【北海道・洞爺湖】自然にふれる1泊2日のグランピング旅。五感で感じた記憶をノートに残そう【mini_minorの旅ノートレッスンvol.11】
仕事や日々のあれこれに追われ、なんとなく気持ちに余裕がない時、いつもの街を少し離れて、自然の中でゆっくり過ごしたくなることがあります。そこで向かったのは、札幌から車で約2時間、豊かな自然が広がる洞爺湖。湖のきらめきや風の感触、木々や虫の声に包まれながら、自然を身近に感じて過ごした1泊2日。そんな心ほどけるグランピング旅の魅力と、そこで感じたことをノートに残す楽しみをご紹介します。
札幌から洞爺湖へ。1泊2日のグランピング旅のはじまり
休日の朝、自宅のある札幌を出発。途中のスーパーに立ち寄り、夕食のBBQと翌朝の朝食用の食材を買い出します。野菜やお肉、パンなどを揃えたら、目的地の洞爺湖へ。
洞爺湖は北海道南西部に位置する周囲約43kmのカルデラ湖で、美しい自然や温泉が楽しめる、北海道を代表する観光地のひとつです。
そしてこの日宿泊したのは、洞爺湖の東側、壮瞥(そうべつ)町にある「奥洞爺倶楽部(おくとうやくらぶ)」。

湖畔からは少し離れていますが、小高い場所にあり、周囲を見渡す開放的なロケーションが魅力の宿です。
今回利用したのはコンテナタイプのお部屋。室内はコンパクトながら、エアコンやシャワー、電子レンジなど、滞在に必要な設備が使いやすく揃っています。

そして何より魅力的なのが、室内と同じくらいの広さがあるプライベートデッキ!
BBQコンロセットをレンタル4000円すれば、好きな食材を持ち込んで気軽にBBQが楽しめます。

夜も朝も、このデッキを自然のなかのリビングのように使って、風や木々の気配を感じながら過ごす時間がとても心地いい。庇が深いので、多少の雨でも外時間を続けられるのもうれしいポイントです。
荷物を置いたら、さっそく周辺を歩いてみることにしました。
夕方、湖畔さんぽ
宿から10分弱ほど歩き、木々に囲まれた洞爺湖の水際へやってきました。
この日は風がかなり強かったので、木々の葉が大きく揺れて、サワサワという音が絶えず耳に届きます。
午後の光を受けて表情を変える湖面も美しく、眺めているだけで気持ちがゆるんでいきます。「冷たいのかな」と思いながら、足元の水面に手を入れてみると、想像していたよりはかなり温め。でも、こうして実際にふれてみることで、眺めているだけではわからなかった感覚があることに改めて気づかされます。

湖畔の周りを歩いていると、小川のせせらぎや足元の草花など、普段なら見過ごしてしまいそうな小さなものにも、少しずつ目が向いていきます。
水の温もりにふれ、風の強さを肌で感じ、木々のざわめきや虫の声を聞く。
ふだん以上に五感をフルで使っていたように思うのですが、それが不思議と気持ちを緩ませ、少しずつ心がほどけていくような感覚になりました。

火を囲む夜と、静かな朝
散歩から戻る頃には、そろそろ日暮れ。というわけで、レンタルしたコンロをセットして、デッキで炭火BBQのスタートです。
この日のメインは、牛サガリとタン、サフォークラム肉に焼き野菜。
食材を炭火にのせた瞬間のジュワ~ッという音、炭のスモーキーで香ばしい匂い、じんわりと肌に伝わる火の熱まで、外で囲む食卓ならではの楽しさが広がります。

翌朝は、朝の空気を感じたくて少し早めに起きて外へ。すると、夜に聞こえていた鈴虫に代わって、今度は蝉の声があたり一面に響いていました。

目玉焼きやソーセージを焼き、地元のお気に入りのお店で買ったパンと一緒に簡単な朝ごはんを用意。いつものスーパーやパン屋で買った食材でも、外でひとつずつゆっくり準備して食べるだけで、少し特別に感じるから不思議です。
食後はコーヒーを淹れ、チェックアウトまでノートを開きながら、静かな朝時間を過ごしました。
出発の時間になり、名残惜しく宿をあとに。帰りは洞爺湖の周囲をぐるりと車で巡りながら、札幌へ戻ります。
途中、道の駅に立ち寄ったり、湖畔に点在するビュースポットで足を止めたりしながら、最後まで洞爺湖での時間を楽しみました。

五感で感じた旅の記憶を、ノートの中へ
帰宅後は、旅の記憶が鮮明なうちに今回の1泊2日の思い出をノートの中へ。
まずは、旅程やルートなどの基本情報をまとめます。

ルートは100円ショップの色紙をくり抜いて作った簡単な北海道の地図に、札幌から洞爺湖までの道のりを書き込んで仕上げ。
その傍らには、方眼紙に書いた時刻ごとの出来事をまとめた旅程欄を添えます。

泊まったコンテナタイプのお部屋そのものも印象的だったので、こちらも方眼紙を使って簡単な間取り図を描きました。
※間取り図の描き方は著書『myトラベルノート』で詳しく紹介しています。

それからグランピング旅の大きな楽しみのひとつ、食事の思い出も忘れずに。
今回はBBQで焼いた野菜やお肉、ビール、朝食のパンやコーヒーなどを、フレームの中にまとめて描き、左右に並べて配置。イラストが難しい場合は、プリントした写真を四角く切り抜いて貼ってもOKです。
そして最後に、頬をなでる風、水にふれたときの感触、炭火の熱や香り、夜と朝で変わる虫の声といった、夏の自然の中で過ごした時間の記憶もノートの中へ。
目に見える景色だけでなく、音や匂い、温度、手ざわりまで意識して書き留めておくと、そのときの空気まで思い出せます。

1泊2日という短い旅でしたが、振り返ると心に残っているのは、美しい湖の景色だけでなく、五感で受け取った小さな記憶の数々。そんな断片をひとつずつノートに残すことで、帰ってきたあとも旅の余韻をゆっくり味わうことができました。

今回のお出かけの取材協力先
■奥洞爺倶楽部(おくとうやくらぶ)
住所:北海道有珠郡壮瞥町仲洞爺51-2
TEL:0142–82– 9940
チェックイン:15時/アウト:10時
料金:1人8000円~(グランピングコンテナ1室4名利用時)
アクセス:道央自動車道伊達ICから車で約40分、JR洞爺駅からタクシーで約35分
営業期間:4月~11月末
Text&Photo:mini_minor
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。




