都会のオアシス!スイーツの街・自由が丘にたたずむ古民家カフェ
自由が丘といえばスイーツが集まる街。ケーキやマカロンを始めとする洋菓子のイメージが強いこの街に、日本庭園が美しい古民家カフェがあるとは、なんだか意外じゃないですか?その名も「古桑庵(こそうあん)」。古き良き日本の姿を残した都会のオアシスで、和スイーツをいただきながら気分をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
美しい日本庭園を思う存分眺めるぜいたく時間
一歩足を踏み入れると、都会とは思えないほど静かでなんだか懐かしい雰囲気。手入れの行き届いた松やもみじに出迎えられながら、石畳をゆっくりと歩いて庭園を楽しみます。
「古桑庵」の名付け親は、夏目漱石の長女・筆子さんの婿である小説家の松岡譲さん。現オーナーの祖父と親交があった松岡さんが桑の古材を集めて茶室を作ったことからその名が付いたといいます。
かつては大家族で暮らしていたそうですが、住人が減り、「家は風を通さないとだめになる」との考えからカフェとして開放するに至ったそうです。
取材時には、ちょうど緋桃(ひもも)の花が咲いていました。春には桃やぼけの花、秋には紅葉が色付く…というように、季節によってさまざまな表情を見せてくれるそう。何度通っても飽きそうにありませんね。
花より団子!?人気の和スイーツでお腹も大満足
景色を楽しんだあとは、和スイーツで舌鼓♪人気メニューはフルーツたっぷりの「あんみつ」(830円)と、「抹茶白玉ぜんざい」(930円)。
あんみつのフルーツは季節によって変わり、春はいちご、夏はメロンやすいかが楽しめるそう。黒蜜をたっぷりかけていただくと、北海道産小豆のほどよい甘さと甘酸っぱいフルーツがマッチしておいしい!下に隠れているエンドウ豆が食感の良いアクセントになっています。
新緑のように美しいグリーンが目をひく抹茶ぜんざいには、京都の宇治抹茶を使用。オーナー自らこだわりをもって吟味しているというだけあって、濃厚なのに甘過ぎない味わいです。
夏にはお店自慢のかき氷も期間限定で登場予定。真夏の自由が丘散策に疲れても、美しい庭を眺めながらキーンと冷えたかき氷を食べたら一気に疲れが吹き飛びそうですね。
何時間でもいられる!おばあちゃん家のような温もり
店内からの庭の眺めも、また格別。天気が良い日には、やわらかな日差しが降り注ぎ、思わず畳にゴロンと寝転びたくなるほどです。座る場所によって庭の見え方が異なるので、ぜひお気に入りの席を見つけてみて!
また、都会ではなかなか見られない古き良き時代を思わせる景観と、和スイーツを求めて、今では外国からのお客様も多いのだとか。「日本らしさを満喫できる場所」とのことで、とても喜ばれているそうです。
立派な日本庭園を眺めながら、のんびり和スイーツをいただける「古桑庵」。毎日忙しく頑張る自分へのご褒美に訪れてみるのも良いかもしれませんね。
Text:大西マリコ
- 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。