町」では、空き家となった町家を活かした話題のスポットが続々登場しています!

Summary

町家をリノベーション! 1棟貸しの宿「小浜町家ステイ」

町家が立ち並ぶエリアは三丁町(さんちょうまち)と呼ばれ、2008年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。海と京の都をつないだ町には、料亭や商店が並び、茶屋街として栄えていたそう。

現存する町家を歴史の面影を残しながらリノベーション、1棟貸しの宿に生まれ変わったのが「小浜町家ステイ」です。全部で8棟あり、それぞれ間取りやデザインが異なるのも魅力です。 今回は大正3年建築の元和菓子屋さんの「蔵」に宿泊しました! 早速お部屋を見ていきましょう♪

元和菓子屋をリノベーション「丹後街道つだ蔵」

「丹後街道つだ蔵」はその名の通り、以前は蔵として使われていました。蔵の雰囲気を要所に残しながら、現代風にリノベーションされているのです。蔵に泊まるという体験は、なかなかできない特別なものです。

入り口を入ると、長い廊下が続きます。かつて和菓子屋の蔵として使われていた際は、表の通りから離れた位置に建てられたのでしょうか。2階建てで、1階に居間、2階は寝室でした。

廊下には提灯や箪笥などが飾られています。建物だけでなく、装飾も残してあるので、より当時の町家に住んでいる実感がわいてきます。

「吹き抜けの高い天井の居間スペースには大きいソファが用意されています。

奥には広々とした小上がりの畳スペースが。ティーブレイクやお昼寝、コワーキングスペースとしても使えそう♪ 1棟貸しなので、空間がいくつもあるのがうれしいポイントです。

居間と畳のスペースは、重厚な扉で仕切られています。ここにも蔵だった面影を感じます。

2階の寝室は木と土壁が優しい雰囲気。蔵を支える梁もインパクトがあります。奥に長い町家づくりで、最も奥にある空間なので表の様子も気になりません。

そして「丹後街道つだ蔵」は、お風呂も特徴的なんです!

なんと壺風呂です♪ 入浴タイムも非日常感が味わえます。浴室も町家によって異なっているので、好みの町家を探すポイントになりそうです。

広くて使いやすい台所が備わっているのも、一棟貸しの魅力。調理器具も一通り用意されているので、食材を準備すればOK。

若狭塗り箸を発見♪食事もよりおいしくいただけそう
若狭塗り箸を発見♪食事もよりおいしくいただけそう

チェックインの手続きと予約特典

チェックインは町家があるエリアから車で8分ほどの「道の駅 若狭おばま」施設内の専用カウンターで行います。町家までは自家用車もしくは公共交通機関で向います。
■受付時間/15~19時 ※19時を過ぎる場合は要連絡

町家の周辺にはコンビニがないので、チェックインと合わせてみやげやおやつを買っておくと便利です。
宿にはルームキーはなく、扉に取り付けられた電子キーで開閉するので、チェックアウトでの鍵の返却手続きは不要です。荷物をまとめたら、そのまま家を出て次の目的地を目指せます。

公式WEBサイトで予約すると、指定のカフェでドリンクが1杯無料になるカフェチケットや、レンタサイクルが2時間無料で利用できるチケットなど、計5枚のチケットが特典としてもらえます! 2026年5月にオープンしたばかりの「おばま水族館」の入館券もついているので、小浜観光を満喫したい人は、公式サイトからの予約がおすすめです。

写真は「西津湊ふるかわ棟」
写真は「西津湊ふるかわ棟」

夫婦やカップルでゆっくり過ごすもよし、ファミリーや3世代旅行で広々とした空間を活かすもよし。一棟貸しというプライベートな空間で、小浜で暮らすように泊まる体験ができる、とても魅力的な宿でした!

■小浜町家ステイ(おばままちやすてい)
住所:福井県小浜市和久里24-45-2
TEL:070-2807-8074(受付時間9〜17時)
チェックイン:15時
チェックアウト:10時
料金:平日1万2100円~(2名1室利用時の1名料金、食事なし、スタンダード棟)
アクセス:道の駅若狭おばまから車で約10分

1人の学生が発案! 大学生が運営する「おまば水族館」

「丹後街道つだ蔵」から徒歩3分のところにある「おばま水族館」は、2026年5月にオープン! 歴史ある町家と水族館という異色のコラボレーションが気になりますよね。かつては空き家だったこの町家を活用できないかと考えていたオーナーと、小浜市にキャンパスがある福井県立大学の学生の「水族館をつくりたい」という願いがマッチングして誕生したといいます。

おばま水族館の発起人で館長兼、現役大学生の真壁さん
おばま水族館の発起人で館長兼、現役大学生の真壁さん

水族館の運営は福井県立大学海洋生物資源学部の学生有志が行っています。水槽オーナー制という制度をとっており、1人1個の水槽を受け持ち、魚の世話を各自が行っているそう。思い思いにお気に入りの魚たちを持ち寄っており、館内ではそれぞれが管理している展示を見ることができます。

館内にずらりと並ぶ水槽。町家の意匠も感じられる
館内にずらりと並ぶ水槽。町家の意匠も感じられる

2階建ての館内では、約30個の水槽と60種類もの生き物を見ることができます。

2階の展示は土足禁止の和室
2階の展示は土足禁止の和室

「座りながら観察を楽しんでほしい」という思いを実現したのが、和室での展示です。各水槽の前に座布団が用意されており、ゆっくりとくつろぎながら観察できます。町家を使った水族館ならではの展示スタイルですね。

2階には小型水槽が並び、淡水魚や海水魚などが展示されています。

学生が運営する水族館ならではの展示ポップも見どころのひとつ。自分が担当する水槽のオーナーが手作りしたポップからは“おさかな愛”が伝わってきます。

図鑑のような固い文章ではなく、等身大の表現からより親近感がわいてきますね。 若狭湾で獲れた魚や、福井の名物・若狭フグなども展示され、ご当地感を楽しむことができます。

館内で販売されているグッズも学生がいちから作ったそう。1人ひとつ担当を決めたというグッズにも個性が光ります。

深海魚ハンカチ600円
深海魚ハンカチ600円
館長が担当する水槽では、目元がお気に入りだというカサゴを展示
館長が担当する水槽では、目元がお気に入りだというカサゴを展示

町の散策中にも「水族館には行った?」と声をかけられ、地元の方からも温かく見守られていることが感じられました。町の顔として期待される「おばま水族館」に注目です!

おばま水族館(おばますいぞくかん)
住所:福井県小浜市小浜香取55
TEL:なし
営業時間:10~16時
定休日:月~水曜
料金:700円(高校生以下300円、未就学児は無料) ※小浜市民100円(未就学児は無料)
駐車場:小浜公園駐車場(徒歩2分)、人魚の浜西駐車場(徒歩2分)、人魚の浜東駐車場(徒歩12分)を利用。いずれも無料

地元民が集う「若狭小浜お魚センター」で朝ごはん

小浜漁港のすぐ近くにあり、一般客も鮮魚や加工品を購入できる卸売市場。12店舗が軒を連ね、各店独自の干物や加工品が特徴です。 「小浜町家ステイ」に宿泊したらちょっと早起きして、朝食はここでいただくのもオススメ!

平日にも関わらず、観光客だけでなく地元客でも賑わっていました。新鮮なお魚を気軽に手に入れられるので、重宝されています。

この日は、小浜での漁獲量が減っているというサバが入っていました! 一匹丸ごとみられる機会はなかなかないですよね。青い光沢が新鮮さを物語っているようです。

鮮魚だけでなく、干物や加工品も種類豊富に並んでいます。店舗によって使用している魚が違うので、各店舗をじっくり見比べながら、お気に入りの一品を探してみるのもおすすめです。

市場を観察した後は、飲食店併設の「お刺身処五右衛門」で朝食をいただくことにします。鮮魚などを販売する大沢商店が営む食事処です。

朝6時から営業しているで、朝早めの予定があるときも便利。新鮮な魚介をふんだんに使用した「刺身定食」や「海鮮丼」が人気です♪

「刺身定食」1700円
「刺身定食」1700円
「焼きサバ定食」1500円
「焼きサバ定食」1500円
「あら煮定食」800円
「あら煮定食」800円

ほかにも「へしこのお茶漬け」800円や、「うに丼」2500円などがあります。新鮮な地魚を朝食にしたいなら、ぜひ訪れてみてください。

また、敷地内には七輪焼き広場も用意されています。市場で購入した魚介類を、炭火で焼いて食べることができるんです! もちろん、手ぶらでOK。 係りの方が火の準備をしてくれるので、すぐに焼き始めることができます。

今回は「サバの醤油干し」を焼いてみました。思ったよりもあっという間に焼きあがります。炭火で焼くとより身がやわらかく、香ばしさが増している! 周辺のお店で購入した飲食物の持ち込みも可能なので、ご飯やお酒と一緒に楽しむのもおすすめです。
利用料:大人300円、3歳~小学生100円

■若狭小浜お魚センター(わかさおばまおさかなせんたー)
住所:福井県小浜市川崎2-5-1
TEL:0770-53-1530
定休日:日曜、祝日の午後、水曜不定休
アクセス:JR小浜駅から車で約5分、舞鶴若狭自動車道小浜ICから車で約10分


歴史ある町家に泊まり、地元の市場で新鮮な魚を味わう――。観光地を巡るだけではない“暮らすような旅”が楽しめました。趣の異なる町家でゆったりと過ごしたあとは、水族館などを散策、市場で地魚グルメを堪能……。
小浜の歴史や食文化を身近に感じられる、特別な滞在をぜひ体験してみてくださいね。


Text&Photo:るるぶ編集部

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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