春は動物のベビーラッシュ。いいね!が倍増する⁉動物写真の撮影法
春の動物園や水族館は、赤ちゃん誕生のうれしいニュースがいっぱい。本能に訴えかけるかわいい仕草や、突飛な行動で笑わせてくれる動物の赤ちゃんの写真を残したい!と思って撮ったのに、写真を見るとイマイチってことありませんか?そんなお悩みを解消し、SNSでいいね!の数の倍増も狙える写真の撮り方をカメラマンの尾崎たまきさんに伝授してもらいました!
【基本】動物写真を撮る際の心得3カ条
まずは、動物写真の撮り方テクニックの基本。押さえておきたいのは、この3つです。
1.臆病な動物には、驚かさないよう静かに寄っていきます。
2.人に対して興味津々の動物には、視界に入って大きく動いてみるなど、あえてアピールして目線をもらうのもアリです!
3.動物の目線に合わせて態勢を低くして撮ってみるのもおすすめです。見下ろして撮るよりも、表情をしっかり押さえることができますよ。
ガラスへの写り込みを防いで!室内での撮影テク
ガラス越しに動物を撮る場合は、自分がガラスへ写り込まないよう、レンズ面をガラスに水平にくっつけて撮るのもポイントです。基本的に動物園や水族館のガラスは厚めの造りなので、斜めから撮ると動物が歪んで見えてしまいます。
また暗い場所で撮影するとシャッタースピードが遅くなるため、手ブレしやすくなります。手すりや壁を利用して、カメラを持っている手を固定するのが鉄則ですよ。
太陽の光をうまく利用して!外での撮影テク
外の場合は、太陽の光をうまく利用するのも覚えておきたいテクニックのひとつ。カメラの背後から被写体に向かって光が差す「順光」だと、ディテールまでくっきり・はっきり写すことができて失敗しにくいです。
また、被写体の側面(やや後ろ)から光が差す「半逆光」の場合、毛で覆われた動物の輪郭や、水しぶきがキラキラ光って見える写真が撮れることも!このとき、写真が暗めになりがちなので、カメラの設定で調整するようにしてみてください。
動物のベストショットを撮るには、気長にベストタイミングを待つことも大事。動物園や水族館を満喫しつつ、お気に入りの1枚を撮りに出かけましょう。
text:山勢永子
監修・photo:尾崎たまき
フリーカメラマン。水中写真をはじめ動物雑誌のカメラマンも担当。現在は、水俣や三陸、動物愛護センターをライフワークに追い続ける。
※当記事の情報は、編集部の取材に基づいた情報です。ご自身の責任においてご利用ください。