旧市街

ポーランドの穴場都市・ヴロツワフへ。1000体以上の「こびと」と出合える可愛い街のみどころ5選

るるぶ情報版(海外)編集部 海外旅行 泊まる 博物館 散歩 芸術
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket

「ポーランドのヴェネツィア」と称されるほど、美しい街並みが自慢のヴロツワフ(Wrocław)という街をご存じでしょうか? 日本から直行便でポーランドの首都ワルシャワまでは約14時間15分、ワルシャワから鉄道で3時間半~5時間ほどの場所にあります。パステルカラーの家々が立ち並ぶ景観はおとぎ話のようでもありますが、国境が何度も変わったことから多様な文化を混ざり合っているのも特徴です。街のあちこちには、1000体以上もの個性豊かな「こびと(Krasnale)」たちが隠れていて、まるで宝探しのような街歩きが楽しめます。そんなヴロツワフで絶対に外せない、とっておきの5つのスポットをご紹介します。

Summary

ヴロツワフってどんな街?

ヴロツワフ街並み

ポーランドの南西部に位置するヴロツワフは、美しい建築と、街の中心に川が流れていることから「ポーランドのヴェネツィア」とも称されています。かつて、国境が何度も変わった歴史的な背景を持ち、多様な人々が暮らす街には、ドイツ、ポーランドの文化が混ざり合い、ここだけの風景・文化が広がっています。歴史の重みを感じつつも、現在は活気あるヴロツワフの魅力とみどころをご紹介します。

旧市街広場と塩の広場

旧市街広場
旧市街広場

街の中心地「旧市街広場」は、可愛いらしいパステルカラーの家が並び、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだよう。これは中世から続く商人の家々で、広場の景観はどこを切り取っても絵になります。クリスマスのシーズンには、華やかなクリスマスマーケットが開催され、とても賑わうんだとか。

■旧市街広場
住所:Rynek,Wrocław

旧市庁舎
旧市庁舎

広場の中心にある旧市庁舎は、クラシカルな雰囲気でゴシック様式の建物。窓の様式は下からロマネスク、2階はゴシック、3階がルネサンス様式と階層ごとに異なります。建物の細部をよく観察すると、いろいろな発見があるかもしれません。

■旧市庁舎
住所:Rynek 50, 50-996 Wrocław

レストラン内に醸造タンクが並び、実際に作業している様子も眺めることができる
レストラン内に醸造タンクが並び、実際に作業している様子も眺めることができる

旧市街広場の一角、旧市庁舎の地下には1273年創業、ヨーロッパで最も歴史あるレストラン「ピヴニツァ・シュヴィドニツカ」が軒を連ねます。階段を降りた先には意外にもモダンな雰囲気の店内が広がります。

ビールテイスティング 54ズオティ
ビールテイスティング 54ズウォティ

ショパンやゲーテも通ったという名店で、当時の文化人たちに思いを馳せながら、この場所で醸造されたビールを片手にテイスティングを楽しむ時間は、至福のひととき。

じゃがいもがたっぷり入った自家製ピエロギ、サワークリームと一緒に。49ズオティ
じゃがいもがたっぷり入った自家製ピエロギ、サワークリームと一緒に。49ズウォティ

ポーランド名物であるピエロギなどの伝統料理を一通り食べることができるので、ぜひ訪れてみてください。

■ピヴニツァ・シュヴィドニツカ レストラン&醸造所
住所:Rynek Ratusz 1A, 50-106 Wrocław
TEL:538-508-864
営業時間:12~24時、11時~翌1時(金・土曜)、11~24時(日曜)
定休日:なし

塩の広場
塩の広場

旧市街広場の裏側にある「塩の広場」は、なんと365日24時間お花が買える、街一番の華やかなスポット。中世のころに、重要な塩を取り扱う広場として栄えた場所であったことが名前の由来と言われていて、伝統的に花屋が開かれ、理由は明確には分かっていないそう。旧市街よりは観光客も少なく静かな雰囲気を楽しむことができ、クリスマスには、ここでもクリスマスマーケットが開催されます。

■塩の広場
住所:Plac Solny, 50-438 Wrocław

街中に隠れた1000体以上のこびとたち

アイスクリーム店の前には、アイスクリームを頬張るこびとが
アイスクリーム店の前には、アイスクリームを頬張るこびとが

「ヴロツワフに行ったら、まずはこびとを探して!」と言われるほど、この街の象徴であるこびとの像。街中には1000体以上も隠れていて、どれ一つとして同じものはありません。実は彼ら、かつての社会主義時代に自由を求めた市民たちの「反骨精神」の象徴なのです。ペンキで消されても壁にこびとの絵を描き続けた、街の人々の皮肉とユーモアから始まりました。今では街のあちらこちらに点在するヴロツワフのみどころの一つのような存在です。

ピヴニツァ・シュヴィドニツカ レストラン&醸造所の入り口付近には、ビール片手に酔っぱらったこびと
ピヴニツァ・シュヴィドニツカ レストラン&醸造所の入り口付近には、ビール片手に酔っぱらったこびと

今もリアルタイムでこびとたちは増え続けていて、こびとの制作にはルールがあり、同じ素材でしか作成できないこと、既に作成されているモチーフと被るものの作成はNGなどです。こびとのいる場所にゆかりのあるモチーフのこびとになっているため、どんなモチーフなのか予想して当ててみるのも楽しいですよ。

公式アプリやマップを片手に歩けば、まるで宝探しのようなワクワク感! お気に入りのこびとを見つけて一緒に写真を撮るのもおすすめです。おみやげショップには可愛いグッズもたくさん揃っています。

百周年記念ホールと巨大噴水

百周年記念ホール
百周年記念ホール

ヴロツワフの近代建築の傑作としてユネスコ世界遺産にも登録されている「百周年記念ホール」。1911年から1913年にかけて、建築家マックス・ベルクによって建てられました。コンクリートをロープのように積み上げた独特の構造は、当時の技術では考えられないほど革新的でした。

ホール内観
ホール内観

ホールの中央には約6000人を収容できる広大な円形空間があり、高さ23mのドームの上には、鋼鉄とガラスでできたランタンが飾られています。かつての競馬場跡地に建つこの場所は、現在は多くのイベントで賑わう街の憩いの場になっているんだとか。

巨大噴水
巨大噴水

みどころのもう一つは、、ホール横にある巨大噴水です! 朝の清々しい風景も良いですが、昼や夜にもショーを行っており、まさに圧巻。水と光、そして音楽が織りなす幻想的な演出は、思わず時間を忘れて見入ってしまうほど。ショーの時間は、公式サイトで確認を。

■百周年記念ホール
住所:ul. Wystawowa 151-618 Wrocław
TEL:71-347-5151(チケット売り場)
営業時間:10~18時(冬季の11~3月は~17時)
定休日:月曜
料金:30ズウォティ(ホール内部の見学を含む料金)
※内部見学の可否は開催状況によるため、公式サイト等で要確認

■ヴロツワフ・マルチメディア噴水
住所:Wystawowa 1, 51-618 Wrocław
URL:https://halastulecia.pl/

ヴロツワフ大学博物館

ヴロツワフ大学
ヴロツワフ大学

「ヨーロッパで最も美しい講堂の一つ」と称される「レオポルディナ講堂」を要するヴロツワフ大学の本館。建物の外観はもちろん、重厚な扉も細部までこだわった装飾が施された圧巻の存在感。

1階 レオポルディナ講堂
1階 レオポルディナ講堂

大学本館の中に入るとこれほどまでに豪華絢爛なバロック空間が広がっていることに、きっと驚くはず。実際に学生が通っている大学の中ではありますが、ヴロツワフ大学本館の1階、レオポルディナ講堂や2階の音楽ホール、オラトリウム・マリアヌムなどには観光客も入ることができます。水曜日は見学不可なので、訪れる際は注意してくださいね。

2階 音楽ホール オラトリウム・マリアヌム
2階 音楽ホール オラトリウム・マリアヌム

天井を埋め尽くす見事なフレスコ画や、緻密な装飾はまさに芸術の域。かつてこの場所で多くの天才たちが学んでいたと思うと、その知的な雰囲気に背筋が伸びるような気がしますね。ヴロツワフ大学本館のレオポルディナ講堂、音楽ホール オラトリウム・マリアヌム、数学塔、展示室の4施設の中から何か所に入場するかでチケット料金が異なるため、チケット売り場で確認を。

■ヴロツワフ大学博物館
住所:Main Building of the University of, plac Uniwersytecki 1, 50-137 Wrocław
TEL:71-375-2891(オフィス)
営業時間:10~16時(チケットの購入は閉館30分前まで)
定休日:水曜、祝日、聖土曜日
料金:28ズウォティ(4施設全部)、26ズウォティ(3施設)、24ズウォティ(2施設)※入場料金は、訪れる施設数によって変わるため、現地で要確認

パノラマ ラツワヴィツカ民族博物館

パノラマ ラツワヴィツカ民族博物館
パノラマ ラツワヴィツカ民族博物館

圧倒的な迫力で迫り来る、巨大な円形の絵画「ラツワヴィツェのパノラマ」。その名画が収蔵されているラツワヴィツカ民族博物館は、独特な外観で街を歩いていると目に飛び込んでくるため、すぐに見つけられるはず。

パノラマ絵画
パノラマ絵画

パノラマ・ラツワヴィツカは、高さ15メートル、全長114メートルという巨大な円形絵画で、画家ヤン・スティカとヴォイチェフ・コサクを中心とする画家たちが共同制作したもの。1794年のラツワヴィツェの戦いを描いています。ポーランドの激動の歴史を象徴するこのパノラマは、ただ眺めるだけでなく、描かれた細部や当時の空気感に没入できる体験型のアート。作品の手前に草や藁が敷き詰められていて、どこからが作品か分からなくなってしまうような不思議な感覚を体感できます。

日本語の解説があるため、日本語でしっかりと歴史を理解することができるのも嬉しいポイントです。パノラマは30分毎の入れ替え入場のため、混雑する時間帯は先に予約しておくと安心。

■パノラマ ラツワヴィツカ民族博物館
住所:Jana Ewangelisty Purkyniego 11, 50-155 Wrocław
TEL:501-59-8832
営業時間:8時30分~19時(4月1日~10月31日)、冬季は営業時間も変更あり
定休日:月曜(冬季のみ)
料金:50ズウォティ

宿泊するなら旧市街にあるホテルへ

entre HOTEL
entre HOTEL

ポーランドを訪れる際の玄関口であるワルシャワから少し離れた場所にヴロツワフは位置しているため、訪れる際は1泊2日程度確保するのがおすすめです。宿泊は、旧市街から歩ける距離のエントレホテルなどはいかがでしょうか? レストランを併設したブティックホテルで観光にぴったりの立地です。

部屋の一例
部屋の一例

モダンな雰囲気の内装で快適な滞在を過ごすことができます。部屋数は多くないもののバスタブ付きや、シングル・ダブルなど利用シーンに合わせた部屋タイプを備えていることも特徴のひとつです。

■entre HOTEL
住所:Kiełbaśnicza 16-19 50-110 Wrocław Poland
TEL:71-782-5555
部屋数:72室
URL:https://entrehotel.pl/

可愛いらしい街並み・旧市街で「こびと探し」も楽しむことができるヴロツワフをポーランド旅行の目的地のひとつに、首都ワルシャワから足を延ばしてみるのはいかがでしょうか。街歩きが楽しいのはもちろん、冬に訪れるとクリスマスマーケットも楽しめますよ。

Text:るるぶ情報版編集部
Photo:升谷玲子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る
この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください